トリモノ帖

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神話伝説の鳥図鑑・その3『セイレーン』

071018sirene1.jpgセイレーン (セイレン、Seiren)と言えば
その魅惑的な歌声で船乗りたちを惑わし
海の底へ引きずり込むという怪物。

どちらかというと「人魚」のイメージが
強いのだけど、それは後にイメージが
変化したもので、もともとは、上半身が
人間の女性で、下半身が鳥の姿をした
海の怪物とされていたそうです。

英語の「サイレン」の語源になっているのも興味深いところ。

画像:BC580-570ギリシャの置物
    
   
セイレーン (セイレン、Seiren)
・ギリシア神話などに登場する西洋の伝説上の生物。
・上半身が人間の女性で下半身が鳥の姿をしている海の怪物。
・英語=サイレン (Siren) (英語のサイレンの語源)

・海神ポルキュスの娘、または河神アケローオスの娘だとされる。
・3人姉妹(2人、4人のことも)で、それぞれハープ、笛、歌声を担当する。
・ホメーロスの『オデュッセイア』では、スキュラ、カリュブディスの棲む
 メッシナ海峡の近く、アンテモッサ島、に棲むとされている。
・元はペルセフォネに仕えるニンフで、
 1.ハデスにさらわれたペルセフォネを探すための羽根を求めた
 2.ペルセフォネを守りきれなかったことで、母親の怒りを買った
 3.アプロディテの怒りを買った
 いずれかの理由で怪鳥の姿に変えられてしまった、とも言われている。
・元々は女神として信仰されていた。

・ギリシャ神話には、彼女らに竪琴の名人が勝負を挑み、見事勝利、
 負けを悟った彼女らは海に身を投げたという話がある。

071018sirene2.jpg
なんとセイレーンのzippoがあった!
これが一番
セイレーンらしい画像かも。


2007/10/18 Thu
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