キョートに来ています。名古屋からバスでも2時間半。
今日は渋滞で少し遅れましたが、その分眠れた!
のんびり、気まま過ぎて、御朱印帳忘れた(;´д`)
琳派とか若冲のイメージが強い細見美術館にはじめて来た。
全然日本画っぽくないオシャレ美術館だった。
お外カフェが気持ちよ過ぎ。
ここ数年、来るたび雨だった京都。
こんな快適な京都はなかなかないわー。
美味しいパン屋さんとツバメの巣と
クリムトみたいな漆の京都在住の作家さんの作品。
見てきたのはこれ、「ジャック=アンリ・ラルティーグ写真展 永遠の少年、ラルティーグ ―写真は魔法だ!―」です。
先日のソール・ライター展の時にこの展示のことを知ったものの、伊丹から行くには遠かったので、リベンジ。
裕福な家庭に生まれ、生涯「アマチュア写真家」を名乗ったというラルティーグさん。
「カラー写真っていいね!」企画展というイベントの一環で、ソール・ライターとこれと美術館「えき」KYOTOで
開催されてた蜷川実花さんの展覧会「UTAGE 京都花街の夢 KYOTO DREAMS of KAGAI」の三つがそうだったんだけど
カラー写真は多くは無かった。というのも、この人の時代には、まだカラーは主流じゃなかったし
カラーで撮れる手法もものすごく高価で、限られた人にしか許されないものだったから。
(もちろんこの人は裕福だから、撮ってるけどね)
先日のソール・ライターは、もう一生に何度あるかわからないというくらいの感動があったので
それと比べてはいかんけれども、特別心を打つ訳でもなくて、撮ってる対称が、特権階級しか撮れないものなので
資料的価値として高いという感じで、ベルエポックの風俗を知るという意味では面白かった。
紳士淑女が、飛行機を飛ばそうとしたり、やたら飛んだり逆立ちしたりしてる写真が多くて
ブルジョワのバカバカしくふざけた生活が見られる。
ラルティーグもライターも、どちらも画家を志していて、写真については本気では無かった、という共通点はあるけど
働かなくてもいい身分だったラルティーグにとって写真は、飛行機や競馬などと同じように、お金のかかる趣味の一つで
生涯アマチュアカメラマンを名乗り続けたのに対して
画家で食べることが出来なかったライターは、生活の糧として写真を撮り続けた。
ベル・エポック(Belle Époque、仏:「良き時代」)の華やかな頃に青春を過ごし、20歳で第一次世界大戦が勃発。
ブルジョワとして「浮世離れした生活」が「浮世だった」ラルティーグにとって、大戦はただ
「美しいものが失われる」というだけのものだった。。。
この一文を読んで、この人に好意を持つ人っているんだろうか。
戦争でどんどん人が死んでいくというのに、美しいものが失われるというだけのこと?
自分は従軍もしないで?
「一般には、1912年に撮影した
「A.C.F.(フランス自動車クラブ)グランプリ・レース
Grand Prix de l'A.C.F., Automobile Delage」が知られている。
この写真はレースカーのタイヤと観衆が斜めに歪んでいる(動体歪)が、これはICAのスリットカメラで
撮影した際に生じたローリングシャッター現象によるものである」wikipediaより
この写真は結構面白かった。まぁでも毎回感動する訳ではない訳で。これはこれであり。
ジャック=ジャック=アンリ・ラルティーグ写真展
永遠の少年、ラルティーグ ―写真は魔法だ!―
http://www.contact-tokyo.com/information/jacqueshenrilartigue-hosomi/
会 場 :細見美術館(京都)
(English information available)
〒606-8342京都市左京区岡崎最勝寺町6-3
TEL: 075-752-5555
URL: www.emuseum.or.jp
会 期 :2018年4月21日(土)〜6月3日(日)
開館時間:10:00〜18:00(展示室への入場は17:30まで)
休館日 :毎週月曜日(祝日の場合、翌火曜日)
観覧料 :一般 1,300円(1,200円) 学生 1,000円(900円)
*( )内は20名以上の団体料金
主 催 : 細見美術館、京都新聞
後 援 :在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ
特別協力:ジャック=アンリ・ラルティーグ財団
協 力 :株式会社便利堂、KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭、日本カメラ博物館
企画協力:コンタクト
2018年は日仏友好160周年、さらには、京都市とパリ市が友情盟約締結60周年を迎えます。この記念すべき年に、当館はフランスの偉大なアマチュア写真家 ジャック=アンリ・ラルティーグの写真展を開催する運びとなりました。
フランスの裕福な家庭に生まれ育ったジャック=アンリ・ラルティーグ(1894-1986)が、写真好きの父親から三脚付きの暗箱カメラを与えられたのは7歳のときでした。身の回りのさまざまな瞬間を残せる「カメラ」は、ラルティーグ少年にとってまさに“魔法の機械”だったのです。大好きな猫、自動車、飛行機といった動きのあるもの、時には心霊写真に挑戦するなど、彼のあくなき探究心はこの魔法の機械で、様々な作品を生み出してきました。ラルティーグはこの他にも、家族や友人、恋人とのひと時をとらえた作品や最新モードに身を包む女性たちやその社交場など、様々な輝かしい瞬間をとらえています。
本展では、彼の幼年時代から晩年までの代表的な作品に、日本初公開となるカラー作品を含む約160点を通して、写真をたのしみ、過ぎゆく時間や人生の歓びを捕えようとしたラルティーグの世界を紹介していきます。
ちょうどソール・ライターに行ってる時だ。このときは気持ちが絶好調だったのだわ。
今回の展覧会について、盛り上がらないのは、気分が上がってないからなのかも。
いやむしろ、下がってるからなのかも。
けど、この日京都に行けたことは、気分転換になってとても良かった。
◇見に行きたい展覧会メモ◇ →展覧会記録■
◆東京◆
千代田区×東京ステーションギャラリー「夢二繚乱」
2018年5月19日(土)− 7月1日(日)東京ステーションギャラリー
http://www.ejrcf.or.jp/gallery/exhibition/201805_yumeji.html
くまのパディントン展
2018年4月28日(土)- 2018年6月25日(月)Bunkamura ザ・ミュージアム
http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/18_paddington/
六本木ヒルズ・森美術館15周年記念展 建築の日本展:その遺伝子のもたらすもの
2018.4.25(水)〜 9.17(月)森美術館
http://www.mori.art.museum/jp/exhibitions/japaninarchitecture/
五木田智央 PEEKABOO
2018年4月14日[土]─ 6月24日[日]東京オペラシティ アートギャラリー
http://www.operacity.jp/ag/exh208/
TOPコレクション たのしむ、まなぶ イントゥ・ザ・ピクチャーズ
2018.5.12(土)—8.5(日)東京都写真美術館
http://topmuseum.jp/contents/exhibition/index-3050.html
内藤正敏 異界出現
2018.5.12(土)—7.16(月・祝)東京都写真美術館
http://topmuseum.jp/contents/exhibition/index-3052.html
◆名古屋◆
ぼくと わたしと みんなの tupera tupera 絵本の世界展
2018年3月17日(土)〜6月10日(日) 三重県立美術館
http://www.bunka.pref.mie.lg.jp/art-museum/000211092.htm
驚異の超絶技巧! -明治工芸から現代アートへ-
サヴィニャック パリにかけたポスターの魔法
2018年6月30日(土)〜2018年9月2日(日) 三重県立美術館
スヌーピー×おもしろサイエンスアート展「SNOOPY FANTARATION」
2018年8月15日(水)〜8月27日(月) JRタカシマヤ
https://sn-fantaration.snoopy.co.jp/
◆大阪◆
チャペック兄弟と子どもの世界〜20世紀はじめ、チェコのマルチアーティスト
2018年7月1日(日)〜9月9日(日) 芦屋市立美術博物館
おさるのジョージ展
2018年8月4日(土)〜9月2日(日)美術館「えき」KYOTO
生誕100年 いわさきちひろ、絵描きです。
2018年11月16日(金)〜12月25日(火)美術館「えき」KYOTO
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