トリモノ帖

鳥に関するあらゆるコト。あらゆるモノ。

世界中の鳥好きさんに捧ぐ。
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パッチワークパターンその1『グレーグース』

081012patch_gray_goose2.jpg歴史あるハンドクラフトである
パッチワークキルト。

日本で言えばさしずめ刺し子などが
それに当たるのでしょうが、古くなった布も
捨てずにつなぎ合わせてステッチ(キルト)を
入れる事で丈夫にし、機能性も高め、柄合わせや
美しいキルトで装飾面でも楽しまれるように
なって行きました。

それがやがてクラフトとして定着し
今やアート作品と呼べるものまで登場。

そのパッチワークには数えきれないほどのパターンがあるわけですが
動物をテーマにしたものでは、鳥が圧倒的に多いのだそうです。
なかでもがちょうは大人気。
昔はがちょうはどの家でも飼われ、肉は食卓へ、羽根はフェザーベッドへと
人々のしあわせに貢献していたからです。そのがちょうの冥福を祈って
キルトのパターンが生まれたのだそう。

鳥は幾何学模様の三角形であらわされます。

この「グレーグース(Gray Goose)」のパターンには
「悪魔のつめ(Devil's Claws)」「ダブルZ(Double Z)」
「茶色のがちょう(Brown Goose)」の別名があります。

081012patch_gray_goose1.jpg上のは実際に布をつなぎ合わせたら
こんな雰囲気かな、という図で
このパターンは4格子(four grid)の
もので、こんな風に4×4の方眼の中で
パターンができ上がっています。

それにしてもマザーグースといい
パッチワークといい、がちょうが多く
取り上げられているわけがわかりましたが
がちょうにとってには災難でしかないですね。


2008/10/12 Sun
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