ようやく行ってきました。随分久しぶりの豊田市美術館。
もっとたくさん行っているかと思ったら
2013年「フランシス・ベーコン展」(2013.08.27 Tuesday)
2014年「ジャン・フォートリエ展」(2014.09.03 Wednesday)
に続いて3回目。どっちもよかったし、今回もよかった!
奈良さんの絵は昔から「こう言う感じ」と知っていたものの
原画を見たのは初めてで、見てよかった。
やっぱ見なくちゃワカランものってあるなぁという感じ。
意外だったのは、画材が油彩かと思っていたらアクリルだったこと。
やっぱさ、乾くのに何か月もかかるのって「やってられねえよ」って感じ?
すごいのは、若いころ(1980年代)のうんとラフな感じの絵でもちゃんと
奈良さんの絵だって分かること!
最初の部屋は「奈良さんのルーツ」をさぐるような部屋で
小物がいっぱい並べられていたのですが、LPジャケットって良いね。
私より10年上の奈良さん、グラムやビーチボーイズやいろいろ。
ちゃんとその時代を生きた人なんだなぁって感じ。
奈良さんは、学生時代をこの近郊・長久手の丘陵地で過ごしたのだそうで
改めて経歴を調べてみると、武蔵美を一年で退学して
愛知県立芸術大学の美術学部美術科油画専攻に再入学したのだそう。
本展のタイトルにもなっている「for better or worse」とは
「どのような運命になろうとも」という意味。
本展は30年越しの「卒業制作」とのこと。
奈良さんは青森県の出身だそうだけど、私は昔々、青森県に住む
奈良さんという女の子と文通をしていたことがある。
青森には奈良さんと言う人が多いのかな。親族だったりしたら凄いね。
展示についての感想は。。。想像以上に色がキレイで細かく描き込まれていたこと、に感動。
まつげの線なんて、ホント繊細でスバラシイ。そして目の中の光が本当に美しかった。
初期は割とフラットに塗られていたのが、ある時期(2010年前後)から、髪や洋服を色んな色で重ね塗りするようになり
更に近年は、その上にフラットに塗り重ねて、下に透けて見えるような感じになっている。
それが絵に奥行きを感じさせて本当に素晴らしい。(ボキャブラリー少なっ!!)
また、輪郭線も、初期は色鉛筆で入れていたのが、途中筆でアクリルで入れたりなど試行錯誤の時期があり
最終的には線ではなくふんわりとぼかす形に落ち着いている。時代によって移り変わりがあるのね。
絵は変わって当たり前なのね。そりゃそうだよね。ピカソだってそうだったんだから。
2006〜2008年頃には、目の大きな絵を描いていて、ちょうどそのころ自分も大きな目の絵を描いていたので
何かそういう時期だったのだろうかと考える。
私の場合は今もまた大きな目の絵を描いているのだけど。
思ったより早く見終わって、待ったりお茶。以前はメゾンブランシェのお店だったのが
ホテルトヨタキャッスルに変わっていて、ケーキがすごく素敵になってた。
「パズル」と「ローズ」をいただきました。ローズが意外にも美味しかった。
葡萄と薔薇は合うのかもしれない〜〜〜
会計の時に話をしてみたら、2年前のリニューアルの時に変わったらしい。
これから秋になると、水面に光が映えて、本当に海のようで素晴らしいそうで。
その話から、随分久しぶりであることと、いつも来るのは夏であることを知った。
次は晩秋に来よう。
帰りに産直野菜を買って帰った。なすとピーマンとサトイモとエゴマ。
すっごく安くて美味しそう〜〜〜〜♪♪♪
奈良美智 for better or worse Yoshitomo Nara for better or worse sorks: 1987-2017
2017年7月15日[土]−2017年9月24日[日]
Jul. 15 [Sat.] – Sep. 24 [Sun.], 2017
開館時間:午前10時−午後5時30分 (入場は5時まで)
休 館 日:月曜日(7月17日、8月14日、9月18日は開館)
主 催:豊田市美術館 中京テレビ放送
共 催:中日新聞社
後 援:愛知県教育委員会
協 力:Blum and Poe、Pace Gallery、ヤマトロジスティクス、あいおいニッセイ同和損保
こちらを見つめ返す印象的な絵画。日々自由に描かれるドローイング。木、FRP、陶、ブロンズ、そしてインスタレーションなど、さまざまな素材によってそこに生命を吹き込む立体作品……
奈良美智(1959-)の作品は1990年代半ば以降、国籍や文化的背景を問わず世界中の多くのオーディエンスをひきつけてきました。近年では、色彩を繊細に塗り重ねて描く瞑想的な絵画を中心に、観るものを内省へと導く精神性を備えた作品が高く評価されています。
すぐれた絵画は過去から未来までのあらゆる要素をその画面に圧縮しています。奈良の絵画には、作家が出会った美術、文学、音楽、歴史、風景、人々などとの数知れない記憶が折り重なり、日々培われる感性が根元的なかたちや色面として画面に表れています。だからこそ奈良の作品に向かい合うとき、わたしたちはそこに描き出される本質的な人間の感情に自己を投影し、ときに自由や変革への意志、そして未来への希望をそれぞれに感じ取るのでしょう。
奈良が学生時代を過ごした長久手の丘陵にほど近い美術館で開催されるこの展覧会は、作家によれば30年越しの「卒業制作」。1987年から最新作までの作品100余点により作家の歩みを紹介するとともに、美術を志す前の奈良の感性を育んだレコードのジャケットや書籍などを展示することでそのルーツをたどります。
「for better or worse」、すなわち「どのような運命になろうとも」、奈良がこれまで描いてきた、そしてこれから描いていくすべての作品へむけた誓いの展覧会です。
イベント
奈良美智|アーティストトーク
7月30日[日] 14:00-(開場は12:30-)
豊田市民文化会館大ホール(豊田市小坂本町12-100 Tel.0565-33-7111)
※お申し込みは終了しました。
*定員1,000名 *事前のお申し込みが必要です。申込サイトまたは往復はがきによりご応募ください。いずれも6月20日必着。6月30日までに当落の連絡を発送します。おひとり様一通限り、一通につき一名のご応募となります。当日は当選の通知及び本展覧会の観覧券が必要です。
【往復はがき】往信用のはがきの裏面に、郵便番号、住所、お名前、電話番号を記入し、返信用のはがきの宛名面を記入したうえで、豊田市美術館講演会抽選係(471-0034 豊田市小坂本町8-5-1)までお送りください。
レクチャー|奈良美智のアートの世界
講師:小西信之(愛知県立芸術大学教授)
8月5日[土] 14:00-(整理券配布13:00、開場13:30)
美術館講堂(定員150人)
学芸員によるギャラリートーク
8月20日[日]、9月9日[土] いずれも15:00-
チケット
一般 1,500円[1,300円]
高校・大学生 1,000円[800円]
中学生以下 無料
珍しく二人で撮ってみましたが、3年前(真ん中)も撮ってました。オット派手になったなぁw
私は地味になったかも?w2013年(右)みたいな頓珍漢な格好はもうしないし、左右で違うリボンなんて付けられないw
自分ではけっこう年相応に生きているつもりなのですが、それでも年を言うと驚かれる。
全然年齢隠していませんので普通に言いますが、アラフィフなんですけど、どうすか?
二人の服装が一番バランスが取れてるのはやっぱり今年なんですね。
やっぱどこか、フリーでやって行けるって感じた時に、オットは吹っ切れたのだろうか。
「出て行かなくちゃ」と「出ていける」と両方なのかな。
私はむしろ、仕事が上手く行くほど地味になって行ってる気がするので、人それぞれで面白いね。
その昔、SE時代にお仕事で何度か訪れたという米野木でパチリ(2013年)。顔が若い!
今年はすっかり爆睡しながら向かっておりました。だって疲れてるんだもん。。。
2013年は彼はまだ学生で、私もほとんど仕事してなくて、今思えばのん気だったなぁ。。。
2014年は夏はめちゃくちゃ忙しくて、ようやく一息ついた頃。やっぱ今年が一番忙しい。(去年も大変だったけど)
2015年はちょうどアトピー本のゲラチェックとかしてた頃だよなぁ。。。忙しいのは良いことだ。
9月に入って、新生活が始まりました。また成果についてはご紹介できると思います。。。
◇見に行きたい展覧会メモ◇ →展覧会記録■
ポター展とたけし展は前売りを買ってしまったのだわ。買えば行くだろうと!
ギュウちゃんとボローニャは、一気にい行けたら行きたいけど。。。行けるかなぁ。。。遠いからなぁ。。。
2017イタリア・ボローニャ国際絵本原画展
2017年9月30日(土)〜10月29日(日) かわら美術館
http://www.takahama-kawara-museum.com/exhibition/schedule.html
篠原有司男展 ギュウちゃん、“前衛の道”爆走60年
平成29年9月16日(土)〜11月5日(日)刈谷市美術館
http://www.city.kariya.lg.jp/museum/exhibition/schedule/
ビアトリクス・ポター™生誕150周年 ピーターラビット™展
2017年9月16日(土)〜11月5日(日) 名古屋市博物館
http://www.peterrabbit2016-17.com/
http://www.museum.city.nagoya.jp/exhibition/special/lineup/index.html
アートたけし展
2017年9月30日(土)〜2017年11月18日(土)松坂屋美術館
http://www.art-takeshi.com/
2015年10月発売の実話エッセイ。アトピーって痒いだけの病気じゃないんです。
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