トリモノ帖

鳥に関するあらゆるコト。あらゆるモノ。

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神話伝説の鳥図鑑・その18『ハンサ』

080822hamsa.jpgハンサ Hamsa
アートマン(『ヴェーダの宗教(*1)』用語。
意識の最も深い内側にある個の根源を意味する。
真我。=ブラフマン)を象徴する神聖な鳥。

ヒンドゥー神話では、万物の父で
創造神ブラフマーの乗り物とされる。

中央アジアに生息するガチョウのことを
指していたともいわれる。
ブラフマーの乗り物は他に白鳥、孔雀がいる。

インドではガチョウは飛び方の高貴さと色の白さから神聖視されていて、
純粋さや神の知識などを司る。
    
  
*1:ヴェーダの宗教 (Vedic Religions)とは、ヴェーダを聖典とする
 古代インドの宗教で、『バラモン教(*2)』と呼ばれている。

*2:バラモン教(Brahmanism)=ブラフミンの宗教。
 司祭階級バラモン(ブラフミン)を神と同一視して敬う強いカースト制が特徴。
 ブラフミンは宇宙原理であり創造神ブラフマーと同一だとされる。

つまり、アートマン=ブラフミン=ブラフマン。

仏教などのちにインドで起こった新宗教はアンチ・ヴェーダの立場で、
カースト制度を否定するものであり、釈迦はブラフミンも神も否定したが、
のちに仏教はバラモン教の神々を守護神や眷属として取り込んでゆく。

バラモン教と対峙する形で始まった仏教だが、広まって行くにつれ、
バラモン教の神々を吸収して行く事となる。

仏教に対峙して衰退したバラモン教は、のちにヒンドゥー教として発展して行く。 
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