ひよことむぎばたけ/フランチシェク・フルビーン (著), ズデネック・ミレル (イラスト), きむら ゆうこ (翻訳)
迷子のひよこがお母さんを探しています。
カラス麦に訊いても、
大麦に訊いても
お母さんの居場所を
知りません。
小麦に「ライ麦に
訊いてごらん」と言われ、
ライ麦に尋ねます。
この表紙を見ての通り、とっても美しいイラストで、
ひよこがホントにかわいいのです。
本文中は小麦・大麦・カラス麦・ライ麦がきちんと描き分けられていて、
普段小麦粉を使ってはいても、麦畑を見たこともない人も多い日本人には
新鮮な感動かも知れません。
ライ麦なんて、文学の中でしか耳にしない言葉かも。
この絵本はチェコの詩人・フルビーンの作品で、さすが詩人らしく
短い言葉で生き生きと情景が浮かんできます。
親子の情愛を感じられる、心温まる作品。
2003年に月刊誌として出版されて以来、
表紙のタマゴの中のひよこが
これはとってもかわいいお話。
いたずら好きな「おんどり」と「めんどり」
ひよこのタッペンの咳を止めるために、
『
表紙のやさしく愛らしい
岩だらけの孤独なの山と、一羽の小鳥の交流。


