トリモノ帖

鳥に関するあらゆるコト。あらゆるモノ。

世界中の鳥好きさんに捧ぐ。

福井県の鳥・ツグミ(都道府県の鳥・10)

090410tsugumi1.jpg090410tsugumi2.jpgeteさんのblogより
『寒中鳥撮り』

ある吹雪の日、eteさんが
カイツブリを目当てに撮影に
出かけると、やがて晴れ間が。

そこへ現れたツグミ。
そのうちもう一羽も現れて喧嘩。
縄張り争いでしょうか?

ツグミ(鶇)
学名:Turdus naumanni
英名:Dusky Thrush(黒っぽいツグミ)
スズメ目ツグミ科ツグミ属

体長は 20cm。
上部は灰色〜茶色。眼の上腹部は白色。

北東アジアに分布。
夏場はシベリアなどで繁殖、冬場は群れで日本や中国に渡来して越冬。

日本国内全国で見られる代表的な冬鳥。

◇ツグミという名前の由来◇
ツグミは越冬中はほとんど鳴かないので、日本国内にいる間はめったに
鳴く姿を見られない。(春の渡りの前にときどき見られることはある)
口をつぐむの意で「ツグミ」と呼ばれるようになった。

090410tsugumi3.jpgこちらはwikiから。
(このblogの記載のない鳥の画像は
すべてwikiからの転載です)

ツグミのかわいそうなお話。
1970年代以前は、食用として
大量に捕獲されて、焼き鳥屋で
一般的に供されていたのだそう。

やがて野鳥保護の運動の高まりとともに、ツグミはその
シンボルとなり、現在は鳥獣保護法により禁猟。
食用から保護のシンボルに。


最後になりましたが、福井県の県の木はマツ
県の花はスイセンです。

2009/04/12 Sun


ワタシのマンガブログ。ひよこカップルが大活躍☆
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リョコウバト〜オーデュボンの祈り〜

090411ryokoubato0.jpgリョコウバトは、すでに絶滅した鳥です。
その名のとおり渡りをするハトの仲間で
最も美しいハトだったとも言われています。

18世紀には全米で50〜90億羽が生息しており
世界でもっとも数の多い陸の野鳥と
言われていたにもかかわらず、その後
たった200年ほどで絶滅してしまったのです。

オーデュボンとは、リョコウバトが億単位で
群れを成して飛んでいた頃の鳥類研究家。
この画像は博物画家でもあった彼の作品で
リョコウバトの求愛の様子が描かれています。

彼は1838年の日記に、頭上を通過中のリョコウバトの群れが
3日間途切れることなく飛び続けたと記録しています。

想像してみてください。億単位の鳥の群れを。空を覆う鳥・鳥・鳥です。
その群れが飛ぶと太陽の光がさえぎられ、空一面が暗くなったそうです。
まさかその鳥が絶滅するなんて。
当時の人々が想像できなかったのも無理はないかもしれません。

『オーデュボンの祈り』とはそのリョコウバトとオーデュボンを
モチーフにした伊坂幸太郎の長編小説。
「誰にも止められない、悲しい結末に向かうことを」
「人間ってのは失わないと、ことの大きさに気がつかない」
という伊坂氏の痛烈なメッセージが胸に突き刺さります。

今もこの地上から次々姿を消してゆく動物たち。
そして私たち人間にとっても、それは他人事ではありません。
まさか絶滅するはずがないと思っているわれわれ自身が
滅びる日が一刻一刻と近づいているかもしれないのです。

誰にも止められないかもしれないけれど、止めなくてはいけない。
それが私たち一人ひとりに与えられた宿命なのかもしれません。


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モーリシャスの国鳥・ドードー(世界の国鳥・9)

090410dodo1.jpg日本の国鳥・キジの記事でも(ベタ)
触れましたが、アフリカのマダガスカル沖
インド洋に浮かぶモーリシャス共和国の
国鳥のドードーは、すでに絶滅した鳥です。

発見されてから180年(100年、150年
80年という説も)も経たずに絶滅したため
固有種を絶滅に追い込む人間の非業さを
物語るものとして扱われています。

モーリシャスの国章にもドードーが
描き込まれています。(画像2)
出入国時のパスポートに押される出入国スタンプもドードーのマークなのだそう。

モーリシャスがすでに絶滅しているドードーを国鳥に指定している意味は
もう二度とドードーの絶滅のような悲劇を、人間が繰り返してはならない
という事を世界中に訴えているのだと思うのです。

今も鳥に限らず、絶滅を危惧されている動物がたくさんいます。
人間の身勝手で生態系を狂わせるようなことがあってはならないと
自戒していかねばなりません。


なぜドードーは絶滅してしまったのか。
それを考えて行きたいと思います。少し(いやかなり)長いです。


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Pucciの鳥さんお財布

090409pucci1.jpg090409pucci2.jpg090409pucci3.jpgまたまたまたsolaさんのところから
お借りしてまいりました。
EMILIO PUCCI - CINGUETTIO ウォレットです。

管理人のワタクシには縁のないセレブアイテムに
いつも目の保養をさせていただいております。
ありがとうございます、solaさん。

テキスタイルには3種の鳥さんがいるそうですが
なかなかお財布で3種同時に出るのは難しい!

店頭で出された二つの在庫のうち、ひとつは
鳥さんがきれいに一羽、そしてこちらは広げると
このように二羽きれーいに収まっていたそうで。

裏を返すともう一羽の鳥さんのお顔を
拝めるようになっております。(3枚目画像)

このブルー系のほかにピンク系もあったそうですが
すでに全アイテム完売だったとのこと。
どんなのか機会があれば見てみたいものです。

sola journal
EMILIO PUCCI - CINGUETTIO ウォレット
http://scomu.jp/sola/archive/1411


2009/04/09 Thu
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北海道のカントリーサイン・その7『名寄市』

090408nayoro_country_sign.gif『水曜どうでしょう』の企画
『北海道212市町村カントリーサインの旅』
を見ていたら、北海道のカントリーサインには
トリモノが多いということに気づいてしまいました。

7つめは名寄市。
平成18年3月27日、名寄市と風連町とが合併し
「名寄市」になりました。

『北海道の旅が楽しくなるカントリーサイン』『北海道に行ってみよう!』より
上川支庁管内・名寄市『スキーのまち名寄と市の鳥アカゲラ』
●人口/29,235人  ●面積/277.6 平方km
●冬はスキーのまち、夏はひまわりのまちとして
 北海道らしい魅力にあふれたまち。
<セールスポイント>
なよろ健康の森、智恵文ひまわり畑、グリーンアスパラガス
えびすかぼちゃ、ふうれんワイン、なよろ温泉
名寄市ホームページ:http://www.city.nayoro.lg.jp/
090408akagera.jpgアカゲラ(赤啄木鳥)
学名:Dendrocopos major
英名:Great spotted woodpecker
キツツキ目キツツキ科。

アフリカ北部、ヨーロッパ沿海、朝鮮半島
中国などに広く分布。
緯度の高い場所に分布する個体群は冬季に
南下することはあるが、基本的には留鳥で
渡りはしない。

日本では北海道で亜種エゾアカゲラ
本州、四国で亜種アカゲラが周年生息する。
本州中部以北の方が生息数が多く、四国での生息数はきわめて少ない。
寒冷地の個体の中には、冬季暖地に移動するものがある。

全長23.5cm。黒に横縞のような白い斑紋。下半身腹面の体羽は赤い。
後頭部の羽毛は、オスが赤くメスは黒いので、雌雄の区別ができる。
(画像のアカゲラはオス)

2009/04/08 Wed


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ビアジョッキも鳥?!

090404beer1.jpg090404beer2.jpg
これまたある日の飲み会で、目の前にあったビアジョッキが
鳥に見えて見えて仕方がありませんでした。

だって右のようにすれば、ぴ、ぴぴちゃん?!

hiyoko_dagane_bn.gif

こんな目をしたワタシはまさしく鳥目!
暗かったせいではなく、鳥を逃さず見つけたいと言う願望なのかも。

2009/04/07 Tue
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コスタリカの国鳥・バフムジツグミ(世界の国鳥・8)

090406bafu_buji_tugumi.jpgさて、お待ちかねのと言いますか
今さら感のあるコスタリカの
国鳥のご紹介です。

ケツァールをはじめとする
派手派手美鳥のオンパレードの
コスタリカ。

それもそのはず、世界中の鳥類の
1割がいるというかの国に君臨する
国鳥なんだから、さぞかしすごい
鳥だろうと期待してみれば・・・

ナンじゃこの地味な鳥は!!

しかも、バフムジツグミってどういう意味なんでしょ?
ムジは無地のことのようですが、バフって?
英語のクレイカラーというのはわかります。
粘土色・土色のツグミということですね。

その名のとおり、土色の鳥です。
同じツグミ科でも英国代表のロビンと比べると、えらく地味です。


バフムジツグミ(バフ無地鶫)
学名:Turdus grayi
英名:Clay-colored Robin
スズメ目ツグミ科(ヒタキ科)。

全長約23cm。
コスタリカ固有の鳥ではなく、メキシコの東部から
コロンビアの北部まで、また低地から2400mの高地まで広く生息。
中南米ではいたるところで普通に見られる鳥。

人の生活するところでもよく見られ、地上でも生活。
畑の害虫駆除や芝生のメンテナンスなど、益鳥として役立つ。
3〜6月頃には美しい声でよく鳴く。

見た目は地味だけど、人と密着して生活して
美しい声で鳴いたりするところが親しまれて
コスタリカの国鳥になったんでしょうかね。

「雨を呼ぶ鳥」・・・雨季の始まる時期によく鳴くため。


2009/04/06 Mon


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鳥さん刺繍スカート

090404cloth1.jpgある日の飲み会で
向かいに座っていた仕事仲間の
Tさんのはいていたスカート。

あまりにかわいくてツボなので
写真に撮らせてもらっちゃいました。

コレ悔しいことに、Tさんが買ったのではなく
お友達がフリマで買って来てくれたんですって。
お値段200円。

200円!!!!!

千円で売ってくださいと頼んだら
「気に入ってるからダメ」と言われてしまいました。

Tさんのトレードマークのうさぎグッズでもダメかしら?
(→イヤそれも持ってないけどさ)

持つべきものはよい友ですなぁ。
うらやましすぎるうぅぅぅぅぅぅ!!!

2009/04/05 Sun
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脱走の鳥 樹上で職員見下ろす

090404news1.jpg千葉市の動物園で
羽を切って屋根のない展示場で
飼育していたアフリカハゲコウが
逃げ出したんだそうです。

いつの間にか切った羽が生えて
飛べるようになってたと言うのが
ちょっと間抜け?それにしても
飼育係さんはちょっとお気の毒。


《千葉市動物公園近くの高校の木に止まるアフリカハゲコウ》
(3日午前5時50分、千葉市稲毛区で)

※5日に無事保護された模様。民家の屋根から落下しましたが
 怪我もなくひと安心。

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インドの国鳥・インドクジャク(世界の国鳥・7)

090403india_kujyaku0.jpg090403india_kujyaku1.jpg090403india_kujyaku3.jpg090403india_kujyaku2.jpg090403india_kujyaku4.jpg雄は大きく鮮やかな飾り羽を持ち
上尾筒(じょうびとう)(*1)を開いて
雌を誘う姿が有名なインドクジャク。

はじめて孔雀を見たときの
感動を覚えていますか?
この世にこんなきれいな生物がいるんだ!
とものすごく驚きませんでしたか?

そのあまりにも特徴ある形態のため
日本全国の動物園で普通に見られる
ありふれた鳥になってしまいました。

この鳥が、インドの山奥の霧深い森に
ひっそりと暮らしていたら、もしかしたら
この鳥こそが「世界で一番美しい鳥」
と言われていたのかもしれません。

実際に今も生息地では神聖な鳥として
保護されているそうです。

羽は工芸品に広く利用されてきたほか
主にサソリ等の毒虫や毒蛇類を好んで
食べるため益鳥として尊ばれています。

・孔雀明王・・・邪気を払う象徴として
    仏教の信仰対象に。
・マラク・ターウース・・・クルド人の
    信仰するヤズィード派の主神。
    クジャクの姿をした天使。

インドクジャク(印度孔雀)
学名:Pavo cristatus
英名:Indian peafowl
キジ目キジ科クジャク属

クジャク属の模式種(*2)。
要注意外来生物(*3)。

インドおよび南アジア諸国で自然分布。
日本(南西諸島の一部)
オセアニア諸国等へ移入。

全長オス220cm、メス86cm。

画像1:羽を広げたオス。
画像2:上尾筒を地面に垂らすオス。
画像3:雛を連れたメス
画像4:求愛行動
画像5:白化型
     累代飼育により固定。

*1『上尾筒(じょうびとう)』:
   孔雀の雄が持っている羽は
   一般に尾羽と思われているが
   上尾筒(じょうびとう)と言って
   雌にアピールするための羽。
   褐色をした実際の尾羽は下にある。

*2『模式種』:その生物を定義するための記述の
   拠り所となった標本や図解。
*3『要注意外来生物』:特定外来種(日本古来の
   生態系を損ねる外来種)の指定を検討中の外来種。

ちなみにインドの国花はハス。
ハスにクジャク。うーん。とってもオリエンタルですね。

2009/04/03 Fri


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120712_hiyoko-dagane1383487780473.jpg
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