フリーランス事情〜この先、どうする?

221105_IMG_4378.JPG2022.11.05 Saturday
今日は3つのワークショップをオンラインでハシゴして超充実な一日。
1つ目と3つ目のワークショップは両方企画出し。大変だがすごく楽しかった。2本目は、名刺について。名刺だけでこんなに面白いことを思いつく人がいるんだ!と開眼。自分もなんか工夫してみようと思うのだった。

必死にメモを取ってたら、2022年度手帳のメモ用のページが終わってしまい「そうだ、手帳を買いに行こう」と思い立つ。ちなみに、年内にページがなくなったのは、はじめて。

ちょうど夫が、近隣のモール内の旅行会社に来週の葬儀のチケットを取りに行ったので、それを追いかけて行き、無事手帳をゲット。てか、こんなに「私のための手帳❤」と思ったのは、生まれて初めてなんですけど!(言うまでもないが、当然私のは右)

上の写真は、我が家のキッチン。ワークショップ3本目で、あるアーティストの話から、みんなで「片付いてなくてもオシャレってのがいいよね」的な話になり。我が家で唯一オシャレな所を披露してみた。


                


2022.11.06 Sunday
俳句絵日記。(左上から右下へ)
俳句をはじめる前の赤黒イラストは、アナログだった。以前はもっと構図が自由だったし、女の子ももっと変なポーズを取っていたりして、絵が面白かったな、デジタルの限界か?と考える。
しかしよく考えると、俳句の文字を入れるという制限があると、おのずと入れられるスペースは限られる。その中で表情までわかるように絵を入れるとなると、大体同じくらいの大きさになってしまうのは仕方がないってことか、と思い直す。デジタルは関係ないなと気づき、ホッ。
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10/25は「産業観光の日」。名古屋商工会議所文化委員会が2001年に制定。企業博物館の工場跡では、見事に紅葉した蔦(つた)が、かつての栄華を彩るに艶やかに染まっていました。
10/26は「柿の日」そして「デニムの日」でもあります。プルプルに熟した柿、大好きです。思わずかぶりつくと、汁をこぼすのもご愛嬌。
10/27は「テディベアズ・デー」「読書の日」「文字・活字文化の日」。こぐまの登場する絵本、好きなのがたくさんあります。眠れぬ夜は絵本とお友だち。
10/28は「信濃町・霧下そばの日」「おだしの日」。麺類は大体なんでも好き。弱ってるときはうどん派になり、元気なときは蕎麦派やパスタ派になる、都合のいい胃の持ち主です。


                


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2022.11.07 Monday
明治8年創業、福岡・奥村醤油醸造場さんの玉子かけごはん専用しょうゆ。
もう6年ほど、私の描いたひよこキャラをパッケージに使っていただいています。
今朝、電話が鳴り、慌てて出ると、奥村さんから。2年に一度使用料をお支払いくださっているのですが、いつも私は忘れていて💦なのに毎回律儀にご連絡くださるのがありがたいです。
しかも、今回は「いろいろ物価高なので、金額あげなくて大丈夫ですか?」と先方から値上げしてくださるお話まで出て。それは丁重に辞退しましたが、今回も使用料は、ありがたくいただくことにしました。本当に感謝です。可愛いと好評だそうで、うれしい。
福岡県中小企業振興センター運営の通販サイト「よかもん!」で購入できます!


                


221108_mic_tsuginojidai-top1.jpg2022.11.08 Tuesday
【お仕事】朝日新聞Web『ツギノジダイ』に新しい記事がUPされました。
神奈川県で事業展開する三春情報センターさん。不動産会社としては、ちょっと変わった名称ですが、事業に対する考え方も個性的です。
ネット上で企業が本来の事業とは異なる「読者に有益な記事」を発信してファン化することを「コンテンツマーケティング」と言いますが、それをリアルでされている、という感じでしょうか。今の時代に合った手法と言えますが、それを10年前からされていたというのが、すごいなぁと感じます。
私で言えば、俳句みたいなものかな。うふふ。


                


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2022.11.08 Tuesday
「フリーランス・トラブル110番とは?厚労省と弁護士会がタッグを組んだ最強相談窓口」だそうな。
https://freelance110.jp/


                


221106_IMG_4427.jpg2022.11.09 Wednesday
昨夜は宮田が葬儀で鎌倉へ。ひとりなので、月蝕もイマイチ盛り上がらず。
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ぼっちだが昼もサンドイッチは作った。今、新しい取引先の原稿をガリガリ書いていて、緊張の極み。食べながら仕事ってのはよくないよね。
脳は休めないといけないらしい。しかし、下手すると寝てる時間以外は、ずーーーっと書いたり真剣に考えたりしている気がする。ぼーーーーっとする時間、すごく大事らしいと聞き(その時間に脳内が整理され、記憶が定着する)、あえてボーーーッとテレビ見たり妄想したり。
そういえば昔から「あんたはぼーっとしてる」と母親に言われたけど、実は大事なこと、ちゃんとやってたんだわ、私。


                


2022.11.09 Wednesday
ここ数日、ガリガリと原稿をひたすら書いている。
もともと緊張しいの私だが、はじめての取引先の最初の納品は特別キンチョー。

でもこの緊張感大事!最初に120点取れれば、あとは絶対やりやすくなる。


                


120928aloce_easter_l.jpg120928aloce_halloween_l.jpg2022.11.10 Thursday
新しい依頼が続くのはありがたいが、条件面での交渉事も続いて一日が潰れることも。特にイラストはホント大変💦。下手に甘々に引き受けるとマジで自分の首を絞めるので。なんだかやせ細る想い・・・(想いだけで、さっぱりやせんけど💦)

去年や今年の実績を見ていると、新規の単発イラストの仕事がほとんどなくて(今の仕事はほぼ連載のみ)、ああ、もう私も終わりか・・・と思っていたのだけど。よくよく考えると、コンペの引き合いはあるのだけど、通らないのだ。まぁ通ってないってことは来ていないも同じか!(いや、そんなことはないはず・・・)

少し前にアナログ画の大きな依頼(確定)が来たので、思い切ってトレース台を今さらながら購入したら、またアナログ指定でコンペの依頼が。それはうれしいんだけど。今日一日金額面でのメールのやり取りで疲れ切ったところへ、またもや交渉のはじまり。しかもコンペだからまた落ちるのか・・・(いやいや、前向きに、前向きに!)→(翌日追記)昨日のメールでは金額面が書いてなかったが、書き忘れただけのようで。今日提示された条件は問題なかったので、交渉なしでOK出す。やった!あとは通るだけだw(追記ココまで)

今回の指定、もう10年前のタッチ。10年前はこのタッチで全然仕事が来なかったのに。こうやって今来るという事は、悪い絵ではなかったということか。うれしいような複雑な気分。もはやどうやって描いてたのか、忘れそうだよ。描けるけどさ、たぶん。


                


2022.11.10 Thursday
「自分の価値がわからないから、値段を決められない」という書き込みについて思うこと。
見積もる際に「自分の価値」を考える必要はないのではないか。
新人だから安くていい、その代わり未熟なモノを出していいというものではないし。
プロとして仕事をすると決めたなら、価値のある仕事をするのは当たり前なので。
先方から価値があると思われているから、依頼されているわけなので。
冷静に相場感で決めていいと思う。
     
そこで「相場感」なのだ。
そこにコメントしている人の書かれている金額は、今の相場だとかなりいい方だと思う。
新人にはなかなか回って来ない仕事かなとも。それでも本人は安いと言っているが。

あと、インタビュー記事は、話し手の話の上手い下手で、かかる時間が変わって来るものなのだ、と納得。
私はほぼ素人にしかインタビューしないこともあり、記事書くのにかなり時間がかかる。
時給換算したら1000円程度ということもあるが、まだまだ修行中だと考えているので気にしない。

ただ、正当な金額(最低2万円以上)の記事で時間をかけた結果安くなるのと、そもそも安い仕事でバタバタ書くのとでは、自分に身に着く質が全然違うと考える。


                


2022.11.11 Friday
跡継ぎ問題でお話を伺うと、先代までの課題は、ほぼほぼ同じ。薄利多売なのですよ。これはもう、過大なサービスを期待しすぎるこの国に蔓延する問題に他ならない。  

似た話で、ボランティアは本人が自主的にやるものであって「ボランティアでお願いします」と主催する側が言うものではないと思う。言われた方は、本当に断りづらいものなので、ホントやめていただけたらと思う。

※これは誰か特定の人のことを言っているのではありません。きっと思い当たるトコロのある人、多いんじゃないかなと思うけど。 
   
我々の仕事などでも、下手すると「好きなことしてるんだから安くていいでしょ、タダでいいでしょ」みたいな話になりがちだし。言われると本当に断りにくいという事も、わかって欲しい。断ると「心せまい人」みたいに言われがちだし。
   
いや、好きなことをして対価もらっちゃいけないんなら、世の中のスポーツ選手なんて全員無償だし、お金数えるのが大好きな銀行員や人に教えることが好きな教師も料理好きなコックも、全部無償、タダでやれってことにならないか?
   
仕事に対する対価というものは、やってる本人の感情は関係ない。受け取った人が、それによって価値を得たなら支払って当然。価値がないと思うんなら、依頼しなければよいだけの話。

「こんな絵、10分くらいでササッと描けるんでしょ」という人は、自分は描けるのか?描けないでしょ?自分にできないことを頼んでいるのに、その対価を払わないという謎。

そしてもうひとつ。私より絵や文章がうまい素人さんもいっぱいいると思う。なのに私が対価を要求するのが解せないんだと思う。それなら素人に頼めばいい。

だって、プロがプロである所以とは「プロとしてやっていく覚悟」にほかならないのだから。プロとアマの違い。それは、頼んでも期日までに要求するレベルのものを納めてくれるかどうかわからないのがアマ。絶対死守するのがプロ。それだけのことなのだ。

で、われわれにボランティアを求める人の多くは、我々より高収入だったりする。だったら、少額でも自腹を切って謝礼を包もうという気にはなれないのかな?と思うよね。

正当な報酬を要求する、支払うという、当たり前のことがちゃんと守られないと、すべてのサービス業やクリエイティブは衰退する。


                


2022.11.12 Saturday
過去のFBのお知らせによると、4年前に面白いこと書いてた。
テレビで林先生が言ってたらしい。
現代において人付き合いのやり方は、二種類あって「ルフィ型」と「ケンシロウ型」。前者は「とにかく仲間になる」後者は「とにかく一人で行く」なんだそう。
私はどー考えても「ルフィ型」ではないので、「ケンシロウ型」で行こうと思った。一人で自分として立って頑張っていれば、自然と人が寄ってくるというもの。
このときの結論としては「『ケンシロウ型』だけど、ひとりじゃなくて『オット宮田と2人』だな」ということに。
むしろ「ケンシロウ型」じゃなくて「ブラックジャックとピノコ型」か。宮田曰く、私がBJで、彼がピノコなんだって。アッチョンブリケ!
画像は宮田3歳ごろの写真。


                


2022.11.12 Saturday
日々取材し、記事に仕立てていると、いろんな意味で胸にグッと来る。
すごく現実的でつらい話を聞くこともあれば、涙ぐむほど感動的な話も聞けて。
自分の手で世に出せるのは幸せだし、天職だと感じる。
遅く出会った天職だからこそ、生きている間、天命を全うしたい。


                


2022.11.12 Saturday
イラストレーターとライターと漫画家とカメラマンという職業は、同じクリエイターではある。しかし実際やってみると、それぞれに仕事の取り方や稼ぐための難易度などがホント違うな、と思う。
   
当たるとデカいのは漫画家。これは異論はないと思う。そしてまぁまぁペーペーでも周りから「先生」と呼ばれるのも漫画家。
    
どの仕事もそこそこ売れなければ生活が大変なのは同じ。というか、そこそこ売れてるように見えても、実際にはそんなに儲かってない人が多いのは同じ。

逆に、何してるかわかんないけど、なんか儲かってる人も、いるのかもしれない。(いわゆるゴーストライターや、名前の出ないジミな撮影やジミなイラストなどで定期的な仕事をもらって、食べている人もいると思う)
    
中で特に「これだけで食ってくのは大変」といわれるのがライター。やってみてわかったのが、キチンとしたものを書こうとすればするほど、下調べや諸々で、恐ろしく時間がかかる。
私のようにテープ起こしはしないと決めていても(何なら録音すらしないことも多い)、それでも時間はかかるのだ。
  
ライターでは儲からないので、上流の編集に行くべしというのはもはやセオリー。でも編集の仕事って、かなり資質を問われるし、向き不向きがあると思う。

仕事の取り方は、イラストレーターとカメラマンは同じで、ポートフォリオを売り込んだり、サイトに作品をUPしたら、あとは基本、ひたすら待つしかない。
    
それに対して、ライターや漫画家は、依頼されることもあるけど、どちらかというと企画ごと持ち込むケースが多いのではないか。ライターは募集している媒体に応募するケースも多い。
「待ち」ではないのがイラストや写真とは違うところ。
   
いわゆる「相場」の仕事で効率よく稼げるのは、断然「写真」。半日程度の稼働(撮影+レタッチ)で数万という案件はゴロゴロある。

イラストは、依頼される媒体によって相場が全然違う。高い報酬で修正が少ないという神のような仕事だと、数日で20万なんてこともある。もっと高いこともある。
んでも、一点数千円の仕事で何日もかかるという地獄のような仕事もたまにある。

二次使用料が多いのはイラスト。何年かに一回、二次使用料だけで数十万入ってくることがある。マジでありがたい。

いろいろ考えると、やっぱ儲からないのがライターってことになるのかな。んでも私の場合、ライター仕事が一番来るし、それも相場からすればまぁまぁ悪くない仕事が入って来るんだから、これが合ってるってことなんだな。

理想を言えば、ライター仕事をしながら、合間にイラストの大きな仕事が入って来て、二足のわらじがよい。んでたまに漫画や絵本描いたり。そんなうまくはいかないけどね。わかってるけど、夢を見たっていいじゃないかい。


                


090528_puff_photo_2.jpg2022.11.12 Saturday
過去のFBのお知らせによると、4年前に面白いこと書いてた。
テレビで林先生が言ってたらしい。
現代において人付き合いのやり方は、二種類あって
「ルフィ型」と「ケンシロウ型」。
前者は「とにかく仲間になる」
後者は「とにかく一人で行く」なんだそう。
私はどー考えても「ルフィ型」ではないので
「ケンシロウ型」で行こうと思った。
一人で自分として立って頑張っていれば
自然と人が寄ってくるというもの。
このときの結論としては「『ケンシロウ型』だけど、ひとりじゃなくて『オット宮田と2人』だな」ということに。
むしろ「ケンシロウ型」じゃなくて「ブラックジャックとピノコ型」か。宮田曰く、私がBJで、彼がピノコなんだって。アッチョンブリケ!
画像は宮田3歳ごろの写真。


                


2020年9月発売の新刊です。
どうぞよろしくお願い致します♡



                  


◇見に行きたい展覧会メモ◇ →展覧会記録■

◆東京◆
誕生50周年記念 ベルサイユのばら展−ベルばらは永遠に−
2022.9.17(土)〜11.20(日)東京シティビュー
10:00〜22:00(最終入館:21:00)
https://verbaraten.com/

マリー・クワント展
2022年11月26日(土)〜 2023年1月29日(日)Bunkamura ザ・ミュージアム
休館日 12/6(火)・1/1(日・祝)
10:00−18:00(入館は17:30まで)※毎週金・土曜日は21:00まで(入館は20:30まで)

特別展「毒」
2022年11月1日(火)〜2023年2月19日(日)国立科学博物館
https://www.dokuten.jp

クリストとジャンヌ=クロード”包まれた凱旋門”
2022年6月13日(月)- 2023年2月12日(日)21_21 DESIGN SIGHT
10:00 - 19:00 (入場は18:30まで) 休館日:火曜日、年末年始(12月27日 - 1月3日)


◆名古屋◆
ヨシタケシンスケ展かもしれない
2022年12月10日(土)〜2023年1月15日(日) 松坂屋美術館
https://yoshitake-ten.exhibit.jp/

ゲルハルト・リヒター展
2022年10月15日(土)〜2023年1月29日(日)豊田市美術館
https://richter.exhibit.jp/

展覧会 岡本太郎
2023年1月14日(土)〜3月14日(火)愛知県美術館
https://taro2022.jp/

和田誠展
2023年秋
https://wadamakototen.jp/


◆大阪◆
楳図かずお大美術展
2022年9月17日(土)〜11月20日(日)あべのハルカス美術館
10:00−20:00(火〜金)、10:00−18:00(月土日祝)
https://umezz-art.jp/

誕生50周年記念 ベルサイユのばら展−ベルばらは永遠に−
2022年11月30日(水)〜12月12日(月)阪急うめだ本店 9階阪急うめだギャラリー
https://verbaraten.com/

特別展アリスーへんてこりん、へんてこりんな世界ー
2022年12月10日(土)〜2023年3月5日(日)あべのハルカス美術館
https://alice.exhibit.jp/




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