2016.07.05 Tuesday
仕事でバタバタしておりまして、すっかりご報告が遅くなりましたが
先日、知多繁さんで開かれた「喜久盛酒造」利き酒の会に行ってきました。
運命に導かれて出会ったというとカッコよすぎですし
どんな出会いもある意味、運命であり宿命なのかもしれませんが
喜久盛酒造の社長の藤村さんとは、まさに運命的な出会いをしたのです。
2009年2月のことなので、もう7年半も前のことですが
作家の大泉りかちゃん主催の着物イベント(@渋谷「青い部屋」)で
帽子を売る私の横で日本酒を売っていたのが藤村さんでした。
私とオットは、とあるクリエイター集団であり
ちょっとおかしい人たち(褒め言葉)の集まりで出会ったのですが
友人のSAPPEちゃんが、この着物イベントに来てくれて
その集団とコラボするイベントのチラシをくれたのです。
それをオットと二人で見ていたら、それまでものすごく寡黙で
私たちにまったく無関心に見えた藤村さんが
「ちょっとそれ見せて下さい」
なんと、藤村さんは私やオットが参加するずっと前に、その集まりに参加していたというのです。
せ、世間が狭すぎや。
まぁ、大泉りかちゃんやその周辺の友人も、青い部屋も、その集団とは無関係だけど
同じ匂い(かなりおかしい)がプンプンしていますから。
ちなみにその二か月後に参加したその集まりでの花見の写真がコチラ。
着物イベントで買ったお酒持参で参加しておりまする。
藤村さんとはその後お会いすることはなく、でもD社Tさんの会(2011年7月・青山)で
タクシードライバーの写真を上げて、藤村さんから「どこで飲みました?」と聞かれたり
2014年にもFBにこんな画像上げたり(西新宿)。
こんな感じで、細くゆるく繋がっていたのですが、その藤村さんが名古屋にいらっしゃるというので
久しぶりに会いたいねと、参加することにしたのでした。
と、前置きが長くなりましたが、ここからがようやく当日の話。
オットが仕事でちょいと遅れて最初は一人で参加して
藤村さん私の顔、覚えてないだろうなぁと思っていたのですが
利き酒が始まって、みんなが自由に飲み始めると、近くに来て下さり
「まさか来て頂けるとは思わなくて、お名前見てビックリしました」
と声をかけて下さって、私の方もビックリ。
んでこの会、タクシードライバーの飲み比べってことで
ワインにも年毎に味わいが違ったりヴィンテージが付くように
日本酒もその仕込み毎に味わいが違うのを飲み比べようということで
ずらっと並んだ27年度の一号から七号までのタクシードライバー。
(知多繁さんには近日八号と九号も入荷予定)
おいしい!元々日本酒は好きなので、止まらない。
ごくごく行っちゃう。。。けど、六号までが精一杯。
でもその後だして下さった「おりがらみ(滓絡み)」が美味しくて
思わずお替りした時点で「あ、酔っ払ったな」と自覚。
「おりがらみ(滓絡み)」は、緑の瓶に入っていて、すっごく貴重な品なんだそう。
飲めて本当にラッキー!
タクシードライバーも、一号や二号など、フツーは飲めないそうで。
気楽に参加したけど、実はすごい会だったのだと知る。うーん、やっぱ私って色々引きが強いわ!(笑)
藤村さんのお酒に対する想いや、会社のモットーなどお聞きすると
思っていたより真面目な方だったんだなぁと言う印象(失礼)。
日本酒の曖昧な感じで通っている製造年を、キッチリ本当に作った年を記載するなど
消費者に対して誠実であろうとする姿勢が素敵だと感じました。
そこまではやや堅い感じで進んだ試飲会でしたが
今まで100万回くらい聞かれて答えてきたであろう「タクシードライバー」と言う名前の由来について語りだすと
まさに本来の藤村さんの顔が飛び出した感で、場内は爆笑の渦に包まれました。
由来の詳細については、またどこかの試飲会で実際に聴いていただく事にして、ここでは割愛しますが
ホント楽しくて、周りはALL初対面でしたが、めっちゃ盛り上がって
上の藤村さんの写真からは、宮田の撮影なのですが、左の写真、みんなの目線が違う。。。。と思うと
彼が撮影中。日本料理屋さんを経営されておられるそうです。
藤村さんがニコニコと
「あの集まり(私とオットが知り合い、かつて藤村さんも参加していた例の集まり)の子で名古屋に住んでる子も来てくれました」
と紹介して下さり、名古屋支部発足するか?と盛り上がり。
知多繁さんは、普段から試飲会をやってるそうで
店舗の前にこんな立派なイベントスペースを作ってしまったそうです。
御器所駅まで歩きながら、藤村さんと真面目に語らう。
震災のこととか、いろいろ。。。
久しぶりに東の人と会い、震災について共有できた気持ちに。
東京は震度5でしかなかったけれど、それでも、あの震災で受けたダメージは大きかった。
でも、やっぱり東北でのそれとは比べものにならないんだろうなぁ。もちろん。
私相当酔っ払いで、このときも話しながら、藤村さんにゴンゴンぶつかってました。
それで、二次会は断念して帰宅。
でも本当に楽しい会でした。藤村さん、知多繁さん、参加者の皆さん、ありがとうございましたっ♡
◆後日談◆
相当酔っ払っていたようで、日傘を忘れてしまい二日後、取りに伺いました。
このときはじめてお店の方に入ったのですが、今回のイベントのチラシが
まだ貼ってあり、吉田類さんの「酒場放浪記」でべた褒めされたと
書かれていて、テンションダダ上がり!
ちょうど、藤村さんと初めてお会いした一年後に、ある会で
私は吉田類さんにナンパされ(笑)類さんの句会に参加していたのでした。
類さんと言えば、先日私の通っていた帽子の学校が「酒場放浪記」に登場したばかり。
(ハンチングがトレードマークの類さんが帽子を作ったのでした!)
ステキな人はモノは、こうやって結びつくんだなぁと、うれしくなったできごとでした。
とにかくそんな素敵な「タクシードライバー」、名古屋では知多繁さんでしか買えませんので
何卒宜しくお願い致します!
http://item.rakuten.co.jp/auc-chitashige/28011002/
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