4月19日(火)開花。2001年秋に植付け。
球根植物には、いろいろなものがあります。
このチューリップをはじめ、スイセンや、先日のアネモネ、
水栽培で知られるヒヤシンス(もちろん土に植えることもできます)
ユリなどが代表的かな。
でも、性質は様々。
スイセンのように、植えっぱなしでも、毎年咲くものもあるのですが、
チューリップは、毎年掘り上げなくてはいけません。
それはどうしてかといえば、土の中にある病原菌に侵されて
翌年は美しい花を咲かせることができないのです。
「連作障害」と呼ばれるもので、翌年植えるときには、
昨年とは違う場所に植えなくてはいけません。
それはもう、ガーデナーの間では常識だったのですが、その常識を
覆す記事を読んだのは、2001年秋でした。
チューリップを植えつけるときには、地植えでも球根2つぶん、
鉢植えにいたっては、球根の先がようやく隠れるくらいに
植え込むように、と園芸書には書かれています。
しかし、その記事によると、30センチまで深く掘って植えると
病気になることなく、毎年元気な花を咲かせると言うのです。
目からうろこです。これは試してみる価値がある、と
思いましたが、やってみてちょっと後悔しました、
だって、ひとくちに30センチと言うけど、なにしろ、
毎年100球もの球根を植えるのですから、チューリップを
植えようとする花壇の面積は結構広いのです。
それを全部30センチの深さに掘るのは、かなりな労力でした。
でも頑張った・・・
ご覧ください♪
苦労の甲斐あって、どんどん元気に咲いてくれましたよ〜♪
2002年4月9日(火)の庭。ちょうど3年前ですね。
早咲きのチューリップが満開の庭です。
左手前がアプリコットビューティー。
右が手前からドリーミングメイドとピンクインプレッション。
間に見える赤いのは、スモークツリーの新葉です。
遠くに見えるのはスイートハートとリブレット。
右手、アーチ横の赤い花は、チェリーセージです。
この前の秋(2001年)に植えた球根が、数こそ減ったものの
また今年も花を咲かせてくれたのです。
なんてうれしいことでしょう♪
ちなみに、左のアプリコットビューティーは消えてしまったので
先日載せたのは、別の球根を昨年植えたものです。
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チューリップと言えば、日本では、新潟の砺波をはじめとする
日本海側に産地が多いのですが、それは、日本海側の地中に
チューリップに有害な病原菌がない(少ない?)からなのだそうです。
だから、太平洋側と違って、日本海側では、連作障害が
起こりにくいと言われています。