トリモノ帖

鳥に関するあらゆるコト。あらゆるモノ。

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神話伝説の鳥図鑑・その6『八咫烏(やたがらす、やたのからす)』

080404yatagarasu2.jpg三本足の八咫烏は、熊野神の使いで、
太陽の化身とされている。
熊野では、カラスのことを「権現ガラス」とか
「烏牛王」と親しみをこめて呼んでいる。
熊野本宮大社では、1月7日に太陽の蘇りを表す
「八咫烏神事」が行われる。

大抵の鳥は好きなわたしですが、唯一カラスだけは苦手。
だけど、このカラスはどことなくユーモラスで憎めない様子をしています。
しかし真っ黒なカラスが太陽の化身とは不思議。
太陽に光を吸い取られた、全く正反対の《陰》だからなのでしょうか?
確かに鳥類の中でもカラスは賢く、道案内くらい楽にできそうではありますが。
    
  
日本神話で、神武東征の際、タカミムスビによって神武天皇の元に
遣わされ、熊野から大和への道案内をしたとされる三本足の鴉。
(しかし、三本足と明記はされていない。)

080404yatagarasu1.jpg日本サッカー協会のシンボルマークにも用いられている。

これは日本に初めて近代サッカーを紹介した中村覚之助に
敬意を表し、出身地・和歌山県那智勝浦町にある熊野三山の
八咫烏をデザインした物。

080404yatagarasu3.gif

中国の火烏がルーツだとも言われる。



2008/04/05 Sat
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