桜色の名古屋と、レアンドロ・エルリッヒ展:見ることのリアル

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2018.04.07 Saturday
冷蔵庫のあり合わせでお弁当作って来てみたら、八重桜が満開。寒いけど(笑)。桜を撮影してるおじさんに微笑みかけたら、どうやら中国人らしく、何故か私たちを撮影して、ほら、と見せて、笑顔で去っていった。周りの人に、日本の若いカップルって紹介してくれてるといいなぁ。。。(という発想が、すでに若くない)

八重桜も色々あってどれもカワイイ。真ん中と上のはサトザクラ。あとは不明(笑)


                  


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180321_MG_9736s.jpg2018.03.21 Wednesday
森美術館に、「レアンドロ・エルリッヒ展:見ることのリアル」を見に行きました。
気付けば4/1に終了してしまってました。感想が遅くて失礼。(誰も待ってないか(笑))
普通、美術館と言えば、写真撮影不可が多いですが、この展示は写真撮影OKでした。

インスタ映えする写真を求める人たちと、ただ美術展が盛況でありさえすればいいという美術館側の要望がマッチングした、現代らしい展示なのでしょうね。だけど、そこに、エルリッヒ氏の意向を読み取ろうとする人が、どれほどいるのでしょうか。アートとはそれでいいのでしょうか。

この展示がたとえば、東京都現代美術館で行われていたら、まったく違ったものになったのだろうなぁ。そう思うと、残念な気持ちになるのを禁じ得ないのでした。展示内容自体は面白かったですが、私もついつい写真を撮るうちに、思考停止していました。あかんです。
レアンドロ・エルリッヒは、国際的に活躍するアルゼンチン出身の現代アーティストで、日本では金沢21世紀美術館に恒久設置された《スイミング・プール》の作家としても知られています。
大型のインスタレーションから映像まで、エルリッヒの作品は視覚的な錯覚や音の効果を用いて、わたしたちの常識に揺さぶりをかけます。一見どこにでもある見慣れた風景ですが、よく見ると、水がないのに舟が浮かんでいたり、人々がさまざまなポーズで壁に張り付いていたりと、その異様な光景に観客は驚きと違和感を覚えることでしょう。自分が見ていることは果たして現実なのか、という疑いを抱くとともに、いかに無意識のうちに習慣にとらわれて物事を見ているか、という事実に気付くのです。
本展は、エルリッヒの四半世紀にわたる活動の全容を紹介する、世界でも過去最大規模の個展です。新作を含む44点の作品を紹介し、その8割が日本初公開となります。作品を通してわたしたちは、見るという行為の曖昧さを自覚し、惰性や習慣、既成概念や常識などを取り払い、曇りのない目で物事を「見る」ことで、新しい世界が立ち現われてくることを、身をもって体験することになるでしょう。

レアンドロ・エルリッヒ展:見ることのリアル
会期 2017.11.18(土)〜 2018.4.1(日) 会期中無休
開館時間 10:00〜22:00(最終入館 21:30)※火曜日のみ17:00まで(最終入館 16:30)
※開館時間延長:3.24(土)、3.25(日)、3.31(土)、4.1(日)は9:00〜22:00
会場 森美術館(六本木ヒルズ森タワー53階)
料金 一般  1,800円
学生(高校・大学生)1,200円
子供(4歳〜中学生)600円
シニア(65歳以上)1,500円
お問い合わせ 03-5777-8600(ハローダイヤル)
主催 森美術館
後援 アルゼンチン共和国大使館
協賛 株式会社大林組 トヨタ自動車株式会社 株式会社コーエーテクモホールディングス TRUNK(HOTEL)
制作協力 YKK AP株式会社
協力 シャンパーニュ ポメリー
企画 椿 玲子(森美術館キュレーター)
来場者61万人突破!「レアンドロ・エルリッヒ展」閉幕
2018.4.4(水)

「レアンドロ・エルリッヒ展:見ることのリアル」は、135日間の入館者数が61万4,411人(※)となり、4月1日(日)、盛況のうちに閉幕しました。
本記録は森美術館開館記念展「ハピネス」に次ぐ歴代2位となります。

本展は全作品撮影をすることができる「インスタ映えする展覧会」として、来場者が展覧会で撮った写真や動画などがSNS上で拡散され話題となりました。さらにテレビなど多くのメディアでも紹介され、若者からファミリー層やシニア層まで、老若男女を問わず幅広い方にご来場いただきました。
ご来館くださった皆様、ありがとうございました。
                  


お会いできないまま、お菓子だけ受け取ると、本当に申し訳ない気持ちになりまする。会期もあと少し。
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◇見に行きたい展覧会メモ◇ →展覧会記録■

◆東京◆
PALETTECLUB特別企画 原田治のイラストレーション展
2018年4月7日(土)〜5月20日(日) パレットクラブ・スクール
http://www.osamugoods.com/news/180320.html

没後50年 藤田嗣治 本のしごと ─ 文字を装う絵の世界 ─ Léonard Foujita Private on Works
2018年4月14日(土)〜6月10日(日)目黒区美術館
http://mmat.jp/exhibition/archives/ex180414

「猫都(ニャンと)の国宝展 〜猫の都の国宝アート〜」
2018年3月29日(木) - 5月13日(日) 目黒雅叙園・東京都指定有形文化財「百段階段」
http://www.hotelgajoen-tokyo.com/event/nyanto

アール・デコ・リヴァイヴァル!鹿島茂コレクション フランス絵本の世界
2018年3月21日(水)〜6月12日(火) 東京都庭園美術館
http://www.teien-art-museum.ne.jp/exhibition/180321-0612_frenchpicturebooks.html

◆名古屋◆
クエイ兄弟 ファントム・ミュージアム
2018年4月7日(土)- 2018年5月20日(日)岡崎市美術博物館
http://www.city.okazaki.lg.jp/museum/exhibition/openexhibition/p022419.html

ぼくと わたしと みんなの tupera tupera 絵本の世界展
2018年3月17日(土)〜6月10日(日) 三重県立美術館
http://www.bunka.pref.mie.lg.jp/art-museum/000211092.htm

サヴィニャック パリにかけたポスターの魔法
2018年6月30日(土)〜2018年9月2日(日) 三重県立美術館


◆大阪◆
ニューヨークが生んだ伝説 写真家 ソール・ライター展
2018年4月7日(土)〜5月20日(日)伊丹市立美術館
http://artmuseum-itami.jp/jp/wp-content/uploads/2018/02/2018slitami_press.pdf

兵庫県政150周年記念事業/開館5周年記念展 横尾忠則の冥土旅行
2018年2月24日(土)-5月6日(日)横尾忠則現代美術館
http://www.ytmoca.jp/exhibitions/2018/02/nextworld.html

KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭2018アソシエイテッド・プログラム
蜷川実花写真展 UTAGE 京都花街の夢 KYOTO DREAMS of KAGAI
2018.4.14 SAT 〜5.13 SUN 美術館「えき」KYOTO
http://kyoto.wjr-isetan.co.jp/museum/exhibition_1805.html

ダイアン・クライスコレクション アンティーク・レース展
2018年5月18日(金)〜2018年6月3日(日) 美術館「えき」KYOTO
https://www.walkerplus.com/event/ar0726e217515/


                  


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