トリモノ帖

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大韓民国・台湾の国鳥・カササギ(世界の国鳥・10)

090511kasasagi1.jpg韓国・台湾の国鳥は
カササギだそうです。

カササギ(鵲)
学名:Pica pica
和名:カチガラス
  コウライガラス
英名:European Magpie
中国名:喜鵲
スズメ目カラス科カササギ属

日本では佐賀県や福岡県を中心に生息。
長崎県・熊本県・大分県、そしてなぜか北海道の一部地域でも少数が
生息しているのが確認されています。とっても狭い生息範囲でしたが
近年、徐々に生息域が広がっているそうです。

1923年(大正12年)3月7日、カササギ生息地一帯の市町村は
国の天然記念物に指定されましたが、カササギは朝鮮半島からの
外来種であると推定されています。(おそらく秀吉の朝鮮出兵の際に
持ち帰ったもの)また、佐賀県の県鳥。

雑食性で、なんでも口にすることから、異食症(ラテン語名「ピカ」)の
名前のもととなっています。

カササギは鳥類の中でも大きな脳を持っていて、哺乳類以外の動物で
唯一鏡を認識したと発表されています。

「カチカチ」と鳴くのが縁起がよいとされ「カチガラス」と呼ばれるようになりました。
朝鮮半島では、カササギを「까치(Kkachi、カチ)」と呼び
七夕伝説の織姫と彦星の間を取り持つ鳥として親しまれています。
大韓民国では首都のソウル特別市をはじめとする多くの都市が市の鳥にも
指定しています。まさに朝鮮半島を代表する鳥といえそうです。

大韓民国の花はムクゲ・台湾の花はウメ。

2009/05/11 Mon
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