大好きな大好きなワイエスが亡くなったと言うNewsが。
展示会場で見たVideoの中で孫娘にインタビューされる
ワイエスは、91歳とは思えぬお元気さでしたが。
昨年も展示を見に行ったすぐあとに、ターシャ・テューダーが
亡くなってしまいましたが、画家のワイエスと絵本画家のターシャ
画風は違えども、ニューイングランドの素朴な風景を愛した
という点において、現代人の忘れてしまった大切なモノを
思い出させてくれる存在だったように思います。
大往生と言うことですが、それでも寂しい想いでいっぱいです。
ご冥福をお祈り致します。
東京での展示は残念ながら12月で終わってしまいましたが
現在愛知県美術館(ワタシがワイエスと出逢った思い出の場所)
で展示の最中。その後、福島県を巡回します。
お近くの方もそうでない方もぜひ見に行ってみて下さいませ。
2009年1月4日(日)−3月8日(日) 愛知県美術館
2009年3月17日(火)−5月10日(日) 福島県立美術館
愛知県美術館HPより
2009/1/17→[お知らせ] 現在企画展を開催中の画家
アンドリュー・ワイエス氏が、1月16日朝(現地)
アメリカ・ペンシルヴェニア州の自宅で逝去されました。
91歳でした。謹んで哀悼の意を表しますと共に
ご冥福をお祈りいたします。
福島県立美術館HPより
アンドリュー・ワイエスについて
1917年7月12日、アメリカ、ペンシルヴェニア州
チャッズ・フォードに生まれました。イラストレーター
画家として活躍していた父の手ほどきを受け
絵を描き始めます。最初水彩画家として注目を集めますが
21歳の時、義兄に古典的な絵画技法であるテンペラを
学ぶことで、さらに表現の幅を広げていきました。
22歳になって間もないワイエスは、夏の家のあるメイン州で
後に妻となるベッツィにオルソン姉弟を紹介されます。
その後約30年間二人の生活を静かに見つめながら
オルソン・シリーズとして知られるようになる作品群を
生み出すことになります。とりわけ、姉を描いた
《クリスティーナの世界》(1948年)はワイエスの代表作として
有名です。ワイエスの作品の二つの舞台であったメイン州と
故郷であるペンシルヴェニア州。そこに暮らす隣人たち
彼らを取り巻く風景という何気ない日常がワイエスの作品の
土台になっているのです。
2006年、フィラデルフィア美術館で開催された大回顧展
「アンドリュー・ワイエス メモリー&マジック」は
ワイエス研究に大きな成果をもたらしました。
日本での人気も高く、1974年初の回顧展以降、1995年
テンペラの代表作を中心にした日米共同の展覧会など
度々展覧会が開催されています。
2009年1月16日、チャッズ・フォードで亡くなりました。
91歳でした。
米画家アンドリュー・ワイエスさん死去 91歳
(asahi.com - 2009年1月17日1時11分)
田舎の風景や孤独な人物を主題にした写実的な画風で
知られる米国の画家アンドリュー・ワイエスさんが16日
米ペンシルベニア州フィラデルフィア郊外の自宅で死去した。
91歳だった。AP通信が報じた。
詩情あふれる水彩やテンペラ画でアメリカン・リアリズムの
代表的画家となった。代表作には、草原をはう女性の後ろ姿を
描いた「クリスティーナの世界」(48年)や、70年から
15年にわたって一人の女性を描き続けた「ヘルガ」シリーズ
などがある。
ペンシルベニア州生まれ。画家の父を持ち、9歳で水彩画を始めた。
07年には、ブッシュ大統領から芸術勲章を授与された。
日本でも人気が高く、70年代から何度も展覧会が開催され
現在も個展が国内を巡回している。