本を出すまでも、イラストレーターとして、出版の世界にはとっぷり浸かっているつもりでしたが
最近は、まだまだだったなーと思うことが多いです。
著者になって、今までと一番違ったのは、「書店員さんとの距離」でした。
9月の終わりに書店員さんの会に参加させていただいて
お知り合いになった書店さんを中心に、お邪魔させていただいています。
色んな書店員さんとお会いすると、やはりみなさん、様々な個性をお持ちで
でも共通しているのは「とにかく本が好き」ということ。
今まで想像していた以上に、みなさん勉強熱心で、よく本を読んでおられて、頭が下がります。
書店員さんというお仕事の奥深さを、今更ながら感じています。
そんなわけで、書店訪問記録です。まずは、新瑞橋の「七五書店」さま。
不勉強で存じ上げなくて、お恥ずかしいのですが
七五書店さんは、知る人ぞ知る「本好きには有名なお店」
なのだそうですね。
→CREA-WEB「さりげないのにスゴイ! 本好きが育つ
町の本屋さん、名古屋・七五書店」
私と一緒に写っておられる店長の熊谷さんのセレクトが
全国から本好きを集めてしまうということなんですね。
大型書店というわけではない、こじんまりとした佇まいなだけに
その吸引力の物凄さを感じてしまいます。
とっても瞳の美しい熊谷さん。
凛とした強い意志が感じられます。
どんな本がお好きなんですか?などなど質問します。
熊谷さんイチオシの作家さんのコーナーもあって
この熊谷さんの審美眼にかなった本に選ばれたらなぁって
思ってしまいます。
さて、私の本は、3冊、別々の場所に置いて下さっていました。
お店によっては、コミックコーナーと実用書コーナーにくっきり分かれるこの本の置き場所ですが
こちらでは、その2カ所と新刊コーナーの3カ所です。
「どこが最初に売れるか、試してみています」だそうです。ありがたいお話です!
こちらの書店には、「まほろば珈琲館 」という自家焙煎のお店が併設されています。
コーヒー好きな私たち。さっそく入ってみました。
一番スタンダードなブレンドの「まろやか」とお店の名前のついた「まほろば」をセレクト。
どちらも、丁寧にいれてあるのがよくわかる、とてもおいしいコーヒーでした。
先に「まろやか」続けて「まほろば」を飲むと、とてもよく似ていますが
「まほろば」のほうが苦味があって、好きかなー?なんて話してると
もう一度「まろやか」を飲むと、やはり酸味を感じました。
そして、小腹がすいていたので、タマゴのホットサンドを食べたのですが
これがまたおいしかったのです。タマゴがちょうどいい半熟具合で、パンがパリッと香ばしくて。
すごく居心地よくて、いいお店です。
店主さんと帰り際にお話したら、「まろやか」は酸味の強いモカ中心にブレンドされてるそうで
当たってました!!
七五書店さんに戻ると、先ほど渡したPOP(写真で熊谷さんが手にしているもの)を
すでに飾って下さっていました。ありがとうございます!!(感涙)
こうして、今まで行くことのなかった場所に世界が広がって行くのもうれしいものだなぁ
そんな想いで、お店を後にしたのでした。
→professional 〔プロフェッショナル〕 書店を極めた者たち。【第30回】七五書店 店長 熊谷隆章さん
七五書店Twitter
七五書店Facebook Page
童話作家の中村文人さん主宰の絵本や童話の紹介サイト
「新作の嵐」に、イラストレーターとしてご紹介いただき
また、「アトピーの夫と暮らしています」の「制作の裏側」を
書かせていただきました。
執筆のきっかけ、執筆中のことなど、詳しく書いています。
1000文字程度と言うことで、意外と長くて、あらー、書くことあるかしら
と焦りましたが、イベントのお話など盛り込んだら
案外あっという間に1000文字行っちゃいました。
「アトピーの夫と暮らしています」、闘病記ですし
基本的には暗い内容ですが、それをできるだけ「楽しく」
読んでもらえるようにしようと、編集さんに
厳しいチェックを入れられながら描いた結果
「申し訳ないけど、おもしろかった」
と言っていただくことが多いのですが、それはもう本望なので
「いえいえ、そう言っていただけるとうれしいです」
とお答えするんですが、でも描いてる時は、やっぱり辛かったりもしたんですね。
陽菜ひよ子
「制作の裏側」闘病記・初出版ーー泣きながら描いた日々
#書店訪問記
書店訪問その1〜七五書店さん
<< 『及川正通〈特大号〉展 時代を駆けぬけて「ぴあ」が生まれた。そして、これから・・・・』(刈谷市美術館) 戻る 書店訪問その2〜紀伊國屋書店名古屋空港店さん >>