本の備忘録 vol.30 Oct.28〜 Oct.31 10月も終わり

201030_IMG_8438.jpg2020.10.30 Friday
昨日収録のNHKの番組ですが、告知OKとのことなので、お知らせです。
夕方18:10からのニュース情報番組「まるっと!」11/4(水)の放送に登場する予定です。(番組内容はその日のニュース等により急に変更になることもあります)

情報キャスターの吉村史織さんからお声がけいただきました。
「地元愛」という切り口で調査をしていたところ、拙著『ナゴヤ愛』が話題になってるという情報が入ってきたのだそうです。ありがたや〜。
その後何通かメールのやり取りをして、どの部分を切り取るか熟考した結果、局側から本書内のある話について掘り下げたいという要望があり、そこを重点的にお話してます。

また、『ナゴヤ愛』を推して売ってくださってる書店代表として、丸善名古屋本店さんが登場。人文担当のS氏(わかる人にはわかる)が登場するので、ぜひご覧ください(ふふふ)。

NHKオリジナルティー、先ほどいただいてみました。(麒麟の方はまだ)
「ねえねえひよこ?中国料理の時に飲んで口がさっぱりするお茶ってなぁに?」なお茶でした(笑)

11/4(水)18:10〜19:00 NHK総合「まるっと!」
東海地方のみの放送ですが、ネットで動画が見られるかもしれないそうです。またお知らせしますね〜
NHKまるっと! https://www4.nhk.or.jp/P4804/


                


201029_IMG_8416.jpg2020.10.30 Friday
今回のテレビ取材にはミラクルがたくさんあって、NHKの方たちがいらしてPCデスクの本棚見るなり「『デザインのひきだし』がある!」と驚かれて。
実は我が家の前に丸善名古屋本店さんに取材が入り、この本の話題が出たそうで。「これ、丸善さんで買ったんですよ」と言ったら「繋がった!」とNHKの方たちもビックリして、しょっぱなから盛り上がって一気に場が和み。
これも丸善さんが下さったミラクル。ありがとうございます!

テレビ収録のどさくさの中、地味にうれしかったのが今日からNew PCだということ。前のPCは調子は悪くないんだけど、キーボードの「h」がほとんど反応しなくなってしまって。自分の名前が「いな-いよこ」になってしまうのだ。10回くらい連打してようやく反応するという体たらく。(左下のが前の子のキーボード。。。酷使しすぎて文字消えてるし!)

怒涛のスケジュールで本を書いてる途中にPCを変えるのもストレスになるので、天秤にかけた結果、hと闘いながら仕上げた原稿だったのだ。落ち着いたので元SEのオットにNew PCを選んでもらってちょっとずつ移行の準備を進めていて、満を持して本日デビュー。
実は前のPCだとこのPCデスクに入らなかったのだけど、コレだとピッタリ!画面は小さくなったけど、文字を打つには快適!


                


201028_5912_n.jpg2020.10.28 Wednesday
いつものようにCBCチャント(TBS系)を見ていたら、拙著『ナゴヤ愛』にご登場いただいた渡辺美香さんが、アノンシスト賞のテレビ「読み・ナレーション」部門の最優秀賞を受賞したとのうれしいニュースが!

本のインタビューのときにも、美香さんが童話などのナレーションにも力を入れて行きたいという話でも盛り上がったのでした。私たちが絵本をつくっていることから、一緒に何かやれたらいいね、なんてうれしいお言葉まで。
「でも、絵本の読み聞かせだと、絵を画面に映すとアナウンサーの顔が映らないのでは?」と私が言うと、美香さんが「アナウンサーは顔は映らなくていいのよ」とおっしゃったのが印象的で。

昨今のタレントと変わらないような映りたがり(笑)のアナウンサーの中で、本当に『声』で勝負する本物のアナウンサーなのだなー、と感じたのでした。美香さん、おめでとうございます💕
https://hicbc.com/news/article/?id=0004F6A6


                


2020.10.31 Saturday
テレビの収録が無事終わり、ようやく落ち着いたので、先日からうんうんうなっていた原稿に取り掛かり。1000文字って短い!
仕事では500文字から2万文字くらいまで書いたし、割と文字数に合わせて自由自在に文章を操れる方ではあるんだけど、自分のこととなると、気持ちが溢れすぎて困る。しかし、どうにかいい形になって来た。まだ締め切りまで数日あるので、さらにしつこくブラッシュアップする。
今回の原稿のテーマはまさにこの「しつこい」ということ。私は子供のころに実母から、事あるごとに「あんたは本当にしつこい」と憎々しげに言われて以来、「しつこい」って欠点だと思っていた。「しつこい」のは格好悪いことで、「サラリとさっぱり」してることが美徳だと思っていたのだよね。
このテーマ、もう少し掘り下げてみたいので、またnoteに書くかも。そして、FBからは少し離れて、またnote中心の生活に移行したいと思っている。


                



2020年9月発売の新刊です。
どうぞよろしくお願い致します♡


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本の備忘録 vol.29 Oct.26〜 Oct.30 イロイロないしょ話

201029_IMG_8395.jpg2020.10.29 Thursday
本日無事テレビの収録済みました!いただいたお土産は『麒麟がくる』オリジナル茶にチコちゃんボールペン!(チコちゃんが見えない!ボーッと撮ってんじゃねえよ!って叱られる!(笑))
そう、取材に来られたのはNHKでした。名古屋放送局の皆さんで、すイエんサーとは無関係の依頼でしたが、ご縁があるんですね。皆さん良い方たちで楽しかった!
今回お話ししたメインの方も、以前に同じ番組に取材をされたというおまけ付き!また詳細は後ほど載せます。


    


2020.10.30 Friday
「ナゴヤ愛」のエゴサーチをしていると時々どこかの図書館への入荷が引っかかる。しかし地元名古屋市と愛知県が一向に引っかかってこないので、直接見てみたら、愛知県図書館には1冊あり利用可。名古屋市には千種と熱田に1冊ずつあり、どちらも貸し出し中で、予約が17件。結構人気?(笑)
思わず、市に予約している人に「県図書に行けばすぐ借りれるよ!」と教えてあげたい気もするが、待ってる17人のうち半分くらい待ちくたびれて買ってくれないかなーとも思う(笑)


                


2020.10.26 Monday
【ただの自慢&備忘録】とっても尊敬する大好きなプロのモノ書きの方から『ナゴヤ愛』の感想が届いた。
第一声「面白い!」にはじまり「もっとイラスト主体かと思ったら、文章も情報も多くて驚いた。文章もいいね」ってお褒めの言葉が続く。。。ああもう信じられなくて大コーフン!
それと同時に「きっと気づいてると思うけど」とおっしゃりながら、一ヶ所、読点のない場所を指摘され、慌てて本を開く。全っ然気づいてなかった!あんなに確認したのに!4人がかりで!!
「これきっと重版かかるよね。もうかかったかな?だったら3刷で直せるよね」なんてうれしいお言葉も。
あんまりうれしかったので「このこと、ネットに書いてもいいですか?」と尋ねたら「いやいや、いつもこんな風にほめる訳じゃないから、ほめてない人に悪いからやめて」だそうで。「名前を出さなければいいよ」と許可をいただいた。
「でもホントよい本なので、自信を持ってPRして行ってください」最後はこう結ばれていた。正直、ものすごい方で、こんな風に感想をいただけるとは予想してなかったので、余計にうれしかった。そんなわけで、単なる自慢です。えへ。


                


2020.10.28 Wednesday
私はCakesの課金会員である。Cakesの中の人とは以前別の媒体にいるときに一緒に仕事をしたこともあり、親しみもあるし何より楽しみにしている連載もあるから。そのCakesが揺れている。
上記に書いたように知人もいるCakesだけれど、でも今回の件は、全くかばうことができない、ひどい話だと思う。
自分が姉妹サービスのnoteを書いていて感じるのは「noteでうけやすい記事ってあるよね」ということ。それは当然Cakesでも同じなんだろうな。Cakesでは強い言葉の人がウケるんだろう。リンク先の牧村さんよりは今回問題となった幡野さんが、牧村さんと同じく今回の件で意見を挙げた渡辺由佳里さんよりはめいろまさんのほうが。
noteは、自分の記事の下に全然知らない人の記事がリンクされる。それを許可する代わりに、他人のnoteの下にも自分の記事がリンクされ、私が1年半ほど前に書いた「2回結婚してわかった、幸せな結婚に必要なこと」なんて恥ずかしいタイトルの記事が、未だにすごく読まれている。
そのリンクにちょいちょい表示されるのが「普通の人の普通の日記が読みたい」とかなんとかいう記事。たぶんnoteではカリスマ扱いされている人で、いろんなコンテストに入賞し、書籍化もされている。文才はある人なのだろうと思う。
けど、その記事がいただけない。内容はこうだ。「役に立つ記事なんかよりも、普通の人の普通の日常を書いた日記が読みたい」だって。アホか。
あのね、日常を普通に書いて面白い文章が書ける人なんていうのは、すでに普通の人じゃないのだよ。本当に普通の人(赤の他人)が書いた日常の記事を読んだことがあるのか?と問いたい。
でもその記事にいいねが数百付いているのだよ。そういう一見ピュアで「そのままのキミでいいんだよ」って言ってくれるような記事はウケるのだ。
そりゃそうだよね「役に立つ記事しか読みたくない」って書いたところで、少数しかいない「役に立つ記事を書いてる人」は「当たり前」って思うだけだけど、逆だったら大多数の役に立たない記事しか書けない人は「普通の日記でいいんだ!この人素敵!」って思うよね。(私は思わなかったけど(笑))
書いた人の真意や意図はわからないけれど、私はその記事が表示されるたびに、いつもモヤッとしてしまう。
さて、話を元の問題に戻すと、幡野さんの記事は毎回トンデモないバズを起こしてたようだし、何かそういう、Cakesやnoteで認められることがイケてる!みたいな流れに、ちょっといい気になってたんじゃないかなって思う。
「こんなウソ、オレにはお見通しなんだぜ」ってドヤ顔したかったんだろうって感じてしまう。でもこれは、モノを発信する人間が皆注意しなくてはいけないことだ。今回も糸井重里が幡野さんに同調して叩かれてるけど、糸井さんはこの件に限らず、このところ炎上しがちだ。それもおごりの現れなんだろうと思う。
自分の発信していたことがずっと受け入れられ続けて行くと、どこかでタガが外れて、論調が強くなり過ぎてしまう。そこで、自分の考えと世間の認識とのずれに気づかずに突き進んでしまった結果が今回の件なのだろう。
と、そんなことを感じていた矢先に読んだ牧村朝子さんのこの記事はいつも通り常に弱者にやさしく、常にバズではなく画面の向こうの相手だけを意識していてホッとする。そんなに売れなくていいから、私も牧村さんのようでありたいと思う。
(と言いながら、私も「普通の日記が読みたいなんて嘘に、この私は騙されへんで」とドヤ顔になってるのかもしれない。「書く」ってことは本当に難しいね)


                



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本の備忘録 vol.28 Oct.22〜 Oct.26 書いたり描いたり

2020.10.26 Monday
5年前の今日がアトピー本発売日💕オカゲンさん、ありがとう❣️


                


201025_3223_n2.jpg2020.10.26 Monday
拙著『ナゴヤ愛』のマンガなどで、戦国武将・信長さまはちょいちょい登場する。
先日武将隊の信長さまから「もう少しわしに寄せてだな」とリクエストいただいたので描いてみた。うーむ、信長さまはもっと男っぽくてカッコ良いよな。出直してきます。。。
宮田の帽子に七五八と入れようとして七五三になるなど。。。我ながら安定したどん臭さ(笑)

仕事でも似顔絵は何度か描き、特に茂木先生なんてソックリ!と褒められたのに、どうも会ったことある人だとうまく描けないような気がする。。。


                


2020.10.26 Monday
ある原稿を前に、悩んでしまってどうしても書けない。書きだしてみても、上手く結論に持って行けそうにない。
本を書いている時は、ほとんど悩んだことがなかった。フィクションじゃないので生みの苦しみなんて無いし、この話はここがポイント、ここを伝えたい!という明確なゴールがあれば、あとはそこに向かって書くだけだったから。
と、ここまで書いて、そうか、と思った。書けないのは、たぶん「何を書きたいか」ゴールが定まってないから。まずはゴールを決めよう。何を伝えたいか。
どうしてなんだろう。人の話なら「この話の肝はここ!」って明確に見えるのに、自分のことって見えないものだね。どの部分を切り取れば一番興味を持ってもらえるだろう。そこさえ決まれば、一日で書ける量なんだけどなぁ。


                


201024maruya_1.jpg201024maruya_2.jpg
2020.10.24 Saturday
「ナゴヤ愛」に登場する八丁味噌の老舗・まるやさんのサイトにて拙著に掲載されたことが載っていました。八丁味噌のページに関しては様々な資料を参考に書いたモノで取材はしておらず、献本もしていないため、見つけて下さって感激。
拙著ではいくつかの問題提起をしているのですが、八丁味噌もそのひとつ。数年前にある記事を読んで以来ずっと懸念していたことを書きました。八丁味噌を後世に伝えるために、及ばずながらも応援していることが伝わったかなと思い、うれしくなりました。


                


201023_6685_n.jpg2020.10.23 Friday
部屋の片付けをしてると、いろいろ発掘される。
毎年宮田が撮影を担当してる「三ツ川カルタ」が表紙・2017年2月の「西区フリモ」(この写真は宮田の撮影ではありません)が出てきた。
毎年1月開催なので、今年も無事開催できてよかった。来年も開催されますように!

三ツ川とは、庄内川・新川・矢田川に囲まれた地域のこと。新刊『ナゴヤ愛』の「矢田川花火」に登場してます。
ちなみに今年の「三ツ川ハロウィン」は、オンライン開催です💕
三ツ川ハロウィン2020
https://www.facebook.com/events/1075516942882468


                


2020.10.22 Thursday
人が人を「こういう人だ」と評価するのってどういう基準なんだろう。よくSNSだけじゃ人の本質はわからない的なことは言われるけど、じゃあ、会えば相手のこと、本当に理解できるんだろうか。

少し前にある二人の人から全く相反した評価を受けた。「ひよこさんでも悩むことってあるの?」と「ひよこさんはいろいろ気にしいですもんね」
二人とは別々の場所で知り合い、お互いに面識はない。でもちょうど同じ時期に知り合い、その後、年に何回か顔を合わせ、普段はFBに割といいねをくれる感じのお付き合いという共通点がある。私自身は彼らと会う時に意図してキャラ変をしてるわけでもなく、いつもの私だ。

実はこの相反する評価は、今に始まった話ではなく、よくあること。「あなたみたいにポジティブな人に会ったことがない」と言われたり「けっこう傷つきやすいよね」と言われたり。別に後者だけに悩み相談してるわけではないよ? 
傾向としては、知り合って間もない人は私を「超ポジティブ」だと感じ、付き合いが長くなるにつれ「実は結構ネガティブだよね」と感じるようになるようだ。また、女性は前者が、男性は後者が多い気もする。宮田も「ひよこちゃんはガラスのハートだ」とか言ってるし。いや、そんなことはないと思うけどさ(笑)

それはこういうことではないか。私は誰でも読めるブログなどには基本的に暗い話は書かないと決めている。友達限定のFBには愚痴も悩みも書くこともあるけど、オチは前向きになるように心がけている。そこをどう捉えるか、なのかもしれない。暗い話を書いてる時点で割とネガティブと捉える人もいれば、オチが明るいので「この人ってお気楽〜」と受け取る人もいて。
と、ここまで書いて、この文章もいろんな受け取られ方があるんだろうと思う。私としては「私って誤解されやすいの〜」と悩んでるわけではない。でもたまに「FBに書くことでそんなに悩んでも仕方ないですよ」という励ましのコメントが付いたりする。励ましてくれるのはありがたいけど、悩んでないからね(笑)

どういう部分でこう相反する評価がなされるのか、そもそも、人が人を評価するってどういうことなのか。会って話した場合とSNSでの会話とではどう違うのか。そういうことを思考を重ねて分析したいだけ。
以前から自分の分析好きはこのFBにも書いてきたけれど、自分のいちばん自分らしい個性って、この分析好き(そして表にまとめるのが本当に大好き)にあるのではないか。と「ナゴヤ愛」を面白いと言っていただけたことで、そこをもっと深めて行けたらいいなと思うのだった。

ここで私がポジティブかネガティブかなんてことは、どーでもいいのだ。ああこの人にはそう私が見えてるのね、と思うだけ。だって自分でも自分がどっちかなんて、わかんないもんねー。


                



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本の備忘録 vol.27 Oct.19〜 Oct.21 ナゴヤ愛東京進出?! & 宮田のお仕事 & 書店つれづれ記録

201020_1994-8888_web.jpg2020.10.20 Tuesday
【ナゴヤ愛・新宿紀伊國屋書店で平積み!】
東京時代、吉田類さんの句会でご一緒した俳句仲間の伊勢さんの投稿に『ナゴヤ愛』を見つける。
「あれ?伊勢さんナゴヤにいらしたのかな?」と思ったら、なんと、紀伊国屋書店新宿本店の写真!!

私がこの業界に入り、周りで本を出す人が増えた頃「もし本を買ってくれるなら、新宿紀伊國屋でお願い」とよく言われたものでした。それだけ、このお店での売上=その本の売上とみなされるということなんでしょうね。

それにしてもうれしすぎる!隣は懐かしの千葉だし真上には「ブラタモリ」が棚差しに!!今日も祝杯だっ!!
伊勢さん、素敵な紹介文&写真、ありがとうございました!!
俳句仲間のイラストレーター陽菜ひよ子さんの新刊『ナゴヤ愛』。
地元・名古屋で大評判になっていることは聞いていましたが、今日新宿の紀伊國屋書店でも平積みになっていました。
 名古屋の美味しいものから文化・歴史まで、ひよ子さん独自の視点で紹介されています。ひよ子さん本業のイラストや、ご夫君のカメラマン・宮田さん撮影の写真も満載。
 のびのびとした文章で、ひよ子さんご自身が愉しみながら書いている気持ちが伝わってきます。個人的には、わたしも大好きな「すがきや」の話がヒットでした。
 ひよ子さん、宮田さん、あらためてご出版おめでとうございます。
                


201019_busyoutai_n2.jpg2020.10.19 Monday
【宮田のお仕事】名古屋おもてなし武将隊11周年の記念写真を宮田が担当致しました。
武将隊の皆さんのチームワークは素晴らしく、和気あいあいと楽しい撮影でした。信長さま、家康さまだけでなく、清正さまや慶次さまなどの錚々たるイケメンに次々話しかけられて眼福♡
後日、動画撮影の際に信長さまに聞いたところによると、陣笠隊踊舞(とうま)さんは、この件とは関係なく、たまたま拙著『ナゴヤ愛』を購入して読んでくださっていたそうで「あやつはお主らに会えて、密かに感激しておったのじゃぞ」だって!
ええっ、全然知らんかった!言ってよ、踊舞さん〜〜〜!!


                


2020.10.19 Monday
先日から書いている取材が決定!しかし予想はしていたが、やはり取材場所は我が家だという。「陽菜さんがイラストを描いている様子なども撮影したい」って、きゃー!!。。。。もう我が家自体が「開かずの間」と化しているのだけど。観念して(?)部屋を片付けます。。。私、長く建設業界にいて、ハウスメーカーのインテリア部にいたこともあるのに、片付けの才能がまったくないのだよな、とほほ。


                


2020.10.21 Wednesday
【書店つれづれ備忘録】諸事情で、書店について調べている。今まで名古屋(西区→守山区)→奈良→市川→船橋→大塚→西葛西→名古屋(西区内で引っ越し)と引っ越してきて、その街ごとに想い出の本屋さんがある。
【1980〜90年代の名古屋】
10〜20代のころ、毎日のように通っていた書店といえば名古屋駅の星野書店と三省堂、栄はやっぱり丸善。栄店もセンパ店もよく行った。センパ店の閉店は実はけっこう悲しかった。
【1996〜1997年奈良市秋篠町→秋篠寺の近く】
名古屋を離れて最初に2年住んだ奈良では「ならファミリー」という近鉄とイオンがくっついたでっかいモールの近くに住んでいた。ならファミリーの書店も本当によく行った記憶があるんだけど、なんて店だったか覚えてない。。。今はジュンク堂が入っているのだね。
【1997〜1998年千葉県市川市】
その後市川市の本八幡に1年住んだ時は、ニッケコルトンプラザの近くだったので、そこの書店に行ったんだろうけど、やっぱりよく覚えていない。。。今は福家書店が入ってるそうだけど20年前はどうだったんだろう。
【1999〜2006年船橋市】
記憶が定かなのは、8年住んだ船橋から。実は馬込沢というすっごい地味な住宅街(というか田舎)に住んでたんだけど、駅前のサミットストア内のくまざわ書店には週に3回は行っていた。船橋駅には東武と西武があって、基本西武派なんだけど船橋時代は東武の方が好きで、旭屋書店にもよく行った。今調べたら西武は三省堂だったのね。東西線で日本橋に行くことが多かったので、この頃から丸善日本橋本店がお気に入りの書店になった。
【2006〜2008年大塚(住所は豊島区東池袋)】
3年住んだ東池袋では、池袋ジュンク堂、大塚のあおい書店、24時間営業の山下書店にはよく行った。あおい書店は自著「やさしい写仏ぬり絵帖」を最初に書店で見かけた記念すべき書店。棚差しだったけどね。
【2008〜2011年西葛西】
ここでまた生活圏が東京東部に移る。西葛西の近所の書店(文教堂・博文堂書店)にも行ったけど、この頃は東西線沿線だったので、日本橋丸善に一番よく行ったんではないかなぁ。丸善はギャラリーの展示にも定期的に行っていた。新大塚にある帽子の学校に通っていて、池袋のジュンク堂もたまに行ったかな。あと宮田と一緒によく神保町に遊びに行った記憶が。。。
【2011〜2016年浅間町→名古屋城の近く】
実家のある浅間町に3年住んでた頃は、チャリで名古屋駅のジュンク堂に行くことが多かった。栄は丸善が丸栄に入り、ラシックの旭屋書店がいいぞ、と思っていたらあっと言う間になくなってしまった。この頃は矢場町まで行き、ジュンク堂ロフト名古屋に行くことが多かったかな。あるいはセンパの丸善か。
【現在】
今の家から2番目に近いのがmozoワンダーシティの紀伊國屋書店。実は今まで紀伊國屋さんとは縁の薄い生活だったのだけど、これでグッと濃くなるだろう。しかし今までをツラツラ見てみると丸善さんとジュンク堂さんが一番よく行った書店なのだな、と改めて思う。


                


2020.10.21 Wednesday
先日から書いてる取材の件、実は名古屋ローカルだけど、テレビ取材を受けることになったのだ。VTR出演ってやつね。イラストは今までにもテレビに登場してきたけど、顔が地上波に写るのは初めてかも(CSには写ったことあり)。ええんかしら。顔はどうしようもないけど、家はどうにかキレイにせねば。
今回のテレビ取材、『ナゴヤ愛』が書店に大きく積まれているのを見た局の方が、取り上げることを決めたのだそうだ。
昨日、新宿紀伊國屋書店に『ナゴヤ愛』が平積みになっていたと聞き、ああこの本もこれで全国区になれるかも、と思いうれしかった。でも紀伊國屋さんが並べて下さったのも、ナゴヤで書店さんが頑張って売って下さって、結果を出せたからなんだよね。もうありがたすぎて涙が出るよ。
実はまた別のご縁で、ナゴヤの書店さんに恩返しできそうな企画に入り込めそうなんだけど、まだテスト的な感じで。ひとまず1店舗だけ取材に伺いたいのだけど、どこにすればいいか、悩む〜。特に今では思い入れのある書店さんが多すぎて。もうあみだで決めちゃおうかな。


                



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本の備忘録 vol.26 Oct.16〜 Oct.19 心境の変化にしみじみする

201016_nobunaga_n2.jpg2020.10.16 Friday
先日からのコラボ第一弾、このようになりました!

信長さまの動画「下剋上の虎」に出演しとります。
信長さまが
「名古屋に来たいという者には、この『ナゴヤ愛』を渡せばバッチリだ。何ならワシがこの手で売り歩いても良い」
的なことまでおっしゃって下さり、めっちゃうれしかったです。。。

まだ予告のみで近日公開!


                


201013_IMG_7937.jpg2020.10.17 Saturday
自分の活動の場が変わると、知り合う人や一緒に活動する人が変わる。遠くから見ていただけの方と思いがけずご一緒すると、想像以上にあたたかな方が多くて感激する。
しかしそこで調子に乗ると、そこではなく全く別の思いがけぬところから「塩対応」を受けてしっぺ返しを食らうこともある。
ホント最近のできごとは、自分にしては上出来だと思う。でも調子に乗ってはいけないよ、と神様は時々塩な人たちをこっそりと送りこんでくるのだ。
あまりに「塩対応」に慣れ過ぎて卑屈になってもいけないけど、「塩」くらいで当たり前、みたいな意識は持ち続けたい。そうでないと、カウンター食らったときに地獄に突き落とされるのだ。
意外と毎日、ちょっとしたことでいちいち傷つきながら生きている。どうしても「評価」と無縁ではいられない仕事だから仕方がない。恐る恐る壁伝いにそろりそろりと歩きながら、どうにか世間と馴染んでるふりをして暮らしているのが自分、なのだと思う。
そしてまだまだ、信じられない快進撃は続く。どこまで行けるか、どこまで成果が出るかはわからないけど、悔いのないようにできる限りのことはしたい。
画像のブローチ、先日動画収録の際に「このために作った」と言ったら「こんなに気合の入った人は初めてだ」と喜んでもらえた。そんなの当然。うれしかったら倍返しする。それが伝わらない相手ならそこまで。お陰でとっても楽しい1日になった。


                


2020.10.18 Sunday
そういえば、先日ナゴヤドーム矢田駅に行ったら、大村知事リコールの署名運動してた。地上に上ってすぐに20歳くらいの若い女子が叫んでて、イオンの入り口には妙齢(30代くらい?)の男女が二人

全然関係ないけど、拙著『ナゴヤ愛』は第3章あたりから書き始め、けっこうバラバラに書き進めていった。第1章も構成案は当初は暫定的だったので、最初のページにどれが来るか書くときはあまり意識していなかった。
最終的によりにもよって、最初のページに載せたマンガが、県知事と市長のアレに触れた問題作だった。。。ゲラ見て自分で吹いた(笑)


                


2020.10.18 Sunday
2年くらい前と比べると、依頼される仕事内容がガラッと変わってきたので、それに合わせてサイトを全面的に改修したいんだけど、日々更新するだけでも手一杯で、とてもそこまで手が回らない。
それにしても、何でこう時間がないんだろう。周りを見ると、みんな充実した生活を送っているなぁと思う。
それに引き換え自分は、大して仕事がある訳でも儲かっている訳でも、断じてない(笑)のに、ずっと何かしら仕事(お金が入る前段のサイトの更新とか何かしらの「仕掛け」とか諸々)をしている感じ。
全くのプライベートで出かけたのっていつが最後だ?ってくらい、遊びに出かけるということがない。でも不満はない。だって仕事以外にやりたいことがないんだもん。あるとしたら帽子を作るくらいだな。あと積読してる大量の本を読みたい。これは割と切実。
昔は一面のお花畑や絶景をテレビや雑誌で見ると「行きたい!」と騒いで連れて行ってもらったものだった。でも今は画面や誌面で見るだけで充分だと思ってしまう。
欲しいものも行きたい場所も何もない。それでも毎日楽しいから良いのだろうとは思う。ただたまに「本当にこれでいいのかな?」と思うだけ。
それはそれとして、もう少し余裕ある生活ができるよう、抜本的に生活を見なおさねばと思うのだった。


                


201019_shiara_n2.jpg2020.10.19 Monday
Cakesで最初にファンになったのは、この紫原明子さんの文章だった。久しぶりに読んだら、やっぱりいいよね。(結構古い記事だけど)
この中に登場するマンション、私の本『ナゴヤ愛』に登場する『アトリエ379』と共通点が多い。本には文字数の都合で割愛したけれど、『アトリエ379』も、入居時に壁紙の色を選べるのだ。
紫原さんのエッセイでは、その壁紙の色を選べることによる効果について考察されていて興味深い。
自分が書きたいのは「人」だけれど、その中で特に「家族」とか「人との距離感」みたいなものは漠然と書きたいテーマのように思うので、今後そういうことも書いて行けたらいいな。
そうそう、昨日「何もしたいことはない」と書いたけれど、「モノ」には興味が薄いんだけど、「人」や「人の仕事」にはすごく興味がある。だから「面白い人(笑えるという意味ではなく)」「興味深い人」には会いたい。これからはもっと積極的に人の話を聞いてみたいと思う。


                


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本の備忘録 vol.25 Oct.11〜 Oct.16 勢いに乗るってこういうことなんだろうか。

201014_IMG_7998.jpg201014_IMG_8025.jpg2020.10.14 Wednesday
今日は信長さまにサインをするという非常に名誉な日でした。後ろには名古屋のジャニーさんこと代理店S社N氏も本を持ってサイン待ちという。。。こんな夢のような日。

本日は午後から大事なミッションを終え、ホッとしつつ、ナゴヤドーム矢田へ。イオン系の未来屋書店さんは市内全店に入荷されてるそうで。やっと来られた!
201014_IMG_8003.jpg
もう夕方になってしまったのだけど、めちゃくちゃ温かく迎えて下さり、その場でPOPを飾って下さった。うれしい💕さすが矢田駅はドラゴンズ一色で気分上がるね

    

2020.10.15 Thursday
告知しても良いようなので❣️
『ナゴヤ愛』と『名古屋おもてなし武将隊』とのコラボが着々と進んでます。先日早朝から宮田が撮影した写真が、11周年のポスターになるのにはじまり。。。
信長さんと並んで、一体何が始まるのでしょうか❓ナゴヤ国独立のイミとは❓❣️続報を待て❣️


                  


201011_IMG_7864.JPG201013_IMG_7913.JPG2020.10.11 Sunday
函館からのタコでタコ飯炊いたら、悶絶しそうに旨い。最近ではなかなか獲れなくて希少になりつつあるホッケも、本州て食べるのとは別物。米も北海道。名古屋めし伝道人ではありますが、北国愛も叫ばせてくれ!

        

2020.10.12 Monday
20年近くブログを書いて来て、その中で一番多くの人に読まれたと思うブログ「ひよこだがね」を最近休止した。
10年前、まだTwitterやFBのない、いわゆる「アメブロバブル」と周りでは呼ばれていた時期に、名古屋弁をしゃべるひよこ・ぴぴちゃんのマンガ+文を多い時には毎日1日3本描いていた。
一銭の金にもならん事を延々3年?5年?くらいやっていたのだ。でもそれが筋トレとなって、今の自分にマンガや本を書かせているのだから、やっぱり人生に無駄なことはないのだよね。

このブログのおかげで友達もできたし、東京時代は展示にすごい数のお客さんが来てくれたり、テレビに出たり、いろいろ面白いことがあった。
今はサイトをはじめFB・Twitter・インスタ・noteと更新するものが多すぎて、さすがに手が回らなくなり。「ナゴヤ愛」でぴぴちゃんたちが世に旅立って行ったのを機に「お役目終了」として辞めることにした。当時関わって下さったすべての方に感謝、なのだ。

        

2020.10.13 Tuesday
久しぶりの針仕事はめちゃくちゃ楽しい!そしてめちゃくちゃヘタクソだけど、色合わせはなかなかイケてるんじゃないかしらん。これから公式の場(ってどこ?(笑))には、これを付けて登場しようと思う。


                  


2020.10.13 Tuesday
【ナゴヤ愛を読まれた方に質問!】できれば「コメント」をお願いします!m(__)m
この本を読まれて
「知らないことがあった」「なるほどと思った」
という感想をいただいていますが、具体的にどのあたりが「知らないこと」だったか、教えていただけませんでしょうか。
コメント欄で答えにくければ、メッセージでも!どうぞよろしくお願い致します!!(^o^)/
実は、とある媒体からの取材で質問されまして。サブタイトル「地元民も知らないスゴイ魅力」とはどのあたり?と聞かれたのです。
しかしこのタイトルは編集さんが付けたもので、私が具体的にどこと想定したものではないため、自分ではよくわからんのです。。。。


                  


201015_IMG_8075.jpg2020.10.15 Thursday
リビング名古屋10/16号は『本』の特集❣️新刊『ナゴヤ愛』も「名古屋発❗️本から見つける人生のスパイス」の1冊に加えていただけました💕他にも素敵な本がいっぱいで、ドキドキ・ワクワク💓
敏腕編集長・中島さん、お声掛け下さり、ありがとうございました❣️

        

2020.10.16 Friday
昨日は金山から名城線で八事に移動、というコースをたどり、いつも通りへとへとで帰宅。しかし今日ビックリな出来事が。
ちょうど24時間前、今頃金山にいた!という時間帯の今日の金山では異臭騒ぎがあり、名城線は発煙騒ぎで運転見合わせになってしまった(現在は再開)。1日ずれてたらえらいことに!!ラッキーだわ。
話は変わって、私は15〜20年程前、千葉住民で総武線沿線に住んでいた。関東の人はわかると思うけど、総武線は各停と快速では行先が違い(東の果てはどちらも千葉だけど、西は各停は三鷹で快速は久里浜(横須賀))、でもどちらも「よく止まる」ことで超有名。
私は当時も月二か週一くらいでしか電車に乗らなかったんだけど、でもしょっちゅう電車が止まるのに遭遇して「なんでこう運が悪いんだ」と思ったものだけど、最近は「セーフ!」ってことが増えた。確実に運がよくなっている。
「自分は運がいい」って思うようになったのが先か、実際に運がいいことが起きたのが先か、覚えてないけど、やっぱ「私って運がいいわ」って言い続けることは大事だよね。



2020年9月発売の新刊です。
どうぞよろしくお願い致します♡


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本の備忘録 vol.24 Oct.5〜 Oct.9 夢のコラボ。

201005_2318_n.jpg201005_IMG_7722.jpg2020.10.05 Monday
今日は早朝から宮田の撮影仕事にお付き合い。大所帯でオアシス21を貸し切り。『ナゴヤ愛』とも連動して、すごく楽しくエキサイティングなお仕事!言いたくてウズウズ。でもまだナイショ。
なんて書いてたら、Twitterにこんな写真が上がってた。
201005_Bez2.jpg
真ん中の方が手にしているのは・・・

Twitterでパルコのカルロバさんに「ナゴヤ愛」が入荷したと出てきたので、早朝の撮影後お邪魔してみたら、入り口すぐの地元本コーナーに置いて下さってました。トリコさんと「芸処名古屋」に挟まれ、太田先生、大竹さん、Swindさんや岡田さんの会社制作の「シャバーニ」絵本もあって、知り合いまるけでうれしいー!
そして、不思議な縁というか、追い風というのでしょうか。東京の知人経由で本のプロモーションにつながるお話をいただいたり、ビックリするような媒体から取材の申し込みがあったり。ちょっと戸惑うほどですが、一つ一つ丁寧に対応して行きたいと思います。


                  


2020.10.08 Thursday
宮田と付き合い始めた頃、彼はサラリーマンで、小さなコンデジで写真を撮っていた。それでもこの人は面白い写真を撮ると感じた。そう伝えると「自分もデザイナーとかアート系の方向に行くことも考えたけれど、親戚にそんなのがゴロゴロしているので、このレベルが普通なら無理かな、とあきらめてしまった」と言われた。
「あきらめる必要ないんじゃない?」そう年上の余裕をかまして偉そうに言っていたけれど、その時は知らなかったのだ。彼の親族がどんな人たちか。

義母の弟である叔父はその昔、東北新社でCMのプロデューサーをしていて、今も触れれば切れそうなほど眼光が鋭い。結婚してすぐに、汐留のアドミュージアムで宮田と一緒に、叔父の撮ったCMを見てため息が出た。
別の叔父は、あの80年代を代表するビートロックバンド(マジであの4人組)と函館出身の超人気ロックバンド(やっぱりあの4人組)のCDジャケット(私も持ってる!)やステージのアートディレクションを手掛けた人で、ジャケットにもWikiにも名前が掲載されていて震えた。
従兄は京都にある美術系大学で教鞭をとるデザイナーだし、別の従兄も。。。と言い出すとキリがないほどアートな親族なのだ。でも誰もお互いのコネを使わないのが彼らのモットー。みな自力でそこまで行ったのだ。だから宮田がカメラマンになっても「勝手にどーぞ」という感じ。

まぁそんなわけで、大きな仕事をするたびに、誰の評価よりもオットの親族の評価が恐ろしかった。と同時に、彼が「このレベルが普通なら無理だ」とあきらめかけたのも無理はないと思ったし、逆に彼の写真に光るものを感じた自分の目は間違ってなかったと感じた。

今回の本「ナゴヤ愛」、京都で大学の助教をしているデザイナーの従兄から買ったと連絡が来た。それからしばらくして、宮田が興奮気味に画面を見せてきた。それは従兄からのメールで「面白い!取材力が凄い!ナゴヤに行きたくなったよー」と書かれていた。
正直、親族だからといって褒めてくれるような人たちではないので、ああ、これで人に読んでもらっても大丈夫だ、とやっと安心できた。
というか、そこでようやく宮田の両親にも送ることができた。その後義母は元東北新社の叔父にも見せたようだけど、まだ感想は聞いていない。たぶん、デザイナーの従兄ほど素直にはほめてくれないだろうけど。

それでもまぁ、やっとこの親族で認められたような、そんな記念すべき本になったのが、本当にうれしい。売れるとか売れないとかより、ヨメとしてはそれが一番うれしいのだ。


                  


2020.10.08 Thursday
今日は「ナゴヤ愛」に関して、プレ取材的な電話が午後からかかってきて、めっちゃキンチョーした。こんなんでよかったのだろうか。まだ本格的な取材になるかどうかは未定、なのかな?けど、本格的なのが来たらどえらいことに。来ますように!!


                  


201009_IMG_7761_2.jpg2020.10.09 Friday
改めてこの数週間の画像を眺めていて、しあわせだなーと思う。この事態を1ヶ月前に予測できたかといえば、全然。
だってね、売れるわけないって思っていたの。ある人に呪いの言葉をかけられたから。もう反省して、呪いをかけてくる人は身の周りから排除しようって思ったんだけどね。

その上にコロナで世の中がめちゃくちゃになって。春頃は、きっとこんな本出せなくなるに決まってると思って、ピタッと全く書けなくなって。15年越しの企画、やっと通ったけど、こういう運命だったんだなーって。私の人生、そー簡単に上手く行くわけないわって悲観的になって。
でも6月になったら、編集さんが何もなかったように「9月に出しますからね、どんどん書いて下さいよ」って言い出して。ええっ!まだ1/10も書いてないのに!

そこからは死ぬほど大変だったけど、夢みたいだった。火事場のバカ力そのもので、今回の本、ほとんど悩まずにスルスル書けたのだ。圧倒的に数があるから大変だっただけで、苦労した原稿はほとんどなかった。
取材相手とのやり取りで若干修正は入ったけど、編集さんからは毎回「素晴らしい」って褒められて、書きなおすこともほぼなくて。校正者さんからもミス以外直されなくて。それでもどこかで自信がなかった。本当にこんなんでいいのかって。私なんかに本当に面白いものが書けるんだろうかって。

イラストレーターなんだから文章苦手だよねって言われるとカチンとくるくせに、一番そんな偏見を持っていたのはほかならぬ自分だった。やっと気づいたのだけど、私はキレイな絵を描きたいという欲求ももちろんあるけど、それ以上に、誰かにこれを伝えたい、知って欲しいっていう欲求の方が断然強いのね。あと「マンガで笑って欲しい」っていう欲求も割とある。

だからこの本が書けてすごくうれしかった。できれば多くの人に読んで欲しい。お金のためじゃなくてね。だからもうちょっと頑張らなくちゃなーって思う。

本を出すのってすごく危険な行為で、売れなければそれはもう周りから全く相手にされなくなるし、とってもみじめなものなんです。じゃー売れたらどうかっていえば、ちやほやされるけれど、今度は同時に悪霊たちも湧いて来て、呪いの言葉を投げつけられるのね。

私は特に悪霊が湧きやすいたちのようで、大して売れてないのに、ちょいちょい呪いの言葉をぶつけられるんです。んでも、ちょっと待てよって思った。結局呪いの言葉を一番自分にぶつけてるのって、自分じゃね?「売れるわけない」「出せるわけない」「イラストレーターの自分に文章なんて書けるわけない」って呪いを自分で自分にかけていなかった?

この画像はいつか呪いをかけそうになったら取り出して眺めようと思う。もうね、これだけで充分自分は頑張ったって思えるから。大丈夫だよ、ちゃんといいことあるよって思いながら眺めたい。
きっと、この先も辛い時はいっぱいあるだろうから、その時のお守りにする。あ、これがもう呪いなのか!いやこの先、きっと人生バラ色だと思うわ(笑)


                  


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本の備忘録 vol.23 Oct.1〜 Oct.6 しばし休息。

201001_IMG_7506.jpg2020.10.01 Thursday
9/30発行の「大人の名古屋 vol.52」(CCCメディアハウス)で「ナゴヤ愛」をご紹介いただきました。本書にご登場いただいた時代小説家の奥山景布子さんのエッセイ内で触れて下さっています。

最初まだ、本書のタイトルが決まる前にお話をいただき、どんな風になるのか、ワクワクしてお待ちしてました☆そしたらば巻頭エッセイにしっかり私たちの本の記載が。。。ああ、カンド―!奥山さん、ありがとうございます!!

そしてここにも、奥山さんの「愛」にあふれたお話が。。。また別の「ナゴヤ愛」が味わえます。


                  


201004instagram_ns.jpg2020.10.04 Sunday
先日テレビで見たんだけど(チコちゃんではない)、ミケがほとんどメスなように茶トラはほとんどかオスで、しかもアホな子が多いんだって。とほほ。でもそれがかわいいのだよね。

インスタに半年ぶりくらいに赤黒のイラスト載せたら、えらい歓待されたコメントがついた。。。
途中描いてたイラストはあかんかったのね(笑)ま、人に惑わされず、マイペースで描きます。


                  


201002_IMG_7528.jpg201002_IMG_7534.jpg201002_IMG_7548.jpg2020.10.02 Friday
Twitterの #みんなとにかく本が好き タグに合わせて作った画像。
今まで仕事で描いた本の一部。。。と言いたいところだけど、このうち2冊は装画ワークショップの課題で描いたもので市場には流通していないのだ。さてどれでしょう?

Twitterの #みんなとにかく本が好き タグに合わせて作った画像・その2。
ウチにある本の中で、デザインが気に入って買った本を目についたまま並べてみた。「装丁に惚れて買う」のは書店で実際に手に取るからこそできること。美しいデザインの本は世界の宝だよね。私もそんな本が作りたい。
タラブックスだけは、刈谷市美術館で購入した「世界に一冊のナンバリングされたもの」。右の白いのは市販されてるカバーで、少し隠れた黒いのが私の本のカバー。世界に1枚のミスプリントでできている。駅で偶然お会いした著者さん(どうでしょうの「ヒゲ」並みにキャラが濃い)のサイン&イラストがソデに入ってる。

Twitterの #みんなとにかく本が好き タグに合わせて作った画像・その3。
ジャケ買いならぬ装丁買いした本シリーズ。その2をUPしてから、そういえばこれもあった、あれもあった、とぞろぞろ出てきて、いろいろ並べたら「鳥」多すぎない?
そう、昔は「鳥」ってだけで買っちゃってた時代があったのだ。ここ数年ネコ愛が買ってたけど、新刊「ナゴヤ愛」でひさびさにひよこマンガを描いて、またもや「トリ愛」が復活しているのだ。
右下の「Niwatori」はPIE BOOKSの人気シリーズの1冊で、友人から「このシリーズは、本棚を見ただけでその人の人となりがわかるような本づくりを目指して作られた本」であり「この本がひよこちゃんの本棚にあったら、本当にひよこちゃんっぽいと思う」といってプレゼントされたもの。ひよこというよりニワトリの写真集なので、結構激しいんだけど、気に入っている。
ところで、私はいつか文章の本を書き、酒井駒子さんにトリとネコの装画を描いてもらうのが夢のひとつ。


                  


2020.10.03 Saturday
ある方がTwitterで「昨今の我々が夏目漱石の文体が読みやすいのは、彼の文体がその後の日本語文章のスタンダードになったからで、当時はかなり革新的な文章だったのだ」と書いているのを読んで「おお!」と思った。
驚くことに漱石の創作期間って、たった10年くらいの間なのだ。その短い間に彼は後世に「明治を代表する文豪」として知られるようになったんだから、本当にスゴイとは前から思ってた。さらに彼は日本語文章のスタンダードまで作り上げていたのね。
彼の38歳での処女作「吾輩は猫である」を私はどうしても読破出来なかった。あれは読みづらい。前時代の文体だからね。それが「坊ちゃん」ではグッと読みやすくなり、「こころ」なんて、現代の作家と何ら変わらないよね。
絵画も例えば、今の私たちには保守的に思える印象派だって、登場した当時は革新的どころか異端とみなされて非難ごうごうだった。中にはアカデミックな場から締め出された画家もいたのだよね。
文学や芸術の定義も、日本語自体も変わって行く。ら抜き言葉は個人的に好きじゃないけど、後世に名を残すのは、既成に捉われず改革できる人、なのだろうね。


                  


201001_IMG_7581_2.jpg2020.10.01 Thursday
毎度おなじみ名古屋市西区の巨大ショッピングモール・mozoワンダーシティの紀伊國屋書店、サイン本入っております♡
サイン本コーナーの位置がわかりにくいとのお話で申し訳ないです。
mozoのエスカレーターを上って店に入るとすぐに、右下の画像のような棚が見えます。その一番上の段をアップにしたのが左上の画像。
パネルが展示されて大きく展開されているのが、サイン本から右に回り込んだ棚。今回はここにも何冊かサイン本を置いていただきました。
もう1ヶ所、店の奥の旅行本のあたりに少し積んでありますが、ここにはサイン本はありません。
私のお知り合いはいつでもサインします、という気持ちではいるのですが、私自身が締め切りに追われて、なかなか出かけられないことが多く。。。気長にお待ちくださ〜い。
(5年前のアトピー本に未だサインできていない方が数名。。。という状況。ごめんなさい(滝汗))
「どうしてもサインが欲しい!(いるのか?そんな人(笑)」という方は、mozoかプライムツリー赤池の紀伊國屋さんへどうぞ♡


                  


2020.10.06 Tuesday
新刊「ナゴヤ愛」についてちょいちょい「秀和システムさんってのが不思議ですね」と言われる。でもこの本の担当編集さんは以前は某サブカル系の出版社で長く編集をしていた人で、むしろIT音痴。

だって、気付けば台割とか私が作ってるなーと思ってたら「Excelが苦手で。陽菜さんが作るとあまりにわかりやすいので、ついお任せしてました」と言われてビックリ。いや編集さんは、Adobeは苦手でもいいから、Officeは使いこなして欲しい(笑)

でも編集さんの一番大事な仕事って、著者にいかにしてベストを尽くさせるかよね。そういう意味では素晴らしい編集さんだった。ベストだったと思う、うんうん。営業さんとも連携していい感じで頑張れてると思うし。私はこの編集さんでこの出版社で良かったと思ってる。


                  


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本の備忘録 vol.22 Sep.28〜 Oct.1 自分の絵の価値と数字が動くということ。

200928_IMG_7369.jpg2020.09.28 Monday
【絵を売るということ】6月にgoo blogに絵の出品を依頼されて出したものの「売れないだろうな」と思ってたら、売れた。9月末で契約が切れることになっている中、9月アタマに売れるところが、なんか面白い。でもこのお店自体あと数日で終了。
イラストレーターは基本的には「絵(原画)」を売るのが仕事ではなく、「絵の使用権」を売る(貸す?)のが仕事だ。
作家性の高い人は個展などで絵を販売し、バンバン売れる人もいる。けれど、自分はそういうタイプのイラストレーターではないと思っていた。私の絵なんて誰も買わんでしょ。

けれど拙著「ナゴヤ愛」にも登場するMITTS COFFEE STANDで、3年前に個展をしたときのこと。
店主の阿部さんから「絵、絶対売れますから、値札付けましょうよ」と言われた。しかも阿部さんの価格設定はかなり強気で「ええっっ無理ムリムリ無理無理!!」と言いたくなるほどだった。結局値札こそつけなかったけど、買いたいという人が現れ、阿部さんの付けた価格で商談成立。
しかも阿部さんは「ウチが間に立つと手数料いただくことになるんで、連絡先だけ聞いておきますから、あとのやり取りは自分でやって下さい」とおっしゃって、手数料も取ってないのだ。
ポストカードの販売は手数料を取って下さったけど、1枚150円のポストカードが6〜7,000円分くらい売れたんだよね。すっごく大変だっただろうに微々たる手数料で、もっと取ってくれって言ったんだけど、まいまいちゃんに断られ。。。

もうひとつ、さらに数年前、印刷会社大手のトッパンさん主催のチャリティで、売り上げを全額寄付するという展示に出展。そこでも出展した2点とも原画が売れてホッとした。
自分の絵が売れることがわかったのは、すごく今後の励みになるいい経験だった。でもやっぱり私は絵を売るタイプではないし、最近では絵が天職だとも思えなくなっているので、もう絵を売ることはないんだろうな、と今は思っている。いい経験をさせてもらえて、本当に感謝、なのだ。


                  


2020.09.29 Tuesday
「ナゴヤ愛」を出版して、お陰様でいろんなお声掛けがあり、この後意外な露出があったりします。それに向けて体力付けとかねば、という感じなのですが。。。
体調が悪いのだ。今までしんどかった仕事ワースト3のいずれも、仕事が終わってすぐは高揚感やアドレナリンで動けたんだけど、1ヶ月くらいすると体調不良が現れたんだよなぁ。

いちばんしんどかったときは、会社に行っていたこともあって、当時の記憶がぶっ飛ぶくらい忙しかった。んでも、その仕事の渦中は会社を休まなかったのに、終わって1ヶ月くらいしたら、胃が痛くて気持ち悪くて、週1くらい休む羽目に。

2番目にしんどかったのが前の本を書いた時。お盆まで缶詰めになってて、秋になったら足がパンパンにむくんで、利尿剤出されたのだった。
今回、自分の体感でのしんどさでは3位だけど、それは書いてて楽しかったからで、身体にはけっこう来てたと思う。年も取ってるわけだし。そんなわけで、ぼちぼち行きます。


                  


200930_IMG_7445.jpg2020.10.01 Thursday
週末から唇やリンパなどが腫れて後頭部がズキズキしていたのが、今日の夕方になって少し収まってきたので出かけることに。

宮田にちょっとうれしい仕事が入ったので、前々から検討していた新しいカメラを買いに行く。すでに決めてあったので、入ってすぐに機種を指さして「これのボディください」と即決。
宮田が「ひよこちゃんは?」というので、ミラーレスや高級コンパクトカメラなどを見る。8万くらいのコンパクト、手ごろだけど私はスマホで充分だし、8万あるなら他のことに使いたい、と答えるが、ふと、他のことって何だ?と思う。何も欲しいものがないのだ。物欲がまったくない。これっていいことなのか?      
   
【自分用メモ】名古屋駅の書店さん。
・エスカのTSUTAYAさんは外から目立つ場所に面陳。ウレシイ♡
・近鉄百貨店内の星野書店さんは平積み残り2冊。すでに売れた後らしい。POPを2枚渡せた。また入れてくれるとよいなぁ。
・ジュンク堂さん。だいぶ売れているようで、ホッとする。


                  


200930_IMG_7451.jpg2020.10.01 Thursday
名古屋駅から世界の中心を通って栄へ。丸善名古屋本店さん、今週も3位に入っていてうれしい〜〜!!

偶然、前の店長Sさんにお会いできてよいタイミング!「おっ。大先生がいらっしゃった」と満面の笑みで迎えて下さった。
「本、凄いマニアックでいいですね。おもしろいです。これは地元の人にしか書けない本ですね」と褒めて下さり、うるうる。

Sさんは今は東海3県のマネージャーで、出世されてうれしい。前著の際にSさんには本当に本当に本当にお世話になったので、今回ちょっと恩返しができてよかった。

先日Oさんの投稿で初めて気づいたんだけど、お店の外からも見える「話題書」の中にも入れていただいてた!気付かないとは、なんてうっかりなんだぁ。そしてみな実ちゃんの下でナゴヤちゃんも頑張っていた。


                  


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