トリモノ帖

鳥に関するあらゆるコト。あらゆるモノ。

世界中の鳥好きさんに捧ぐ。

2020年6月29日「スバックを称えて」のGoogle

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スバック(バリ語:subak)とは、バリ島に見られる伝統的な水利組合である。現在のバリ島でも至るところで形成されており、その数は約1,200にも及ぶ。

スバックとバリ・ヒンドゥー
スバックは、「流水の分配」を意味するseuwakを語源としており、8~9世紀頃に高僧ルシ・マルカンディアによって初めて形成されたと言われている。水資源の不安定なインドで生まれたヒンドゥー教では水を万物の始原とする地母神信仰が盛んであり、これがバリ島土着のアニミズム的汎神論と結びつき、バリ・ヒンドゥーの体系において水が神格化されたことで、スバックの行事や運営は、水を中心とする神事と密接なつながりを有している。

各スバックはそれぞれに自らの寺院を保有しているほか、取水堰や主な分水堰(トムク)にも堰堤寺院や石製の祭壇が設えられており、スバックの構成員は農作業はもとより、水に関わる各種の宗教行事に対して共同で参加し、その費用を負担している。スバックの寺院(プラ・スバック)では、稲の女神デウィ・スリや水の神とされるブタラ・ウィスヌに対して豊饒を祈る儀礼が行なわれる。

スバックの運営
スバックは、バンジャール(部落)やデサ(村)とは独立して形成されており、その構造はさながらひとつの村のようである。スバックの構成員(クラマ・スバック)は灌漑耕地の所有によって決定される(したがって、あるバンジャールの構成員がいくつかの異なるスバックに分かれて所属していることもある)。

クラマ・スバックのあいだでは定期集会が開かれ、スバックの長(クリアン・スバックないしプカセ)が構成員の中から互選され、アウィグ・アウィグと呼ばれる合意事項が定められ、スバックはこれにしたがって運営される。具体的には、独自に土地税を徴収し、共同作業(ゴトン・ロヨン)への参加を義務として課し、水の取り入れの権利を強く保証し、紛争時には調停を行うとともに、盗水などの違反行為に対する厳しい罰則規定を設けるといった活動がみられる。文化人類学者のクリフォード・ギアツの観察するところ、「スバックの言葉は法であり、それに逆らうことは犯罪」なのである。

世界遺産
スバックに基づくバリの文化的景観は、2012年、「バリ州の文化的景観 : トリ・ヒタ・カラナの哲学を表現したスバック・システム」としてユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録された。この遺産は5件の棚田とその灌漑施設、および関連する寺院や湖から構成されている。その中には、18世紀に建立された王立水上寺院プラ・タマン・アユンも含まれているが、これはバリ島においてプラ・ブサキに次いで大きい寺院である。
Today’s Doodle, illustrated by Indonesia-based guest artist Hana Augustine, commemorates the culturally significant Indonesian irrigation system called subak, which was inscribed on UNESCO’s list of World Heritage sites on this day in 2012. This network of canals, tunnels, and dams has allowed the people of the island of Bali to sustain lush rice paddy fields and live in symbiosis with nature for over a thousand years.

The word subak refers not just to the irrigation infrastructure, but also to the cooperative social tradition that surrounds it. Through this system, a limited water supply is managed peacefully through some 1,200 collectives of individual farmers. Subak is considered to be a reflection of the ancient Balinese philosophy of Tri Hita Karana, which loosely translates to “three causes of well-being” and describes the ideal of spiritual, interpersonal, and natural harmony.

Firmly rooted in this ideology passed down through the generations, the traditional subak system has been upheld with unwavering dedication since its formation as early as the 9th century. In turn, Indonesian agriculturists have achieved an egalitarian rule of order that successfully sustains a harmonious balance between the land and the community of farmers that reap its benefits.

The practice of subak has created a majestic and abundant landscape of tiered rice paddy fields that waterfall for hectares, and is an irreplicable phenomenon that fills both the hearts and bellies of the Balinese people.

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2020年6月20日「2020 年冬(南半球)」のGoogle

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2020年6月20日「2020 年夏(北半球)」のGoogle

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2020年12月1日「2020 年夏(オーストラリア)」のGoogleも同じ

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2020年6月19日「ジューンティーンス 155 周年」のGoogle

「ジューンティーンス」とは「アメリカ合衆国で奴隷身分であった人々の解放」を祝う、連邦政府の祝日のこと。
英語: Juneteenth = 「6月」(June)と「19日」(nineteenth)の混成語。
「自由の日」(Freedom Day)、「歓喜の日」(Jubilee Day)、
「解放の日」(Liberation Day)としても知られる。
テキサス州に端を発し、現在はアメリカ全土で6月19日に祝われる。

北軍(北部合衆国軍)のゴードン・グレンジャー将軍がテキサス州ガルヴェストンにおいて1865年6月19日に、それまでにテキサス州で奴隷身分とされてきた全ての人々は自由であるとする連邦政府からの命令を読み上げたことを記念するもの。

エイブラハム・リンカーン大統領による仮の奴隷解放宣言は1862年9月22日、正式な公布は1863年1月1日。



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ひよこオスメスの見分け方。

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ひよこのオス・メスの鑑別は、孵化場で生まれた直後に行う。

鶏には食肉用の「ブロイラー」と産卵用の「レイヤー」があり
「レイヤー」はメスのみのため
オス・メスの鑑別作業はとっても重要!
そのため特殊技術者である“初生ひな鑑別師(通称:ひよこ鑑定士)”によって行われる。

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日本人の鑑別師は指先が器用なので、鑑別率99.5%以上の正確さを誇る。
熟練の鑑別師は、5分間に約100羽を鑑別できるというから驚き!

◎鑑別方法・・・大きく3種類に分かれる
①肛門鑑別法
従来から行われている最も一般的な方法。
ヒナの肛門の奥の退化交尾器の有無により判定。
小突起があればオス、なければメス。

②翼羽鑑別法
鶏種を改良し、羽根の形から雄雌を判別可能となった方法。
主翼の発育の遅速などの伴性遺伝を利用。
の翼羽の伸びの速度(雌ビナが速く雄ビナは遅い)で判定。

③カラー鑑別法
鶏種を改良し、ヒナの外見から鑑別する方法。

他に、ヒナへの負担が大きいため廃れた「ヒヨコ性別鑑定機」
ヒナがある程度大きくなるまで待つ「第二次性徴」
まだ開発中で実用には至っていない「機械学習」「染色体マーカー法」などがある。



ひよこのオス・メスの鑑別方法とは!

update : 2020/06/04 Thu
2015/07/15 Wed


ワタシのマンガブログ。ひよこカップルが大活躍☆
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鳥キャラ図鑑・その73『毎日でぶどり』

ななんと、このブログにしては珍しくめっちゃ早い掲載です。
ダヴィンチでは本日より連載の模様。
とはいえ、すでに2冊既刊で3巻目なのですね。
とぼけた味がたまりません。
著者の橋本ナオキさんはSEとして勤務した経験を活かして
このようなマンガを描かれている模様。すんばらし。


     


仕事や成長できず迷っているアナタに
ちょっとしたヒントをくれる漫画「毎日でぶどり」
ダメにわとりの「でぶどり」と意識高い系ヒヨコの「ひよ」が
日常のちょっとした悩みを代弁します。
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絵:橋本ナオキ
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橋本ナオキ(はしもと・なおき)
イラストレーター。大阪府大阪市出身。
関西学院大学を卒業後、東京のIT企業にてシステムエンジニアとして勤務。
社内研修で10年後どうなっていたいかを聞かれて
「イラストやデザインがやりたい」と気づく。
ある時期に終電帰りが続いたことで働き方に疑問を持ち、約1年半で退職。
その後、バンタンデザイン研究所にてグラフィックデザインを学んだのち
フリーランスとして活動を開始。
現在はInstagramの漫画「毎日でぶどり」の運営・LINEクリエイター・
ブログを使った固定収入作りを中心に活動。
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美しいハトの仲間02:ミノバト

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ミノバト(蓑鳩)
ハト目ハト科属に分類される鳥類。
◎分布
   東南アジア、インドネシア、ベンガル湾に浮かぶインド領の
   ニコバル諸島などに生息し、別名を「ニコバルバト」という。
◎形態
   体長約40センチメートルと大型のハトで、首から背にかけて
   蓑のような羽を持っていることからその名が付いた。
◎その他
   近年のDNA分析の結果、ハト科の中でも17世紀末に絶滅した
   ドードーに最も近縁の鳥であることが明らかとなった。
◎学名:Caloenas nicobarica
◎英名:The Nicobar Pigeon


     


ドードー(モーリシャスドードー) ハト目ドードー科
学名:Raphus cucullatus 英名:Dodo
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ミノバトも40センチほどの大型のハトですが
ドードーは嘴だけで25センチほどあるものもいたといわれ
かなり大きな鳥だったようです。

#ハトの仲間

https://www.boredpanda.com/interesting-pigeon-breeds/?utm_source=twitter&utm_medium=social&utm_campaign=organic

http://netgeek.biz/archives/163654
続きを読む>>
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美しいハトの仲間01:コアオバトとアオバト

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コアオバト(小青鳩)
ハト目ハト科アオバト属に分類される鳥類。
◎分布
   インドネシア、マレーシア、シンガポール、ブルネイ
   フィリピン、タイ南部、カンボジア、ベトナム南部
◎形態
   全長27㎝。雄は頭部灰色で胸はオレンジがかり、翼は淡い緑色。
   雌は全体的に緑色。虹彩は赤色。
◎生態
   森林に生息する。
   都市部の公園でもよく見られ、東南アジアでは一般的な種。
◎学名:Treron vernans
◎英名:Pink-necked green pigeon


     


近縁のアオバトなら見たことがある。
神奈川県の大磯町はアオバトが飛来する名所なのだ。

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アオバト(緑鳩)は、ハト目ハト科アオバト属に分類される鳥。
◎分布
   中国、台湾、日本   
   本州、四国、九州で繁殖する留鳥。
   北海道では夏鳥(6月初旬に道内に飛来し秋になると本州へと渡る)
◎形態
   全長33cm。名前の通り全体的にオリーブ色だが
   オスは頭から胸にかけてが黄色、腹はクリーム色、肩から羽が暗赤色。
   一方メスはそれらの箇所もオリーブ色である。虹彩は青色。
◎生態
   広葉樹林や針広混交林を好み、単独~多い時は10羽程度の
   群れを作って行動する。
   「オーアーオー」等と聞こえる独特の声で鳴く。
   樹上に木の枝を束ねた皿型の巣を作る。
   植物食で果実や種子等を食べる。

   6月頃に乳白色の卵を産む。一腹卵数は2卵。
   現在、繁殖が確認されているのは日本のみ。
   比較的身近な鳥でありながら、その産卵習性などが
   発見されたのは、戦後(第二次世界大戦)以降の事。

   森林に生息しているが夏から秋にかけて
   海岸に現れることもある。
   その理由は塩分やミネラル補給のためと考えられている。
   小樽市や神奈川県大磯町の海岸などでは
   アオバトが連日、群れで遠路飛来。
   海水を飲む行動が頻繁に観察されている。
   この行動を行う場所はほぼ固定されている。

   その際、尾羽から下半身にかけてを意図的に海水に
   漬ける「尾浸け」という行動を行うことが知られているが
   なぜそうするのかは明らかになっていない。
   海水を飲む際には高波に呑まれたりハヤブサに襲われて
   命を落とす個体もいるという。
   なお、当然ながら海のない地域(栃木県など)の集団は
   海水を摂取する行動はとらない。
◎学名:Treron sieboldii
◎英名:White-bellied green-pigeon

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#ハトの仲間


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