トリモノ帖

鳥に関するあらゆるコト。あらゆるモノ。

世界中の鳥好きさんに捧ぐ。

パープル・バード〜ウィリアム・モリスの愛した鳥・10〜

080503purple_bird.jpgウィリアム・モリスのテキスタイル 
”Purple Bird”
内装用ファブリック チャールズ・フランシス・アンズリー・ヴォイジー
1899年頃 絹毛二重織り


なぜこのファブリックが”パープル・バード”
なんでしょうかね。
ここからもっと染めて紫に仕上がる
ということなのかしら。
この「のほほん」とした表情の鳥さんには、とっても癒されますね。

ウィリアム・モリスについて
   
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小鳥と樹葉〜ウィリアム・モリスの愛した鳥・9〜

080502kotori_to_jyuyou.jpgウィリアム・モリスのテキスタイル 
”Bird and Leaves” 壁掛け
チャールズ・フランシス・アンズリー・ヴォイジー
1900年頃 毛と木綿の織物

若干わかりにくいですが、青い葉と緑の葉の間に
青い鳥さんが向かい合っています。
写実的に近く優美なモリスのデザインとは違い
シンプルなヴォイジーの作品。
自分とは違った価値観を認める懐の大きさも
モリスは持ち合わせていたんですね。

ウィリアム・モリスについて
    
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クローマー・バード〜ウィリアム・モリスの愛した鳥・8〜

080501cromer_bird.jpgウィリアム・モリスのテキスタイル 
”Cromer Bird”
内装用ファブリック 1882年頃 
アーサー・ヘイゲイト・マクマードゥ
木版刷り、クレトン更紗

赤い色のせいもあるのでしょうか。
風にそよぐ花の中を飛ぶ鳥というよりは
水の中で揺れる海藻の間を泳ぐ魚のように
見えませんか?

ウィリアム・モリスについて
    
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ブレア・ラビットあるいは兄弟うさぎ〜ウィリアム・モリスの愛した鳥・7〜

080430brer_rabbit.jpgウィリアム・モリスのテキスタイル 
”Brer Rabbit or Brother Rabbit” 
内装用ファブリック
ウィリアム・モリス 1882年に登録 
木版刷り、インディゴ抜染・木綿

名前の通りうさぎが主役のファブリックですが
この鳥さんは
「そんなことは知ったこっちゃない」
とでも言うように、背をぐうぅぅっっと伸ばし
満面の笑みを浮かべています。
体を縮めるようにして、前方を睨みつけるかのようなうさぎとは対照的です。

いつでもこの鳥のようでいたいものです。

ウィリアム・モリスについて
    

2008/04/30 Wed
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ブライヤー・ウッド〜ウィリアム・モリスの愛した鳥・6〜

briarwood1.jpg briarwood2.jpg briarwood3.jpg
"Briarwood"
花鳥草木をモチーフにしたリバティプリントの代表柄。ツルバラに遊ぶ小鳥達。

今回こちらでご紹介するウィリアム・モリスのテキスタイルのうち
他のものはモリスの展覧会で展示紹介されていたのですが
唯一このブライヤー・ウッドだけは紹介されていなかったのでした。
コレからまた調べて追ってご紹介して行きたいと思います。

ウィリアム・モリスについて


2008/04/29 Tue
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孔雀〜ウィリアム・モリスの愛した鳥・5〜

080428peacock.jpgウィリアム・モリスのテキスタイル 
”Peacock” 内装用ファブリック 
アーサー・ヘイゲイト・マクマードゥ
1882年頃 木版刷り、木綿

上の画像が連続模様の一部。
これが繰り返されると下のような見事な模様に。
最初、わたしにはどう目をこらしても、孔雀に
見えてこなくて困っておりました。
どうやら赤を見ていたようです。
孔雀は白い色をして浮かび上がっています。
優雅な瑞鳥(=アルピナ)といった感じの
孔雀さんです。

花鳥風月の英国版とも言うべきアーツ&クラフツ
(アールヌーヴォー)ですが、デザインする人に
よって様々な個性が出ていて、見て行くごとに
面白くなってきます。



peacock.jpg
調べていたら、同じ名前でこんなテキスタイルも出てきました。

ウィリアム・モリスについて

    
   
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小鳥とアネモネ〜ウィリアム・モリスの愛した鳥・4〜

bird_anemone.jpg bird_anemone1.jpg bird_anemone2.jpg
ウィリアム・モリスのテキスタイル ” Bird and Anemone”
内装用ファブリック ウィリアム・モリス 1882年に登録 
木版刷り、インディゴ抜染・木綿

もともとのインディゴの作品は一番左の感じだったようですが
藍一色とカラーとでは、随分印象が違うものですね。
そしてカラーも青系と赤系では、ただトーンを置き換えただけでなく
鳥の色の濃さや色の配置などもバランスを考慮して変えていて
それぞれにいい味をだしているなぁと感心することしきりなのです。

ウィリアム・モリスについて
 
    
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格子垣〜ウィリアム・モリスの愛した鳥・3〜

trellis.jpg trellis2.jpg
ウィリアム・モリスの壁紙 ”Trellis”
壁紙見本 ウィリアム・モリスとフィリップ・ウェッブ 1862年頃 
水性顔料、木版刷り

庭作りをするヒトにならおなじみの言葉「トレリス」
日本語にすると「格子垣」になっちゃうんだー
なんとなく森昌子の世界(アレは格子戸か)
素敵な記事に素敵でないコメントでごめんなさい(←森昌子さんに失礼?)
モリスの鳥さんの中でもこのトレリスの鳥さんは絵画的ですよね。
いちご泥棒などの鳥はモチーフ的だけど、コレは自然に飛んでいる。
そんな雰囲気がとても好きな柄。
ところでこの壁紙用のモチーフは色によってモリス一人でデザインしたり
ウェップと共同だったりしている模様。原画はモリスの作品なんですかね?

ウィリアム・モリスについて


2008/04/26 Sat
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小鳥〜ウィリアム・モリスの愛した鳥・2〜

bird1.jpg bird2.jpg
ウィリアム・モリスのテキスタイル ”Bird”
壁掛け布 ウィリアム・モリス 1878年に登録 ウーレン織物 

これをよく『いちご泥棒』と間違えておりました☆
初心者の陥りやすいミス、でしょうか?

こちらの鳥さんの方がスマートですね。
もう少しでっぷりと太らせて、果実をくわえさせたら
もっと人気者になったのでしょうか?
うーんやはりそこには『いちご泥棒』を生み出した
5年後に開発された新しい染め方が大いに関係してるのでしょう。
この鳥さんも右のくらい色鮮やかだと愛らしいですもの。

ウィリアム・モリスについて


2008/04/25 Fri
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いちご泥棒〜ウィリアム・モリスの愛した鳥・1〜

strawberrythief4.jpg大好きな鳥さん柄は『いちご泥棒』という名の
ウィリアム・モリスの代表的テキスタイル。
モリスのテキスタイルは「リバティプリント」
として知られていますが、
艶、張りのある綿ローンは他にはない質感で、
綿素材としては高価なのもうなずけます。

strawberrythief1.jpg strawberrythief2.jpg strawberrythief3.jpg
”Strawberry Thief” 内装用ファブリック
ウィリアム・モリス 1883年に登録 木版刷り、インディゴ抜染・木綿    

いちご泥棒、モリスのテキスタイルの中でも群を抜いて好きなんですが
それはやはり鳥と並ぶ萌えアイテム・いちご(もうひとつはバラ)もそこに
加わって、まさに天下無敵だからなのでしょう。
キュートすぎますよ、鳥といちご。

   
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