ひよこパフェ

2023〜2024年の記録

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プロと名乗れる条件

231119_tamagorou1.jpg(2023/11/19)
先日朝から電話があった。2016年よりわたしのひよこキャラを使ってくださっている、福岡県のお醤油屋さん・奥村醤油醸造場さんから。2年おきのこの時期になると必ず電話があり「振り込みますが、いつもの金額でいいですか?」と律儀に確認してくださる。
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#ライターになった流れ

ライター講座でなぜかイラストの仕事をもらう

イラストレーターとして10年経つ。FBで繋がる出版関係者から「本を書かないか」と言われる

取材して文章を書いた本を出版

本を読んだ媒体の担当者から仕事が来るようになる

ライター仕事量がイラスト仕事量を上回る


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宮田が武将隊の信長さまに遭遇、背後からお声がけされたそう。信長さま「今日は一人か?」と。たまにはそんな日も。お会いできず残念!


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【長文・毒注意】
Web媒体のライターは写真までお願いされることも結構多い。わたしも金額が写真込みなら自分で撮影する。

でも絶対に自分がカメラマンだとは名乗らない。文章のついでに撮影までできますよ、とは言えても、写真単体で仕事を受けることはできないからだ。そしてその職業を名乗るときは、「単体で受けられるときに限る」と考えている。

写真込みの文章仕事であれば、そこまでの精度は求められないし、多少下手でも許される(と思う)。でも、写真単体の仕事には「プロの仕事」が当然求められる。
わたしは一時期写真メイン+文章の仕事をしていたことがあって、そのときにプロの写真の撮り方、厳しさを身をもって知った。その頃の自分の記事を見ると恥ずかしくて死にたくなる。

そして常にプロのカメラマンがそばにいて、撮影前から納品まで、ものすごい精度で仕事をこなすのを目の当たりにしている。

今はわたし自身の「目」だけはプロの目になっているのだ(と宮田によく言われる「ひよこちゃん、写真に厳しくなったね」と)。つまり、平衡が取れていなかったりピントがヘンな位置にあったりといった「下手な写真」に気づいてしまう。

でも、その「目」ができていない人は、堂々と下手な写真を載せてしまえるのだよね・・・そして文章込みでも「写真の仕事」をしたからと「カメラマン」と名乗ってしまう。

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イラストも、SNSに載せている絵があまりに下手で、でも堂々と「お仕事できます」とか書いている人がいて驚く。おそらく、プロのイラストレーターと交流がないのだろう。

東京に住んでいると、イラストレーターの横のつながりは相当幅広く、毎週友人の展示に足を運ぶような生活をみんなしている。おのずと見る目は磨かれる。

イラストも、デザイン込みで頼まれることはよくある。なぜか、イラストレーターがデザインまでできると勘違いしている人が多いからだ。

イラストレーターの友人で、デザインまで引き受ける人はたまにいるけれど、デザイナーと名乗っているのを見たことはない。やっぱり周りのデザイナーさんに恐れ多くて名乗れないのだと思う。

やっぱり「それ一本」でちゃんと学んでスキルアップし続けている人に、片手間でやっている人間は太刀打ちできない、と思うのよ。

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さて、自分は今ライター・イラストレーター・漫画家と名乗っているわけだけど、それはどうなのか。実はけっこう悩んでいた。

結論を言えば、わたしはどれも単体で仕事として受けられる程度の力はあると思うので、名乗るのはOKだと考えている。ただ、どれをメインに据えるかは悩む。特に、営業する際の優先順位をどうすべきかは結構シビアだ。

悩んだ結果、自分はイラストより文章に向いていると感じて、この夏ごろまでは、イラストをゆるゆると廃業して行こうと考えていた。絵本は続けるけど、絵はナシで作だけでもいいかなと。

しかし、これは自分的には「あるある」なのだけど、イラストを辞めようと思うと、仕事が来るのだよ。過去にも全然仕事が来ないので派遣で働きはじめるとドカッと来たりね。

それに気づいたことがある。今はイラストだけで仕事を得なくてもいいので、得意な食べ物イラストだけを前面に出して行けばいいのだ。そう考えたら、すごく気が楽になった。

でもホント、「プロ」として創作を続けていくことは本当に厳しい。依頼をしてもらえるために、もっともっとスキルアップせねばと思うのだ。
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