トリモノ帖

鳥に関するあらゆるコト。あらゆるモノ。

世界中の鳥好きさんに捧ぐ。

ボツワナ&ケニアの国鳥・ライラックニシブッポウソウ(世界の国鳥・15)

220323lilac-breasted-roller_pin01.jpg世界で一番美しい鳥はどれか?
このブログでも取り上げた
グアテマラの国鳥・ケツァールであるとも
あまりにも有名過ぎて忘れがちだけど
インドの国鳥・クジャクだとも言われる。

そこへ「いや我こそは大本命!」と
切り込んできたのが、14色に輝く
羽をもつライラックニシブッポウソウ。

◎学名:Coracias caudata
◎英名:Lilac-breasted Roller
◎属名:ブッポウソウ目ブッポウソウ科
◎体長:36〜40cm
◎体重:87〜135g
◎分布:アフリカ大陸のサハラ以南の地域とアラビア半島
◎生息域:開けた林地や牧草地、広葉樹林、乾燥したサバンナ、ヤシやアカシアの生える草原など

Photo:https://pin.it/7oETlQL


それにしても、この世のモノとは思えないほど美しい鳥!
220323lilac-breasted-roller_pin02.jpg◎希少種(レッドリスト):絶滅危惧種>軽度懸念(LC)

◎生態:単独かペア、少数のグループで生活し、縄張りを形成。木の梢に止まっていることが多い。耳障りなしゃがれた声で鳴き、騒がしい。餌はバッタ、カブトムシ、クモ、ムカデなどの虫、トカゲや蛇などの爬虫類や両生類、カニなどの甲殻類や小さな鳥など。

◎求愛行動:繁殖期になると鳴き声を上げながら旋回や宙返りを繰り返し、空中を転がるようなアクロバットな飛翔を行って求愛。

◎身体の特徴
【14色の美しい鳥】頭頂部の黄から緑色、胸部の紫色(ライラック)、腹から尾羽にかけての青色など全身で14色の羽から成る美しい鳥。
【ずんぐり体型】頭部が大きく首が短い、尾は細く長さは中程度。脚はやや短く足も小さめ。

Photo:https://pin.it/2jbt1BG

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Photo:https://pin.it/7fY7iZf

よこはまズーラシアなどで見られるそうです!
220323lilac-breasted-roller_yokohama.jpg

日本では、ペットとしての飼育も可。5〜6万円くらいで入手できるようです。
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ネパールの国鳥・ニジキジ(世界の国鳥・14)

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ついに1000記事目となりました!
1000キジ目だからというわけではありませんが、キジ目キジ科の鳥をご紹介します。

日本の国鳥であるキジは、とっくの昔にご紹介しているので、ネパールの国鳥でキジの中でも特に美しいといわれるニジキジです。

キジの仲間(キジ科)には親しみのある鳥がたくさん含まれているんですね。キジ、ウズラ、クジャク、コジュケイ、ニワトリ、ライチョウ、シチメンチョウなど。確かに似てる!

ニジキジ(虹雉)
学名:Lophophorus impejanus
英名:Himalayan Monal
キジ目キジ科

分布:アフガニスタン東部からインド、ネパール、ブータン、チベットにかけてのヒマラヤ山脈沿いの標高2100〜4500mほどの高山に生息。

姿が美しいため狩猟の対象とされ、野生の生息数が減少しています。
希少種(レッドリスト):絶滅危惧種>軽度懸念(LC)

全長:オス70cm、メス63cm
体重:オス1.98〜2.38kg、メス1.80〜2.15kg
がっしりとした大型のキジ。

生態:高山地帯にはあまり餌がないため、単独かつがい、3〜4羽ほどの小さな群れで生活します。
子育ては雌が行ない、雄は巣や雛を守ります。

食物:草の種子や根、昆虫など。

雌雄異型。
オスは艶のあるメタリック調のビロードのような豪華な羽毛を持ち、背面が虹色に輝いてとても美しい。先が房状となり直立する冠羽を持ちます。
メスはすごく地味。同じ種とは思えません。

←↓これがメス
niji-kiji_mesu.jpg

雄のディスプレイ(求愛行動)はクジャクに似ています。(立てるのは尾羽)(クジャクが広げるのは尾羽ではなく上尾筒という飾り羽)七面鳥にも似てる?
3858e66d3588178cad177db8cbaf328f.jpg

日本には飼鳥として輸入され,動物園などで飼われています。

日本の国鳥・キジ(世界の国鳥・1)
https://hiyoko.tv/torimono/country/eid439.html
インドの国鳥・インドクジャク(世界の国鳥・7)
https://hiyoko.tv/torimono/country/eid490.html


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エクアドル・コロンビア・チリ・ボリビアの国鳥・アンデスコンドル(世界の国鳥・13)

110213250px-Andenkondor.jpgエクアドル・コロンビア・チリ・ボリビアと
南米4カ国もの国鳥となっているコンドル。

50年以上生きる長寿の鳥で、どこの動物園でも
「最年長」と書かれていたりします。

羽を広げると、3メートル以上になります。

飛ぶ事のできる鳥類の最大種であると同時に
猛禽類の最大種でもありますが
最新のDNA鑑定などの解析結果では
猛禽類よりも、コウノトリ類に近いという事が
判明しているそうです。

コンドル
別名:南米コンドル、アンデスコンドル
学名:Vultur gryphus
和名:コンドル
英名:Andean Condor
タカ目コンドル科

全長:クチバシから尾の先までがおよそ1.2m
   両翼の端から端の長さがおよそ3m
体重:10kg以上になる
羽の色:黒(首の付け根に白い羽毛)(オスの成鳥のみ白い班または帯)
    幼鳥は親と同じくらいの大きさになるまで白っぽい産毛に覆われている
特徴:頭と首には羽毛が生えていない(腐敗した死体を食べる際の衛生のため)
   脚は真ん中の指だけが発達、爪は鋭くない。コウノトリと同じく、歩くのに適しており
   真の猛禽類と違い、攻撃には向いていない。

主食:主に大型動物の死体(生きた獲物を狩ることはしない)
寿命:50年以上
巣作り:3,000mないし5,000mの標高の場所。

繁殖:5-6歳まで繁殖行動がない。2年毎に2月から3月の間に生まれる。
   ひな鳥または卵が失われると、新たな卵を産む。一生涯連れ添う。
卵・・・1-2個。青白い。重さ:280g位、長さ:75-100mm位。54-58日で孵化。
幼鳥・・・餌:消化した餌。6ヶ月ほどで飛べるようになる。2歳まで生まれた巣で暮らす。

飛行:羽ばたき飛行ではなく、高空での滑空飛行に適応している。
集団行動:よく整った複雑な社会構造が見られる。多岐にわたるコミュニケーション能力。

近縁種:カリフォルニアコンドル (Gymnogyps californianus)
    コウノトリに近い系統群(遺伝子解析による)

文化:南米の神話やフォルクローレの中で重要な役割をはたしている。
  (アメリカ合衆国のハクトウワシと同じ位置づけ)。
   インカ帝国最後の皇帝トゥパク・アマルが死後、コンドルに生まれ変わったという伝説。

絶滅危惧:人類の活動による致命的な危機。(特にカリフォルニアコンドル
     出生率の低さ、繁殖年齢の高さ、一生を1つがいで過ごす=生息数を減らす要因。
     特に北米のカリフォルニアコンドルは絶滅が危惧されている。
     1986年にはわずか17羽。(2002年には約200羽の生息が確認。)
     原因・・・狩りによる毒害(鉛の弾丸が打ち込まれた獣の肉による中毒)
          DDTなどの有機塩素系殺虫剤による環境汚染。
          これの食物連鎖による生物濃縮、生息地の破壊。


hiyoko_dagane_bn.gif


今までどれくらいの国の国鳥を書いてきたかな??


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North America・・・0
Central America and the Caribbean・・・3
 Costa Rica  Guatemala  Trinidad and Tobago
South America・・・4
 Bolivia  Chile  Colombia  Ecuador
Africa・・・3
 Gabon  Mauritius  Rwanda
Europe・・・2
 Netherlands  United Kingdom
the Middle East・・・0
Asia・・・4
 India  Japan  South Korea  Taiwan
Australia and Pacific・・・2
 Australia  Papua New Guinea


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ドイツ・リトアニア・ベラルーシの国鳥・コウノトリ(シュバシコウ)(世界の国鳥・12)

750px-WhiteStorkGaulsh01.jpgヨーロッパで単にstorkといえば、コウノトリ(鸛、別名:日本コウノトリ、英名:Oriental stork)ではなく、本種を指す。

シュバシコウ(朱嘴鸛)
学名:Ciconia ciconia
和名:「赤いクチバシのコウノトリ」の意味。
英名:White Stork
コウノトリ目コウノトリ科
800px-Ciconia_ciconia_-Munster_Zoo,_Germany_-flying-8.jpg
ヨーロッパや北アフリカ、中近東に分布。繁殖地は主にヨーロッパと中央アジア。特にポーランドは他を圧倒する世界最大の繁殖地。全世界約23万ペアのうち約4分の1がポーランド国内で繁殖(2004年)夏のポーランド湖水地方の田舎はあらゆる高い場所がコウノトリの巣だらけになる。
708px-Cigogne_blanche_MHNT.jpg
東アジアに生息するコウノトリCiconia boycianaは本種の近縁種となる。羽の色はほぼ同じで、コウノトリはクチバシの色が黒い。両者を同一種とする意見も有力。

雌・雄共同で抱卵、育雛をする。高い塔や屋根に営巣し雌雄で抱卵、子育てをする習性からヨーロッパでは赤ん坊や幸福を運ぶ鳥として親しまれている。それが伝承し、日本でも「コウノトリが赤ん坊をもたらす」と言われる。縁起が良い鳥として、人側も危害を加えないため、人をそれほど恐れない。

ストラスブール( フランス東部アルザス地方の中心都市)の市鳥でもある。市内の土産物屋ではぬいぐるみなど様々なシュバシコウのグッズが売られている。また日本でのコウノトリ同様、野生のシュバシコウが激減したため、市内のオランジェリー公園内に飼育センターを設けて、シュバシコウを飼育している。


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オーストラリアの国鳥・エミュー(世界の国鳥・11)

090512emoe.jpgエミュー(鴯鵲)
学名:Dromaius novaehollandiae
英名:Emu
ダチョウ目(平胸類)ヒクイドリ科

かつてはオーストラリア全域に
同種と近縁種が生息していましたが
現在では一種のみを除いて
絶滅したと見られています。

ダチョウに似てるけど、ちょっとがっしり。
長い羽毛が生えていて、モップみたいです。

翼は本当に小さくて、ダチョウなどと比べてもずいぶん
退化しちゃってるそうです。
人には温厚ですが、動物は蹴ったりするそうです。

砂漠などの環境でも生きられる丈夫な鳥ですが、雑食性のため
害鳥として駆除されたことから、数は激減してるんだそう。

どうか絶滅なんてことのないようにあってほしいものです。


2009/05/12 Tue
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大韓民国・台湾の国鳥・カササギ(世界の国鳥・10)

090511kasasagi1.jpg韓国・台湾の国鳥は
カササギだそうです。

カササギ(鵲)
学名:Pica pica
和名:カチガラス
  コウライガラス
英名:European Magpie
中国名:喜鵲
スズメ目カラス科カササギ属

日本では佐賀県や福岡県を中心に生息。
長崎県・熊本県・大分県、そしてなぜか北海道の一部地域でも少数が
生息しているのが確認されています。とっても狭い生息範囲でしたが
近年、徐々に生息域が広がっているそうです。

1923年(大正12年)3月7日、カササギ生息地一帯の市町村は
国の天然記念物に指定されましたが、カササギは朝鮮半島からの
外来種であると推定されています。(おそらく秀吉の朝鮮出兵の際に
持ち帰ったもの)また、佐賀県の県鳥。

雑食性で、なんでも口にすることから、異食症(ラテン語名「ピカ」)の
名前のもととなっています。

カササギは鳥類の中でも大きな脳を持っていて、哺乳類以外の動物で
唯一鏡を認識したと発表されています。

「カチカチ」と鳴くのが縁起がよいとされ「カチガラス」と呼ばれるようになりました。
朝鮮半島では、カササギを「까치(Kkachi、カチ)」と呼び
七夕伝説の織姫と彦星の間を取り持つ鳥として親しまれています。
大韓民国では首都のソウル特別市をはじめとする多くの都市が市の鳥にも
指定しています。まさに朝鮮半島を代表する鳥といえそうです。

大韓民国の花はムクゲ・台湾の花はウメ。

2009/05/11 Mon
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モーリシャスの国鳥・ドードー(世界の国鳥・9)

090410dodo1.jpg日本の国鳥・キジの記事でも(ベタ)
触れましたが、アフリカのマダガスカル沖
インド洋に浮かぶモーリシャス共和国の
国鳥のドードーは、すでに絶滅した鳥です。

発見されてから180年(100年、150年
80年という説も)も経たずに絶滅したため
固有種を絶滅に追い込む人間の非業さを
物語るものとして扱われています。

モーリシャスの国章にもドードーが
描き込まれています。(画像2)
出入国時のパスポートに押される出入国スタンプもドードーのマークなのだそう。

モーリシャスがすでに絶滅しているドードーを国鳥に指定している意味は
もう二度とドードーの絶滅のような悲劇を、人間が繰り返してはならない
という事を世界中に訴えているのだと思うのです。

今も鳥に限らず、絶滅を危惧されている動物がたくさんいます。
人間の身勝手で生態系を狂わせるようなことがあってはならないと
自戒していかねばなりません。


なぜドードーは絶滅してしまったのか。
それを考えて行きたいと思います。少し(いやかなり)長いです。


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コスタリカの国鳥・バフムジツグミ(世界の国鳥・8)

090406bafu_buji_tugumi.jpgさて、お待ちかねのと言いますか
今さら感のあるコスタリカの
国鳥のご紹介です。

ケツァールをはじめとする
派手派手美鳥のオンパレードの
コスタリカ。

それもそのはず、世界中の鳥類の
1割がいるというかの国に君臨する
国鳥なんだから、さぞかしすごい
鳥だろうと期待してみれば・・・

ナンじゃこの地味な鳥は!!

しかも、バフムジツグミってどういう意味なんでしょ?
ムジは無地のことのようですが、バフって?
英語のクレイカラーというのはわかります。
粘土色・土色のツグミということですね。

その名のとおり、土色の鳥です。
同じツグミ科でも英国代表のロビンと比べると、えらく地味です。


バフムジツグミ(バフ無地鶫)
学名:Turdus grayi
英名:Clay-colored Robin
スズメ目ツグミ科(ヒタキ科)。

全長約23cm。
コスタリカ固有の鳥ではなく、メキシコの東部から
コロンビアの北部まで、また低地から2400mの高地まで広く生息。
中南米ではいたるところで普通に見られる鳥。

人の生活するところでもよく見られ、地上でも生活。
畑の害虫駆除や芝生のメンテナンスなど、益鳥として役立つ。
3〜6月頃には美しい声でよく鳴く。

見た目は地味だけど、人と密着して生活して
美しい声で鳴いたりするところが親しまれて
コスタリカの国鳥になったんでしょうかね。

「雨を呼ぶ鳥」・・・雨季の始まる時期によく鳴くため。


2009/04/06 Mon


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インドの国鳥・インドクジャク(世界の国鳥・7)

090403india_kujyaku0.jpg090403india_kujyaku1.jpg090403india_kujyaku3.jpg090403india_kujyaku2.jpg090403india_kujyaku4.jpg雄は大きく鮮やかな飾り羽を持ち
上尾筒(じょうびとう)(*1)を開いて
雌を誘う姿が有名なインドクジャク。

はじめて孔雀を見たときの
感動を覚えていますか?
この世にこんなきれいな生物がいるんだ!
とものすごく驚きませんでしたか?

そのあまりにも特徴ある形態のため
日本全国の動物園で普通に見られる
ありふれた鳥になってしまいました。

この鳥が、インドの山奥の霧深い森に
ひっそりと暮らしていたら、もしかしたら
この鳥こそが「世界で一番美しい鳥」
と言われていたのかもしれません。

実際に今も生息地では神聖な鳥として
保護されているそうです。

羽は工芸品に広く利用されてきたほか
主にサソリ等の毒虫や毒蛇類を好んで
食べるため益鳥として尊ばれています。

・孔雀明王・・・邪気を払う象徴として
    仏教の信仰対象に。
・マラク・ターウース・・・クルド人の
    信仰するヤズィード派の主神。
    クジャクの姿をした天使。

インドクジャク(印度孔雀)
学名:Pavo cristatus
英名:Indian peafowl
キジ目キジ科クジャク属

クジャク属の模式種(*2)。
要注意外来生物(*3)。

インドおよび南アジア諸国で自然分布。
日本(南西諸島の一部)
オセアニア諸国等へ移入。

全長オス220cm、メス86cm。

画像1:羽を広げたオス。
画像2:上尾筒を地面に垂らすオス。
画像3:雛を連れたメス
画像4:求愛行動
画像5:白化型
     累代飼育により固定。

*1『上尾筒(じょうびとう)』:
   孔雀の雄が持っている羽は
   一般に尾羽と思われているが
   上尾筒(じょうびとう)と言って
   雌にアピールするための羽。
   褐色をした実際の尾羽は下にある。

*2『模式種』:その生物を定義するための記述の
   拠り所となった標本や図解。
*3『要注意外来生物』:特定外来種(日本古来の
   生態系を損ねる外来種)の指定を検討中の外来種。

ちなみにインドの国花はハス。
ハスにクジャク。うーん。とってもオリエンタルですね。

2009/04/03 Fri


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イギリスの国鳥・ヨーロッパコマドリ(世界の国鳥・6)

090301robin0.jpg090301robin2.jpg090301robin3.jpg090301robin5.jpgロンドン・タイムズが1960年代初めに行った
人気投票でも一位を獲得し、イギリスでは特に
馴染み深い野鳥の一つであるヨーロッパコマドリ。
国家によって正式に制定されてはいませんが
一般に国鳥とされているそうです。

ヨーロッパでは一般的な鳴禽類(スズメ亜目
(Passeri))で、よく囀ります。
体長は12.5〜14cmと小さく、日本のコマドリと
違い、雌雄同色で、顔から胸が赤いのが特徴。
(画像3枚目は幼鳥)


ヨーロッパコマドリ(ロビン)
学名:Erithacus rubecula
英名:European Robin, Robin
スズメ目ヒタキ科コマドリ属

ほとんどは留鳥ですが、寒冷地
(スカンジナビア半島)の鳥は
南ヨーロッパに、またブリテン島の
メスのみスペインなどに渡りを
するそうです。日本には飼鳥として
輸入されています。

イギリスでは人家近くの林に住んで
警戒心せず人に近付いてくるので
人々に愛されているそうです。
土を掘る人がいると、餌を探すために
近付いてきたり、人が休んでいる時
地面に立てられたシャベルの取っ手に
止まったりするそうで。

コレを読んで、ピーターラビットの
挿絵モチーフを思い出しました。
←まさしくそうじゃありません?

イギリス以外の大陸ヨーロッパでは
森の中に住んで注意深いとされているそうで
ナニが違うんでしょうか。不思議ですねぇ。

2009/03/01 Sun


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