トリモノ帖

鳥に関するあらゆるコト。あらゆるモノ。

世界中の鳥好きさんに捧ぐ。

『アンガスとあひる』マージョリー・フラック・作・絵/瀬田貞二・訳

150830angas98.JPG何でも知りたがる、子犬のアンガス。
ガーガー鳴くアヒルのあとをついて行って・・・

さて、アンガスはどうなるでしょう?

単純だけど見事な展開で
思わず微笑んでしまう内容になってます。


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『アンジェロ』デビッド マコーレイ・作・絵/千葉 茂・訳

150830anjero200_.jpgコレも泣いてしまいます。

仕事だけに情熱を傾け、
一筋にひたむきに生きてきた老人の
人生の最後に触れ合った、ハトとの物語。

ハト以外に看取られず、孤独に死んだことを
卑屈になど描いてはいません。

どう生きて、どう死んでいくか。

何が不幸で、何が幸せか。

それは人それぞれ。


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『おしゃべりなたまごやき』寺村 輝夫・作/長 新太・絵

150829tamago-yaki1.jpg
大好きな絵本。
王様がお茶目で、
かわいいったらないのです。

実際には、王様は国の一番偉い人、
なはずなのに。

いろいろ難しいことを
決めているはずなのに、
童話の中の王様って、大抵のんき。

この王様も、そんな感じです。

王様の悩みが、
たまごやきくらいしかないのでは??
そんなのどかな、のんびりとしたお話。

オチも楽しい!!

鳥好きな私には、
たくさんの鶏が登場するシーンに
萌えてしまうのでしたww


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『おとなしいめんどり』ポール ガルドン作・絵/谷川俊太郎・訳

150829otonasii_mendori.jpg猫と犬とネズミと
おとなしい赤いめんどりが
一緒に暮らしていますが
働くのはめんどりだけ。

残りの三匹は寝てばかり。
手伝ってと言っても
「いやだね!いやだよ!いやだなあ!」
という返事ばかり。

しかしある日、
3匹とめんどりの立場が逆転します。
そこが痛快です。
絵も味があって素敵です。


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「にわとりとたまご」イエラ マリ、 エンゾ マリ

150829iela_mari_niwatori_book.jpg8/30まで、地元愛知県の
刈谷市で開催していた「イエラ・マリ展」
とても素晴らしい展覧会でした。

イタリアの絵本作家、イエラの絵本は
文字がなく、始まりと終わりがないのも
大きな特徴だそうで。

主なテーマは「命の循環・命の連鎖」。

たとえば
リンゴに蝶が受粉して実がなり
リンゴの中にいた毛虫がやがて蝶になる。

たとえば
ワニはヒョウを食べ、ヒョウはオオカミを食べ
オオカミはヤマネコを食べ、途中
ヘビや蚊や人間をはさんで、ワニも何かに食べられ

たとえば
春が来てイタチは冬眠から目覚め、鳥は卵を産み
夏が来てイタチは活発に動き回り、鳥は子育てし
秋が来てイタチは冬眠の準備をし、鳥は巣立ち
冬が来てイタチはまた冬眠する

この絵本も
にわとりが卵を産み、卵がひよこになり
やがてそのひよこも成長してにわとりになる

どこが始まりでも終わりでもなく
どこからでも始められる

あの永遠の命題
「鶏と卵はどちらが先か」
に答えたかのような作品。

(実際にはこの命題には答えは出たのですが)

鳥好きならば文句なしに愛おしくなる一冊。


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『江戸鳥類大図鑑 THE BIRDS AND BIRDLORE OF TOKUGAWA JAPAN よみがえる江戸鳥学の精華『観文禽譜』』

130908edo_birds2.jpg今日ご紹介する本は
2008年の世界で最も美しい本コンクールで
銀賞を獲得した豪華本。

江戸鳥類大図鑑 THE BIRDS AND BIRDLORE OF TOKUGAWA JAPAN
堀田 正敦 (著), 鈴木 道男 (編集)
価格: ¥ 36,750

定価:36750 円(本体:35000 円)  
四六倍判  816頁  2006.03
ISBN978-4-582-51506-0 C0645 NDC分類番号 488

江戸時代、幕府の中枢にいた堀田正敦が40年かけて執筆した鳥類図鑑に現代鳥類学の知見を加えて解説した。1170点の美しい細密画と膨大な鳥の情報がぎっしり入った豪華鳥類百科。

【商品の説明】

■内容紹介
徳川幕府の若年寄、下野佐野藩主 堀田正敦(1755~1832)の鳥類図鑑、いわゆる「堀田禽譜」を中心に、一部の失われた鳥の図を、この図鑑にゆかりの深い、同じ原図を含むものなど、同時代の鳥類図譜から補って構成したもの。鳥名およびその説明の部分と、古典からの膨大な引用は翻刻に止めたが、正敦による鳥の解説は現代語に訳し、それに加えて編著者が解説を施している。

■著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
鈴木/道男
1958年生まれ。東北大学理学部天文および地球物理学科第一(天文学)卒業、同大学院文学研究科博士前期課程(ドイツ語ドイツ文学)修了。東北大学文学部附属日本文化研究施設助手、東北大学教養部および言語文化部を経て、現在東北大学大学院国際文化研究科助教授。専門は比較文化論。現在のテーマは、江戸博物学の文化論的研究と、トランシルヴァニアのドイツ系少数民族(ズィーベンビュルガー・ザクセン)の文化に関する研究。日本雁を保護する会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


大型本: 814ページ
出版社: 平凡社 (2006/3/18)
ISBN-10: 4582515061
ISBN-13: 978-4582515060
発売日: 2006/3/18
商品パッケージの寸法: 27.4 x 21.2 x 6.4 cm

130908edo_birds1.jpg
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『世界の美しい鳥』上田恵介 (監修)

130213pie_books0.jpg
大好きなPIE BOOKSさんから、またまたツボな素敵な本が出てました―!!

じゃじゃーーーん!!
その名も何と「世界の美しい鳥」!!
これは鳥好きにはたまりません。
180羽ものかわいい鳥さん写真が満載!!

PIE BOOKSさんのサイトでもちら見できるようです。

130213pie_books1.jpgなんですかっ
このかわいい鳥はっっ!!
特に右の「キューバコビトドリ」というのは
悶絶モノのかわいさ&美しさ!!
きゃーーーーーーん!!


てなわけで、ちょこっと調べてみました。(こっから先ちょこっとは、本とは関係なし)
755px-Todus_multicolor_-Ciego_de_Avila_Province,_Cuba-8.jpgキューバコビトドリ
学名:Todus multicolor
英名:Cuban Tody
ブッポウソウ目 コビトドリ科コビトドリ属
分布:キューバ
全長10cm・体重5〜7g。
(鳥類で最も小さいハチドリ類の中の平均的なサイズ)
主食:昆虫(クモ、トカゲなども)や果実。
巣:地面に巣穴やトンネルを掘ったり、カニの古巣を住処にして生活。
ひなあられを濃くしたような配色を持つ羽毛が可愛い。

よく似たのにジャマイカコビトドリというのがありますが
このピンクの色がないそうで、やっぱキューバコビトドリの方が、かわいさで勝ち♡

キューバの固有種は
Cuban Trogon キューバキヌバネドリ 25-28cm
Bee Hummingbird マメハチドリ 世界で最小の鳥 5.5cm

などなど、どれもかわいい♡

というわけで、本の情報に戻ります〜


ワタシのマンガブログ。ひよこカップルが大活躍☆
https://ameblo.jp/hiyoko-dagane/
120712_hiyoko-dagane1383487780473.jpg


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『カラスのパン屋さん』かこさとし



私がお勧めするまでもな、絵本の古典のようなものですが
やっぱり、いいものはいいですね。

個性的なカラスたちを、一羽一羽じっくり眺めているだけで飽きませんし
いろんな種類のパンが出てくるシーンは、食いしん坊はワクワク!!

小さな子どもはきっと、もっとワクワクするんだろうなぁ。


と思っていたら、こんな本が出ていました!!

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『がちょうのたんじょうび』新美南吉/黒井健



黒井健さんの絵がとっても素晴らしい!!
かわいくて、ずっと手元に置いておきたくなる本です。

鳥好きの私は、「がちょう」に惹かれて読んだのですが
とってもかわいくて、ほほえましいふたつのお話でした。


『がちょう』は、最後がちょっとかわいそうなんですが
それでも、そこに至るまでの、心やさしい動物たちの
ほのぼのさは伝わって、やさしい気持ちにさせてくれます。


『こぞうさん』は、とにかくかわいい!!
お話もとってもよいのですが、黒井健さんの絵がとってもいい!

子供のこぞうさんのかわいらしさはもちろん、檀家の人々は
大人なのに、なんとなくかわいらしく、味わいがあります。

また、その檀家の人たちのユーモアセンスのある、温かいこと!!
読み終わったときに、なんともふんわりと優しい気持ちになれること
うけあいです!!

どうぞ、南吉の心やさしい世界に触れてみてくださいませ☆


hiyoko_dagane_bn.gif

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Birds of America/John James Audubon

090413audubon.jpg『リョコウバト〜オーデュボンの祈り〜』
とりあげた、鳥類学者にして博物画家の
ジョン・ジェームズ・オーデュボン
(John James Audubon
1785年4月26日 - 1851年1月27日)。

生まれてまもなく実の母と死別後
フランス人船長オーデュボンの養子になり
7歳から絵を習い始めます。

18歳でアメリカに渡り、農業や雑貨屋を
経営するも、絵ばかり描いていた彼は
破産して借金のために投獄された事も。

本の出版を思いつき、妻に生活を支えてもらいながら
各地を旅して絵を描きためますが、アメリカでは出版できず
イギリスに渡って何とか出版に漕ぎ着けます。

それまで標本で描かれる事がほとんどだった博物画と違って
彼の絵は生き生きと描かれ、また実物大で描かれているのが特色で
博物画集の傑作と言われています。
余談ですが、博物画の植物版と言うべき植物画は必ず
実物を見て描くという事と実物大で描くことが基本となってます。

最初の著書『アメリカの鳥類』(Birds of America, 1838年)には
彼の水彩画を元にした435枚の彩色銅版画が収められています。

このオーデュボンの生涯を見るとまさに
「鳥を愛し鳥に生涯を捧げた」
と言えるでしょうね。

うーむ。鳥好き度はまだまだですなぁ。

ところで、当blogの総記事数が500を超えました。
それでも鳥のネタはまだまだ尽きそうにありません。
コレからも細々と続けて行きたいと思います。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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