トリモノ帖

鳥に関するあらゆるコト。あらゆるモノ。

世界中の鳥好きさんに捧ぐ。
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ペンギンの憂鬱/アンドレイ・クルコフ (著), 沼野 恭子 (翻訳)

080706penguin.jpgこの本、ずーっと読みたいと思いつつ
未だ読んだ事がない本の一冊。

『憂鬱症のペンギンと一緒に暮らす売れない小説家』
というありえないシチュエーションに心ひかれる。

あののんきで無邪気な(に見える)ペンギンが
憂鬱症とは?そういえば奴ら(ペンギン)は、
水の中で泳ぐ時、決して目は笑っていないのだ。

あなどってはいけないのだ。

おそらくペンギンの憂鬱とは、主人公の憂鬱を
そのまま写し取ったものの象徴なのだろう。
それにしても表紙の愛らしさとは裏腹な、漂う憂鬱館と閉塞感に、
どうしようもなく惹かれる。
読後の感想は、追って載せる事に。(いつになるかは謎)    
  

ペーパーバック: 315ページ
出版社: 新潮社 (2004/9/29)
言語 日本語
ISBN-10: 4105900412
ISBN-13: 978-4105900410
発売日: 2004/9/29
商品の寸法: 18.6 x 13 x 3 cm
Amazonのおすすめ度:★★★★☆(4個半) (23件のカスタマーレビュー)
内容(「BOOK」データベースより)
恋人に去られた孤独なヴィクトルは、憂鬱症のペンギンと暮らす売れない小説家。
生活のために新聞の死亡記事を書く仕事を始めたが、そのうちまだ生きている
大物政治家や財界人や軍人たちの「追悼記事」をあらかじめ書いておく仕事を
頼まれ、やがてその大物たちが次々に死んでいく。
舞台はソ連崩壊後の新生国家ウクライナの首都キエフ。ヴィクトルの身辺にも
不穏な影がちらつく。そしてペンギンの運命は…。欧米各国で翻訳され絶大な
賞賛と人気を得た、不条理で物語にみちた長編小説。

内容(「MARC」データベースより)
憂鬱症のペンギン・ミーシャと暮らす売れない小説家ヴィクトル。
新聞の死亡記事を書く仕事をきっかけに次々起きる不可解な変死。
不条理な世界を描く新ロシア文学。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
クルコフ,アンドレイ
ウクライナのロシア語作家。1961年レニングラード(現サンクト・ペテルブルグ)
に生まれ、3歳のとき家族でキエフに移る。キエフ外国語大学卒業。
出版社勤務、オデッサでの兵役を経て、小説、シナリオ、児童書を書いていたが、
長らく日の目を見なかった。
クルコフの名を一躍有名にしたのが『ペンギンの憂鬱』(1996)である。
約20ヵ国語に訳され、国際的なベストセラーとなる。キエフ在住。
妻はイギリス人
(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

2008/08/24 Sun
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