映画「主人公は僕だった」

2018.01.11 Thursday
ネバーランド (2004年)、ワールド・ウォーZ (2013年)に続く3作目のマーク・フォースター監督作品でした。
「主人公は僕だった」(Stranger Than Fiction)(2006・英)マーク・フォースター監督。
内国歳入庁に勤め、規則正しく単調な生活を送るさえない会計検査官ハロルド・クリックはある日、自分の行動を描写する女性の声を聞く。

女性の声は時折聞こえてくる程度だったが、その声が自分の死をほのめかすようになり、ハロルドは死の運命から逃れるため、ヒルバート教授に相談を持ち掛ける。

ヒルバートは「死の運命から逃れるためには喜劇の人生を生きることだ」と助言され、恋人を探すように勧められる。ハロルドは税金を滞納している菓子店のアナ・パスカルの元を訪れ、帳簿調査を通じて彼女との交流を重ね、恋人同士となった。

それまでの単調な生活から一変した日々を楽しみ出したハロルドはヒルバートに報告に行くが、そこでハロルドは再び女性の声を聞く。研究室のテレビから聞こえてきた声の主は悲劇作家カレン・アイフルであり、ヒルバートから「彼女の小説では主人公は必ず死ぬ」と告げられる。」
(ネタバレあり)

なかなか面白かった。
少し時間が経っちゃったので、あまり新鮮な感じで感想が書けないっ
てか、もう一か月経つなんて、はやっ。その後長引く風邪や仕事でバタバタ。

まずこの映画はアイデアに脱帽!
普通は映画や小説などでナレーションが入っても、主人公本人はそんなこと知らずに暮らしているものだけど
それが本人に聞こえたら。。。というのが本作品の設定。

フツーに生活していたら、自分の人生にナレーションが入るなんて、そりゃ「気が狂ったか」と思うよね。
しかも、「死ぬ」かもしれないって!!!
んでも、それを真面目に聞いてくれるヒルバート教授素敵。ダスティンホフマン良い味だしてます。

最初の方の主人公は、ホント棒人間みたいに、ヌボーっと生きてるんだけど、この怪事件を機に、教授の助言で
生き生きと暮らすようになるんだから、結果的にはよかったのだが。

個人的には作家と秘書の関係がすごく好きだった。
あと、主人公が恋に落ちるアナも素敵。


ネタバレすると、実は主人公はある作家の書いている小説の主人公になっていたという話。
で、その作家の作品では、主人公は大抵死ぬというのが定説で、実際にそういう物語を作っていたのだけど。。。

アイデア勝負の映画と言われてますが、一応監督が言いたいのは、人生を変えるのって実は結構簡単で
そして、変えようって思うことが大事とか、なんかそんなメッセージ性は感じた。


途中までは結構よかったんです。んでも、やっぱ最後がねー
他の人のレビューも読んだけど、私も中途半端さは感じてしまった。
2時間の映画に詰め込むには内容が多すぎたのかな。ちょっと消化不良な感じです。

やっぱりこの監督の映画で一番好きなのは、変わらず「ネバーランド」だなぁ。


                  


ついに風邪が悪化して、毎日毎日雑炊みたいなん食べてました。しんどかったなー。
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