【絵本】『ぞうのババール』『おしゃべりなたまごやき』『おおきなおおきなねこ』『アンジェロ』
2010.06.16 Wednesday
『アンジェロ』デビッド マコーレイ・作・絵/千葉 茂・訳
コレも泣いてしまいます。
仕事だけに情熱を傾け、一筋にひたむきに生きてきた老人の
人生の最後に触れ合った、ハトとの物語。
ハト以外に看取られず、孤独に死んだことを
卑屈になど描いてはいません。
どう生きて、どう死んでいくか。
何が不幸で、何が幸せか。
それは人それぞれ。
『海の上のピアニスト』や『ガタカ』で感じたことに、通ずるものがあります。
2010.06.16 Wednesday
『おおきなおおきなねこ』せなけいこ・作・絵
せなけいこさんといえば、独特の貼り絵で
おばけシリーズを描いたものが有名ですが
このお話も、ちょっと怖そうな感じではじまります。
んでも、賢いおばあさんは、カッパをやりこめてしまいます。
おおきなおおきなねこ、というのが、なんともかわいい!!
2010.06.16 Wednesday
『おしゃべりなたまごやき』寺村 輝夫・作/長 新太・絵
大好きな絵本。
王様がお茶目で、かわいいったらないのです。
実際には、王様は国の一番偉い人、いろいろ難しいことを
決めているはずなのに、童話の中の王様って、大抵のんき。
この王様も、そんな感じです。
王様の悩みが、たまごやきくらいしかないのでは??
そんなのどかな、のんびりとしたお話。
オチも楽しい!!
鳥好きな私には、たくさんの鶏が登場するシーンに
萌えてしまうのでしたww
2010.06.16 Wednesday
『ぞうのババール』ジャン・ド・ブリュノフ・作・絵/やがわ すみこ・訳
私は高校時代、オリーブ少女を自負していたんですが
オリーブを通じて知った絵本がたくさんあります。
(実際、オリーブという雑誌ほど、自分に深い影響を与えた
ものすごい雑誌はなかったです)
(だから、パレットクラブで、オリーブのデザイナーだった
某先生にお目にかかれた上に、銀座で一緒におそばを
食べることができたのは、卒倒しそうな幸福でした)
タンタンとともに、このぞうのババールは、おしゃれで
かわいくて、大好きだったキャラクター。
なんと、フランス語版を持っているのにもかかわらず
もちろん、読めないので、どんなお話かは、全く知らず。
今回まとめて何冊か読んでみました。
アマゾンのレビューには、ぞうをアフリカの原住民
おばあさんを、欧米の文明社会を表しているから嫌い
というものもあったりして、なるほど、と思いましたが
それでもこの本を読んで、子供に害になると言うことは
ないと思うんです。
銃で像をとらえに来た人間を見て、自然と人間の共存を
強く願う子供になってくれるのでは、と思ったのでした。