update : 2008/08/08 Fri |
神話伝説
足が3本あり、太陽の化身だとされる、日本の
八咫烏に似た
中国の伝説上の鳥。
中国では古くから、太陽の中にカラスが棲むとされ、
それが火烏と呼ばれていた。
太古の中国では、太陽が10個あったため、地上は干ばつで
苦しんでいた。弓の名手が9個の太陽を矢で射ると
射抜かれた太陽は、火烏となって落ちたと言う。
背に太陽を乗せて運ぶとも、口から噴いた火が太陽になる、
ともいわれる。
干ばつの神。太陽の象徴。三足烏(さんそくう)。瑞鳥。
天帝の子であるという説があり、弓の名手が我が子である
火烏を矢で射抜いて殺したことに腹を立てた天帝が、
弓の名手を天界から追放してしまう。
困った名手は西王母から不死の薬をもらう。
その薬を半分飲むと不死になり、全部飲むと天界に
帰ることができるというので、名手は妻と二人で分け合い、
不死になろうとするが、妻は一人で全部飲んでしまう。
妻はさすがに天には戻らず、月へ行くが、そこでなぜかカエルになってしまう。
それで中国では、太陽にカラスが、月にカエルがいる、と言われているそうだ。
で、名手はどうなったんでしょうかね???
関係ない奥さんはカエルになって残ってるのに。
2008/08/08 Fri