『フィンランド・デザイン展』(愛知県美術館)

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わかっていたことだけど、行った途端にうっかり北欧ブームな私である。
割とレリーフやレースなどでゴテッとデコッたものが好きなほうだけど、シンプルな機能美にしびれた。
華美な装飾なんていらない。

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写真撮影:宮田雄平

デザインの展示を見て、そこから、幸福に暮らすこと、素敵に暮らすってことはどういうことなのだろうと思った。

公式サイトに連載されている ムーミン研究家・森下圭子さんのフィンランド便りというエッセイが素晴らしく
モノづくりというものの原点と人の幸福について考えさせられる。
フィンランド語では「デザイン=物を作る」という意味だということが展覧会では繰り返し出てきたし
デザインとはそもそも「思いやり」であり、人を思いやった形はおのずと美しくなると聞いたことがあって
まさに北欧デザインはそれだなと。

ムーミン研究家、森下圭子のフィンランド便り
http://finnish-design2017.exhn.jp/column_vol1.html#column_top
幸せな人のデザインするものに囲まれて生活する日常が息苦しくなるわけはない。フィンランドの人たちの日常が豊かに見える背景には、幸せな人が手がけたものを、日常生活の中で、そして日用品として愛用しているということもあるのかもしれない。
170424oslo coffee オスロコーヒー 名古屋 セントラルパーク 北欧 ムーミン フィンランド フィンランドデザイン展 愛知県美術館170425北欧スタイル 北欧雑貨 フィンランド #私のフィンランド フィンランド・デザイン展
フィンランドデザイン展で気分が盛り上がり、入ってみたかったOSLO COFFEEへ。
半券持ってるとコーヒー一杯お代わりサービスということだけど、カップ大きくて、お代わりがなかなかに大変なほど。
たっぷりなコーヒーとゆったりした空間で、いつまでもいたかった。

4月に入って、ずっと行きたかったエビスバーやオスロコーヒーには入れて、なんかリア充でうれしい。
オスロコーヒーって、名古屋のセンパ以外は、関東(しかも麻布十番・白金台・銀座・横浜など)にしかないんだって。
名古屋もやるじゃん!!


                  


ところで、前出の森下さん、素敵だと思ったら、10年以上前にほぼ日で連載しておられたのだった。
私と同じ年!

ほぼ日刊イトイ新聞 - サンタの国、フィンランドから。
https://www.1101.com/finland/2004-12-22.html

他にも連載がたくさん。素敵な生き方だなぁ〜

月刊 森下圭子のフィンランドムーミン便り(ムーミン公式サイト)
http://moomin.co.jp/category/blogs/finland
北 欧 生 活 Moi from Finland フィンランドからの手紙
http://www.hokuo-seikatsu.com/2015
「幸せでいるために、働き続けた女性」ムーミン研究家が教えるトーベ・ヤンソンの仕事哲学
https://woman.type.jp/wt/feature/1095


フィンランド・デザイン展公式サイト
http://finnish-design2017.exhn.jp/

2017年4月7日(金) 〜 5月28日(日)愛知県美術館

フィンランド独立100周年記念 フィンランド・デザイン展
100th Anniversary of Finland’s Independence Finnish Design2017
会期  2017年4月7日(金)〜 5月28日(日)
休館日  毎週月曜日
開館時間  午前10時〜午後6時 金曜日は午後8時まで(入館は閉館30分前まで)
会場  愛知県美術館 〒461-8525 愛知県名古屋市東区東桜1-13-2 TEL:052-971-5511(代)
観覧券  一 般 1,200円(1,000円)  高校・大学生 900円(700円)  中学生以下無料
※( )内は前売および20名以上の団体料金。
※上記料金で、同時開催のコレクション展およびAPMoA Project, ARCHもご覧になれます。

主催  愛知県美術館、日本経済新聞社、中日新聞社、テレビ愛知
協賛  大伸社
後援  フィンランド大使館、フィンランドセンター
特別協力  フィンランド政府観光局、日本フィンランド協会、アルテック、イッタラ(フィスカース・グループ)
      スキャンデックス、タトル・モリ エイジェンシー、マリメッコ、ルック
協力  フィンエアー、フィンエアーカーゴ
企画協力  キュレイターズ

7月22日(土) 〜 9月3日(日)福井市美術館
9月9日(土) 〜 10月22日(日)府中市美術館
10月28日(土) 〜 12月24日(日)宮城県美術館


                  


◇見に行きたい展覧会メモ◇ →展覧会記録■

花森安治の仕事 −デザインする手、編集長の眼
2017年4月18日(火)〜5月21日(日)碧南市藤井達吉現代美術館
http://www.city.hekinan.aichi.jp/tatsukichimuseum/temporary/hanamoriyasuji.html

描かれた大正モダン・キッズ 婦人之友社『子供之友』原画展
2017年4月22日(土)〜6月4日(日)刈谷市美術館
https://www.city.kariya.lg.jp/museum/exhibition/schedule/H29kodomotonoto.html

シーボルト没後150年記念 特別展 よみがえれ!シーボルトの日本博物館
2017年4月22日(土)〜6月11日(日) 名古屋市博物館
http://www.museum.city.nagoya.jp/exhibition/special/past/tenji170422.html

サザエさん生誕70年記念 よりぬき長谷川町子展
2017年4月29日(土・祝)→平成29年5月24日(水) 松坂屋美術館
http://www.matsuzakaya.co.jp/nagoya/museum/2017_machikoten/
200円割引券 http://www.matsuzakaya.co.jp/nagoya/museum/2017_machikoten/waribiki.html

横尾忠則 HANGA JUNGLE
2017年4月22日(土)〜6月18日(日) 町田市立国際版画美術館
http://hanga-museum.jp/exhibition/schedule/2017-333

ニューヨークが生んだ伝説 写真家ソール・ライター展
2017/4/29(土・祝)−6/25(日) Bunkamura ザ・ミュージアム
http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/17_saulleiter.html

マリメッコ展 ─ デザイン、ファブリック、ライフスタイル
2017年3月4日(土)〜6月11日(日)新潟県立万代島美術館
http://banbi.pref.niigata.lg.jp/exhibition/open/

企画展「幻のナカヤマ 華麗なる洋食器の世界」
2017年4月28日(金)〜8月27日(日) 多治見市美濃焼ミュージアム
http://www.tajimi-bunka.or.jp/minoyaki_museum/archives/4206

ビアトリクス・ポター™生誕150周年 ピーターラビット™展
2017年9月16日(土)〜11月5日(日) 名古屋市博物館
http://www.peterrabbit2016-17.com/
http://www.museum.city.nagoya.jp/exhibition/special/lineup/index.html


                  


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これよんでドキッとした。
これまで、フィンランドの第一線で活躍する作家の方々とお話させていただく機会がちょくちょくあった。デザイナー、建築家、画家、音楽家など。そしていつからか、彼らに、こんなことを聞くようになっていた。「スランプに陥ったことはありますか?」

答えはひとつ、「ノー」だ。しかも即答。そして私はやっぱりと思う。何せみんな自然体なのだ。この人たちは、無理をしてまで作品を捻り出そうとか職業にしがみつこうって考えてないだろうと思ったから。そしてこうも思うのだ。幸せかどうか、仕事や人生って、それくらいの素直な判断でいいのかもしれない。彼らが作家でい続けるのは、シンプルにそういうことなのかなと。

誰からも依頼されていないけれど、いてもたってもいられなくてと描いた絵が、のちにフィンランドじゅうの子供部屋に貼られるようなポスターになった。80を過ぎてなお、真夜中に閃いて、50年前と同じように妻を起こし、自分のアイデアを語っては夫婦で夜を明かす。国内外のファッション界のあちこちで影響を受けたと言われている存在でありながら、今もなお、時々自分が店に立つし新作も発表し続ける。名声とか地位とか、そんなものがあってもなくても私は私とのびのびと生きている、そんな印象がある。そんな姿は魅力的だし、また幸せそうなのだ。
仕事にしがみつかないで生きて行きたい。
ん、でもこれって、ここここに書いてることにけっこう近いかもね?
イラストレーターじゃなくなっても、私は私。大事なのはどんな仕事をするかではなく、自分が幸せかどうか。
しゃんと背を伸ばして歩いて行きたい。

ムーミン研究家、森下圭子のフィンランド便り
http://finnish-design2017.exhn.jp/column_vol1.html#column_top


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