年末のダメ人間。
2017.12.30 Saturday
年賀状がまだ終わらない。今までで最遅かも。てか、いつもなら今頃はせめてあて名書いてるのに、まだ作ってる。。。あかん。このあと展示の絵を仕上げて(まだ終わってない!(驚愕)、年明けまでに一個仕事せなアカンのに。相変わらず、全然仕事納め出来てない感じで年が暮れて行きそうです。。。。神様、来年こそはもう少し段取りよく生きていきたいです。。。
年賀状の途中経過を本邦初公開!!(大げさ)30日の午後まだこれくらいの状況(あけおめの文面は出来上がってたけど、わざと消してます)でしたが、何とか仕上げた。このネコの切り抜きに予想外に時間がかかった。。。私も切り抜きはよくやるけど、こんな「毛」の細かいのなんかやらへんもんね。カメラマンって大変。。。と思いながら嫁は夜なべで年賀状を作るのだった。完成品はプロフ画像も違い、いろいろ増えております。これは基本の「お仕事バージョン」で、これ以外に「親戚バージョン(私の本名も入れる)」「Webバージョン(住所・メアドナシ)」など作って、白々と夜が明ける中就寝。。。
年越しソバならぬうどんの後はひたすら飲む。仕込んだサングリアは明日の楽しみに、今日はドイツとベルギーのビール。ベルギーの方は、ビールなのに6.5%。他のも9%くらいなので、すぐに酔っ払いそう。初詣行けるかなー。先日納屋橋夜市で買ったスモークチーズとスモーク明太子が美味しすぎ!フランスパン買い忘れて食パンだけど(≧∀≦)
2016〜2017年にかけて、仕事の幅がぐっと広がり、今年初めには自信を失くすことがあったりもしたのだけど
今こうして1年の終わりを振り返ってみると、今はとてもいい環境でお仕事できていると思う。
はっきり言って、今の自分はイラストレーターなのか、ライターなのか、よくわからなくなっている。
昨年はデザインを主にやってきたけれど、少し前からディレクションや編集的な仕事もさせていただき
どんどん新しい世界が広がって来ている。
編集は楽しいけど、これ以上行くにはハードルが高いかなと言うものも感じるのだけど、文章を書くのは本当に楽しくて
私は元々、ライター講座を受講してイラストレーターになった経緯があるので、イラストに固執してはいない。
面白いと思える仕事なら、何でもいいのだよな、と思ったら気が楽になった。
2015年10月発売の実話エッセイ。アトピーって痒いだけの病気じゃないんです。
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忘れられないクリスマス。
2017.12.23 Saturday
クリスマスパーティー&忘年会。
みんなで大画面で見る映画もケーキも美味しい♡
今年も一年ありがとうございました。
今、これを書いているのが12.29。
前の
日記ブログを書いてから2週間近く開いた間にいろいろありました。この日、12/23が底抜けに楽しかったことに本当に救われる気分。この日からももう1週間経つんだもんねぇ。
全ての決断はクリスマスイブでした。ホント悲喜こもごもです。きっと一生忘れられないだろうなぁ。。。
2017.12.27 Wednesday
これは約9年前、2008年11月に描いた絵。
あまりの自分のヘタさに落ち込んで封印していたもの。
今年もクリスマスケーキの絵を描いたので、初心を思い出そうと、絵を探してみたらば、あれ?思っていたほどヘタではないように、感じた。。。月日の流れって、自分の見方すら変えてしまうんでしょうかね。
これが今年のクリスマスケーキの絵。少しは成長しているかな。たぶん、描くのにかける時間は、10年前に描いた絵の10分の1くらいです。
2017.12.29 Friday
今朝、買って温めただけのパンを、昨日買ったお皿に並べて、やはり昨日衝動買いした鳥のグラスにベリーのジュースを注いで、こうして写真に撮ったら、最近の自分に欠けていたことが分かった。
10数年前に、ドイツのマイセン風の磁器絵付けをやっていたのだけど、普段使う食器は温かみのある陶器や繊細なガラスが好きだった。でもここ何年かは、気が付くと扱いの楽な磁器、しかも100円ショップで買ったようなのや、落としても割れない強化ガラスばかりを使っていた。
陶器はぶつけただけで欠けたりしやすいし、繊細なガラスもすぐに割れてしまうので、いつのかにか敬遠していた。でも本当は壊れやすいものを丁寧に扱うような、ゆったりした時間って生活の中に本当に必要なことなのだ。
昔、雑貨を見に自由が丘にしょっちゅう脚を運んでいた自分。当時の生活をリセットした時に、そんな自分ともお別れしたような気になっていたけど、やっぱり繋がっていたのだ。
大切なのは、≪大切な人と過ごす、他愛ない時間≫
軽くぶつけただけですぐに欠けてしまう陶器はどこか、人との関係にも似ている。一番大切な人とは、陶器を扱うように、丁寧に接することが必要なのだ。
2017.12.27 Wednesday
なんかね、よくあると思うんですが。。。
すごく好きなんだけど、一緒にいるとどうしてもうまく行かなくて、好きな気持ちには変わりはないけれど、やっぱり別れようと告げた。その後、悲しくて悲しくて、自分さえ別れを告げなければ、あのままやっていけたかもしれないのに、と思う。
でもどう考えても、今の自分たちには無理。またいつか、時が経って、また会うことが出来たら、そのときはうまくいくこともあるかもしれない。。。。
そういうことって、ありますよねぇ。今は、そんな気分なんです。
あ、これ単なるたとえ話で、本当に恋愛とか結婚の話とは違うので、宮田とは別れたりしませんけどね。ぷぷぷ。
2017.12.29 Friday
そういえば、最近強く感じたのが「何かをおかしいと思ったり、怒る感覚を共有するのはすごく大事」ってこと。夫婦でもよく言いますよね。「笑いより怒りの感覚が近くないとうまく行かない」って。
幸いなことに、私と宮田のそれはとても近くて、最近も彼だけはどこまで行っても味方、という出来事があり、それはとてもありがたいことなのだな、と思うのだ。
彼が「思いやりを忘れていませんか」とある人に投げてくれた言葉を忘れない。
「どんなに面倒でも、めんどくさがらずに『ちゃんと伝わっているか』考えながら伝える努力をしていましたか」
そう言われると、自分も本当に出来ていただろうか。結局、お互いに思い違いをしたまま、進んで行っていたことなどもだんだんと判明し。。。それでも後戻りはできない。
課題は、まだまだてんこ盛りにある。
クリスマスパーティーの様子・オット
宮田雄平撮影。
活かんぱち 活すずき 天然ぶり 真いわし 真あじ 生ほたるいか 芽ネギ 生サーモン 江戸前こはだ 〆さば
赤いか 赤いか生げそ やりいか生げそ つぶ貝 ねぎとろ軍艦 生梅貝 海鮮カルパッチョ 生しらす軍艦
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映画「インセプション」「プレステージ」「アイデンティティ」
『インセプション』(原題: Inception)2010年・米(SFアクション)クリストファー・ノーラン監督・脚本・製作。(ネタバレあり)
先日クリスマスパーティーをしたのですが、主題は映画を観る会で、私たち夫婦が映画を選ぶ担当になり、なかなか見られずにいたノーラン監督の「インセプション」にした。「ノーラン監督」といえば、「メメント」で話題をさらってから(私はリアルタイムでは知らないけど)、凝りに凝った作品世界を見せてくれ、今では押しも押されぬヒットメイカー。
本作は何と言っても渡辺謙とディカプリオの競演ってことで、日本でも話題になった。「インセプション」とは「植え付ける」と言う意味で、普段は標的の夢の中から情報を引きだす産業スパイのディカプリオに、日本人の企業家のサイトー(渡辺謙)から、競争相手のアタマにある考えをインセプションしてほしいという依頼から始まる。
ディカプリオは、特殊任務のために身につけた夢に入り込む技術で、普段から奥さんのモル(マリオン・コティヤール)と遊んで夢に入り浸るうちに、奥さんは夢と現実の区別がつかなくなって自殺してしまう。しかし、ディカプリオが殺害したとして、彼はそれ以来追われる身に。
脇を固める俳優陣もみんな役に合ってて、特にディカプリオの相棒役のジョゼフ・ゴードン=レヴィットは、存在感があった。あ、「LOOPER」(2012年米)の俳優さんだな、とすぐにわかったのだけど、「LOOPER」ではブルース・ウィリスの若いころと言う役柄で(子供の頃ではないというのがややこしく、無理があるよね)、顔を特殊メイクでブルースに寄せていたので、何か無駄に格好良かった。(この映画、私はかなり気に入っている)
彼の素顔を見て、軽くがっかりしていたのだが(超失礼)、この「インセプション」、彼めちゃカッコよかった。割とわかりやすく、熱いコブ(ディカプリオ)とクールなアーサー(レヴィット)という構図で、終盤でひとり危機を切り抜けようと冷静にいろいろ対処するのだが、本人はいたって無表情でクールに淡々とこなしているのに、何故か笑えるという。。。
夢の中を設計するという建築家の学生の女の子アリアドネ(エレン・ペイジ)とアーサーがキスするシーンが、この映画唯一の萌えシーン(笑)
なかなかスリリングで、後作の「インターステラー」と同じく、≪時間軸の違い≫を利用したストーリー構成が素晴らしく、車、いつまで川に落ちんのや!と突っ込みつつ、エレベーターの上に吊られた人々に笑い、雪の中での銃撃戦にハラハラし、最下層では何が起こるかドキドキする。。。と言う展開。
雪山で大活躍する「なりすまし人」イームス演じるトム・ハーディも魅力的だけど、ディカプリオとこの人は2015年の映画「レヴェナント」では、対立する役を演じているのね。(「レヴェナント」は、
仕事で絵を描いたので知ってるけど、実は時間が無くて、映画は見ていないのだ)そしてもちろん、謙さん演じるサイトーもよかった!
冒頭の老人は誰なのか?ディカプリオとの関係は?なぜ彼は老人で、ディカプリオは若いのか?と言うすべてが、終盤で明かされる。そして物語の鍵を握る「コマ」。夢と現の区別がつかなくなった時の判断にするコマ。
最後はこのコマのアップで終わる。意味シン!
皆でそう言い合えるのも、映画会のよいところね。
『プレステージ』(原題: The Prestige)2006年・米(サスペンス)クリストファー・ノーラン監督・脚本・製作。(ちょいネタバレあり)
映画会のために数本選んだうちの一本。映画会の会場は、
宮田のボスの事務所でスクリーンがあるのと、ボスがamazonプライムに入っているので、そこから選ぼうと思ったら、私たちの見たい映画がピンポイントになく、DVDを持参するために、近所のTSUTAYAの会員になった。
一緒にクレジットカードを作ると翌年以降の年会費が無料になるというのだが、私たちは二人ともフリーランスなので、クレジットカード作るのさえ非常にムズカシイのだ。(ホント会社員時代には思いもしなかったけど、月々固定収入がない人間に世の中って厳しいのね。結果的に会社員より多く稼いでいても、予定が立たないとダメなのね)それで、お断りしたら、データを読み込んでいたお姉さんから「お客様、他にTポイントカードお持ちですか?」と尋ねられ、それがソフトバンクのクレジット機能付きのカードだったので、カードを作らなくても良くなったという、なんだかラッキーなようなそうでもないような。
ソフトバンクのカードはチャージしないと使えないクレジットカードで、特典で5000円分プラスしますよ―とか言ってるからお得な感じがするだけで、本来後払いなはずのクレジットが何故か先払いと言う本末転倒のおかしなものなんだけどね。(だから私たちでも作れるんだが)
話がそれましたが、「プレステージ」。よくできた映画。「インセプション」よりわかりやすいという点で、大勢で見るにはこっちの方が向いていたかも?と言う気もするほど。あと「インセプション」より女性向きかな。
冒頭で映るたくさんの帽子が、実は大きなヒントになっている。でも途中で再度この帽子が登場しても、すぐにはトリックがわかんなかった私。
デヴィッド・ボウイ演じる(いつもながら本人に寄せてきた風貌と言い、あっぱれ。最初ボウイに似てるよね?とは思ったけど、まさかとも思ったもん)実在の科学者・ニコラ・テスラ(エジソンのライバル)の発明した装置は、テスラ曰く「自身を破滅させるもの」だという。それは、この装置を使用すると、ある現象が起きるから。
話の発端は、主人公のアンジャー(ヒュー・ジャックマン)の妻がステージ上で死んだのは、ボーデン(クリスチャン・ベール)のせいだというところから、二人はお互いのステージを邪魔し合ったりして、そのあたりの攻防戦が、結構私は萎えた。途中から「消えた人間が一瞬後に別の場所から現れる」と言うマジックを双方が披露し、相手の謎を解こうと探り合うところから、グイグイ面白い展開に。
この映画は二重の謎解きとどんでん返しになっていて、ひとつめはこの「たくさんの帽子」や、ステージの地下の見張りが盲目の男だということ、アンジャーがかなり上流階級の出身だということ、などが伏線になっている。
もうひとつは、ボーデンの妻サラ(レベッカ・ホール)がたびたび口にする「今日のあなたは本気」と言う言葉と、ボーデン自身が妻に「今日の僕はきみを愛していない」、愛人のオリヴィア(スカーレット・ヨハンソン)に「僕の半分はきみを愛している」などと告げること。これが本当に大きな伏線なのだ。
オットが途中で「もしかして、○○なのかな?」と言いだし、なるほど!と思った時には、死んだはずの男が二人、向かい合っていた。
う、うらやましい・・・でもこの映画自体は、萩尾望都の漫画みたいだって思った。そういえば、荒木センセの最近の絵と萩尾センセの描かれるお顔は、ちょっと同じ系統だと思う。ネコ科の動物っぽい顔。
日本での宣伝大使にはMr.マリックが抜擢された。主な宣伝文句は「私も騙されました」。また、日本では公開時に「全ての謎を解き明かす荒木飛呂彦さん書下ろしイラスト入りステッカー」が5万枚限定で配布された。
『“アイデンティティー”』(原題:Identity)2003年・米(サスペンス)ジェームズ・マンゴールド監督。(ネタバレあり)
この映画をネタバレなしで解説するのはすごく難しい。なので、今ここを読んでいて、まだ見てない人は、すぐに回れ右して帰って欲しい。この先を読んで「なんで知らせてくれた」と恨まれても困るし。ちなみに、本作のWikipediaにはあらすじが最後までキッチリ描かれちゃってるので注意!誰だか知らんけど、デリカシーのない奴!!
精神外科医のマリック医師(アルフレッド・モリーナ)が登場し、多重人格者で死刑囚のマルコム・リバースの語っているテープを聞いてはメモを取っているシーンから始まる。マルコムは、娼婦の母親からモーテルに置き去りにされたと語る。これが大きな伏線になっている。
場面は一転して、大雨のモーテル。ん?置き去りにされたモーテルかな?と思うが、どうやらそうではないらしいことがすぐにわかる。そこに以下の人々が大雨で足止めを食らって集まってくる。
・車から細いヒールの靴を落とした娼婦パリス(アマンダ・ピート)
・その靴のせいでパンクし、修理していたところを妻が車に引かれてしまう両親ジョージ(ジョン・C・マッギンリー)&アリス(レイラ・ケンズル)と幼い息子ティミー(ブレット・ローア)の3人家族
・アリスを引いた運転手エド(ジョン・キューザック)と、彼を雇っている売れない女優カロライン(レベッカ・デモーネイ)。
・新婚旅行中の若い夫婦、ルー(ウィリアム・リー・スロット)とジニ―(クレア・デュヴァル)
・囚人を護送中の警官ロード(レイ・リオッタ)と囚人ロバート(ジェイク・ビジー)
この10人と、いかにもうさんくさいモーテルの主人・ラリー(ジョン・ホークス)の11人が揃ったところから、惨劇が始まる。ここまで読んだところで、カンの良い人ならオチまでわかってしまうのだろうけど、私は全然分かんなかったので、楽しめた。これも2段オチになってるのだけど、どっちも、全然(≧▽≦)
この人たちが一人一人殺されていくんだけど、嵐で立ち往生と言うことや、古いモーテルの不気味な感じなど、期待感があってなかなかいい感じ。それで一人一人殺されて行き、殺された人が必ずルームキーを持ってるんだけど、なぜか事故で死んだ人まで持っていたり、急に死体が消えたり、逃げたはずの囚人が戻って来たりと、もしかして心霊現象?などと思わせるけど、そうではないのだ。
これ、見終わってからだと、確かに伏線多いし、多重人格で人が集まって、だったら、このモーテルが、死刑囚マルコムのアタマの中で、人格同士が殺し合ってるって気付いてもおかしくないよねーって思う。ただこの映画のよくできたところは、そういう点から目をそらすミスリードもたくさん用意されているということ。
それにしても、怖かったのは、犯人がわかってから殺人シーンが再度映し出され、その度に映る犯人の残忍な表情。。。。あ、犯人は子供のティミーなんですけど、子供なのに、怖すぎる!!
動画で見ると、もっと全然怖かった。。。。
ティミー役のブレット・ローア(Bret Loehr) くんは1993年生まれで、この当時9〜10歳。現在は24歳でテレビドラマを中心に活躍中のよう。なかなか迫真の演技だったので、頑張って欲しいものだにゃ。
それにしても、エド役のジョン・キューザックは、不思議な魅力がありますね。イケメンじゃないのに惹かれる。。。だからこそ、主演できるのでしょうが。日本の昔の俳優さんに、こういうかの人いたようないないような。。。。
最近映画を観るたびに、この人見たことあると思うのに、出演作を見ると全然見てないということが多々あり、なんだか不思議な世界に入り込んだように思う。。。
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自分の強みと、年々子供に帰って行く件。
この年になって、ようやく「自分の強み」ってこういうものなんじゃないかって気付いたように思う。
ただ絵を描くこと、ではないような気がしている。
もちろん、「人並み」ではここまで来られなかったから、「人並み」よりはもう少しましなんじゃないかとは思うけど(笑)
私には当たり前に出来るけど、普通の人にはできないこと。アレをこう伸ばせば、結構いけるんちゃう?
っていう方向で、来年からはピッチを上げて行こうと思うのだ。
これを理解してない人が多すぎるし、それが不幸の原因になってる。
— PuANDA (@shoichirosm) 2017年12月15日
金曜日の夕方から、なぜか急に体調を崩し、切れ切れですが、16時間くらい眠ってしまった。
起きてうどんを食べに行き、帰って来て落ち着いた。今は元気。眠るって大事だわ。
さらに一夜明けて日曜日。
こういうことをFBなんかに書いたりすると、いろんな方から心配されて「無理しないでね」なんて言われたりする。
そしてたぶん、結構「体の弱い人」だって思われていそうな気がする。
実は体はすこぶる丈夫で、病気らしい病気はしたことが無い。
私の一番の取柄は、この強靭な体なのではないかとさえ思うほど。
でもなぜかよく体調を崩すのは、たぶん、自分の限界点をわかってないせいだ。
自分では無理をしているつもりはなく、ただ楽しいので、夢中になってどんどんやっているうちに、いつのまにか
限界点を超えてしまうだけなのだ。(それはそれで問題だけど)
子供が好奇心の赴くままに動きまわって、元気に走り回ってるかと思うと、パタッと気を失ったように寝てる。
たとえて言うとあんな感じ?
義母(オットの母)がそんな感じで、一緒に出かけると、それはもう好奇心いっぱいに、元気にあちこち動き回って
でも、電車に乗ったとたん、パタッと寝てしまう。すごく効率イイ燃料チャージ。
義母は人を楽しませることが大好きで、そうして見たこと聞いたことを、面白おかしく話して聞かせてくれる。
そんな義母と一緒にいると本当に楽しい。私もオットもいつも笑わかされてばかりだ。
私も義母みたいにどこかで効率よくチャージしながら、うまいこと好奇心の赴くままに、いろんなものを見て
情熱のままに創作を続けて行きたいものだ。
2015年10月発売の実話エッセイ。アトピーって痒いだけの病気じゃないんです。
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オルビス30周年記念 「ケの美」展
2017.12.11 Monday
東京ミッドタウンで美味しいケーキを楽しんだ後は、銀座のポーラミュージアムへ。
こう言うゴージャスさってやっぱ銀座って感じ。何だかんだ言ってやっぱり銀座は日本一ゴージャスな街なのだ。
銀座って「ハレ(晴れの日)」か「ケ(日常)」かと言われれば「ハレ」の街なんだと思うけど、そんな銀座で「ケ」の美展と言う実に興味深い展示がやっていて、ミナペルホネンの皆川さんや料理人の土井善晴さんが出展されているということで、見てきました。
その方にとっての「ハレ」と「ケ」に関するエッセイと、それにまつわる品を展示し、関連する品の写真を何点か添えた展示は、なかなか見ごたえがあって、無料で楽しむのが申し訳ないくらい。
特に土井さんの言葉に葉すごく共感した。もとより「一汁一菜」を提唱して、日常を気軽に豊かに楽しむことの大切さを説いておられる土井さんにはこの企画は本当にピッタリ。
ごく普通のありふれた日常も、秩序をもって暮らせば、そこには心地よさと美しさが生まれる。いつもバタバタでなかなか思うように丁寧にきちんと暮らせないけれど、少しずつでも心がけていきたいと思うのだ。
来年こそは。。。ってすぐやりなさい、ですね。てへ。
◇見に行きたい展覧会メモ◇ →
展覧会記録■
≪東京で行ってきた展示≫
刀剣鑑賞の歴史
2017年12月5日(火) 〜 2018年2月25日(日)
東京国立博物館
http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1890
THE ドラえもん展 TOKYO 2017
2017年11月1日〜2018年1月8日
森アーツセンターギャラリー
http://www.roppongihills.com/events/2017/11/002654.html
野生展:飼いならされない感覚と思考
2017年10月20日(金)〜 2018年2月4日(日)
21_21 DESIGN SIGHT
http://www.2121designsight.jp/program/wild/
オルビス30周年記念 「ケの美」展
2017年11月17日(金)-12月24日(日) POLA MUSEUM ANNEX
http://www.po-holdings.co.jp/m-annex/exhibition/index.html
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野生展:飼いならされない感覚と思考
2017.12.11 Monday
前回の六本木ヒルズでの「ドラえもん展」からの。
そうそう、六本木と言えば、東京タワーはお隣みたいによく見えますが(初めて行った頃に写真を撮ったはずなのに、見当たりませんでした。。。)、ちゃあんと、スカイツリーも見えました♡
お目当ての21_21に続く日本庭園風の小径。冬の住んだ空気に水が澄んで、木々が映り込んで本当に美しかった。
展覧会ディレクターには、思想家で人類学者の中沢新一を迎えます。中沢は、各地のフィールドワークを通じて、時代や領域を横断し、学問の垣根を超えた研究を行ってきました。(中略)
現代における野生とはなにか。自身の内に潜む野生をどのように見いだすのか。見たことのない物事の意味をどのように理解し、表現するのか。
本展では、現代の表現者たちのもつ野生の魅力に着目し、さまざまな作品や資料を通して、その力を発動させるための「野生の発見方法」を紐解いていきます。
すごく難解な展示だった。
でもこういうのは、理解しようとしてはいけないのかもしれない。感じなくては。
これわかりにくいかもしれないけど、範囲内に入って体を動かすと、画面に自分が登場するのだ。けっこう楽しかった。
海外の少数民族の儀式用のものって割とエロスなものが多くて、日本の「かわいい」ものの中にも、実はこっそり、エロスが混じってたりして(左画像のカワイイの文章の下の左画像の一番左。黄色い首の鳥の横に交尾してるワンコが)、これこそ野生だってことね。
「ドラえもん展」ではあんなにわかりやすく、それでいてあんなに深く、あんなに面白かったしりあがり寿さんの映像が、サッパリわからんくて悩む。
南方 熊楠(みなかた くまぐす)さんの本でも読んでみようっと。そういうきっかけになるのも展示のいいところ。
結局のところ、自分の中にないモノは出せないってことなのかしらね。そして自分の中に会って出たかってるモノこそ出すべきだってことでもある。
自分が、全てのしがらみや理性を超えてでも、世に出したいものって何だろうって考えてしまった。思考に刺激を与える良い展示だった。難解だけどね。こういうのを、わかった気になって、偉そうに言うことは自重したいものだ。
この後は美味しいケーキを食べて(まだクリスマスのケーキが登場したばかりだった!)銀座へ移動。
◇見に行きたい展覧会メモ◇ →
展覧会記録■
≪東京で行ってきた展示≫
刀剣鑑賞の歴史
2017年12月5日(火) 〜 2018年2月25日(日)
東京国立博物館
http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1890
THE ドラえもん展 TOKYO 2017
2017年11月1日〜2018年1月8日
森アーツセンターギャラリー
http://www.roppongihills.com/events/2017/11/002654.html
野生展:飼いならされない感覚と思考
2017年10月20日(金)〜 2018年2月4日(日)
21_21 DESIGN SIGHT
http://www.2121designsight.jp/program/wild/
オルビス30周年記念 「ケの美」展
2017年11月17日(金)-12月24日(日) POLA MUSEUM ANNEX
http://www.po-holdings.co.jp/m-annex/exhibition/index.html
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THE ドラえもん展 TOKYO 2017
2017.12.11 Monday
東京二日目は、久しぶりに展覧会三昧でした。
ここ数年(と言っても最後はすでに二年前ですが)、打合せだけで時間切れとなり、ホント東京の展示を見てなかったので、充実した時間でした。まずはドラえもん展。
六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーで開催中ですが、私この建物好きなんです。たぶん、丸い建物が好きなんだと思うんですけど。
森美術館内部に、中央から入ることもできるんですけど、周りの階段をぐるぐる回りながら上って行くのが、ワクワクして、展示への期待が高まって、こういうのって、ランドスケープって言うんでしょうか、展示する箱に取って、大事なんじゃないかって思ったり。
「ドラえもん展」、たまたま上京した時にやってた大型展示だったんで行ってみたというのが正直なところですが、想像以上に良かったです。なんかもうドラえもんって、私たち世代以下の日本人のDNAに入り込んでるくらいの共通記憶なんだなって感じました。
世代で言うと60年代後半生まれ、50前後の人たち以降。それより前だと鉄腕アトムなのかなぁ。手塚治虫さんは好きですが、未だにアトムは読んだことなかったり。
最初は村上隆さん。立体の人って言うイメージだったので、2Dは新鮮。
「ぼくと弟とドラえもんとの夏休み」(2002)
「あんなこといいな できたらいいな」(2017)
当たり前ですが、絵うまっ。あまりに世界観がマッチし過ぎていてスルーしそうですが、このお花は村上さんの作品世界のものなんですよねー。
「あんなこと」のほうは、シールを貼ってあるだけかと思ったら、これもアクリルで描かれてるんですね。すんごい手間暇かけてる作品だなー。普通に描く方が全然楽ですよね。
次はMr.という方の
「重力ちょうせつ機」。真ん中下あたりでアップにしてるのがそれなんですが、すごく丁寧にアナログ的に塗っているのが逆に新しい感じでした。全体像は最後の写真でカメラ持ってるオットの背景になってるもの。
全部書いてるとキリがないんで、途中はしょりますが、この次は「レンブラント風」「中国風」のドラえもん。福田美蘭さんと言う方。さすが画家さんらしく素晴らしくお上手。その次は、蜷川実花さんの作品。ドラえもんとのデートをアルバムに収めたというようなコンセプト。
その次は、写真不可だったので、載せたくても載せられないのですが、彫刻家の小谷元彦さんのカッコイイドラえもん像。パラレルワールドのドラえもんってことで、猫と言うより豹みたいな。白とシルバーで、シルエットはトムとジェリーのトムみたいな感じで、これはかっこよかった。
次が画像一番上の赤っぽい作品で
「しずかちゃんの洞窟(へや)」(2017)。この作品も迫力あって、すごく雰囲気に浸れて良かったですが、この方の作品は、次の映像作品が気に入りました。秋田の山奥で豪雪の中「ドラえも〜〜〜ん」と叫び続けるというシュールな作品。「ドラえも〜ん」と言う声が耳から離れません(笑)隣の部屋にも映像作品があったのですが、そこにこの声がかぶって、予想外(?)の効果をもたらしていて、「これぞアートだわ」とか思ったりw
ドラえもんのほのぼのしたタッチの漫画は、画家の山口晃さんの作品。これ好きだわー。何かけっこう哲学的なの!でも画家さんらしく、テキストだけで判断されたくないというのが、メッセージで伝わってくる。
「ノー・アイテム・デー」(2017)。町田久美さんのシンプルなドラえもんも好き。
ここから、私たちにとってはお馴染みの作家さんが続きます。お風呂場の絵は大好きな会田誠さん。ここ
森美術館での個展も素晴らしかったけど、
会田さん本人に船上で会えたことが大きかったな。
「キセイノセイキ〜空気〜」(2017)
現代美術としての作品かぁ。白く煙が浮かんでるのは、よく見るとしずかちゃん。やっぱ現代美術=エロスなんだろーか。
同じ部屋にはドラえもんがのび太くんのウチからテレビ朝日まで旅をするという映像作品。上にも書いたけど、秋田で叫ぶ芸術家の声がかぶって面白かった。次の部屋の正面から見ると美しいドラえもんで、裏は作者の考えるドラえもんを構成するもの、という立体作品共に撮影不可。
同じく撮影不可の映像作品が、最高に面白かった!それもそのはず、われらがしりあがり寿さん。もうこれ見るだけで行った価値あった。みんな笑ってたし。ああ。昨年の「大回転展」見に行けなかったのが今だ悔やまれる。
私が今回かなり好きだったのが、一枚の黒い布でタイムマシンを表したもの。漆造形家の渡邊希さんの
「タイムトラベル」(2017)。表面に塗ってあるのが漆で、そこに歪んだ像を掘り起こすことで、タイムマシンの世界観を表してる。前に立つと、自分も周りの人も写り込んで不思議な効果が。工芸家の方の作品だけど、すごくモダンアートっぽい。
そして、つい一週間前に
モリーダ・カーロさんを見に行ったばかりの森村泰昌さん。文字が印刷された書籍を使って、紙の衣装を作るアーティスト・
コイケジュンコさんとのコラボレーション(なんてピッタリな二人!)で
「時を駆けるドラス / 空を越えるドラス」(2017)写真のお腹からどこでもドアを出すドラスとタイムマシンに乗ったドラスの2作品。それから、青いのは
「ドラス」(2002)。ここへきて、謎の「ドラス」という言葉に説明が入ります。「ドラえもんのドレス」だから「ドラス」なんですねー。え?そんなんすぐにわかったって??しつれーいたしました。
それからウメップで一世を風靡しました、
表参道ヒルズと
オペラシティと二回も展示見に行っちゃいました、梅佳代さん。もうねー、あったかくてかわいいの。孫のドラえもんお帽子?あったかいって借りてるおじいちゃんがかわいすぎる〜〜〜。
「私の家のドラえもんの写真」(2001〜2013)。
それから、9月に豊田市美術館で個展を見た奈良美智さん。
「ジャイアンにリボンをとられたドラミちゃん」(2002)。奈良さんは、ドラえもんよりドラミちゃんに興味を引かれるんですね。9月に想像以上に手の込んだ彩色で驚いた絵を今回は撮影までできて、本当に贅沢!今回の新作は
「依然としてジャイアンにリボンを取られたままのドラミちゃん@真夜中」(2017)。
ここまでが前半だったのかな。何かすごい疲れてきた。(現地でも今も)
次が細長いモノクロの作品。これ黒板に描いてるんだって。作品の性質上、めっちゃ遠くに展示してあった。このれなれなさんって、学校に黒板に描いた絵をTwitterかなんかに投稿して有名になった子?と調べたら、
本当にそうだった。すげー。それでいきなり森アーツセンターにこのメンバーで展示に仲間入り!でも確かに凄いもんね。
次に不思議な作品。後藤映則さんの作品で、花みたいな形の立体に電飾が行ったり来たりして、形がキャラクターになって見えたりするの。これすごくよかった。しばらくボーッと見ちゃった。どうやってできてるんだろう〜〜〜〜すごいなぁ。
それからペーパーアーティストの伊藤航さんの作品を水墨画家の山口英紀さんが絵に描いて作品に仕上げたコラボもよかったし、書家の中塚翠涛さんの屏風「光と影」も色合いが美しくてよかった。最後の増田セバスチャンさんのカラフルなドラえもんもひたすらポップで好き。
あ〜楽しゅうございました。
ヒルズに飾られたクリスマスツリーの飾りに映して記念撮影。
さて、次は21_21へ移動します!
◇見に行きたい展覧会メモ◇ →
展覧会記録■
≪東京で行ってきた展示≫
刀剣鑑賞の歴史
2017年12月5日(火) 〜 2018年2月25日(日)
東京国立博物館
http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1890
THE ドラえもん展 TOKYO 2017
2017年11月1日〜2018年1月8日
森アーツセンターギャラリー
http://www.roppongihills.com/events/2017/11/002654.html
野生展:飼いならされない感覚と思考
2017年10月20日(金)〜 2018年2月4日(日)
21_21 DESIGN SIGHT
http://www.2121designsight.jp/program/wild/
オルビス30周年記念 「ケの美」展
2017年11月17日(金)-12月24日(日) POLA MUSEUM ANNEX
http://www.po-holdings.co.jp/m-annex/exhibition/index.html
2015年10月発売の実話エッセイ。アトピーって痒いだけの病気じゃないんです。
←感想・お問い合わせ・執筆やイベントなどのご依頼はこちらからどうぞ
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#「アトピーの夫と暮らしています」の感想
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THE YELLOW MONKEY SUPER BIG EGG 2017
#セットリスト #THE YELLOW MONKEY SUPER BIG EGG 2017
12月には実はひっそりと上京していたのですが、完全なプライベートで、目的はドームのイエローモンキーライブ。東京ドームは2001年1月のイエローモンキー活動休止前のラストライブ以来、17年ぶり!今回、宮田の幼なじみにだけ連絡して、婚約したという彼ののろけを聞いているうちに、17時過ぎて、彼が「そういえば、ライブって何時から?」と言うので、はじめてチケットを見ると、なんと、17時開演。。。。もう始まってるし(笑)まぁイエローモンキーはもう一生イエローモンキーらしいので、全然焦らず、笑いながらドームへ走る(飲んでたのが飯田橋でよかった)。それより彼の幸せそうな顔が見られて、ホントよかった。翌日は六本木と銀座で展覧会のハシゴ。やっぱ東京はどこも絵になるなぁ。二人とも15年くらい住んだ街だけど、離れて7年経つと、さすがに乗り換えとか怪しくなってきた。次は3月かな。また会いましょう東京。(2018.1.6)
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刀剣鑑賞の歴史
2017年12月5日(火) 〜 2018年2月25日(日)
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刀剣鑑賞の歴史
上野の東京国立博物館で開催中の
「刀剣鑑賞の歴史」を見てきました。
最近マイブームなのが「日本刀」と「甲冑」。
いろいろ読んだり調べたりして来て
これは是非とも本物が見たい!と思っていたところへの
上京とこの展示。
見よ、この真剣な目!!
ところで、太刀(たち)と刀の違いって知ってますか?
ここで私が見ているのは太刀。
鑑賞するときに、刃が上になっているのが刀
下になっているのが太刀で
身に付ける時に、太刀は刃を下に佩用し
刀は刃を上に帯刀するのと同じです。
江戸の武士が腰に差しているのは刀。
戦国時代に騎馬で腰からぶら下げているのは太刀です。
トーハクのWebサイトには、アンケートが用意されていたので
帰宅後さっそく投票してみました。
私が投票したのは2位に入っていました。
それがこれ。備前長船の租・光忠です。
すっごく見たかった備前長船の祖・光忠が2振見られてうれしかった〜!
備前長船は匂本位の華やかな丁子文が特徴ですが、光忠は特に豪快できらびやかな作風が魅力で
派手好きな織田信長は、光忠を20数振りを集めたそうです。
ずずーっと下の小龍景光の直刃(まっすぐな刃文)と比べると分かりやすいですが、丁子文は細かくて華麗です。
光忠は鎌倉時代の刀工で、この時代はまだ太刀が主流だったので、下のものも元は太刀でしたが
その後磨き上げて打刀(刀)にしたものですね。
投票には、上の太刀を入れましたが、こうやって改めてみると、下の打刀の丁子文の美しさや豪快さも捨て難い。
今回の展示の趣旨は「刀工本人の銘が入ったもの」と「後に作風からその刀工の作とされているもの」を見比べて
どう言った点で同一人物の作とされているのかを見極める、というものなのですが
上のは光忠自身の銘が入ったもの(実は光忠は、銘が入った現存作が少ないらしい)で
下のは、後に鑑定士の本阿弥家が銘を入れているもの。
本阿弥家は日本刀の鑑定を行い、折り紙を発行。
物事の価値を保証する「折り紙付き」と言う言葉はここから来ています。
次にうれしかったのが、同じ備前長船の3代目・景光(光忠の孫とされる)の名物・小龍景光が見られたこと。
この太刀は、数奇な運命をたどった太刀で、数々の名将の手を経て行方不明となり、河内の農家から発見されたとか
試切りや処刑を生業にしている首切り浅右衛門こと山田浅右衛門の所蔵だったなど、いろんな伝説が残っているのだ。
裏の梵字まで見られて感激!!
トーハクには、景光の父で光忠の息子の長光の名物・大般若長光があるはずなのだけど、今回展示されず。残念。
そして、日本刀の代名詞とも言うべき、正宗も見てきましたよ。国宝ですよ。
正宗の相州伝と呼ばれる日本刀の特徴は、長船とは逆に沸(にえ)とのたれ文。
のたれ文てのは、うねうねした刃文のこと。たしかにのたってますなぁ。
正宗を見て思ったのは、確かに堂々として、名刀の風格です。
無名の方は鎺(ハバキ)がお花になっててカワイイ。
鎺と言えば刀装具。拵とも言いますが。
画像をクリックすると、日本刀の拵がわかります。ざっくりと。でもこれだけじゃわかんないよね。
上の二つの丸いのは「鐔(つば)」。
日本刀の柄(つか)と呼ばれる持ち手と刀身の間にはめる板です。
細工が美しいものが多く、これだけのコレクターもいるそう。
「鐔」には打刀鐔と太刀鐔があって、細工が美しく、穴が複数開いてるのは打刀鐔。
櫃(ひつ)と呼ばれるこの穴には役割があって、真ん中は茎(なかご)櫃といって、刀身が通る穴。
両脇は「笄(こうがい)櫃」と「小柄(こづか)櫃」というもの。
刀身を収める「鞘(さや)」には、やはり両側に「笄櫃」と「小柄櫃」と呼ばれるスリットがあり
それぞれに笄と小柄を収めます。笄は、右下の画像の下のかんざしみたいなので、武士が髷などを整えるオシャレ道具。
小柄は小さな刀で、武器と言うより、現代で言うカッターナイフみたいな役割だった模様。細長い四角いのが小柄。
その頭が「鐔」に当たらないように、「鐔」にも穴が空いているのです。
同じ画像の同じ形の小さいの二つは、「目貫(めぬき)」と呼ばれるもの。(下左のも目貫)
日本刀は、持ち手の中にも鉄の刀身が入っていて、「茎(なかご)」と言いますが、刀身が柄から抜けないように
貫いて留めたものを目釘といい、その頭に付いていたものが目貫。長くなるのでこれ以上の説明は割愛しますが、とっても細工が細かくてびっくり!
「笄」「小柄」「目貫」の三点を同じ彫金師が同じ意匠で揃えて作ったものを「三所物(みところもの)」と言います。
右下の「三所物」は、金工の鑑定を行っていた名家・後藤家の作。
真ん中の画像は「縁頭(ふちがしら)」と言って、柄の端に付ける「頭」と柄と鐔の間に付ける「縁」から成ります。
「三所物」に「縁頭」が加わると「五所物」となり、とても貴重なものだそうです。
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ブクレコ
久しぶりの遠出。
2017.12.10 Sunday
最近の
食べ物イラスト。
なんかゆるい感じで心地よく描けております。
美食とは無縁の我が家ですが、ワタリガニのパスタを無性に食べたくなって。デザートは安納芋のモンブラン。これは自宅で。
安納芋を食べると、いろいろ一番辛かった時期を思い出します。これからはきっと大丈夫というおまじない。12月は何故か、いつもいろいろ弱気になるのですが、これできっと大丈夫。
例年のように、Facebookさんが今年の想い出をまとめてくれました。
あーもう今年も終わりか。年賀状書かなくちゃ。大掃除しなくちゃ。
二年ぶりの東京。楽しすぎる二日間でした。
今回はまったくのプライベートで、主目的はイエローモンキーライブ。
私は2001年1月の活動休止ライブ以来17年ぶりのドームで感涙。
友人の婚約が決まったので、のろけを聞いているうちに開演時間を過ぎるという
トンでもないハプニングはありましたが(爆笑)、愉快な二日間でした。
最近別の友人からも婚約の知らせが届き、シアワセのおすそ分けをたくさん頂いております。
見たかった展覧会がイロイロ見られて大満足。
ドラえもんも楽しかったけど、私が一番コーフンしたのは、刀と甲冑でございました。
トーハク、やっぱ好き♡なのに、8年ぶりだった。
イロイロ方々ご無沙汰しっぱなしです。次回の上京では、いろんな方にお会い出来たらいいなぁ。。。
さて、12月!この後またピッチ上げて色々取り掛からねば。
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