トリモノ帖

鳥に関するあらゆるコト。あらゆるモノ。

世界中の鳥好きさんに捧ぐ。

ひよことむぎばたけ/フランチシェク・フルビーン (著), ズデネック・ミレル (イラスト), きむら ゆうこ (翻訳)

080522mugi.jpg迷子のひよこが
お母さんを探しています。

カラス麦に訊いても、
大麦に訊いても
お母さんの居場所を
知りません。

小麦に「ライ麦に
訊いてごらん」と言われ、
ライ麦に尋ねます。

この表紙を見ての通り、とっても美しいイラストで、
ひよこがホントにかわいいのです。

本文中は小麦・大麦・カラス麦・ライ麦がきちんと描き分けられていて、
普段小麦粉を使ってはいても、麦畑を見たこともない人も多い日本人には
新鮮な感動かも知れません。
ライ麦なんて、文学の中でしか耳にしない言葉かも。

この絵本はチェコの詩人・フルビーンの作品で、さすが詩人らしく
短い言葉で生き生きと情景が浮かんできます。
親子の情愛を感じられる、心温まる作品。  
    
 
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コケッコーさんとはらぺこひよこ (コケッコーさんシリーズ 3)/かろくこうぼう

080521kokekko-san3.jpg2003年に月刊誌として出版されて以来、
多くの子育て中のお母さんや子どもたちに
愛されてきたコケッコーさんシリーズ第三弾。
(3にしたのは、この表紙とタイトルの
『はらぺこひよこ』に惹かれて → 自分を
見てるようで?)

背景の小物から1匹1匹のひよこたちの仕草や
表情まで、かわいさがぎゅっとつまった
絵本です。

このコケッコーさんの形態(タマゴにイヌの耳がくっついたような)は
とっても不思議ですが(てっぺんの角はトサカ)ひよこは文句なしにカワユイ。
それにしても、これだけのものを立体で作り上げるって大変そうだなぁ、
と同じ創作者として、気が遠くなる想いのするワタシなのでした。

続きをクリックすると、シリーズ4作品の説明に飛ぶことができます。

出版社/著者からの内容紹介
コケッコーさんと10匹のひよこたちがくり広げるにぎやかな日常を、
画面の隅々まで作り込まれた立体制作物でお届けします。

   
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3ばのちびのひよこ (ゆびにんぎょうえほん)/ニコラ スミィ (著), Nicola Smee (原著), 末吉 暁子 (翻訳)

080520chibi_hiyoko.jpg表紙のタマゴの中のひよこが
指人形になっていて
ページをめくるごとにひよこの数が
増えて行きます。
3匹全部そろったら「こっこっこっ」と
みんなで餌をついばみます。

読みながら指人形を動かすと
赤ちゃんは大喜び。
ちょっと大きくなると自分でも
遊ぶことができます。

とにかくかわいくて楽しい絵本。
    
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ひよことあひるのこ/ミラ・ギンズバーグ (著), ホセ・アルエーゴ (イラスト), さとう としお (翻訳)

080519hiyoko_ahiru.jpgこれはとってもかわいいお話。
絵もとってもきれいで可愛らしい。

二つのタマゴから孵った
ひよことあひるの子。

生まれて最初に見たもののあとをついて回る
と言うひよこ。
そして子供は何でも真似をしたがるもの。

ひよこも、自分よりちょっとだけ早く生まれた
あひるに負けないよう何でも真似してみせます。

でも、あひるの子にはできても、どうしても
ひよこにはできないことがありました。
    
果たしてそれは何でしょう?
    
  
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とんでもないおきゃくさま 新装版 - グリム童話/バーナデット・ワッツ (イラスト), ささき たづこ (翻訳)

080518okyaku_sama.jpgいたずら好きな「おんどり」と「めんどり」
=「とんでもないおきゃくさま」のお話。

とんでもないいたずらばかりしておきながら、
まったく罰が当たらないので、
教育的に疑問視する声はあるものの、
それを抜きにしても楽しめる愉快なお話です。

1990年に出た最初の版に対して
今年2008年に新装版が登場。

色鉛筆のようなやさしいタッチのイラストは
登場しない動物や背景まで丁寧に描かれていて
お話の筋を追う以外に、絵を眺めるだけでも
楽しめる絵本らしい絵本。
    
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ひよこのコンコンがとまらない - 北欧のむかしばなし/ポール・ガルドン (作・絵), 福本 友美子 (翻訳)

080517hiyoko_konkon.jpgひよこのタッペンの咳を止めるために、
大奮闘するお母さんのコッコさんのお話。

いずみに水をくれるように頼むと、
コップがあればあげるよと言われ
カシの木にコップがほしいと言えば
枝を揺すってくれればねと言われる。

そんなこんなでたらい回しにされながらも
無事タッペンは水を飲むことができたのでした。


こういった民話はちょっとずつ形を変えながら世界各地に存在するのですね。

◆出版社からの内容紹介
おおきなたねを のみこんで、コンコンと 
せきが とまらなくなってしまったひよこのタッペン。
めんどりのコッコさんは、タッペンをたすけようと はしりまわりますが……。

スカンジナビア半島に古くから伝わるお話を、絵本の名手ポール・ガルドンが
楽しい語り口に再話し、生き生きと躍動感あふれる絵をつけました。
くりかえしが愉快な昔話。
   
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10このちいさなおもちゃのあひる/エリック カール (著) くどう なおこ (翻訳)

080516omocya_ahiru.jpgはらぺこあおむし』で有名な
エリック・カールさんの音のなる仕掛け絵本。
カールさんの展示を見に行って、思わず
この本の展示の前で萌え萌えに。

グッズもあおむしくんに次ぐ数で
人気のほどが伺えます。
(購入したグッズはまた別の機会に♪)

気になるお話はと言うと・・・
工場から運ばれてゆく船から落ちた、
おもちゃのあひるたちの大冒険。


いろんな動物に出逢う場面が
いつものカールさんの美しい色彩で描かれ、
まるでポスターのような鮮やかさ。
訳者の工藤さんの歌うような文章は、
大人も子供もつい口ずさんでしまいます。

わたしはラストが何とも言えずお気に入り。
いつか実際にこんな光景が見られたら素敵だろうなぁ、と
つい鳥好き、あひる好きはわくわくしてしまうのです。
    
  
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鳥と花の贈りもの/串田孫一(文)叶内拓哉(写真)

080515torihana_okurimono.jpg表紙のやさしく愛らしい
イラストにひかれ、思わず購入。
そのときなんとワタシは¥500しか
持っていなくて、慌てて連れに
お金を借りてまで購入。

結局「いいよ、買ってあげるよ」
と買ってもらってしまいました。
えへへ。

いただきものになったことで、ますます
大切な本に。

中はカイドウやロウバイやハスなど、
美しい花と愛らしい小鳥たちの写真が
いっぱいで、思わず笑みがこぼれます。

添えられた文もやさしくあたたかく。
鳥好きさんもそうでない人も幸せな気分になれる
ホントに贈りもののような美しい本です。
    
  
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Niwatori 十二支 第十番 酉/高岡 一弥, 久留 幸子

295743291_30.jpg
『Niwatori』
と言う本を見付けて、思わず衝動買い。

ニワトリばっかりかと思ったら、
ちゃんとヒヨコも載っていた。

平成の若冲を目指そうかしらん。
なーんてね♪
   
   
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ことりをすきになった山/アリス マクレーラン(著),エリック カール(絵)

071028kotori_suki.jpg岩だらけの孤独なの山と、一羽の小鳥の交流。
エリック・カールの美しいコラージュと合わせて
楽しめる、美しく格調高い物語。


ことりをすきになった山 (大型本)
アリス マクレーラン (著), ゆあさ ふみえ (翻訳),
エリック カール(絵)
価格: ¥ 1,470 (税込)
出版社: 偕成社 (1987/10)
ISBN-10: 4033273409
ISBN-13: 978-4033273402
発売日: 1987/10
商品の寸法: 28.6 x 20.8 x 1 cm
おすすめ度:★★★★★ (4件のカスタマーレビュー)



2007/10/29 Mon
   
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