ここ数年、日本人全体のエンゲル係数が
上がってるそうで、多分、多少お金出してでも
安全なモノを食べたいと言う人が増えたんだと思う。
東北の震災までは確かにあった安全神話が崩れて
日本人の意識が変わったのだよね。
身体にも心にも、優しい生活がしたいものだ。
ストレスの多い仕事や人間関係は、できるだけ
避けたいと思う今日この頃。
ただ仕事を与えられるのを待つだけじゃなくて
自分から作り出して行かなくちゃね。
そんなわけで、ガシガシ企画の構成案を制作中。
年末の展示作品も、デザイナーさんと一緒に
随意制作中。
大きな仕事を得るには、それなりの活動が必要。
やりたい仕事の方向さえブレなければ、大きな仕事でなくても、好きな仕事ができれば、それでいいんだけどさ。
それでも、好きな作家の表紙とか、巨大なポスターとかディスプレイとか、イラストレーターを名乗るからには
一度はやってみたいものなのだ。
2018.09.27 Thursday 「若くして結婚した方が「良い結婚相手に出会える」という幻想。」
Cakesを読み始めて、恐らく3年くらいが経とうとしている。
最初にはまったのは、あの家入さんの元奥さん、紫原明子さんの文章。
この人文才あるわ!と、読めば読むほどホレボレ、感嘆しつつ
読み入ったものだった。
それと同じくらい文体が好きなのは、人気Barのバーテンダーの立場で
書かれる人気コラム「ワイングラスの向こう側」の林伸次さんの文章。
この林さんの文体、私のようにはまってしまう人が少なくないようだ。
林さんのコラムは、恋愛指南やビジネスについて書かれていて
どれも「そうそう」と膝をたたいて読むことが多いのだけど、どうにも違和感があったのが、この文章。
ワイングラスのむこう側/林伸次 「女性にまつわるちょっと言いづらい話」
(恐らく会員登録をしていないと最後までは読めないので、ネタバレになりますが、林さん、フェル先生、
Cakes編集部のみなさん、これを読まれる方はそんなに多くはないので、何卒ご容赦くださいませ。)
この中に林さんはふたつのことを書かれていて、そのひとつが
「結婚相手を選べる若いうちに、できるだけ良い相手を選んで結婚する」
ということなんだけど、それには違和感があった。
そもそも「良い結婚相手」って何だ?
容姿が優れていること・・・ではないわな。
じゃあ、お金持ちであること?性格がいいこと?
それでは、お金を持っていて、性格の良い人と結婚すれば、人は絶対に幸せになれるのか?
答えは残念ながら、No,である。
結婚して幸せを感じるには、その人自体の資質とか、経験値も多分に必要だからだ。
たとえどんな素晴らしい結婚相手であったとしても、それを感じ取れる感受性が受け取る側に備わっていなければ
「もっと良い人がいたかもしれない。早まったかもしれない」
と感じて、無いものねだりをし続けてしまうのだ。
その相手が「素晴らしい人だった」と感じるのは、自分自身が経験を積んで、今の自分だからこそ分かる結果なのだ。
それともうひとつ、その結婚を幸せと感じるかどうかは、「相性」というものもある。
ある人に取って素晴らしい人が、別の人にとっても素晴らしいとは限らない。
つまり、自分が満足できるかどうか、ということが一番肝心ということだ。
ではどうしたら満足できるのか?
はっきり言えば、完璧な人などあり得ない。
どんな人と結婚しても、ある程度の妥協が必要だというのが、二度結婚してみて実感として感じること。
満足するということは、自分の許容範囲を決めるということ。
ここさえクリア出来ていれば、あとの多少の欠点は目をつぶることができるかどうかなのだ。
私たちは買い物する時にも同じような取捨選択をしている。
これだけの機能が備わっているなら、高くても満足だとか、どんなに安くてもデザインがイマイチだと
使う気がしないなど、人によって満足できる判断材料も境界線も違う。
結婚も同じなのである。
満足するためには、「自分に取って何が一番必要か」が、はっきり分かっている必要があるのだ。
買い物だってそうだろう。
もう絶対にこのブランドのこの柄のこの色のバッグが欲しい!など、欲しいもののイメージが具体的に決まってるほど
手に入った時の満足度は高いし、他の小さな欠点など気にならない。
若い時には自分の好みが明確では無く、いろいろ失敗したりして、自分の好きなものや、求めるもの、譲れないものが
わかっていくのだ。恋愛で失敗することも、無駄ではないのだ。
幸せな結婚とは、こういうことだと思う。
「この人には代わりはいない」と心から思えるような「かけがえのない相手」と結婚することだ。
だから、若くても自分の価値観がはっきりしていて、そういう相手を選べる人だったり
それほどこだわりなく結婚しても、結婚後に絆が深まったり、そもそも、すべてにこだわりが少なく
そこそこの幸せで妥協できる人だったりするなら、問題はないのである。
でも、行きついた最後に「やっぱり最初の彼が良かった」と思うような人は、最初の彼と結婚していたとしても
「本当にこれで良かったのか」と思う可能性が高い。過去は美化しがちだし、隣の芝生は青いんである。
それを確信したのが、今回のフェル先生の人生相談。
年をとって自分の市場価値が上がる前に、いちばん条件のいい相手と結婚したものの。。。という悩みである。
フェル先生のさわやか人生相談/フェルディナント・ヤマグチ
「若くてモテる、港区女子の私が結婚してあげたのに…【299回】」
時間が経つと、フェル先生の回答は読めないけど、質問だけでも、私の言わんとすることは伝わると思う。
これを読むと、幸せを感じるには、受け取る側の感受性って大事だなーというのがわかるし
お金があって、相手の性格が悪くなくても、幸せになれるとは限らないことがわかる。
でもきっと、この女性が結婚せず、40歳くらいまで独身だったら、若い人に
「市場価値の高いうちに結婚しておいた方がいいわよ」って助言するに違いないのだ。
#恋愛 #婚活 #結婚
9/17(月)〜9/19(水)
一年半くらい歩数計つけて歩いてるけど、目標が無いとなかなか歩かないので、こんなのに申し込んでみた。
名古屋市がFBでバンバン宣伝する時代なんやね・・・
2015年10月発売の実話エッセイ。アトピーって痒いだけの病気じゃないんです。
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◇見に行きたい展覧会メモ◇ →展覧会記録■
◆東京◆
マルセル・デュシャンと日本美術
10月2日(火)〜12月9日(日)東京国立博物館
(仮)集英社デビュー50周年記念 一条ゆかり 展
9月29日(土)〜12月24日(月・祝)弥生美術館
アジアにめざめたら:アートが変わる、世界が変わる 1960-1990年代
10月10日(水)〜12月24日(月・祝)東京国立近代美術館
ブルーノ・ムナーリ こどもの心をもちつづけるということ(役に立たない機械をつくった男)
2018年11月17日(土)〜2019年1月27日(土) 世田谷美術館
◆名古屋◆
増田セバスチャン×クロード・モネ "Point-Rhythm World 2018 -モネの小宇宙-"
ルドンひらかれた夢 幻想の世紀末から現代へ
2018年7月22日(日)〜 12月2日(日)会期中無休 ポーラ美術館
http://polamuseum.or.jp/point-rhythm-world/
http://www.polamuseum.or.jp/sp/odilon_redon/
開館25周年記念 特別展 2018イタリア・ボローニャ国際絵本原画展
2018年9月29日(土)〜10月28 日(日)四日市市立博物館
長くつ下のピッピの世界展 〜リンドグレーンが描く北欧の暮らしと子どもたち〜
2019年4月27日(土)〜6月16日(日)松坂屋美術館
◆大阪◆
「没後50年 藤田嗣治展」
Foujita: A Retrospective ― Commemorating the 50th Anniversary of his Death
2018年10月19日(金)〜12月16日(日) 京都国立近代美術館(岡崎公園内)
http://foujita2018.jp/
http://www.e-tix.jp/foujita2018/kyoto/
生誕100年 いわさきちひろ、絵描きです。
2018年11月16日(金)〜12月25日(火)美術館「えき」KYOTO
荒木飛呂彦原画展 JOJO ―冒険の波紋―
2018年11月25日(日)〜2019年1月14日(月)大阪文化館・天保山(海遊館となり)
http://jojoex-2018.com/
特別展「ブラティスラヴァ世界絵本原画展 BIBで出会う絵本のいま」
10月6日(土)〜12月2日(日)奈良県立美術館
MOE40th Anniversary 島田ゆか・酒井駒子・ヒグチユウコ・ヨシタケシンスケ・なかやみわ5人展
2018年12月19日(水)〜2019年1月7日(月)[予定]阪急うめだ本店