日本の国鳥・キジ(世界の国鳥・1)
その国を象徴する国鳥。
最初はわが日本の鳥です。
日本の国鳥は1947年3月に
日本鳥学会によってキジ(雉)に
制定されました。
ほかにウグイスやハトなど、いかにも
日本らしい鳥が候補にあがりましたが
大多数の支持を得てキジに決定。
主な理由として
・日本固有の野鳥である
・渡りをしないので一年中日本中で見られる
・姿が優美で美しく狩猟に最適で肉が美味
・古事記・日本書紀に記載があり「桃太郎」にも
登場するので子供にもなじみがある
などがあげられます。
キジは、世界中で主要な狩猟鳥となっています。
国鳥が狩猟対象となっているのは、日本だけだそうです。
国鳥に選ばれた理由の一つに
「狩猟対象として最適であり、肉が美味」
というものが含まれているのが、どうも・・・
キジ(雉子、雉)
学名:Phasianus versicolor)キジ目キジ科の鳥。
国内の多くの自治体で「市町村の鳥」に指定されている。
日本では本州、四国、対馬を除く九州に留鳥として生息。
日本にはキタキジ、トウカイキジ、シマキジ
キュウシュウキジの4亜種が自然分布していたが
ユーラシア大陸が原産地であるコウライキジが
主に北海道など、もともとキジが生息していなかった
地域に狩猟目的で放鳥され、野生化している。
◇その他豆知識
・日本銀行券D壱万円券の裏面に描かれていた。
・飛ぶのは苦手だが、走るのは速い。時速32kmを記録。
・「ケーン」と鳴き、「けんもほろろ」という言葉は
この鳴き声に由来している。
・「頭隠して尻隠さず」ということわざは、草むらに
隠れたつもりになったキジの様子に由来している。
・きしめんの語源には諸説あるが、キジ肉を平打ちの
麺の具にして藩主に献上したという説もある。
・民話によく登場し、日本の野鳥としては知名度は高い。
・「雉丼」に実際に使われているのは鶏肉である。
最初はわが日本の鳥です。
日本の国鳥は1947年3月に
日本鳥学会によってキジ(雉)に
制定されました。
ほかにウグイスやハトなど、いかにも
日本らしい鳥が候補にあがりましたが
大多数の支持を得てキジに決定。
主な理由として
・日本固有の野鳥である
・渡りをしないので一年中日本中で見られる
・姿が優美で美しく狩猟に最適で肉が美味
・古事記・日本書紀に記載があり「桃太郎」にも
登場するので子供にもなじみがある
などがあげられます。
キジは、世界中で主要な狩猟鳥となっています。
国鳥が狩猟対象となっているのは、日本だけだそうです。
国鳥に選ばれた理由の一つに
「狩猟対象として最適であり、肉が美味」
というものが含まれているのが、どうも・・・
キジ(雉子、雉)
学名:Phasianus versicolor)キジ目キジ科の鳥。
国内の多くの自治体で「市町村の鳥」に指定されている。
日本では本州、四国、対馬を除く九州に留鳥として生息。
日本にはキタキジ、トウカイキジ、シマキジ
キュウシュウキジの4亜種が自然分布していたが
ユーラシア大陸が原産地であるコウライキジが
主に北海道など、もともとキジが生息していなかった
地域に狩猟目的で放鳥され、野生化している。
◇その他豆知識
・日本銀行券D壱万円券の裏面に描かれていた。
・飛ぶのは苦手だが、走るのは速い。時速32kmを記録。
・「ケーン」と鳴き、「けんもほろろ」という言葉は
この鳴き声に由来している。
・「頭隠して尻隠さず」ということわざは、草むらに
隠れたつもりになったキジの様子に由来している。
・きしめんの語源には諸説あるが、キジ肉を平打ちの
麺の具にして藩主に献上したという説もある。
・民話によく登場し、日本の野鳥としては知名度は高い。
・「雉丼」に実際に使われているのは鶏肉である。
日本の国鳥なぜキジ?(2007年11月06日 読売新聞)
国鳥(こくちょう)とは
Q.日本の国鳥はキジだそうですが
どういういきさつで決まったのですか。
(滋賀県甲賀市 奥村喜代)
A.固有種でなじみ深い
キジを国鳥と決めたのは日本鳥学会で1947年3月の
ことです。47年の同学会の学会誌「鳥」にはほかに
ヤマドリ、ウグイス、ハトなどの候補があったが
大多数がキジを支持して決まったと簡単な報告が
あるだけです。
当時、山階鳥類研究所員で東京薬学専門学校講師
だった高島春雄さんが、日本野鳥の会の会誌「野鳥」
の13巻1号(48年)に「国鳥キジ」として議論の一端を
紹介しています。
それによると、キジを推薦した人は
〈1〉終戦後の日本には520種の野鳥がいるが
日本固有の種はキジとヤマドリだけ
〈2〉キジは渡り鳥でなく、本州、四国、九州で
一年中姿を見ることができる
〈3〉雄は姿が優美で、羽も美しい
〈4〉大きく、肉の味がよく、狩猟の対象に良い
〈5〉古事記、日本書紀に「キギシ」の名で記載があるほか
桃太郎にも登場し、子供にもなじみがある
〈6〉雄の飛ぶ姿は力強く男性的。雌は山火事の火が
巣に迫っても巣から去ろうとせず、卵やひなを守り
母性愛の象徴のように言われる――
と六つの理由をあげています。
ハトは平和の象徴として、ヒバリが声が良いことから
推薦があったそうです。
ヤマドリを支持した高島さんは、多数決でキジになった
第一の理由を「日本固有の鳥だから」と説明しています。
また、狩猟や食用の対象として支持されたことに関係し
「(生息数が)減っただけは減らした人たちが自らの手で
必ず増やし、急激に減少しないようにして欲しい」
と書いています。
(2007年11月06日 読売新聞)
国鳥(こくちょう)とは
その国を代表・象徴する鳥。
日本の国鳥・・・雉(キジ)
1947年日本鳥学会において選定。
◇決まり方
・国家機関が選定する場合
・全国的な鳥類学術機関が選定する場合
・特に選定されず歴史的に認知されている場合
など様々な例がある。容姿や分布のみならず
狩猟文化や食文化なども 含めた国民的な知名度
親近感を考慮した上での選考の結果。
◇地域による国鳥になる鳥の種の違い。
以下、それぞれの地域で多い鳥の種類。
アジア・・・キジ科
アフリカ・・・ツル目
ヨーロッパ・・・スズメ目
中米・・・キヌバネドリ目(ケツァール!!)
南米・・・コンドル類
◇逆に国鳥に少ないグループ
ダチョウ目・ペリカン目・チドリ目・フラミンゴ目
ツメバケイ目
ペンギン目を国鳥とする国は現在のところ存在しない。
◇国鳥の扱い
・国により国民の認知度に差がある。
・手厚く保護される場合
・日本は国鳥である雉を狩猟している。
・フランスの国鳥の鶏は家禽である。
・モーリシャスの国鳥のドードーは人間(つまり
モーリシャス国民の先祖)の進出によって絶滅した鳥。