トリモノ帖

鳥に関するあらゆるコト。あらゆるモノ。

世界中の鳥好きさんに捧ぐ。
<< 『展覧会の絵』より「卵の殻をつけた雛の踊り」 :: main :: 『カラスのパン屋さん』かこさとし >>

『がちょうのたんじょうび』新美南吉/黒井健



黒井健さんの絵がとっても素晴らしい!!
かわいくて、ずっと手元に置いておきたくなる本です。

鳥好きの私は、「がちょう」に惹かれて読んだのですが
とってもかわいくて、ほほえましいふたつのお話でした。


『がちょう』は、最後がちょっとかわいそうなんですが
それでも、そこに至るまでの、心やさしい動物たちの
ほのぼのさは伝わって、やさしい気持ちにさせてくれます。


『こぞうさん』は、とにかくかわいい!!
お話もとってもよいのですが、黒井健さんの絵がとってもいい!

子供のこぞうさんのかわいらしさはもちろん、檀家の人々は
大人なのに、なんとなくかわいらしく、味わいがあります。

また、その檀家の人たちのユーモアセンスのある、温かいこと!!
読み終わったときに、なんともふんわりと優しい気持ちになれること
うけあいです!!

どうぞ、南吉の心やさしい世界に触れてみてくださいませ☆


hiyoko_dagane_bn.gif

登録情報

単行本: 31ページ
出版社: にっけん教育出版社 (2005/02)
ISBN-10: 4434056093
ISBN-13: 978-4434056093
発売日: 2005/02
商品の寸法: 22.6 x 18.2 x 1.4 cm


商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)
がちょうの誕生日に、いたちを招くかどうか動物たちは悩みます。
何しろおならの名人なんですから。新美南吉のあたたかい心から
生まれたユーモアあふれる名作二編。

内容(「MARC」データベースより)
がちょうの誕生日パーティに、いたちを招くかどうか、動物たち
には悩ましいのです。何しろ、おならの名人なんですから…。
新美南吉のユーモアとペーソスにあふれる名作2編を収録。


著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

新美 南吉
1913年~1943年。愛知県生まれ。雑誌『赤い鳥』に「ごん狐」を
初め多くの童謡・童話を発表。他に少年小説、民話的メルヘン等
優れた創作活動を展開したが、二十九歳で早逝

黒井 健
1947年、新潟県生まれ。新潟大学教育学部美術科卒業。
学習研究社で絵本編集に携わったのち1973年よりフリーの作家活動
に入る。以降、絵本・童話のイラストレーションを中心に活躍
1983年にサンリオ美術賞を受賞

(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
edit

    このエントリーをはてなブックマークに追加