映画「トゥルーマン・ショー」&「パシフィック・リム」

2019.09.13 Friday
「トゥルーマン・ショー」
何かもう古典みたいに思っていたけど、1998年の映画と、意外と新しかった。
自分の人生のすべてが、実は他人の手で作り上げられたものだった。
そして、世界中で「娯楽」として楽しまれていたとしたら。。。ホラーでしかない。

ある日そのことに気づいた主人公が、どうにかして自由を得るまでの葛藤と苦悩を描いた物語。
本人にとっては、それこそ人生を左右する(当たり前だけど)問題であるわけで
それと同時に、番組の全権を握っている悪徳プロデューサーにとっても、すべてと言ってもいいもので
トゥルーマンがこの島から出てしまったらおしまいだと見苦しく騒ぐ割に、いざ終わってしまったら
視聴者はすぐにしれっとチャンネル変えちゃって。所詮そんなものだった、というのが悲しい。

主人公がこの後幸多い人生であったことを願いたい。
トゥルーマン・ショー The Truman Show

監督    ピーター・ウィアー
脚本    アンドリュー・ニコル
原案    トラヴィス・ビーチャム
製作    エドワード・S・フェルドマン アンドリュー・ニコル スコット・ルーディン 
      アダム・シュローダー
製作総指揮 リン・プレシェット
出演者   ジム・キャリー エド・ハリス ローラ・リニー
音楽    フィリップ・グラス ブルクハルト・ダルウィッツ
撮影    ピーター・ビジウ
編集    ウィリアム・M・アンダーソン リー・スミス
製作会社  パラマウント映画 スコット・ルーディン・プロダクションズ
配給    パラマウント映画
公開    アメリカ合衆国 1998年6月5日 日本 1998年11月14日
上映時間  103分
製作国   アメリカ合衆国
言語    英語 日本語
製作費   $60,000,000
興行収入  世界 $264,118,201  アメリカ合衆国&カナダ $101,802,906  日本 15.5億円
次作    パシフィック・リム: アップライジング

                  


2019.10.03 Thursday
「パシフィック・リム」
ハリウッド映画なんだけど、半分日本映画みたいな作品。
太平洋の海底から次々と現れる巨大怪獣に、兵士2人がペアとなって操縦する巨大ロボットで立ち向かう姿を描く。タイトルのパシフィック・リムとは環太平洋地域のことであり、これらの地域に該当する国の人々が協力して世界的脅威に立ち向かう。

英語の作品であるが、作中に登場する怪獣は日本語で「KAIJU(カイジュー)」と呼称される。ラストには「この映画をモンスターマスター、レイ・ハリーハウゼンと本多猪四郎に捧ぐ」と献辞が表示される。デル・トロは、「日本の怪獣モノの単なるパスティーシュやオマージュではなく、新しいことができると感じた」と語ったうえで、「日本の漫画、ロボット、怪獣映画の伝統を尊重している」とも答えている。また、今作は「巨大怪物への美しい詩である」と語っている。
ペアになってお互いの脳の中身を共有しながら戦うという戦闘方法は、なかなかにハードルが高い。
そのため親子や兄弟、夫婦などがペアを組むことが多いそうだけど、どんなに仲が良くたって
心の中身まで人と共有なんかしたくないと思う。オットとだってそれは嫌だ。
中には自分の知らない相手の行動が脳を通じて流れてきて、喧嘩になるというけど、当たり前だよね。
知らなくていいことまで知ってしまうと危険を考えると、あんまり近すぎない相手の方がいいんじゃないのかなと思う。


ここから余談:(2019年11月)
ヒロインの菊地凛子の本名って菊地百合子っていうらしいんだけど、昔まったく同じ名前の知人がいて
自分は全然花が似合わないのに名前に花が二つも入ってるのがすごく嫌だって言ってた。
この映画の二年後に菊地凛子は染谷翔太と結婚してたのね。
「聖☆おにいさん」昨年のドラマだけど、深夜の再放送で今更はまってる。
マンガも面白いけど、このドラマはかなり成功してるでしょ。
マツケンのイエスは想定内だけど、染谷君のブッダは想定外にはまり役。

菊地凛子はイエス役のマツケンと結構共演してるのね。
2010年「ノルウェイの森」で菊地凛子が直子で、マツケンがワタナベかぁ。
んでモテモテの先輩が玉鉄でサバサバの緑が水原希子。うーむ。
見てないからわかんないけど、何かイメージ違うなぁ。。。
2009年の『カムイ外伝』では、アクションシーンで菊地がけがをして降板したため、小雪が代打として出演。
もしかしてそれがマツケンと小雪の結婚のきっかけ?

深夜の再放送と言えば「今日から俺は」にもめちゃくちゃはまっている。
ちょうど自分の青春時代とかぶりまくるから余計に。

と、話しそれまくりでした。

パシフィック・リム Pacific Rim

監督    ギレルモ・デル・トロ
脚本    トラヴィス・ビーチャム、ギレルモ・デル・トロ
原案    トラヴィス・ビーチャム
製作    ジョン・ジャッシニ、メアリー・ペアレント、トーマス・タル
製作総指揮 カラム・グリーン
出演者   チャーリー・ハナム、菊地凛子、イドリス・エルバ、チャーリー・デイ、バーン・ゴーマン
      クリフトン・コリンズ・Jr、ロバート・カジンスキー、マックス・マーティーニ
      ロン・パールマン、芦田愛菜
音楽    ラミン・ジャヴァディ
撮影    ギレルモ・ナヴァロ
編集    ピーター・アムンドソン
製作会社  レジェンダリー・ピクチャーズ
配給    ワーナー・ブラザース
公開    オーストラリア 2013年7月11日 ロシア 2013年7月11日 アメリカ合衆国 2013年7月12日 香港 2013年7月18日 中華人民共和国 2013年7月31日 日本 2013年8月9日
上映時間  132分
製作国   アメリカ合衆国
言語    英語 日本語
製作費   $190,000,000
興行収入  世界 $411,002,906  アメリカ合衆国&カナダ $101,802,906  日本 15.5億円
次作    パシフィック・リム: アップライジング


                  


2015年10月発売の実話エッセイ。アトピーって痒いだけの病気じゃないんです。

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◇見に行きたい展覧会メモ◇ →展覧会記録■

◆東京◆
フィリップ・パレーノ展
2019年11月2日(土)→ 2020年3月22日(日)ワタリウム美術館
http://www.watarium.co.jp/exhibition/1910pareno/index.html

バスキア展
2019年9月21日(土)〜11月17日(日)森アーツセンターギャラリー
https://macg.roppongihills.com/jp/exhibitions/basquiat/index.html
https://www.basquiat.tokyo/

ミナ ペルホネン/皆川明 つづく
2019年11月16日(土)〜2020年02月16日(日)東京都現代美術館
https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/minagawa-akira-tsuzuku/
https://mina-tsuzuku.jp/

◆名古屋◆
ムーミン展
2019年12月7日〜2020年1月末 松坂屋美術館

サラ・ベルナールの世界展
2018年11月23日(金・祝)〜2019年3月3日(日)堺 アルフォンス・ミュシャ館
2020年1月頃まで、全国巡回予定。
https://www.sunm.co.jp/sarah/

不思議の国のアリス展
2020年4月18日(土)−6月14日(日)名古屋市内の美術館(未定)
http://www.alice2019-20.jp/

◆大阪◆
萩尾望都 ポーの一族展
2019年12月4日(水)〜12月16日(月) 阪急うめだ本店
https://www.asahi.com/event/poeten/




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映画「ダークナイト」 & 「ダークナイト ライジング」&「バットマン ビギンズ」

dark_knight.jpg週末にテレビでダークナイトを見た。
実はバットマンには不勉強で「西洋版鼠小僧みたいな感じ?」程度の感覚で見たんですが、その世界観のとりこに。

最初の銀行強盗のシーンからすっかりくぎ付けになってしまった。私は典型的な「ながら族」で、いろいろ見落としがちなんですが、それ差し引いてもよかった。ノーラン監督の映画は好き嫌いがあるようだけど、私は大抵好きだ。

このところ虜になっていたのが「バットマン」と「伊坂幸太郎」と「ノーラン監督」で、特に、伊坂幸太郎とノーラン監督に共通するのは「主人公以外の悪役や本のわき役にもドラマがあること」

この作品は、ノーラン監督のバットマンシリーズ「バットマン・トリロジー」三部作の二作目。3作のうち、最高傑作と言われているんだそう。

とっても切なかった。自身も幼いころに両親を殺され、昼間は何不自由ない大富豪の顔ブルース・ウェインがバットマンの正体。裏では、潤沢な資産を投じたパワースーツやマシンに身を包んで暗躍するヒーロー・バットマン。


ここからネタバレ。


だけど、良いことをしても理解されず、権力から追われるのは、鼠小僧や石川五右衛門と同じなのね。

志を同じくしていたハービー・デントには愛するレイチェル・ドーズを取られてしまう上、レイチェルは死んでしまう。
そのショックでデントはツー・ファーストなり、バットマンの宿敵と変わってしまう。

レイチェルを失ったことを悲しむことも許されないまま、バットマンは、ジョーカーを追い
警察に追われ、ついにはジェームズ・ゴードン警察本部長の息子を守るために、デントを殺害。

しかし
デントの名誉とゴッサム・シティを悪の手から守るため、バットマンはすべての罪をかぶって、逃げ続ける。。。。
切ない。。。

クリスチャン・ペールのバットマンはすごくよかった。抑えた演技と言う感じで。ちょっとトム・クルーズに似てる?
前には同じノーラン監督の「プレステージ」で見たけど、あんまり愛想がいい役じゃなくて(秘密を抱えている役なのだ)
今回、人間味が感じられて、印象が変わった。

彼と彼の親代わりである執事のアルフレッド・ペニーワース役のマイケル・ペインさんが素晴らしい。
はまり役ってこのことだな。
ダークナイト The Dark Knight

監督    クリストファー・ノーラン
脚本    クリストファー・ノーラン、ジョナサン・ノーラン
原案    デヴィッド・S・ゴイヤー、クリストファー・ノーラン
原作    ボブ・ケイン、ビル・フィンガー『バットマン』
製作    クリストファー・ノーラン、チャールズ・ローヴェン、エマ・トーマス
製作総指揮 ベンジャミン・メルニカー、マイケル・E・ウスラン、ケビン・デ・ラ・ノイ、トーマス・タル
出演者   ブルース・ウェイン / バットマン(億万長者/主人公でヒーロー)  クリスチャン・ベール
      ジョーカー(バットマン最大の敵・サイコパス)  ヒース・レジャー(本作完成後に急死)
      ハービー・デント / トゥーフェイス(地方検事/二重性のある犯罪者)  アーロン・エッカート
      レイチェル・ドーズ(バットマン最愛の女性でデントの婚約者)  マギー・ジレンホール
      アルフレッド・ペニーワース(バットマンの執事・後見人)  マイケル・ケイン
      ジェームズ・“ジム”・ゴードン(ゴッサム市警察の本部長)  ゲイリー・オールドマン
      ルーシャス・フォックス(ウェイン・エンタープライズ社長)  モーガン・フリーマン
音楽    ハンス・ジマー、ジェームズ・ニュートン・ハワード
撮影    ウォーリー・フィスター
編集    リー・スミス
製作会社  レジェンダリー・ピクチャーズ、シンコピー・フィルムズ
配給    ワーナー・ブラザース
公開    アメリカ合衆国 2008年7月18日、日本 2008年8月9日
上映時間  152分
製作国   アメリカ合衆国、イギリス
言語    英語
製作費   $185,000,000
興行収入  $1,001,921,825(世界) $533,345,358(アメリカ合衆国 カナダ) 16億円(日本)
前作    バットマン ビギンズ
次作    ダークナイト ライジング


                  


darknight_rise.jpg「ダークナイト」があんまりよかったので、すかさず見た続編。(あとで「バットマンビギンズ」を見るべきだったと気付く(笑))

最初っから物語はぶっ飛ばしていた。キャットウーマンに盗まれた個人情報がきっかけで、バットマンは破産に追い込まれる。得体の知れなかった地下組織がだんだんつながっていき、それがこうなるか、と言う感じで、街を扇動して破壊して行く。ここでもバットマンは自己犠牲の塊で、敵が仕掛けた爆弾を自ら抱えて、海原へと去っていく。

バットマンは死んだものとして葬式まで行われるが、調べると、すでにマシンを改造され、遠隔操作していたのでは?そして、孤児から刑事になったジョセフ・ゴードン=レヴィットがロビンとしてバットマンのあとを継ぐのかな?そして、執事の夢が現実になったところで物語は終わる。

なんだかんだ凄いと思ったのがアン・ハサウェイ。やっぱりほかの女優さんとは存在感が違う。

アン・ハサウェイの出てくる映画って割と観ていて、同じノーラン監督の「インターステラー」やバートン監督の「アリス・イン・ワンダーランド」フライト中に見たアイドル時代の「プリティ・プリンセス」(米国でもアイドル映画が成立するんだとある意味感慨深かった。アンがかわいい以外見る価値なしの作品(笑))それから、アイドル脱皮のきっかけとなった「プラダを着た悪魔」。彼女も必死だったのだろう。

さて「ダークナイト ライジング」
アンは最初にノーラン監督に言われた言葉がきっかけで、その足でジムを契約して肉体改造に励んだという。その彼女をもってしても、ボディスーツはきつく、前かがみになってマシンに乗るシーンは苦行だったとか。ハリウッド女優も大変だよねぇ。。。

でもその甲斐あって、この映画の見どころのひとつが、アンのボディスーツ姿とそれを着たアクションシーンだと断言できるほど、見ごたえあるシーンになっている。正直、今までは目が大きいだけで、それほど魅力を感じてこなかった彼女をグッと好きになった作品。

世間の評価は「ダークナイト」のほうが高いみたいだけど、私はかなりこの映画好きだ。前作でひたすら可哀想だったバットマンが、やっぱりこの作品でもめちゃくちゃ過酷なんだけど、中盤いや後半まで裏切られまくったキャットウーマンとうまく行って、執事も安心させられて、なんかほっこりできてよかったのだわ。

ただまぁ、マリオン・コティヤールが出てきた瞬間から胡散臭くて、絶対この女、裏があると思いながら見ていて、実際その通りだったし(笑)でもまさか、あの牢から命綱なしにはい出てきたのが彼女だったとは。

ダークナイト ライジング The Dark Knight Rises

監督    クリストファー・ノーラン
脚本    ジョナサン・ノーラン、クリストファー・ノーラン
原案    デヴィッド・S・ゴイヤー、クリストファー・ノーラン
原作    ボブ・ケイン
製作    クリストファー・ノーラン、エマ・トーマス、チャールズ・ローヴェン
製作総指揮 ケヴィン・デ・ラ・ノイ、ベンジャミン・メルニカー、マイケル・E・ウスラン
出演者   ブルース・ウェイン / バットマン(億万長者/主人公でヒーロー)  クリスチャン・ベール
      アルフレッド・ペニーワース(バットマンの執事・後見人)  マイケル・ケイン
      ジェームズ・“ジム”・ゴードン(ゴッサム市警察の本部長)  ゲイリー・オールドマン
      セリーナ・カイル / キャットウーマン(女盗賊) アン・ハサウェイ
      ベイン(犯罪組織の支配者) トム・ハーディ
      ミランダ・テイト(慈善事業家/バットマンの恋人) マリオン・コティヤール
      ジョン・ブレイク(市警の刑事/元孤児) ジョセフ・ゴードン=レヴィット
音楽    ハンス・ジマー
撮影    ウォーリー・フィスター
編集    リー・スミス
製作会社  シンコピー・フィルムズ、レジェンダリー・ピクチャーズ
配給    ワーナー・ブラザース
公開    アメリカ合衆国 2012年7月20日  日本 2012年7月28日
上映時間  165分
製作国   アメリカ合衆国 イギリス
言語    英語
製作費   $250,000,000
興行収入  $1,084,939,099(世界) 19.7億円(日本)
前作    ダークナイト


                  



バットマン ビギンズ Batman Begins
監督      クリストファー・ノーラン
脚本      クリストファー・ノーラン デヴィッド・S・ゴイヤー
原作      ボブ・ケイン ビル・フィンガー『バットマン』
製作      ラリー・J・フランコ チャールズ・ローヴェン エマ・トーマス
製作総指揮   ベンジャミン・メルニカー マイケル・ウスラン
出演者     ブルース・ウェイン / バットマン(億万長者/主人公でヒーロー)  クリスチャン・ベール
        アルフレッド・ペニーワース(バットマンの執事・後見人)  マイケル・ケイン
        ヘンリー・デュカード / ラーズ・アル・グール(影の同盟首謀者)  リーアム・ニーソン
        レイチェル・ドーズ(バットマン最愛の女性で幼馴染)  ケイティ・ホームズ
        ジェームズ・“ジム”・ゴードン(ゴッサム市警察の本部長)  ゲイリー・オールドマン
        ジョナサン・クレイン精神科医 / スケアクロウ  キリアン・マーフィー
        カーマイン・ファルコーニ(ゴッサム・シティマフィアのボス)  トム・ウィルキンソン
        リチャード・アール(ウェイン産業CEO)  ルトガー・ハウアー
        ラーズ・アル・グール(影武者)   渡辺謙
        ルーシャス・フォックス(ウェイン産業・応用科学部長)  モーガン・フリーマン
音楽      ジェームズ・ニュートン・ハワード ハンス・ジマー
撮影      ウォーリー・フィスター
編集      リー・スミス
製作会社    シンコピー・フィルムズ レジェンダリー・ピクチャーズ
配給      ワーナー・ブラザース
公開      アメリカ合衆国 2005年6月15日
        日本 2005年6月18日
上映時間    141分
製作国     アメリカ合衆国
言語      英語
製作費     $150,000,000
興行収入    $372,710,015(世界)
        $205,343,774(アメリカ合衆国・カナダ)
        14億円(日本)
次作      ダークナイト

◆◇◆ノーラン監督作品の感想◆◇◆

2010/7/4(日)『フォロウィング』(1998・英)(クリストファー・ノーラン)
2010/6/27(日)『メメント』(2000・米)(クリストファー・ノーラン)
2015/1/7(水)「インソムニア」(2002・米)サイコスリラー(クリストファー・ノーラン)
2019/11/25(月)「バットマン ビギンズ」(2005・米)スーパーヒーロー(クリストファー・ノーラン)
2017/12/25(月)「プレステージ」(2006年米)サスペンス(クリストファー・ノーラン)
2019/9/28(土)「ダークナイト」(2008・米)スーパーヒーロー(クリストファー・ノーラン)★8
2017/12/23(土)「インセプション」(2010年米)SFアクション(クリストファー・ノーラン)
2019/9/30(月)「ダークナイト ライジング」(2012・米)スーパーヒーロー(クリストファー・ノーラン)
2015/3/20(金)「インターステラー」(2014年米)SF(クリストファー・ノーラン)
2019/10/4(金)「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」(2016・米)スーパーヒーロー(ザック・スナイダー)★9


                  


食べたものの記録:9/4(水)〜9/7(土)
いろんなチーズに凝っております。ブルーチーズは買い過ぎて、まだ冷凍庫にいっぱい(笑)
190904_190905_IMG_8771.JPG190906_190907_IMG_8772.JPG


                  


◇見に行きたい展覧会メモ◇ →展覧会記録■

◆東京◆
塩田千春展:魂がふるえる
2019.6.20(木)〜 10.27(日)会期中無休 森美術館

バスキア展
2019年9月21日(土)〜11月17日(日)森アーツセンターギャラリー

ミナ ペルホネン/皆川明 つづく
2019年11月16日(土)〜2020年02月16日(日)東京都現代美術館

◆名古屋◆
ムーミン展
2019年12月7日〜2020年1月末 松坂屋美術館

サラ・ベルナールの世界展
2018年11月23日(金・祝)〜2019年3月3日(日)堺 アルフォンス・ミュシャ館
2020年1月頃まで、全国巡回予定。
https://www.sunm.co.jp/sarah/

木梨憲武展 Timing‐瞬間の光り‐
2019年9月13日(金)〜10月20日(日)松坂屋美術館

不思議の国のアリス展
2020年4月18日(土)−6月14日(日)名古屋市内の美術館(未定)
http://www.alice2019-20.jp/

◆大阪◆
萩尾望都 ポーの一族展
2019年12月4日(水)〜12月16日(月) 阪急うめだ本店
https://www.asahi.com/event/poeten/


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小説「グラスホッパー」と「マリアビートル」(伊坂幸太郎)

今までに読んだ伊坂さんの作品で一番怖かったのが「魔王」なら
一番恐ろしくて苦手に感じたのが「グラスホッパー」だ。
ある種「超常的な力」について書かれたのが「魔王」だけれど
人間の闇の世界こそが恐ろしいと徹底的に描かれているのが「グラスホッパー」。

「グラスホッパー」については、ここにも感想を書いているけれど
とにかく伏線が見事で、最後に「そうなるか!」とどんでん返しのドミノ返しに圧倒させられると言う感じ。

特にスズメバチにはびっくり。そのスズメバチには続編でも驚かされる。

登場する人物のほとんどが殺し屋や闇世界の人間なんだけど
なぜか心惹かれるのが「鯨」。「鯨」は「自殺屋」と呼ばれる不思議な殺し屋。
直接手を下さないが、彼のターゲットにされた相手はその目を見ると死にたくなるというもの。
どれだけの絶望を知ればそんな目になるのだろう。

逆に怖く不思議だったのが「槿(あさがお)」。彼は「押し屋」と呼ばれる殺し屋で、その名の通り
交差点や駅のホームでターゲットを押して、車や電車で轢死させるのが仕事。

グラスホッパー GRASSHOPPER
2004年に角川書店から出版され、著者伊坂が「今まで書いた小説のなかで一番達成感があった」と語っている。
サスペンス、コメディ、オフビートなど分類不能の要素を含み、ストーリーは鈴木・鯨・蝉の3人の登場人物が
代わる代わる語り手を務めている。第132回直木三十五賞候補作となった。

2008年に井田ヒロトによる作画で漫画化され、『コミックチャージ』(角川書店)で連載された。
2015年に映画が公開された。
【あらすじ】
「復讐を横取りされた。嘘?」
元教師の鈴木は、妻を殺した男・寺原長男が車に轢かれる瞬間を目撃する。
どうやら「押し屋」と呼ばれる殺し屋の仕業らしい。
鈴木は正体を探るため、彼の後を追う。
一方、自殺専門の殺し屋・鯨、ナイフ使いの若者・蝉も「押し屋」を追い始める。
それぞれの思惑のもとに――。
「鈴木」「鯨」「蝉」、三人の思いが交錯するとき、物語は唸りをあげて動き出す。
著者     伊坂幸太郎
発行日    2004年7月30日
発行元    角川書店
国      日本
言語     日本語
形態     上製本
ページ数   322
公式サイト  https://promo.kadokawa.co.jp/mariabeetle/
コード    ISBN 978-4-04-873547-6(単行本)
       ISBN 978-4-04-384901-7(文庫)


                  


これまた面白かった。
久しぶりになかなか魅力的な登場人物が登場した、と感じた。

章ごとに語り部が違う。彼らの名前のシャチハタが印象的だ。

元殺し屋の「木村」
元殺し屋の「天道虫」「果物」(蜜柑と檸檬のふたり)
それから中学生の「王子」

それ以外に、木村の両親や木村の父の部下や果物に仕事を依頼した闇社会の大物や
さらには「グラスホッパー」の主人公の鈴木や押し屋「槿」殺し屋コンビ「スズメバチ」も登場する。

殺し屋は全員運に見放されたような展開で、悪魔のような王子に翻弄され続けるが
最後に幾重にも重ねられたどんでん返しが待っている。

伊坂小説の凄いところは、推理をして一気にタネや伏線を解き明かすというより
まず一つの伏線が明かされてそういうことか、と思っていると、そこへさらにひとつ、さらに。。。と
どんどんいろいろな事実が明かされて行く。

一見無意味な独り言や無関係に見えたことが、ぴたりと綺麗なピースに収まった時のあの爽快感。。。。気持ちええ。

それにしても、木村のとーちゃん、かっこええ。でもこういうとき、わが身に置き換えて考えずにはいられない。
私はこのとーちゃんにどう見えるのだろう。そう器用に生きている方ではないけれど「クサイ」とは言われないだろうか。

伊坂さんの小説は、読みやすい切り口にだまされるけれど、実っは結構グロイ。
あっけないほどバタバタ意図が死ぬ。結構いいやつでも容赦ない。
それでも、一番報われてほしい人は報われるようになっている。この物語で言えば木村と天道虫だろう。
神さんは見てる、そんな気にさせられる。珠玉の言葉たちに息をのむ。
ハードボイルドなのに、元気をもらえるのだ。

マリアビートル MARIABEETLE
『グラスホッパー』の続編として描かれ、同作の登場人物も登場する。第7回大学読書人大賞受賞作。
【あらすじ】
酒浸りの元殺し屋「木村」は、幼い息子に重傷を負わせた悪魔のような中学生「王子」に
復讐するため、東京発盛岡行きの東北新幹線〈はやて〉に乗り込む。
取り返した人質と身代金を盛岡まで護送する二人組の殺し屋「蜜柑」と「檸檬」は
車中で人質を何者かに殺され、また身代金の入ったトランクも紛失してしまう。
そして、その身代金強奪を指示された、ことごとくツキのない殺し屋「七尾」は
奪った身代金を手に上野駅で新幹線を降りるはずだったのだが……。
著者     伊坂幸太郎
発行日    2010年9月22日
発行元    角川書店
国      日本
言語     日本語
形態     上製本
ページ数   465
前作     グラスホッパー
コード    ISBN 978-4-04-874105-7
文庫:2013年9月発行、角川文庫、LSBN978-4-04-100977-2-C0193
登場人物である七尾の前日譚「ついていないから笑う」(初出:ダ・ヴィンチ 2010年3月号)が併録。


                  


2015年10月発売の実話エッセイ。アトピーって痒いだけの病気じゃないんです。

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◇見に行きたい展覧会メモ◇ →展覧会記録■

◆東京◆
ミナ ペルホネン/皆川明 つづく
2019年11月16日(土)〜2020年02月16日(日)東京都現代美術館


◆名古屋◆
不思議の国のアリス展
2020年4月18日(土)−6月14日(日)名古屋市内の美術館(未定)
http://www.alice2019-20.jp/

◆大阪◆
萩尾望都 ポーの一族展
2019年12月4日(水)〜12月16日(月) 阪急うめだ本店
https://www.asahi.com/event/poeten/




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note・9月の記録

191001note_start-9month_badges1.jpg191001_80days.jpg191001-1200monthly_PV1.jpgnoteをはじめて3ヶ月。
毎日よく頑張りました。
190924_3000times_suki.jpg
3000スキいただきました!
そしてフォロワーさんも
400名突破。

7/20 100フォロワー突破
8/1  150
8/21 200フォロワー突破
9/1  250
9/21 300フォロワー突破

300名、数字が美しかったので
撮ってみた(笑)
190921_300follower.jpg

しかしこの後、フォロワーの勢いが出て
9/25 350
10/4 400フォロワー突破
早くない??(わくわく)

まぁよく頑張りましたが
読んでいただけるのは嬉しいものですねぇ。

今月のPVはこんな感じ。
続きに「今週のPVとランキング20位」「今月のPVとランキング20位」
「全期間(3ヶ月)のPVとランキング全部」「全期間(3ヶ月)のスキランキング全部」が見られます。


                  



食べたものの記録:8/29(木)〜9/3(火)
ここ最近、すっかり納豆を食べるのが定着している。まだそのまんま食べられるかと言えば微妙だけど
ポン酢かあおさのたれ付きなら食べられる!
ポン酢って素晴らしいね。最近いろいろいいのを買って試している。
190829_190901_IMG_8769.JPG190901_190903_IMG_8770.JPG


                  


2015年10月発売の実話エッセイ。アトピーって痒いだけの病気じゃないんです。

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◇見に行きたい展覧会メモ◇ →展覧会記録■

◆東京◆
塩田千春展:魂がふるえる
2019.6.20(木)〜 10.27(日)会期中無休 森美術館

バスキア展
2019年9月21日(土)〜11月17日(日)森アーツセンターギャラリー

ミナ ペルホネン/皆川明 つづく
2019年11月16日(土)〜2020年02月16日(日)東京都現代美術館

◆名古屋◆
ムーミン展
2019年12月7日〜2020年1月末 松坂屋美術館

サラ・ベルナールの世界展
2018年11月23日(金・祝)〜2019年3月3日(日)堺 アルフォンス・ミュシャ館
2020年1月頃まで、全国巡回予定。
https://www.sunm.co.jp/sarah/

木梨憲武展 Timing‐瞬間の光り‐
2019年9月13日(金)〜10月20日(日)松坂屋美術館

不思議の国のアリス展
2020年4月18日(土)−6月14日(日)名古屋市内の美術館(未定)
http://www.alice2019-20.jp/

◆大阪◆
萩尾望都 ポーの一族展
2019年12月4日(水)〜12月16日(月) 阪急うめだ本店
https://www.asahi.com/event/poeten/


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