小説「魔王」と「モダンタイムス」(伊坂幸太郎)

今までに読んだ伊坂さんの作品で一番怖かったのが「魔王」。
目に見えない大きな力に翻弄される主人公の姿を描いている。
メッセージ性が強い作品で、いつもの伊坂作品のような爽快感には欠ける。
読んだのはもう10年近く前だ。

物語は主人公・安藤が自分が思った事を相手に喋らせることができる『腹話術』の能力に目覚めたところからはじまる。
ちょうどその頃、人を引き付ける魅力を持つ犬養舜二という、未来党の党首で国会議員が現れる。
政治に興味のない若い世代などから圧倒的な支持を集めるようになる。

でも主人公は、犬養の言動に胡散臭さを感じる。
「私を信じるな」と言いながら支持者を集める犬養は、小説で読むからこそ胡散臭いけれど
実際にこの場にいたら、日本人なんて簡単にコロッとだまされてしまいそうだ。

ドゥーチェというバーのマスターが、ただのマスターではなく、安藤が犬養に腹話術を仕掛けようとすると
その息の根を止める。。。。マジで怖い。

【概要】
著者自身が「自分の読んだことのない小説が読みたい。そんな気持ちで書きました」と語る作品。
安藤が主人公の「魔王」、その五年後の世界を描いた「呼吸」の二つの中編で構成されている。
魔王(『エソラ』vol.1 2004年12月)・呼吸(『エソラ』vol.2 2005年7月)

「魔王 JUVENILE REMIX」のタイトルで大須賀めぐみ作画で漫画化され、『週刊少年サンデー』(小学館)で
連載された。

【あらすじ】
会社員の安藤は弟の潤也と二人で暮らしていた。自分が念じれば、それを相手が必ず口に出すことに
偶然気がついた安藤は、その能力を携えて、一人の男に近づいていく。

著者     伊坂幸太郎
発行日    2005年10月20日
発行元    講談社
国      日本
言語     日本語
形態     上製本
ページ数   294
コード    ISBN 978-4-06-213146-9


                  


その続編というべき「モダンタイムス」は五十年後が舞台。
読んでいてもそんなに近未来作品と言う感じではないのだけど、時折、現代の私たちにとって身近な人物が
歴史上の人のように描かれていて、それでふと未来の話なのだと気づく。

しかししょっぱなからキナ臭い。
いきなり「勇気はあるか」と尋ねられ、知らない男たちに拷問を受ける主人公・渡辺拓海。
それだけでも怖い話だが、実はそんなの序の口で、どんどん巨大な恐ろしい話に巻き込まれて行く。
最初は愛人を奥さんからどうかくまうかという話だったのに、実は愛人の方こそ悪の手先で
気付けば拷問をしていた岡本と仲間になっていたという、不思議な人間関係。

今までで一番怖かった伊坂作品は「魔王」だったけれど、一番恐ろしかったのは「グラスホッパー」だった。
なぜなら「グラスホッパー」は暴力的な描写が多く、ゾッとする恐ろしさがあったから。
けれど、暴力的と言う意味ではこの作品も負けてない。とにかく拷問シーンの連続なのだ。

最初は拷問する側だった岡本が、途中でされる側に周り、脅しのためにそれが主人公に送られる。
同じ言葉を検索した五反田正臣は失踪し、再会した際には失明していた。嫌われ者の上司は自殺し、
主人公の後輩の大石倉之助は、社会的に抹殺され、友人で作家の井坂好太郎は死亡。
どれも「システムについて知ろうとすることへの警告」だった。

岡本がどうなったか気になりつつ迎えたラスト。まさかの再会を果たしてホッとした。
こんなに最初と最後で扱いの違う登場人物もいないのではないか。

途中まで「魔王」の続編とはまったく気づかず、最後の方に気づいた。
主人公が導かれて行った岩手の高原に住む、安藤詩織からの言葉がきっかけだ。
詩織の夫である潤也の親族は、早死にした人が多いとか、お兄さんにも不思議な能力があったというあたりで
あれ?「魔王」に似てるなぁと気付くという。。。

しかし、「呼吸」のあと、ふたりは本当に競馬でひと山当てて、世の中の役に立つことをしてたんだねぇ。

ドゥーチェのマスター(緒方)の登場にはすぐに気づいた。
当然ながら、ただのバーのマスターではなく、超能力を使って政治の中枢に入り込んでいたのだ、魔王の時点で。

少なくとも、今回の奇跡の英雄・永嶋丈は、悪者ではなかった。
巨大なシステムが作り上げられた時、トップに誰が立つかどうかなんてどうでもよく
ただ巨大なシステムによって動いてゆくものなのだ。
そのシステムに流されるな、と抗う人々をえがくのがこのシリーズなのだ。

「魔王」に出てきた首相の犬養にしても、何かを変えようとしたけれどできなかった。
動かすのはむしろ緒方のような人間。いや、緒方も歯車に過ぎない。

最初のうちは、主人公をプロを使って締める嫁が怪しいと思っていたのだけど、実は結構カワイイ奥さんだった。
しかし、途中どんなに拷問にあっても奥さんの顔を見ると「顔はタイプだ」とぽうっとなってしまう主人公って
アホなんちゃうかとたびたび思った。顔がよければそれでいいのか?いいのか。。。。

まぁ、美人=顔が左右対称に近い、ということで、健康の証なのだそうで
そこから「健康な子孫を残すために、男は美人を好む」のだという。
(女が筋肉や財力のある男を好むのは、子を育てるために男には力が必要だからよね)
確かに、佳代子さんは健康そう。その身体能力の高さはタダモノではない。マジでこの人、何者?(笑)

あと、作中作というべき、井坂好太郎の小説が興味深かった。いつもの井坂らしくないとされる文体が、確かに
説明通りに読めるんだけど、それをこんな風に明確に書き分けられるって、当たり前だけどやっぱりすごい。
(こんな感想持つなんて私だけかしらん)

その井坂好太郎の言葉がとても印象的だった。「人生は要約できない」

【概要】
2008年に第5回本屋大賞、第21回山本周五郎賞を受賞した『ゴールデンスランバー』の制作時期とほぼ同時期に
講談社の漫画誌『週刊モーニング』2007年18号 - 2008年26号連載。
『魔王』の続編として50年後を舞台とする。作品中に『魔王』のキャラクターの安藤潤也などが登場。
キャッチフレーズは「検索から、監視が始まる。」

【あらすじ】
魔王の時代を現代とすると、今から50年後の世界。

「勇気はあるか?」29歳の会社員となった渡辺拓海の前で、見知らぬ男がそう言ってきた。
「実家に」と言いかけたが、言葉を止めた。拷問を受けた翌日、拓海は失踪した五反田正臣の代わりに
「ゴッシュ」という会社から依頼されたシステム改良の仕事を引き継ぐことになる。

恐妻家のシステムエンジニア・渡辺拓海が請け負った仕事は、ある出会い系サイトの仕様変更だった。
けれどもそのプログラムには不明な点が多く、発注元すら分からない。
そんな中、プロジェクトメンバーの上司や同僚のもとを次々に不幸が襲う。
彼らは皆、ある複数のキーワードを同時に検索していたのだった。

著者     伊坂幸太郎
発行日    2008年10月
発行元    講談社
国      日本
言語     日本語
形態     上製本
ページ数   540


                  


2015年10月発売の実話エッセイ。アトピーって痒いだけの病気じゃないんです。

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母親の陰から少しだけ脱却

190927_koushin.jpg本日、↓下画像・右側のnoteを更新した。
190926_koushin.jpg
余談だけれど、左のプロフを固定にしておくと、すごい勢いでフォロワーが増えて行く。←翌日は左画像のように、ついに100超えた♡ 私の書くものより私の実績の方が興味深いのかもしれない?(笑)

このテーマで1ヶ月前にせっせと書きためていたものは、ほぼ全ボツとした。1ヶ月前はすべての事象を母親や元夫に結びつけて書きがちだったけれど、ようやくそこから脱却できた。母親マンガを手放したこともよかったのだろう。


世間が狭い人ほど物事を断定しがち

2019/08/23/05:43

またまた母親ネタになるのだけど。。。
(私はnoteに週1で毒母親に関する漫画を連載中→ひよこマンガ序章→終了)

母との生活がとてもきつかった理由の一つは、母がとても世間が狭いということでした。あまりにも世間の常識が通じないのです。

※今日のお題は解決はしておりません。
 ただ私が母親との関係性において感じたことを述べております。


母の繰り出す無理難題

母は常に上から目線で「ああしろ」「こうしろ」と命令を繰り出して来ます。大抵は「17時には帰宅しろ」「21時には寝ろ」など、およそ成人の子供に言うようなことではないので、「無理だ」となるわけです。

そこで、私たちにとっては「正当な理由」で異議申し立てをするのですが、ほとんどの場合「そんなことあるわけがない」と言われて会話が終わってしまいます。

たとえば、「17時は帰宅しろ」「21時には寝ろ」には、「仕事があるから無理だ」と返すと「仕事でそんなに遅くなるわけがない」と即答されます。一体それって、いつの時代のどこの国の話?


あなたの常識は世間の常識ではない

母がそういう考えになったひとつには、我が家の父親の勤務形態が大いに関係しています。

私の父親は、毎日定時に帰ってきました。残業は年に数回ある程度で、会社も近所にあったため、終業時間の15分後には家にいるような感じ。これって、大抵の人はびっくりしますよね。

最近では、大手を中心に残業を減らす方向に向かっているとはいえ、まだまだ深夜までサービス残業をするような労働環境の人は少なくありません。

しかも、都内に勤める人の多くは、通勤に1時間以上かける人がほとんどです。

父のような労働環境は、非常に恵まれていたもので、決して日本においてはスタンダードではありません。当の父自身ですら、それが「普通」だなんて思ってはいなかったでしょう。

でも母にとっては、「普通」で「当たり前」のことでした。


世間の狭い人ってどんな人?

人にはそれぞれに属性があります。

そこからはみ出さず、自分と同じ感覚や価値観で生きている人とだけ付き合っていると、「世の中には別の価値観を持つ人がいる」という想像力が欠如しがちです。

母は一度も働くことなく結婚して、子育てする間はずっと専業主婦でした。働いたのは、子供の手が離れた40代半ばから10年程パートをしていただけ。

パートをしていた小さなスーパーマーケットだけが、母の知る社会。趣味もなく、友達もほとんどいない母にとって、実家と家庭とお店だけが狭い狭い大切な世界なのです。

そんな母の口癖には、「そんな人いるわけない」「そんなことあるわけない」のふたつがあります。何でも「断定」するのです。


母や周りの人の人生に、それに近いできごとがなかったから、「そんなこと、今まで聞いたことがないから、あるわけがない」と思うのでしょう。


世間が広くなるほどに変化する考え方

さて、私自身のことを言えば、イラストレーターも、イラストレーター同士でつるんでばかりいれば、おのずと視野は狭くなりがちです。

でも幸いなことに、私の活動が、イラストを描くこと以外に多岐にわたっているお陰で、いろんな属性の人と知り合うことが多いのです。

本を書くことで「著者」と呼ばれる人とも知り合います。文芸の作家さんもいれば、ライターさん、研究者の方、ビジネスマンなど。ブログを書いていた頃は、やはりビジネスマンやアフィリエイター、クラフト作家、そしてなぜか占い師の方とよく知り合いました。

正直、ブログをやっていて一番驚いたことは「世の中ってこんなにたくさんの占い師がいて、生計を立てていけてるんだ」ってことかもしれません。

人と知り合い、話を聞くたびに驚く、ということを繰り返していくうちに実感したのは「世の中には本当にいろんな人がいる」ということです。数多くの人と知り合えば知り合う程「世の中には、自分の信じられないような人や物事があるものだ」と思うようになるのです。

だからこそ、自分の狭い世界の中で生きている人ほど、断定しがちだということにも、納得できます。


「世間の狭い人」は主婦や女性だけではない

とはいえ、「世間の狭い人」は何も、「専業主婦」や「女性」に限った話ではありませんし、「年齢」も関係ありません。

問題は、周りに「自分と同じような人」としかいないような人。

学生時代も自分と似た属性の人とつるんだまま社会人になり、ずっと同じ会社に勤めて、社内の人間関係だけで日々が回っているような人は、男性でも女性でも若くても、世間が狭くなりがちです。

周りが皆自分と似た生活レベルで、似た価値観の人ばかりなので、それ以外と触れ合う機会が絶望的に少ないからなんですね。

そういう人は、自分の周りに見えているものが、世界のすべてだと断定しがちです。

というのも、私の元夫がそういうタイプ。彼の口癖も「そんなことあるわけないだろ」でした。

彼は地方の国立大を卒業後、大手企業に就職し、結婚するまでは会社の寮に住んでいました。ほとんどいつも社内の決まった人とだけ話し、取引先やお客さんも、彼と同じような「いい大学を出ていい会社に勤めてる」似た属性の人ばかりでした。


対処法?

長々と書いてきましたが、「世間が狭く、断定しがちな人」と出会ってしまったら、説得は困難だと覚悟した方がよいでしょう。私も二度とも逃げ出したくらいなので、解決方法はわかりません。

もしかすると、少しずついろんな話をして、外堀を埋めて行くことで、自分の世間が狭いことを理解してくれるということはありえます。でも、私の母のように、そもそも人の話をほとんど聞いてない人もいます。

母だって、実生活で出会わなくても、テレビのニュースなどで、東京の通勤ラッシュの映像や、ブラック企業などの実態は見ているはずです。遅く帰宅する夫が登場するドラマなんていくらでもありますし。

でもたぶん、母にとってはそれは遠い世界の出来事で、フィクションなのです。「実際にはそんなことがあるわけない」のでしょう。

他の解決方法を試みるなら、視野を広げるのに一番いいのは読書。それもビジネス書などではなく、できれば文芸作品がいいと思います。

そういえば、母が本を読んでるのなんて、見たことがありません。母の場合は、本を読んだところで「自分とは違う世界のこと」で終わってしまいそうですが。。。


私のマンガなども「母親とは愛情深いモノ」という価値観で凝り固まった人からは「こんなことあるわけない」で終わるのかもしれませんね。

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食べたものの記録:8/26(月)〜8/29(木)
今は遠い神戸ライブ。夏の終わりのできごとだったはずなのに、まだ暑い。。。
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コトノハ展はじまる

17日(火)より、伏見のMITTSさんで開催中の「コトノハなごや×The Street Snap」写真展示が始まっております。名古屋市の文芸イベント・コトノハなごや関連です。(17日(火)〜29日(日))
190916_IMG_8219.jpg
前日、私も搬入を手伝ってまいりました。 
コトノハの中の人がおっしゃるには「名古屋に常駐じゃなくても、仕事などで年に5回ぐらい名古屋にいらっしゃるという方も応募OKとしたい」とのこと。朗報です!!まさに書店営業のK氏が「俺はもう何十年も名古屋に通ってるのに応募資格がないなんて・・・」と嘆いておられたのですが、おっけーだそうですよ!!(もっと早く聞きたかった(笑))   
他にも出張で名古屋によく来るよー、という方も、今年はもう閉め切っちゃったので、是非来年ご応募くださいませ♡(募集は写真ではなく、名古屋の写真をテーマにした文章です)詳しくは→ https://kotonohanagoya.jp/

少し前から読書が復活していて、一気に伊坂幸太郎さんの「モダンタイムス」を読破してしまった。
長いけど面白すぎてあっと言う間。しかし伊坂さんはホントあかん。やめられなくなって生活が破たんする。


                  



食べたものの記録:8/23(金)〜8/25(日)
食欲が上がってるのか落ちてるのか。柑橘系は、冷蔵庫で一ヶ月持つ物なのね。驚き。
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note・9月半ばの記録

190911_60days.jpg190921_70days.jpg
190910_2500times_suki_s.png日々コツコツとnoteだけは書き続けております。
何だろうこの魔力。

9/8に70突破。画像の日付けとずれております。
7月半ばに、一度更新したものを取り下げて、
別のを先に更新し、翌日元のをUPしたら
それは新規にはならない様で、そこでストップ。
ショックでしたわ。

なんか少し、気分が落ちているのもあって
更新する気力も下がってきております。
秋だからかなぁ。
夏の暑いのも得意ではなくなってきたけど
ひんやりと寒さを感じると、簡単に気持ちが落ちる。

ふたつめの3連休の数日前までは、ノースリーブで眠っていたのに
秋は急にやってくる。毎年それを思い知らされる。

7月→8月に比べると、半月だけのせいか、そんなにPVに変化はなし。
190831_dushboard-1.jpg190915_dushboard-2.jpg


1ヶ月間のランキング上位10位。PV順。
190916_dushboard_lanking-pv2_1-10c.jpg


ここからはスキの数ランキングね。
190916_dushboard_lanking-suki2_1-10c.jpg



左は8月末までの全期間。右は9月半ばまで。
190831_dushboard-all.jpg190915_dushboard-all2.jpg


今までの全アクセスランキング上位20位。前半はPVで後半はスキの数。
ここからはPVランキング。
190916_dushboard_lanking-pv_all_1-20b.jpg

ここからはスキの数ランキングね。
190916_dushboard_lanking-suki_all2_1-20b.jpg


なんかやる気ない感じでサクッと終わらせてしまいました。
note頑張り過ぎて、こっちにそそぐ余裕がない(笑)
SNS全般にやる気なしなしで、まぁそれくらいでちょうどいいんだろうなぁ。
FBも特に宣言なんてせずに、ちょこっとずつフェードアウトするのもええかな。
どうせ、一ヶ月くらい更新しなくたって、誰も気にしてないさ。


                  



食べたものの記録:8/18(日)〜8/23(金)
カレー週間が終わり、まだまだ暑いけど、イチジクなども登場し、少しずつ秋の気配。
こうしてご飯の支度はしてるけど、この時期になって急に私は食欲が落ちてきた。
そうめんおいしい。去年はホントそうめんよく食べたよなぁ。
最近また漬物が復活しておいしい。ミョウガ最高。
190818_190820_IMG_7730.JPG190821_190823_IMG_7731.JPG


                  


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◆大阪◆
ルート・ブリュック 蝶の軌跡
2019年9月7日(土)〜10月20日(日)伊丹市立美術館
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ショーン・タンの世界展
2019年9月21日(土)〜10月14日(月・祝)美術館「えき」KYOTO
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萩尾望都 ポーの一族展
2019年12月4日(水)〜12月16日(月) 阪急うめだ本店
https://www.asahi.com/event/poeten/


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映画「千と千尋の神隠し」&「天空の城ラピュタ」

私は反省しています。
今まで「ジブリに興味ない。良さがわからない」と言い切ってきましたが、今回の「千と千尋」「ラピュタ」を見て
今までの自分が「食わずキライ」だったことを思い知りました。いくつかは見ても良さがわかってなかったし。

映画も何度も見るべきですね。いいと思った映画よりむしろ、世間では絶賛されているのに
自分はいいと思わなかったものを数年後に見てみると、違った見方ができるかも。

さて、ジブリがブレイクする以前の古い作品でありながら、最高傑作の呼び声高い本作「天空の城ラピュタ」
実はワタクシ、初視聴でございました。何度か見てるのに良さに気づいてなかったのは「千と千尋」のほうね。

この世界観、好きだわー。特に街の人たちの団結とかねー。ワンピースの世界にも繋がりそうだけど。
主人公がホント、とことんいい子で、応援したくなる感じ。

監督     宮崎駿
脚本     宮崎駿
原作     宮崎駿
製作     高畑勲
製作総指揮  徳間康快
出演者    パズー(Pazu)・・・田中真弓/ジェームズ・ヴァン・ダー・ビーク
       シータ(Sheeta)・・・横沢啓子/アンナ・パキン
       (リュシータ・トエル・ウル・ラピュタ Princess Lusheeta Toel Ul Laputa)
       ムスカ(Muska)・・・寺田農/マーク・ハミル
       (ロムスカ・パロ・ウル・ラピュタ Romuska Palo Ur Laputa)
       マ=ドーラ(Dola)・・・初井言榮/クロリス・リーチマン
       ポム(Uncle Pom)・・・常田富士男/リチャード・ダイサード
       おかみさん・・・鷲尾真知子
       マッジ(Madge)・・・TARAKO
音楽     久石譲
主題歌    井上あずみ「君をのせて」
撮影     高橋宏固 白神孝始
編集     瀬山武司
制作会社   スタジオジブリ
製作会社   徳間書店
配給     東映
公開     日本 1986年8月2日
       香港 1987年6月26日
       中華人民共和国 1992年
上映時間   124分
製作国    日本
興行収入   約11.6億円
配給収入   5億8300万円


                  


いわゆる「アニメ絵」が未だに好きじゃないことには変わりありませんが、背景の美しさに感動。
こんなに美しいアニメーションがあったのだと、改めて思いました。
特に千が電車に乗って銭婆に会いに行くシーン、美しい。。。

今までも何回か見てるんだけど、人物と背景が全く違ったタッチで描かれていることにも
抒情的な背景の美しさにも気付かなかった自分ってナンダロウ。

それと、ビックリだったのは、坊の声が神木隆之介くんだったこと!
こうやって見ると、声のほとんどが著名な俳優さんであるのだけが残念。
話題のために大事なのかもしれないけれど、ジブリだったらそんなこと関係なくお客さん入るわけだし
声優さんの仕事を奪ってほしくないなぁなんて思う。

Wikiを見て感じたのは、公開された国の数!世界一周旅行してるみたいな。
クールジャパンなんて言葉はまだなかった頃だけど、すでに世界に認められていたんだよねぇ。

監督    宮崎駿
脚本    宮崎駿
原作    宮崎駿
製作    鈴木敏夫
製作総指揮 徳間康快
出演者   荻野 千尋(おぎの ちひろ) / 千(せん)・・・柊瑠美
      ハク / 饒速水小白主(にぎはやみこはくぬし)・・・入野自由
      湯婆婆(ゆばーば)/銭婆(ぜにーば)・・・夏木マリ
      カオナシ・・・中村彰男
      リン・・・玉井夕海
      坊(ぼう) / 坊ネズミ・・・神木隆之介
      荻野 明夫(おぎの あきお)・・・内藤剛志
      荻野 悠子(おぎの ゆうこ)・・・沢口靖子
      父役(ちちやく)・・・上條恒彦
      兄役(あにやく)・・・小野武彦
      青蛙(あおがえる)・・・我修院達也
      番台蛙(ばんだいかえる)・・・大泉洋
      おしら様・・・安田顕
      オクサレ様(オクサレさま)/ 河の神(かわのかみ)・・・はやし・こば
      釜爺(かまじい)・・・菅原文太
音楽    久石譲
主題歌   木村弓「いつも何度でも」
撮影    奥井敦
編集    瀬山武司
制作会社  スタジオジブリ
製作会社  「千と千尋の神隠し」製作委員会
配給    日本       東宝/スタジオジブリ
      アメリカ     ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ
      南アフリカ共和国 United International Pictures
      イギリス Optimum Releasing
公開    日本      2001年7月20日
      日本      2016年9月10日(revival)
      香港      2001年12月13日
      シンガポール  2001年12月20日
      台湾      2001年12月28日
      フランス    2002年4月10日
      大韓民国    2002年6月28日
      アメリカ合衆国 2002年9月20日
      ベルギー    2002年9月25日
      スペイン    2002年10月25日
      マレーシア   2002年11月7日
      フィンランド  2002年11月29日
      オーストラリア 2002年12月12日
      ロシア     2002年12月31日
      ノルウェー   2003年1月24日
      スロベニア   2003年2月13日
      ポルトガル   2003年2月28日
      ガイアナ    2003年3月6日
      ハンガリー   2003年3月6日
      エストニア   2003年3月7日
      チェコ     2003年4月3日
      ポーランド   2003年4月4日
      イタリア    2003年4月18日
      オランダ    2003年4月24日
      リトアニア   2003年4月25日
      ドイツ     2003年6月19日
      オーストリア  2003年6月20日
      イスラエル   2003年6月26日
      アルゼンチン  2003年7月17日
      ブラジル    2003年7月18日
      チリ      2003年7月20日
      ベネズエラ   2003年8月6日
      ペルー     2003年8月13日
      ギリシャ    2003年9月5日
      イギリス    2003年9月12日
      アイルランド  2003年9月12日
      メキシコ    2003年9月12日
      スウェーデン  2003年9月19日
      スロバキア   2003年9月25日
      クロアチア   2003年9月30日
      デンマーク   2003年10月10日
      コロンビア   2003年11月7日
      パナマ     2004年1月9日
      エクアドル   2004年1月11日
      バーレーン   2004年1月14日
      トルコ     2004年6月18日
      クウェート   2005年2月2日
      中華人民共和国 2019年6月21日
上映時間  124分
製作国   日本
言語    日本語
興行収入  約11.6億円
配給収入  アメリカ合衆国 $1,175,067
      日本      308億円


                  


2015年10月発売の実話エッセイ。アトピーって痒いだけの病気じゃないんです。

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◆東京◆
塩田千春展:魂がふるえる
2019.6.20(木)〜 10.27(日)会期中無休 森美術館

バスキア展
2019年9月21日(土)〜11月17日(日)森アーツセンターギャラリー

ミナ ペルホネン/皆川明 つづく
2019年11月16日(土)〜2020年02月16日(日)東京都現代美術館

みんなのレオ・レオーニ展
2019年7月13日(土)〜9月29日(日)東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館

◆名古屋◆
クリムト展 ウィーンと日本1900
2019年7月23日(火)〜10月14日(月・祝)豊田市美術館
https://klimt2019.jp/

ムーミン展
2019年12月7日〜2020年1月末 松坂屋美術館

サラ・ベルナールの世界展
2018年11月23日(金・祝)〜2019年3月3日(日)堺 アルフォンス・ミュシャ館
2020年1月頃まで、全国巡回予定。
https://www.sunm.co.jp/sarah/

木梨憲武展 Timing‐瞬間の光り‐
2019年9月13日(金)〜10月20日(日)松坂屋美術館

不思議の国のアリス展
2020年4月18日(土)−6月14日(日)名古屋市内の美術館(未定)
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◆大阪◆
ルート・ブリュック 蝶の軌跡
2019年9月7日(土)〜10月20日(日)伊丹市立美術館
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2019年9月21日(土)〜10月14日(月・祝)美術館「えき」KYOTO
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2019年12月4日(水)〜12月16日(月) 阪急うめだ本店
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映画「万引き家族」

190908_manbiki-kazoku.jpg7/20にテレビで放映されたのを視聴。
昨年話題になっていたので、気になっていたが、見られてよかった。
今まで、正直「どこがいいかわからなかった」安藤サクラの魅力が
ようやくわかった、気がする。特に後半。

もちろん、リリーフランキーのダメ男っぷりも、樹木希林の底知れぬ
怖さも、この映画には不可欠だ。子役もめちゃくちゃうまい。
それでもやっぱりこの映画で、何を置いてもその存在感を放っているのは、
安藤サクラだ。

いくら貧しいからと言って、物を盗むのはよくない。
ましてや、子供に犯罪の片棒を担がせるのはもってのほか。
そんなことはわかっていても、この作品に皆が惹かれるのは何故だろう。

それはもしかすると、今の日本人、私たちが、裕福さと引き換えに
どこかに置き忘れてしまったものをこの家族は持っているから?

この物語の中で、一番そういったことが象徴的だと感じたのは
樹木希林と松岡茉優の関係かなぁと思った。

ネタバレになるけど、樹木希林の元夫には後妻がいて、その息子の二人の娘のうちの一人が松岡茉優。
詳しい事情は語られないが、なんらかのきっかけで、松岡茉優は樹木希林の元に来て、安藤サクラの妹として
暮らしている。職業はJKの格好で「見せる」風俗嬢。

裕福そうな瀟洒な一軒家で、松岡茉優の存在などなかったかのように、もう一人の娘との3人の生活を
普通に営む彼らは異常ではないというのか。

また、松岡茉優が勤務するJK見学店の常連さん「4番さん」との交流も象徴的だ。
言葉を交わさなくても通じ合うことはある。たとえ、出会った場所が風俗だとしても。

家族が「家族らしさ」を構成するのは、血なのか?「一緒に暮らすこと」なのか?
こういうテーマって、昔から「子供の取り違え事故」をテーマに描かれることが多かったけれど
是枝監督はそのテーマで2013年に福山雅治主演の「そして父になる Like Father, Like Son」を制作している。
裕福な家庭の父親を福山が、取り違えられた先の貧しい家の父親がリリーフランキーを演じていて
樹木希林も出演し、まさに是枝ファミリーだね。(2015年「海街Dairy」にもリリーさんや希林さんは出演)
私は同じ福山主演の2017年「三度目の殺人」が好きだけど。というか、役所広司の演技が素晴らしすぎた。

次回作の『真実』(La vérité)も楽しみだ。カトリーヌ・ドヌーヴにジュリエット・ビノシュ、イーサン・ホークだよ!
パルムドールってすごいなぁ。。。ていうか、ずっとコンスタントに映画を撮り続けて、
2015年からは毎年映画を公開させている是枝監督すごすぎる。
実際にあった、親の死亡届を出さずに年金を不正に貰い続けていたある家族の事件をもとに、
構想10年近くをかけて作った。日本国内での公開に当たっては、PG12のレイティング指定がなされている。

第71回カンヌ国際映画祭において、最高賞であるパルム・ドールを獲得した。
日本人監督作品としては、1997年の今村昌平監督『うなぎ』以来21年ぶり。

脚本段階では子どもに「お父さん」「お母さん」と呼んでほしいと願う主人公の想いが
重点的に描かれており、撮影中につけられていた映画のタイトルは『万引き家族』ではなく
『声に出して呼んで』だった。
万引き家族 Shoplifters
◇監督・脚本・原案  是枝裕和

◇製作        石原隆 依田巽 中江康人
◇出演者
 柴田治(リリー・フランキー)・・・本作の主人公である東京の下町に暮らす日雇い労働者。
 柴田信代(安藤サクラ)・・・治の年若い妻。クリーニング店工場のパート従業員。
 柴田亜紀(松岡茉優)・・・信代の妹。「さやか」という源氏名でJK見学店に勤務。
 柴田祥太(城桧吏)・・・治の息子。登校せず治と万引きして稼ぐ。愛読書は絵本「スイミー」。
 ゆり(佐々木みゆ)・・・治が連れ帰った少女。両親からネグレクトなど虐待を受ける。
 柴田初枝(樹木希林)・・・治の母。年金受給者である。夫とはすでに離婚している。
 4番さん(池松壮亮)・・・亜紀が勤務する店の常連客。発話障害があり筆談で意思を伝える。
 柴田譲(緒形直人)・・・亜紀の本当の父親。初枝の元夫と後妻との間の子。
 柴田葉子(森口瑤子)・・・亜紀の本当の母親。
 柴田さやか(蒔田彩珠)・・・亜紀の本当の妹。高校2年生。
 北条保(山田裕貴)・・・ゆりの父。希とゆりに対しDVを働いている。
 北条希(片山萌美)・・・ゆりの母。保からDVを受ける一方でゆりにネグレクトをする。
 JK見学店 店長(黒田大輔)・・・亜紀が勤務する性風俗店の店長。
 根岸三都江(松岡依都美)・・・信代が勤務するクリーニング店の同僚。
 クリーニング店店主(清水一彰)・・・信代が勤務するクリーニング店の店主。
 山戸頼次(柄本明)・・・柴田家の近隣にある駄菓子屋の店主。
 米山(井上肇)・・・民生委員。
 日雇い派遣の管理者(毎熊克哉)・・・治の日雇い労働の管理者。正社員。
 前園巧(高良健吾)・・・警察官。
 宮部希衣(池脇千鶴)・・・警察官。
 ニュースキャスター(笠井信輔)
 ニュースキャスター(三上真奈)
◇音楽        細野晴臣
◇撮影        近藤龍人
◇編集        是枝裕和
◇制作会社      AOI Pro.
◇製作会社      フジテレビ AOI Pro. ギャガ
◇配給        日本   ギャガ
           アメリカ マグノリア・ピクチャーズ
◇公開        日本      2018年6月8日
           香港      2018年7月5日
           台湾      2018年7月13日
           大韓民国    2018年7月26日
           中華人民共和国 2018年8月3日
           アメリカ合衆国 2018年11月23日
           フランス    2018年12月12日
           ドイツ     2018年12月28日
◇上映時間      120分
◇製作国       日本
◇言語        日本語
◇興行収入      45.5億円(2019年1月時点)

                  


食べたものの記録:8/16(金)〜8/18(日)
好きなカレーをいろいろ工夫して食べて、ちょっと高いビールをご褒美に飲んで、たまに海鮮丼を食べて。
ただそれだけで幸せなんだよ。安上がりだね。
それでもこんな映画を観た後だと、なんだかすごく贅沢をしているような気になる。
190818_190820_IMG_7730.JPG


                  


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2019.6.20(木)〜 10.27(日)会期中無休 森美術館

原田治 展 「かわいい」の発見
Osamu Harada: Finding “KAWAII”
2019年7月13日(土)〜9月23日(月・祝) 世田谷文学館

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2019年9月21日(土)〜11月17日(日)森アーツセンターギャラリー

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2019年7月23日(火)〜10月14日(月・祝)豊田市美術館
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ムーミン展
2019年12月7日〜2020年1月末 松坂屋美術館

サラ・ベルナールの世界展
2018年11月23日(金・祝)〜2019年3月3日(日)堺 アルフォンス・ミュシャ館
2020年1月頃まで、全国巡回予定。
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2019年9月13日(金)〜10月20日(日)松坂屋美術館

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2020年4月18日(土)−6月14日(日)名古屋市内の美術館(未定)
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映画&小説「グラスホッパー」

190907glasshopper_book.jpg190907glasshopper_cinema.jpgもともと2008〜2009年頃に小説を読んだんだけど、どうやら感想文は残していないらしい。
オット宮田と知り合ったばかりの頃、彼が待ち合わせ場所で読んでいた伊坂幸太郎。
興味を持って、借りて読んで私もはまった。
「オーデュボンの祈り」「ラッシュライフ」「死神の精度」どれも名作。
「アヒルと鴨のコインロッカー」は、面白すぎて徹夜して読んでしまったほど。
「週末のフール」も好きな作品だ。

伊坂幸太郎の魅力はもちろんたくさんあるけれど
ひとつだけ挙げるなら「驚異の伏線回収能力」だろう。
その真骨頂を味わえるのが「ラッシュライフ」かなと個人的には思う。

伊坂作品は、文体のソフトな割にハードボイルドで、
残酷に人が殺されたりするのも特徴の一つではあるんだけど、
その中でも特にその傾向が強いのがこの「グラスホッパー」

登場人物は、主人公の「鈴木」以外は皆コードネーム的な名前で呼ばれる。
鈴木と並ぶ語り部の”自殺屋”「鯨」、”ナイフ遣い”「蝉」と、
鈴木が潜り込む組織の女性幹部「比与子」。
鈴木の復讐の相手・寺原Jr.を殺害する”押し屋”「槿(あさがお)」と
その妻の「すみれ」、鯨が出入りする店の年齢不詳の店主「桃」、
偶然比与子に拉致されたバカップルと見せかけて、物語の最後に正体が
明らかになる「スズメバチ」など。

それぞれに人生や哲学を背負わせて、作中でちょいちょい語らせるのも
伊坂文学の魅力のひとつである。

小説を読んだ時に、一番印象に残ったのは「鯨」だった。
そしてゾッとしたのは「スズメバチ」のふたり。
「蝉」にはあまりいい印象がなく、「鈴木」に至ってはあまり記憶が無い。
正直、小説版では、さほど個々の登場人物に魅力を感じなかった。
「ラッシュライフ」での黒沢に匹敵する強烈な魅力をも持つ人物は、
私にはこの小説の中には見つけられなかったのだ。

それでも、鮮やかな手法で伏線を回収していく伊坂作品に最後は持って行かれた。さすがだ。

伊坂作品は映像化には向かない。
なぜなら、伊坂作品のいちばんの魅力である「伏線」は、「文字」表現形式だからこそ成り立つものだから。

たとえば「アヒルと鴨」は、物語の一番重要な「どんでん返し」が、文字だからこそ書けるもので
映画化されたと知った時「あれを一体どうやって?」と思ったものだ。
実際、原作を知っていても楽しめるようになっていて、さすがだと思った。

さて、「グラスホッパー」はどうか。
あんまり評判がよろしくないとも言うけれど、それは「伊坂らしさ」を期待し過ぎるからなんじゃないか。

色々な記事を流し読みしていたら、この映画は
「伊坂作品から伊坂幸太郎らしさを消して、ロマンスとアクションを加えたもの」
という一文が印象に残った。
これはもう、小説とは別物だと思って見るのが正しい映画だと思う。


(この先ネタバレあり)


確かに、伏線らしきものはほとんどない。
唯一、最初の方に、鈴木の元の教え子だというバカっぽい女の子が拉致されるくだりがあり
それが最終的には「槿」や「すみれ」の仲間で、寺原にとどめを刺すことになる。(メッシュの女)
原作では、「スズメバチ」に当たる役回りである。

また、ロマンスに関する伏線はいくつかある。
鈴木の婚約者「百合子」が冒頭に子供を助けるが、その子供が百合子の死体の近くに落ちていた指輪を持ち去る。
その子は「槿」と「すみれ」の子供として登場し、最後に鈴木に指輪を返しにやってくる。

原作では、種明かしをするのは槿だが、映画版では、槿は不気味な存在感だけを残して去り
鈴木に全てを明かすのは、すみれの役割である。

また、原作では、鈴木も鯨も蝉も”押し屋”を追うという設定だが、映画版では鈴木だけが槿を追う。

原作では殺し合うだけの関係であった鯨と蝉が、映画版では死後に奇妙な友情が芽生え、蜆の味噌汁を飲みに行く。

鯨を演じる浅野忠信の存在感は半端ない。原作には登場しない父親役の宇崎竜童の気の弱い感じもいい。
でも何よりよかったのは、蝉役の山田涼介の狂気を含んだ目。
ナイフ遣いのキレッキレな感じや、最後に耳を切るシーンなど、素晴らしかった。
蝉に関しては、原作より魅力を感じた。蝉の相棒の岩西もよかった。

そして、ゾッとしたのは、吉岡秀隆演じる槿。めっちゃ怖い。
彼は悪ではなく、最終的には鈴木の味方のはずなんだけど、マジで怖い。
まるでカピバラみたいに常に横目で伺っている。すべてお見通しなのだ。
ほとんどしゃべらない彼が唯一雄弁に語るのが「バッタ」の話。

自然界では緑色をしているバッタは、密集している環境では、黒っぽい色の「群衆相」に変わり、凶暴化するという。
人間も同じ。そうして凶暴化したバッタも人間も、一掃されなければならない。。。

「グラスホッパー」とは、バッタのことなんですね。

この映画を見て、小説以上に、それぞれの人生に背負うものを想像してしまった。
殺し屋となった鯨や蝉が背負うものもそうだけど、特に槿やすみれについては語られていないだけに余計に。
もしかすると彼らも過去に、大切な人を無残に殺されたりした過去を持つのだろうか。

そして最後に、主人公鈴木。生田斗真って、本当にすごく整った顔した「イケメン」ですよね。
でもその彼が、この映画ではまったく「カッコ良くない」。「イケメン」の匂いが全然しない。

百合子を失うまでは、人生にさほど深刻な悩みや挫折などとは無縁だったことを想像させるその「人の良さ」は
殺伐とした本作の一服の清涼剤だ。

生徒だった記憶もない「メッシュの女」を救うためにあえて人質として寺西の元に向かうシーンは
情けないけどカッコイイ。そして子供を助けて死んだ百合子をあざ笑う寺西に怒りをぶちまけるシーンも。

物語の最初の方で、婚約者に死なれ、荒れ果てた部屋でコンビニの麺をすする彼の後ろをGが行くシーンがあり
最後の方にすみれから「あなたに復讐なんて似合わないわ。虫も殺せない顔してるんですもん」と笑われる。

そのあとに百合子との想い出のシーン。料理を作ってくれた百合子がキッチンでGを見つけて外に逃がす。
怖がるだけの鈴木を「Gもやっつけられないの?」と笑う百合子。
そのとき百合子が冷凍した料理を解凍するところでオシマイ。って、2年経ってるんだけど。。。大丈夫か??
グラスホッパー
監督   瀧本智行
脚本   青島武
原作   伊坂幸太郎「グラスホッパー」
製作   水上繁雄 杉崎隆行 椿宜和
出演者  
鈴木 - 生田斗真
鯨 - 浅野忠信
蝉 - 山田涼介
百合子(鈴木の婚約者) - 波瑠
すみれ - 麻生久美子
比与子 - 菜々緒
槿(あさがお) - 吉岡秀隆 ※槿は、本来はアオイ科のムクゲのこと。
岩西 - 村上淳
鯨の父 - 宇崎竜童
寺原会長 - 石橋蓮司
寺原Jr - 金児憲史
メッシュの女 - 佐津川愛美
桃 - 山崎ハコ
音楽   稲本響
主題歌  YUKI「tonight」
撮影   阪本善尚
編集   高橋信之
制作会社 角川大映スタジオ
製作会社 「グラスホッパー」製作委員会
配給   KADOKAWA 松竹
公開 日本 2015年11月7日
上映時間 119分
製作国  日本
言語   日本語
興行収入 10.2億円[1]
                  


食べたものの記録:8/16(金)〜8/18(日)
いわゆる「夏休み」も終わり。17日は8月前半で唯一電車に乗った日。びっくりだね。
190816_190818_IMG_7729.JPG


                  


2015年10月発売の実話エッセイ。アトピーって痒いだけの病気じゃないんです。

アトピーの夫と暮らしています



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◇見に行きたい展覧会メモ◇ →展覧会記録■

◆東京◆
原田治 展 「かわいい」の発見
Osamu Harada: Finding “KAWAII”
2019年7月13日(土)〜9月23日(月・祝) 世田谷文学館

バスキア展
2019年9月21日(土)〜11月17日(日)森アーツセンターギャラリー

ミナ ペルホネン/皆川明 つづく
2019年11月16日(土)〜2020年02月16日(日)東京都現代美術館

みんなのレオ・レオーニ展
2019年7月13日(土)〜9月29日(日)東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館

◆名古屋◆
クリムト展 ウィーンと日本1900
2019年7月23日(火)〜10月14日(月・祝)豊田市美術館
https://klimt2019.jp/

ムーミン展
2019年12月7日〜2020年1月末 松坂屋美術館

サラ・ベルナールの世界展
2018年11月23日(金・祝)〜2019年3月3日(日)堺 アルフォンス・ミュシャ館
2020年1月頃まで、全国巡回予定。
https://www.sunm.co.jp/sarah/

木梨憲武展 Timing‐瞬間の光り‐
2019年9月13日(金)〜10月20日(日)松坂屋美術館

不思議の国のアリス展
2020年4月18日(土)−6月14日(日)名古屋市内の美術館(未定)
http://www.alice2019-20.jp/

◆大阪◆
ルート・ブリュック 蝶の軌跡
2019年9月7日(土)〜10月20日(日)伊丹市立美術館
https://rutbryk.jp/

ショーン・タンの世界展
2019年9月21日(土)〜10月14日(月・祝)美術館「えき」KYOTO
http://www.artkarte.art/shauntan/

萩尾望都 ポーの一族展
2019年12月4日(水)〜12月16日(月) 阪急うめだ本店
https://www.asahi.com/event/poeten/




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note・2ヶ月の記録

190901_top_250follwer.png先月に続いて、noteの記録を残してみる。
フォロワーは先日250人を突破した。
これは早いのか遅いのかもさっぱりわからんけど記録を残す。

7/20 100フォロワー突破
7/24 120
7/29 130
8/1  150
8/5  160
8/12 170
8/14 180
8/16 190
8/21 200フォロワー突破
8/24 210
8/25 220
8/26 230
8/30 240
9/1  250

とはいえ、今月はnote自体にダッシュボードの記録を事細かに載せてしまったので、あんまり書くことがない。

左が7月で右が8月のPVなどの結果。PVはかなり伸びているけれど、コメントは減っている。
これは実は私はうれしい。なぜかと言えば、最初の方に毎回コメントしてきた数名は、典型的なかまってちゃん。
もともとコメントは苦手で、noteの場合、有料にすると、お金を払った人以外コメントできないみたいなんで
そのために有料化しようかとさえ思う。
190801_dushboard-1.jpg190831_dushboard-1.jpg
スキの数は、PVほどは増えていないけれど、きっとこれはこういうものなのだ。
人目に触れるほど、アンチは増えるものだし、note会員以外も観ていると思うので。

さて、ここからは、8月にPVの多かった記事を載せる。
190831_dushboard_lanking-pv_1-12.jpg8月は、7月の「読まれる文章を書く方法」のような「ダントツ感」のある記事はなかった。

とにかく役立つ(と思われる)記事を量産していた7月に比べると、好きなことを書いたり、イラストだけだったりと、力の抜けた記事も増えた。

ここで注目は、4位の「アリスとPhoto-ration」と6位の「思わずバナナジュースを恨んだ「ミルサー」事件」。

このふたつは、PVが伸びないと言われる土日に、雑貨紹介やイラストだけの記事など、「役に立たない系」を載せることを決めて実行したんだけど、意外と読まれていてビックリ。

あと「マウンティング一考」と「イラストレーターの処世術」もこんなに読まれるとは思わんかった。「処世術」のほうは「スキ」も多いので満足度も高い様だ。別に普段やってることそのまま書いてるだけなんだけど。実はそういう記事の方が役に立つってことなんだねぇ。

役立とうと必死にロジックこねくり回すより、ストレートにフツーの情報の方が響くってことでもあるわね。

さて、今月は趣向を変えて「スキ」の順に並べ替えてみた。
(上のハートを押せばそうなると最近知った)
190831_dushboard_lanking-suki_1-12.jpg1位は「投げ銭」についての記事。この記事の「スキ」が何で多いかって言えば、記事の最後に「どんどんスキしましょう」って書いてるから。書くって大事なんだな。投げ銭シリーズは月の最後の方に書いたので、9月半ばくらいに一度集計するとまた違ったデータが見られるんだと思う。
9/8現在
「投げ銭」記事を書いてみた結果・その1 PV 700 スキ 49
「投げ銭」記事を書いてみた結果・その2 PV 701 スキ 51

それにしてもPVと「スキ」で結構ラインナップって変わるのね。ここで特筆すべきは4回連載の「着物でお帽子」シリーズで唯一最後の「テレビ局からメールが届く」がはいっているということ。タイトル自体もかなり引きがいいと思うけど、満足度も高いのは、これ、結構情けない記事だから。他3つは割とリア充自慢してる感があるんだけど、これだけはない(笑)だからなんだろうなぁ。

あと自分的に喜ぶべきなのは、11位に「アリスとPhoto-ration」12位に「テレビ塔にKiss」とふたつイラスト記事が入っていること。一応イラストレーターの面目躍如といったところかしら。

最後に8/31までの全部のPVはこちら。クリックすると全てのPVランキングが見られまする。
190831_dushboard-all.jpg



                  


食べたものの記録:8/14(水)〜8/16(金)
お盆休みはずうーーーっとカレー週。
途中、フツーのサンドイッチが食べたくなって作ってみた。これもまたうんまい。
190814_190816_IMG_7728.JPG


                  


2015年10月発売の実話エッセイ。アトピーって痒いだけの病気じゃないんです。

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2018年11月23日(金・祝)〜2019年3月3日(日)堺 アルフォンス・ミュシャ館
2020年1月頃まで、全国巡回予定。
https://www.sunm.co.jp/sarah/

木梨憲武展 Timing‐瞬間の光り‐
2019年9月13日(金)〜10月20日(日)松坂屋美術館

不思議の国のアリス展
2020年4月18日(土)−6月14日(日)名古屋市内の美術館(未定)
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◆大阪◆
ルート・ブリュック 蝶の軌跡
2019年9月7日(土)〜10月20日(日)伊丹市立美術館
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ショーン・タンの世界展
2019年9月21日(土)〜10月14日(月・祝)美術館「えき」KYOTO
http://www.artkarte.art/shauntan/

萩尾望都 ポーの一族展
2019年12月4日(水)〜12月16日(月) 阪急うめだ本店
https://www.asahi.com/event/poeten/




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