同じく5/7(金)、横浜高島屋で開催されている「足立美術館の魅力展」を見に行ってきた。行く前には、割と入念に下調べをするのであるが、ここに関しては、ちょっとすっぽり抜け落ちていて、どういうわけか「足立区にある美術館」だと思っていた。
・・・すみません。島根県にある美術館で、すごい場所なのだということを、初めて知りました(^^ゞポリポリ。。。何がすごいかと言うと・・・なにしろ、昨年、米国の日本庭園専門誌「Journal of Japanese Gardening」で、二条城や竜安寺などの、歴史ある有名庭園を押さえて、庭園日本一に選ばれたそうなのだ。
この足立美術館は、島根県出身の実業家・足立全康氏が1970年に建てた美術館である。当然、庭園もまだ新しいものである。しかし、その手入れの行き届いた美しさは、日本一にふさわしい素晴らしさなのだろう。ぜひいつか、訪れてみたいものである。
展示されていた絵のほうも、もう本当に素晴らしかった。こちらは、横山大観のコレクションが有名らしいのだが、この展示会にも、多数展示されていた。また、女優の朝丘雪路さんの父である伊東深水の絵も何点か展示され、その中には、雪路さんも登場している。
わたしが気に入ったのは、榊原紫峰の絵。この人のは、もうタッチの全部が好きだと思った。あとは、竹内栖鳳もいい。川合玉堂もやはりいい。
また、日本画の新しい才能を発掘すべく設けられた「足立美術館賞」受賞作が二点
展示されていたが、どちらも和の中に洋の要素も取り入れた、今の時代ならではの作品と言うことで、素晴らしいものだった。特に、第8回受賞作「うたたね」の色彩の美しさに目を奪われた。
会期・5/17(月)まで。「足立美術館」HP