クリエイターEXPOと私。

130704_5844_n.jpg3年前2013年7月に、クリエイターEXPOに出展した。
       
当時はまったく仕事がなく(正確に言うと連載一つだけ)
これがダメだったらイラストレーター辞めようというくらいの覚悟で臨んだ。
が、まったく仕事は来ず、結果は惨敗(と思われた)。
        
拙著にも書いたけれど、4か月後の12月の年末進行の繁忙期にまったく仕事がなく
オットは倒れ、半分鬱になりそうな状態で派遣で働くことを決めたら
なんとその10分後に、クリエイターEXPOで知り合ったB社の編集さんから
70点ものまとまった仕事が来たのだ。
    
ありがたいことに、B社さんには気に入っていただいたようで、半年後にも100点以上のお仕事を頂き
この秋にも新たにお仕事を頂けることになりそうだ。
   
結局、私のクリエイターEXPOはB社さんとの出会いだけで、充分元が取れた。
しかし、それだけではなかった。
    
EXPOからちょうど一年後の2014年7月に、やっぱりEXPOで知り合ったG社から、見開きカットのイラストの依頼があった。
発注から納品までなんと4日と言う超タイトなスケジュールにもかかわらず、なんとかやりきった。
    
そして、最近になって、その編集さんからの紹介だという別の編集さんから、100点もの依頼が入ったのだった。
   
小さなカットだけど、コンセプトがしっかりしていて
「陽菜さんのイラストは本当にピッタリだと思います」
と言っていただけたので、やりがいある仕事になりそう。
    
それから、EXPOでは「ウチはイラスト使わないんですよね」とおっしゃっていた
M社の編集さんが、この春に別の出版社と業務提携してイラストを使うことになり
3年近く経っていたにもかかわらず、私を思いだしてご依頼くださったお仕事もあったりしてビックリ。
   
   
そんなわけで、賛否両論あるクリエイターEXPO。
確かに広告や装画などの大きな仕事はなかなか来ないので、すごい売れっ子の方などは物足りないかも知れないし
すぐに結果は出ないかもしれないけど、いい仕事をして行けば、どんどん次へ次へと繋がっていくかもしれない。
   
特に地方在住者には、まとめて営業できるいいイベントかも、物事って長い目で見なくてはいけないのかもな、と感じたのでした。
ま、料金がかなり高いし、営業すごいし、いろいろ「むむむ?」と思うところはありますけどね。

そんなわけで、来年出すかどうかは未定。次出すなら漫画家ブースかなぁ。


                  


アド街ック天国で、昔一年だけ住んでた本八幡のことやってた。
本八幡と言えば、20年前、引っ越してすぐに、近所の人に「いいところですねぇ」と言ったら
「全然そんなことないわ。このへんはオヤジ狩り発祥の地だぞ」と口々に言われ
そう言われてみると、30〜40万くらいで車高の低いベンツ売ってるようなお上品なお店がそこここにあるのだった(笑)
    
その前に住んでた奈良の西大寺では「いいところですね」というと
ほぼ100%「そうなんです!!」という答えが返ってきたのとは対照的。
    
でもこうしてみると、けっこういいとこあるやん、本八幡。
一年しか住んでなかったし、20年も前だってのもあるけど、ケーキ屋のドルチアとコルトンプラザしか知らんかった。。。
私は2週間何冊でも借りられる図書館と、隣の東山魁夷美術館が好きだったなー。


                  


2015年10月発売の実話エッセイ。アトピーって痒いだけの病気じゃないんです。


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