映画「鍵泥棒のメソッド」

157854_02.jpgkagidorobou64_large.jpg120814000002-1.jpg172827_01.jpgo1080154814699416623.jpgo0480057712312898078.jpg2021.01.30 Saturday
映画「鍵泥棒のメソッド」(2012年)を見た。ひさびさの邦画。主題歌を大好きな吉井さんが歌っているので映画自体は知っていたのだけど、まさかこんな傑作とは。めっちゃ面白かった。これは見ないと損。主演がなんと堺雅人と香川照之というあの半沢コンビ。1本目の「半沢直樹」の前年公開作品なのだ。

なんといっても冒頭の人物描写が秀逸。そこから「面白そう」「どうなんるんだろう」とワクワクさせ、展開も全く裏切らない。ヒロイン・広末涼子やその家族のキャラがいい味出している。個人的には広末の美しさだけで+30点くらいいける。

コメディ要素あり、謎解きありだけでなく映画全体に、仕事観・恋愛観・人生観がじわじわ染み出している。成功する人は「成功のメソッド」を知らず知らずのうちに実践している。そしてやっぱちゃんとしてるわ、と思う。。。これ見て思わず「掃除しよう」と思った人は多いのではなかろうか。

その「成功」に本当に必要なものは何?

映画は見ている人にそんな問いをぶつけてくる。その問いには映画の中で明快な答えも出ているのだけど。

(ここからネタバレあり)

主人公・桜井(堺雅人)は35歳の売れない役者で、エキストラのバイトをしながらボロアパートに住み、失恋して自殺しようとして失敗する。桜井はある日、伝説の殺し屋・コンドウ(香川照之)が銭湯で転倒して気を失った際に、コンドウの荷物からカギを盗む。そこから、記憶を失ったコンドウと入れ替わってお互いの人生を生きることとなる。

そこに絡むのが、雑誌「VIP」編集長であるヒロインの香苗(広末涼子)。とにかく生真面目で、しっかり計画を立てないと何もできない不器用ぶりが冒頭から描かれる。余命短い父のために年内に結婚するという目標を立てて、相手探しを始める彼女と桜井となったコンドウがひょんなことで出会う。

桜井となったコンドウは、「桜井としての自分」を取り戻そうと、従来の几帳面さで努力を重ねていく。その中で、なぜか役者として若干頭角を現し、ヒロインに愛されるようになる。

反面、コンドウとして生きることになった桜井は、コンドウが仕事のために用意している身分証明書を利用して、様々な人物になり切る。役者を離れた桜井が別人として生きるために必要な要素が「演技」だという皮肉。

そんな中で、香苗の父(小野武彦)が死去する。家族に「私は金銭的に成功したが、そんなものはどうでもいい。何より大切なのは愛する妻と娘たちだ」というメッセージを残して。(ここちょっと泣ける)

葬式後に香苗が父の好きだった音楽をコンドウに聴かせた途端、彼は今までの記憶を取り戻してしまう。

ちょうどその頃、桜井は殺害依頼された女・綾子(森口瑤子)を、依頼人のヤクザ(荒川良々)を裏切って逃がそうとしたのがばれてピンチに。そこへ戻ったコンドウが、自分は殺し屋ではなく、殺したふりをして逃がすのが仕事だと言う。

その人生の中で紆余曲折あったコンドウが、桜井に告げる「助けてやる代わりに、おまえの人生はもらった」に告げる言葉が重い。「最初の結婚は金がなくて失敗した」とのちに語るコンドウ。その結果金銭面ではコンドウは成功した。そんな成功者・コンドウの人生よりも、ボロアパートに住んで香苗に愛される桜井としての人生に「真の幸せ」を見出したからこその言葉だろう。

依頼人の裏を掻くために、二人で桜井を殺すふりを練習する際の会話が面白い。35までずっと演劇の世界に身を置いていた桜井より、最近勉強を始めたコンドウのほうが演技論を理解しているのだ。コンドウに「おまえはどの本も8ページ目までしか読んでない」と指摘される桜井のダメっぷり。

その後すったもんだあり、コンドウは渾身の演技で依頼人をだますが、綾子の家で打った桜井の三文芝居のせいで依頼人を怒らせてしまう。しかし、ここで居合わせた香苗の意外な活躍で、事件は一気に解決する。最初不釣り合いとも思えた香苗の職業が、ここで生きて来るのだ。(さらに少し前に伏線がある)

そこから一気に大団円へ。コンドウは綾子を愛人の元へ連れて行こうとするが、綾子にとって愛人は単なる金ずるで、行く気はさらさらない。香苗は自宅(豪邸)の前の車内で、コンドウのノートを読み「胸をキュンッ」とさせ、コンドウへの愛情を自覚する。そこへ戻って来たコンドウ。抱き合う二人と、コンドウの車内でタバコをふかす、いかにもやさぐれた綾子との対比が面白い。

一方、どうしようもないダメ人間だったけれど、一連の出来事で最後まで逃げずに頑張った桜井にも、恋の予感が訪れる。

何者にもなれない、冴えない桜井が、少しだけ輝きを増した結果、といえるのではないだろうか。そこを演じ分けている堺雅人の演技もやっぱりあっぱれ、なのである。劇中の三文芝居をする「下手な演技」もさすが。

この映画、見た目は冴えない中年である(しかも無理やり35歳の若作りをさせられる)コンドウが魅力的に描かれ、主役の桜井を食ってしまっている。さすが香川照之のなせる業、ではあるが、それと同時に「成功した人の持つ輝き」を記憶を失ってもなお、コンドウが持ち続けていた、ということだろう。

《画像一番下》
内田監督に吉井さんが「次は俳優として使ってください」と言ったことがきっかけで実現した超短編作品。「鍵泥棒のメソッド」の主題歌「点描のしくみ」というタイトルの映画の予告編としてつくられ、その主題歌は名曲「Hearts」。これよかったよ。相武紗季の「あんた、おんな殴れるんだ!」ってセリフが忘れられない。

はじめて日本人監督で「この監督の作品全部見たい」と思った。この監督の作品をコンプリートすると同時に、良品だという韓国版「LUCK-KEY/ラッキー」中国版「ENDGAME」も観なければ。


                
鍵泥棒のメソッド
何事も計画を立ててからでないと行動出来ない水嶋香苗が新たに立てた計画は、目標の期日までに相手を見つけ結婚するというものだった。また、法外な報酬で仕事を請け負う凄腕の殺し屋『コンドウ』こと山崎信一郎は、仕事を遂行した際に僅かな返り血を受け、手近な浴場へと車(クライスラー・300)を走らせる。そして、計画性皆無の三文役者桜井武史は人生に行き詰まって自殺を図るが失敗し、おもむろに開けた財布に銭湯のタダ券を発見する。

桜井は出掛けた銭湯で、分厚い財布を持つ羽振りのいい山崎をチラ見する。その後、風呂場で山崎が足を滑らせ失神すると、桜井はそれに乗じてロッカーの鍵をすり替える。山崎は意識不明で病院に搬送されるが、頭を打ったショックで記憶を無くしており、所持品から自分を『桜井武史』だと思い込んでいた。桜井は山崎の車を乗り回し、思い付く事に財布の金を使い、山崎の家にまで上がり込む。家を物色すると、偽造免許や拳銃など山崎の仕事道具が続々と出てくる。

退院の日、記憶喪失に困惑する山崎は香苗と出会う。良心的な香苗はその日以降、山崎の世話を焼くようになる。成り行きで『コンドウ』を演じる桜井は、報酬受け取りのため依頼人と会い、更なる依頼を受け負わされるのだった。自分を売れない俳優だと思い込んでいる山崎は、真剣に芝居に取り組みだす。

桜井は依頼を受けて以降、標的となる人物に関する調査を積極的に行うようになるのだが、その行動は全く別の目的のために行われていたのだった。香苗は山崎と接するにつれ、共通点の多さや真面目な性格、向上心や努力する人柄に触れ、遂には山崎に結婚を申し込む。そんな日々の中、とうとう山崎に記憶の戻る時が訪れる。
監督      内田けんじ
脚本      内田けんじ
製作      深瀬和美、赤城聡、大西洋志
製作総指揮   藤本款、和田倉和利
出演者     堺雅人・・・桜井武史:元劇団員の35歳。銭湯でコンドウの鍵を盗み、殺し屋として生活。
        香川照之・・・コンドウ / 山崎信一郎:殺し屋。銭湯で転んで記憶を失い桜井として生活。
        広末涼子・・・水嶋香苗:雑誌編集者の女性。35歳。年内になんとか結婚しようとする。
        荒川良々・・・工藤純一:コンドウに社長と愛人の殺害を依頼したヤクザ。
        森口瑤子・・・井上綾子:工藤に殺害された社長の愛人。
        小野武彦・・・水嶋徳治:香苗の父。病で余命幾ばくも無い。
音楽      田中ユウスケ
主題歌     吉井和哉 「点描のしくみ」
撮影      佐光朗
編集      普嶋信一
製作会社    「鍵泥棒のメソッド」製作委員会
配給      クロックワークス
公開      日本 2012年9月15日
上映時間    128分
製作国     日本
言語      日本語
興行収入    6億円
第36回日本アカデミー賞
 ・最優秀脚本賞:内田けんじ
 ・優秀主演男優賞:堺雅人
 ・優秀助演男優賞:香川照之
 ・優秀助演女優賞:広末涼子
第55回ブルーリボン賞
 ・監督賞:内田けんじ
 ・助演女優賞:広末涼子
第17回日本インターネット映画大賞
 ・助演女優賞:広末涼子
第37回報知映画賞
 ・作品賞
第63回芸術選奨文部科学大臣賞及び同新人賞 映画部門
 ・大臣賞:内田けんじ
第86回キネマ旬報ベスト・テン
 ・日本映画脚本賞:内田けんじ
読者選出作品賞
 ・読者選出監督賞:内田けんじ
第25回日刊スポーツ映画大賞
 ・監督賞:内田けんじ
第15回上海国際映画祭
 ・最優秀脚本賞:内田けんじ
第34回ヨコハマ映画祭
 ・脚本賞:内田けんじ
第32回ハワイ国際映画祭
 ・作品賞
第22回日本映画批評家大賞
 ・作品賞

                


210130_1289_n.jpg2021.01.30
NHKで放送された山口百恵の引退コンサート見て号泣。当時から大好きで40年経ても歌える自分に驚き。改めて聴いても声が良い。囁くように歌う声からバーンと張るところまで表現の幅が豊か。特に「秋桜」なんて涙なしでは聴けない。年に一枚アルバムだけでいいから音楽活動続けて欲しかったなんて思う。

百恵ちゃんは演技も良くて女優としてもきっと大成した人。とにかくこの時点でまだ21歳だったわけで。こんな21歳他にいる?この貫禄と覚悟。百恵ちゃんがこんなにたくさん話すのをはじめてみた。多くの人の期待を肌で感じながら自分の生き方を貫く覚悟。21歳でここまで重い決断して40年以上貫けるって。

歌手としても女優としても一流でありながら、妻として夫を支えて大成に導き、母として二人の息子も立派に育て上げ、主婦として趣味も玄人の域まで楽しんだ。なんてすばらしい人なのだろうと改めて思う。客席には聖子ちゃんカットの女性が並んで、すでにアイドルの世代交代は始まっていたのも興味深い。


                


210130note_hina1.jpg2021.01.30 Saturday
落ち込んでる人に向けて、noteに短いコラム?エッセイ的なのを書いた。

2日くらい前、自分自身が気が狂いそうに落ち込んでいて、これ書いて落ち着いたというオチつき。

誰にでもある「まぁるい世界」|
陽菜ひよ子 / イラストレーター&文筆家&漫画家
@hina_hiyoko #note

https://note.com/hina_hiyoko/n/ne7767e68a196


                



2020年9月発売の新刊です。
どうぞよろしくお願い致します♡



                  


◇見に行きたい展覧会メモ◇ →展覧会記録■

◆東京◆
河鍋暁斎の底力
11月28日(土) - 2021年2月7日(日) 10:00 - 18:00 東京ステーションギャラリー
http://www.ejrcf.or.jp/gallery/exhibition/202011_kawanabe.html

生きている東京展
2020年9月5日(土)→ 2021年1月31日(日) 11:00〜19:00 ワタリウム美術館
⟨アーティスト⟩島袋道浩/ジャン・ホワン(張洹)/寺山修司/齋藤陽道/JR(ジェイアール)/オラフ・ニコライ/デイヴィッド・ハモンズ/ファブリス・イベール/ナウィン・ラワンチャイクン/バリー・マッギー/マリオ・ボッタ/ナムジュン・パイク
⟨ゲストアーティスト⟩会田誠/渡辺克巳/SIDE CORE
http://www.watarium.co.jp/jp/exhibition/202009/

佐藤可士和展
2021年2月3日(水)〜5月10日(月)10:00〜18:00 国立新美術館 企画展示室1E
https://www.nact.jp/exhibition_special/2020/kashiwasato2020/
https://kashiwasato2020.com/

石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか (※会期が変更になりました。)
2020年11月14日(土)− 2021年2月14日(日)10:00−18:00 東京都現代美術館 企画展示室 1F/地下2F
https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/eiko-ishioka/

トランスレーションズ展 −『わかりあえなさ』をわかりあおう
2020年10月16日(金) - 2021年3月7日(日) 11:00〜17:30 21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー1&2
http://www.2121designsight.jp/program/translations/

20世紀のポスター[図像と文字の風景]――ビジュアルコミュニケーションは可能か?
2021年1月30日(土)−4月11日(日) 10:00〜18:00 東京都庭園美術館(本館+新館)
https://www.teien-art-museum.ne.jp/exhibition/210130-0411_ConstructivePostersOfThe20th.html


◆名古屋◆
ショック・オブ・ダリ ― サルバドール・ダリと日本の前衛
2021年1月9日(土)―3月28日(日) 9:30〜17:00 三重県立美術館
https://www.bunka.pref.mie.lg.jp/art-museum/000244842.htm

GENKYO 横尾忠則 原郷から幻境へ、そして現況は? GENKYO YOKOO TADANORI
2021年1月15日(金)〜4月11日(日) 10:00〜18:00 愛知県美術館(愛知芸術文化センター10階)
https://www-art.aac.pref.aichi.jp/exhibition/000273.html
https://genkyo-tadanoriyokoo.exhibit.jp/

バンクシー展 天才か反逆者か
2021年2月3日(水)〜5月31日(月)10:00〜20:00 旧名古屋ボストン美術館(金山南ビル)
https://banksyexhibition.jp/

「写真の都」物語 ―名古屋写真運動史:1911-1972―
2021年2月6日(土)〜3月28日(日) 9:30〜17:00 名古屋市美術館
http://www.art-museum.city.nagoya.jp/photography

トライアローグ
2021年4月23日(金)〜 6月27日(日)※予定 10:00〜18:00 愛知県美術館(愛知芸術文化センター10階)

岩合光昭写真展 どうぶつ家族/ねこ科
2021年4月3日(土)〜5月16日(日)(予定)10:00〜17:00 岡崎市美術博物館
https://www.city.okazaki.lg.jp/museum/exhibition/openexhibition/p026571.html


◆大阪◆
時間〜TIME BOWIE×KYOTO×SUKITA 鋤田正義写真展
2021年4月3日(土)〜5月5日(水・祝)※会期中無休 10:00〜19:30 
美術館「えき」KYOTO
https://kyoto.wjr-isetan.co.jp/museum/exhibition_2104.html

ミケル・バルセロ展
2021年3月20日(土・祝)−5月30日(日)10:00〜17:00 国立国際美術館
https://www.nmao.go.jp/exhibition/2021/post_miquel.html

おちょやんの役者魂 – 浪花千栄子出演映画特集
2021年1月19日(火) - 2021年2月5日(金) 10:00−19:30 京都文化博物館 3階 フィルムシアター
https://www.bunpaku.or.jp/exhi_film_post/20210119-20210205/
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食べて美味しい、描いて美味しい

170227instagram_os2.jpg170308サンドイッチ ロールサンド ナポリタン パスタサンド コロッケサンド アボカドサンド オープンサンド カナッペ170316サンドイッチ バーガー170317花見 弁当 桜 おにぎり わっぱ サンドイッチ170320フルーツ フルーツサンド170410ベーグルサンド アボカド シュリンプ エビ170418ロールサンド フルーツジュース トロピカーナ りんごジュース 100%170510エビカツサンド 海老カツサンド ベリースムージー171214instagram_os.jpg180502instagram_os.jpg180505instagram_os.jpg200119instagram_os.jpg

2021.01.18 Monday - 2021.01.26 Tuesday
食べ物シリーズ。以前に描いたもの。「ナゴヤ愛」の本の企画が通った理由の何分の1かはこのイラストにあるかも。
私の描く食べ物が好みだと言ってくださる方が割と多くうれしい。
食べ物は色々描くしどれも楽しいけど、特に得意なのはなぜかサンドイッチ。今まで失敗が少ないかもしれない。
しばらくサンド写真を続けてみよう。ホットサンドは焼き色が上手く表現できれば大成功かな。


                


210127_IMG_2649.jpg031030cake10.jpg031120cooking7.jpg2021.01.27 Wednesday
ピエール・エルメ祭り、ミスドはまだゲットできてないけど、ひとまずセブンイレブン はゲット。どっちもおいしい。

特にエクレアは結構厚めの板チョコの触感がいい!ショコラオランジェは名の通りチョコとオレンジ。実はこのチョコ×オレンジの組み合わせ好きじゃないんだけど、さすがエルメ!の味。

ピエール・エルメ といえば、18年前(2003年)関東在住時にイクスピアリ店のクッキングセミナーに何度か通い「この値段に納得」「家では絶対作れない」と痛感した記憶。
機材もテクニックも一流。写真ひどいけど、セミナー1回目「洋ナシとマロンのタルト」のセミナーはこんな感じ。
https://hiyoko.tv/sweets_roses/photo/sweets/cooking_seminar1.htm


セミナー2回目「カシスとマロンのブッシュドノエル」のセミナー。すごい技がいっぱいで手の込んだピエール・エルメ のレシピ、熱心にメモ取ってる人もいた(当時の記録を読むと私も取ってたようだけど一体どこに?w)。
2回通ったあと予約が取れなくなりあえなく終了。そのエルメの味を、コンビニとはいえ300円前後で食べられる幸せ。
https://hiyoko.tv/sweets_roses/photo/sweets/cooking_seminar2.htm


                


2021.01.28 Thursday
ペンタブ、WacomのIntious4が4年くらい前に壊れてすぐにお試しで中国製の激安板タブを購入したら、意外に使えて満足していたのだけど、仕事でもほとんど使わず。「ナゴヤ愛」の4コマを最初はデジタルで描くつもりでペンタブを出して来たらペンがWacom製で。間違えて新しいの捨てた?ここで蒼白になり。

新しいの買うにしても慣れるまでに結構時間かかるし、どっちにしろデジタルだと、他の絵から浮いてることも考えてアナログで漫画を描くことに。編集さんに理解してもらうまでに割と苦労したけど、あれはアナログで正解だったと思う。しかし今日漫画家さんが液タブ使ってる様子をテレビで見てたら俄然ムクムクと欲しくなったのよね。

最初は、液タブなんて高くて買えないと思ってたし、安いし使い慣れてる板タブで検討してたんだけど、最近の液タブって安いのもあるじゃん、だったらやっぱ液タブ欲しい。。。となると、中国製かWacomか。仮にも仕事で使うんならCintiq 16くらいは欲しい所。迷うー。


                


2021.01.28 Thursday
自分なりに人に誠実に向き合っても通じない相手というのはいて。何をしても悪くしか受け取られないし、努力するだけ無駄。悲しいけど、そういうとき「東京のお母さん」が言っていた言葉を思い出す。人にはそれぞれに「まあるい世界」があって、その「まあるい世界」の中だけを大事にすればいいという。

「まぁるい世界」は人によって大きさは様々。大きな人も小さな人もいる。それはその人に見合った大きさにちゃんとなっているのだ。だからその大きさの中に入りきらない人とは、仲良くできなくても気にしなくていい。どうしても合わない人に会ったら「私の世界の人じゃないんだな」って思えばいいのよ。

東京のお母さんであるAさんは、そう言って私を慰めてくれた。とても社交的で誰とでも仲良くやっているように見えるAさんに「Aさんにも”まあるい世界”はあるんですか?」と尋ねた。「もちろんあるわよ。すごく小さな世界よ。でもそれで十分なのよ」20年近くの間、何度もこの言葉に慰められてきた。


                


2021.01.29 Friday
お正月深夜にまとめ放送でNHK Eテレ「ソーイング・ビー」を見て大はまり。もともと縫物は大好き。一時は本気で帽子作家を目指していた程。今も押し入れの1/4は布でいっぱいで、死ぬまでに使い切るのが目標。

イラストレーター仲間が番組みたいに時間制限設けて着なくなった服のリメイクをしてみるとFBに書いていて。そうだ。「1日1時間だけ」とか「週末2時間だけ」とか時間制限して作業時間をつくれば、1ヶ月に何個かは帽子が作れるんではなかろうか。私も今年は「ソーイング・ビー」時間をつくろう。

ちょうど昨日放送日で19時「プレバト」からはじまりNHK「すてきにハンドメイド」「せかほし」まで木曜日は創作意欲が駆り立てられてよい。「プレバト」は俳句ももちろん面白いけど、アン・ミカや光宗薫の水彩画、光浦の裁縫、ジュニアの消しゴムハンコなどのファンなので、作品いつも楽しみ。光浦は自分のブランドやお店をやればいいのにといつも思う。でもきっと自分で手を動かしてつくるのが好きなんだろうなー。


                


2021.01.29 Friday
昨夜、自著に関するあるとんでもない事例が発覚し、出版社に相談。以前にもやや似た案件があり、当時の担当編集に連絡したら「結構ヤバそうな人なんで、下手に刺激すると面倒なことになりそうだから放置」と言われたことがあり、どうなるだろう。。。と不安な一夜を過ごしたのだけど、今回は違った。

社内しかるべき部署において協議中とのこと。このままで放置はしませんので安心してください、だって。よかったー。諸事情あり、現状は詳しくは書けないけど、また経過を追ってご報告します。


                



2020年9月発売の新刊です。
どうぞよろしくお願い致します♡



                  


◇見に行きたい展覧会メモ◇ →展覧会記録■

◆東京◆
河鍋暁斎の底力
11月28日(土) - 2021年2月7日(日) 10:00 - 18:00 東京ステーションギャラリー
http://www.ejrcf.or.jp/gallery/exhibition/202011_kawanabe.html

生きている東京展
2020年9月5日(土)→ 2021年1月31日(日) 11:00〜19:00 ワタリウム美術館
⟨アーティスト⟩島袋道浩/ジャン・ホワン(張洹)/寺山修司/齋藤陽道/JR(ジェイアール)/オラフ・ニコライ/デイヴィッド・ハモンズ/ファブリス・イベール/ナウィン・ラワンチャイクン/バリー・マッギー/マリオ・ボッタ/ナムジュン・パイク
⟨ゲストアーティスト⟩会田誠/渡辺克巳/SIDE CORE
http://www.watarium.co.jp/jp/exhibition/202009/

佐藤可士和展
2021年2月3日(水)〜5月10日(月)10:00〜18:00 国立新美術館 企画展示室1E
https://www.nact.jp/exhibition_special/2020/kashiwasato2020/
https://kashiwasato2020.com/

石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか (※会期が変更になりました。)
2020年11月14日(土)− 2021年2月14日(日)10:00−18:00 東京都現代美術館 企画展示室 1F/地下2F
https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/eiko-ishioka/

トランスレーションズ展 −『わかりあえなさ』をわかりあおう
2020年10月16日(金) - 2021年3月7日(日) 11:00〜17:30 21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー1&2
http://www.2121designsight.jp/program/translations/

20世紀のポスター[図像と文字の風景]――ビジュアルコミュニケーションは可能か?
2021年1月30日(土)−4月11日(日) 10:00〜18:00 東京都庭園美術館(本館+新館)
https://www.teien-art-museum.ne.jp/exhibition/210130-0411_ConstructivePostersOfThe20th.html


◆名古屋◆
ショック・オブ・ダリ ― サルバドール・ダリと日本の前衛
2021年1月9日(土)―3月28日(日) 9:30〜17:00 三重県立美術館
https://www.bunka.pref.mie.lg.jp/art-museum/000244842.htm

GENKYO 横尾忠則 原郷から幻境へ、そして現況は? GENKYO YOKOO TADANORI
2021年1月15日(金)〜4月11日(日) 10:00〜18:00 愛知県美術館(愛知芸術文化センター10階)
https://www-art.aac.pref.aichi.jp/exhibition/000273.html
https://genkyo-tadanoriyokoo.exhibit.jp/

バンクシー展 天才か反逆者か
2021年2月3日(水)〜5月31日(月)10:00〜20:00 旧名古屋ボストン美術館(金山南ビル)
https://banksyexhibition.jp/

「写真の都」物語 ―名古屋写真運動史:1911-1972―
2021年2月6日(土)〜3月28日(日) 9:30〜17:00 名古屋市美術館
http://www.art-museum.city.nagoya.jp/photography

トライアローグ
2021年4月23日(金)〜 6月27日(日)※予定 10:00〜18:00 愛知県美術館(愛知芸術文化センター10階)

岩合光昭写真展 どうぶつ家族/ねこ科
2021年4月3日(土)〜5月16日(日)(予定)10:00〜17:00 岡崎市美術博物館
https://www.city.okazaki.lg.jp/museum/exhibition/openexhibition/p026571.html


◆大阪◆
時間〜TIME BOWIE×KYOTO×SUKITA 鋤田正義写真展
2021年4月3日(土)〜5月5日(水・祝)※会期中無休 10:00〜19:30 
美術館「えき」KYOTO
https://kyoto.wjr-isetan.co.jp/museum/exhibition_2104.html

ミケル・バルセロ展
2021年3月20日(土・祝)−5月30日(日)10:00〜17:00 国立国際美術館
https://www.nmao.go.jp/exhibition/2021/post_miquel.html

おちょやんの役者魂 – 浪花千栄子出演映画特集
2021年1月19日(火) - 2021年2月5日(金) 10:00−19:30 京都文化博物館 3階 フィルムシアター
https://www.bunpaku.or.jp/exhi_film_post/20210119-20210205/
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映画「ファイナル・デスティネーション」と「クロニクル」に見る「人生の価値を決める重要な要素」とは何か

映画は毎回オットが選ぶのだけど、その内容が示唆に富んでいて本当に驚く。彼はわざとではないというのだけど。

「13F」と「イグジステンス」はどちらも「コンピューターやゲーム上の仮想空間」に入り込む話で、どちらもあの「マトリックス」と同じ1999年の作品であるところが興味深い。

「キック・アス」と「ピエロがお前を嘲笑う」は「スーパーヒーローになりたかった少年」が正しく進んだのが「キックアス」で、ダークサイドに堕ちたのが「ピエロ〜」だと思う。

「ソウ」と「フォーン・ブース」は連続殺人犯の価値観によって「生きてる価値がない」と思われた人間にゲームが仕掛けられ、処刑されるというストーリー。

そして土曜日に見た「ファイナル・デスティネーション」と「クロニクル」はどちらも「特異能力」を手に入れた少年のその後を描く。二人の少年は対照的な行動をして結末も全く異なるけれど、その元となるのは。。。ということについて本日はじっくり考えてみたい。


                


61jbfq45-4L._AC_SY445_.jpg136383_01.jpg2021.01.23 Saturday
『フォーン・ブース』(2003年)が短かったのでもう一本『ファイナル・デスティネーション』(2000年)。タイトルで誤解してる映画のひとつで恋愛ものかと思っていたら全然違った。シリーズが5まであり全部同じパターン。はまるとつい見てしまうそうだ。私は何の予備知識もなしに見たせいで、よけいに面白かったので、本当の面白みを味わいたい人は、この先は見ないことをおすすめする。

冒頭で修学旅行に向かう主人公たち。しかし、主人公は何となく嫌な予感がしていることが見て取れる。同じような違和感を覚えている女生徒もいる。機体に乗り込み、シートに腰かけたときに主人公は「乗り込んだ飛行機が落ちる」という悪夢を見る。

目覚めた彼は当然騒いで飛行機から降りようとする。その騒ぎから喧嘩が起き、引率の先生含む7名を空港に残して飛行機は旅立つ、とほぼ同時に事故が起こり、全員死亡。しかしその後も主人公の嫌な予感は続き、生き残った7名も次々死んでいく、というお話。

次々人が死んでいくけれど、連続殺人のように犯人がいるわけではなく、いわば「運命」や「死」が敵であるというのがこの映画の新しい所。途中すべてを知っているかのような「葬儀屋」が登場し、主人公に示唆を与えるような言葉を告げるが、この人はシリーズほとんどに登場するようだ。死神なのかな?と思うけどどうなんだろう。

見ていて違和感があったのは、主人公のお陰で助かったのに「ありがとう」じゃなくて「気持ちが悪い」という反応だったこと。何なら「お前のせいでみんな死んだ」みたいに言われるのが、なんで?という感じ。

しかし救われるのは、周りに主人公を理解し、愛してくれる人がいてくれたことだ。一緒に降りた友人トッドは、死ぬまで主人公を見捨てずにいてくれたし(トッドの兄が死んだため、トッドの父親はなぜか主人公を恨んでいたが、父親の気持ちが収まったらまた会おうと言ってくれていた)、同じような第六感のある少女・クレアがいてくれて恋人同士となった。両親も主人公を責めたりしなかった。これは大きい。

愛するもの存在と、自分を愛して信じてくれている人がいることの安心感が、主人公を強くし「死」という運命に抗う力をくれたのだろう。


                
ファイナル・デスティネーション Final Destination
修学旅行に旅立つため飛行機に搭乗した高校生アレックスは、離陸を待つ間に飛行機が墜落する予知夢を見て大騒ぎする。彼の言葉を信じた同級生クレアら7人を降ろして飛行機は離陸し、その直後に機体が爆発し墜落してしまう。事故を予言したアレックスはFBIに事情聴取され、仲間や遺族からも疑いの目を向けられる。その後、事故の生存者たちが次々と不可解な死を遂げていき、アレックスはクレアと共に謎を解明しようとする。(Link

監督      ジェームズ・ウォン
脚本      グレン・モーガン、ジェームズ・ウォン、ジェフリー・レディック
製作      グレン・モーガン、クレイグ・ペリー、ウォーレン・ザイド
製作総指揮   リチャード・ブレナー、ブライアン・ウィッテン
出演者     デヴォン・サワ・・・アレックス・ブラウニング
         主人公。飛行機の爆発事故を予知し、6人と共に事故から逃れる。

        アリ・ラーター・・・クレア・リバース
         唯一アレックスの話を信用し、自発的に飛行機を降りた女生徒。

        カー・スミス・・・カーター・ホートン
         血の気が多い性格で、予知夢を見たと訴えるアレックスと喧嘩して飛行機を降ろされた。

        ショーン・ウィリアム・スコット・・・ビリー・ヒッチコック
         アレックスが起こした騒動のどさくさに紛れて飛行機から降りた生徒。

        クリステン・クローク・・・ヴァレリー・ルートン
         アレックスたちが通う高校の教師。生徒に付き添うために飛行機を降りた。

        アマンダ・デトマー・・・テリー・チェイニー
         カーターの彼女。カーターに付き添うために飛行機を降りた。

        チャド・ドネッラ・・・トッド・ワグナー
         アレックスの親友で良き理解者。アレックスの様子を見に行くために飛行機から降りた。
        トニー・トッド・・・ウィリアム・ブラッドワース
         葬儀屋。死の運命に詳しく、アレックスたちに謎の助言を与えるが、詳しい素性は謎。
音楽      シャーリー・ウォーカー
撮影      ロバート・マクラクラン
編集      ジェームズ・コブレンツ
配給      アメリカ合衆国 ニュー・ライン・シネマ
        日本 ギャガ
公開      アメリカ合衆国 2000年5月17日
        日本 2001年1月20日
上映時間    97分
製作国     アメリカ合衆国
言語      英語
製作費     $23,000,000
興行収入    世界 $112,880,294
        アメリカ合衆国 カナダ $53,331,147
次作      デッドコースター
                


210124_logo_001.png2021.01.24 Sunday
映画「クロニクル」(2012年)視聴。主人公の境遇がかわいそうすぎていたたまれない。最近偶然か、似たテーマの作品を連続して見ることが多い。

前日に見た「ファイナル・デスティネーション」もこの映画も主人公がある特異能力を身に着けるという共通項がある。けれど最後まで前向きな「ファイナル」とこの映画の大きな違いは主人公の置かれた環境なのかな、と思う。

スーパーヒーローにあこがれた少年が、本当にヒーローになる「キック・アス」とダークサイドに堕ちてしまう「ピエロがお前を嘲笑う」の違いも家庭環境は無視できない。そういう視点で映画を見ると「愛する人がいる」登場人物は押しなべて幸せだ。

誰からも心から無条件に愛された実感がなく、虐げられ嘲笑されて生きてきたら、世の中のすべてを恨んで壊してしまいたくなっても仕方がないだろう。とここまでは内容の話。

この映画「クロニクル」はどちらかというと手法にフォーカスされた感想が多い。主人公のカメラに記録するという形で撮影が始まり、途中からは監視カメラや警察ヘリのカメラ、他者のカメラや不特定多数のスマホやタブレットを通じて撮影されたものが映画として組み立てられていく。

今は誰もが、どこにいようが「クロニクル(記録)」されている社会なのだ、ということも否応なしに思い出させてくれる。それは便利だけれど恐ろしいこと。内容的にも斬新な手法が訴えるメッセージ性も、深く心に残った映画。

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クロニクル Chronicle
監督     ジョシュ・トランク
脚本     マックス・ランディス
原案     マックス・ランディス、ジョシュ・トランク
製作     ジョン・デイヴィス、アダム・シュローダー
製作総指揮  ジェームズ・ドッドソン
出演者    デイン・デハーン・・・アンドリュー・デトマー
        ビデオカメラが唯一の趣味の内向的な高校生。いじめられっこで父親からも暴力を受ける。
        アンドリューのビデオカメラが視点のメインとしてストーリーが進行する。

       アレックス・ラッセル・・・マット・ギャリティー
        アンドリューの従兄で社交家のインテリ。常識的な思考の持ち主。
        常々アンドリューの身を案じ、むやみに能力を使用した際には強い口調で諭す。

       マイケル・B・ジョーダン・・・スティーブ・モンゴメリー
        アメフト部のスター選手で生徒会長候補、学校屈指の人気者で優等生。行動力があり、
        陽気で他人想いな性格。アンドリューの内向的な性格を見かね行動を共にする。

       アシュリー・ヒンショウ・・・ケイシー・レター
        ブログを運営する美人女子学生。高いジャーナリズム意識の持ち主でカメラで撮影を行う。
        物語終盤は、ケイシーのカメラがメインとなってストーリーが進行。

       マイケル・ケリー・・・リチャード・デトマー
        アンドリューの父親で元消防士。業務中の怪我で退職してからは保険金で生活し、
        酒浸りの日々。傍若無人な性格でアンドリューに対して日常的に暴力を振るう。

       ボー・ピーターソン・・・カレン・デトマー
        アンドリューの母親。重篤な病気で寝たきり。呼吸もままならなくなるほどに
        病状が悪化したことで、アンドリューは薬を買う金目当ての強盗を行う。

       アンナ・ウッド・・・モニカ
        髪を赤く染めた女子学生。アンドリューとはかつてクラスメイトであったようで、
        「タレント・ショー」で一躍スターとなったアンドリューを誘う。
撮影     マシュー・ジェンセン
編集     エリオット・グリーンバーグ
製作会社   デイヴィス・エンターテインメント
配給     20世紀フォックス
公開     アメリカ合衆国 2012年2月3日
       日本 2013年9月27日
上映時間   83分
製作国    アメリカ合衆国
言語     英語
製作費    $12,000,000
興行収入   $126,636,097


最近見た映画は「ソウ」をはじめとする「低予算にもかかわらず大ヒットした映画」が多い。
「ソウ」〜「クロニクル」まではすべて興行収入が1億ドルというヒット作だけど、その中でも「ソウ」は製作費が120万ドルと一桁少ないのが目を引く。

                    製作費               興行収入 
ソウ                 $1,200,000(120万ドル)    $103,096,345(1億300万ドル)
フォーン・ブース          $13,000,000(1,300万ドル)    $97,837,138(9,780万ドル)
ファイナル・デスティネーション   $23,000,000(2,300万ドル)   $112,880,294(1億1,290万ドル)
クロニクル             $12,000,000(1,200万ドル)   $126,636,097(1億2,660万ドル)

ではいわゆるハリウッドの大作といわれる作品と比較するとどうなるか。
昨年公開されたノーラン監督のTENETはさすが上記映画の興行収入の倍以上である2億円以上をつぎ込んで制作されたが、2020年のコロナ禍の中で興行収入は3億ドル台にとどまった。

TENET               $225,000,000(2億2,500万ドル)  $363,129,000(3億6,300万ドル)
ダークナイト            $185,000,000(1億8,500万ドル)  $1,001,921,825(10億ドル)
ジョーカー             $55,000,000(5,500万ドル)   $993,835,635(9億9,380万ドル)
          
同じノーラン監督の2008年の大ヒット作「ダークナイト」は製作費は2億ドル近くかけたけど興行収入も、さすがの10億ドル!これで行くと、製作費は1千万ドル〜1億ドル程度で、興行収入は製作費の10倍いけばヒット作、というのがセオリーか。

そんな中で「ダークナイト」の10分の1の興行収入だけど、製作費は100分の1くらいだった「ソウ」はやっぱり強し。6シリーズまでつくられ、2017年に新シリーズがつくられただけあるな。オットは3くらいまで見て「推理よりグロさに主軸が置かれているような気がして嫌になった」から見るのをやめたんだそうだ。

確かにそれは嫌だな。。。おまけにもう映画は見ないつもりでWiki見まくって先のことわかっちゃったし。あかんてwiki。ネタバレやめて。


                


2021.01.24 Sunday
このところ映画を見ているのは、なかなか展覧会に行けないので、その分映像を見ようという意図もあったのだけど、ふと調べて見たら、この冬から春にかけて、ナゴヤだけで行きたい展覧会がてんこ盛り。バンクシーと横尾忠則さんは知ってたけど、三重でやるダリも見なくては。写真もいろいろ楽しみ。

何しろ最後に見た展覧会が1年前の東京のソール・ライターと奈良原一高の写真とミナと21のデザイン。最後に絵画の展覧会を見たのはもうおととしだなんて。でも実は最近、写真の展覧会が面白くて。2019年まで含めて最近で一番印象深いのは、稲沢市荻須記念美術館で見た「木村伊兵衛 パリ残像」なのだ。

写真を見ていて面白いと思うのは、写真は絵と違って目の前のものを写し取るだけで、自分で色を選んだり、色を付けられるわけではないのに、ソール・ライターの赤と木村伊兵衛の赤が違って、それぞれの赤が迫ってくるのだ。その「モノ」の「赤」ではなく、ライターの「赤」と木村の「赤」になっている。

モノクロで撮ればアートっぽいって勘違いしていそうな人の横っ面をはたいてくれそうな、痛快な「赤」。それがソール・ライターと木村伊兵衛の展示で見せつけられたカメラマンの底力だった。写真表現って奥深いし面白い。もともと「きれいな写真」にあまり興味がないけど、ますますそれが強まった。


                



2020年9月発売の新刊です。
どうぞよろしくお願い致します♡



                  


◇見に行きたい展覧会メモ◇ →展覧会記録■

◆東京◆
河鍋暁斎の底力
11月28日(土) - 2021年2月7日(日) 10:00 - 18:00 東京ステーションギャラリー
http://www.ejrcf.or.jp/gallery/exhibition/202011_kawanabe.html

生きている東京展
2020年9月5日(土)→ 2021年1月31日(日) 11:00〜19:00 ワタリウム美術館
⟨アーティスト⟩島袋道浩/ジャン・ホワン(張洹)/寺山修司/齋藤陽道/JR(ジェイアール)/オラフ・ニコライ/デイヴィッド・ハモンズ/ファブリス・イベール/ナウィン・ラワンチャイクン/バリー・マッギー/マリオ・ボッタ/ナムジュン・パイク
⟨ゲストアーティスト⟩会田誠/渡辺克巳/SIDE CORE
http://www.watarium.co.jp/jp/exhibition/202009/

佐藤可士和展
2021年2月3日(水)〜5月10日(月)10:00〜18:00 国立新美術館 企画展示室1E
https://www.nact.jp/exhibition_special/2020/kashiwasato2020/
https://kashiwasato2020.com/

トランスレーションズ展 −『わかりあえなさ』をわかりあおう
2020年10月16日(金) - 2021年3月7日(日) 11:00〜17:30 21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー1&2
http://www.2121designsight.jp/program/translations/

20世紀のポスター[図像と文字の風景]――ビジュアルコミュニケーションは可能か?
2021年1月30日(土)−4月11日(日) 10:00〜18:00 東京都庭園美術館(本館+新館)
https://www.teien-art-museum.ne.jp/exhibition/210130-0411_ConstructivePostersOfThe20th.html


◆名古屋◆
ショック・オブ・ダリ ― サルバドール・ダリと日本の前衛
2021年1月9日(土)―3月28日(日) 9:30〜17:00 三重県立美術館
https://www.bunka.pref.mie.lg.jp/art-museum/000244842.htm

GENKYO 横尾忠則 原郷から幻境へ、そして現況は? GENKYO YOKOO TADANORI
2021年1月15日(金)〜4月11日(日) 10:00〜18:00 愛知県美術館(愛知芸術文化センター10階)
https://www-art.aac.pref.aichi.jp/exhibition/000273.html
https://genkyo-tadanoriyokoo.exhibit.jp/

バンクシー展 天才か反逆者か
2021年2月3日(水)〜5月31日(月)10:00〜20:00 旧名古屋ボストン美術館(金山南ビル)
https://banksyexhibition.jp/

「写真の都」物語 ―名古屋写真運動史:1911-1972―
2021年2月6日(土)〜3月28日(日) 9:30〜17:00 名古屋市美術館
http://www.art-museum.city.nagoya.jp/photography

トライアローグ
2021年4月23日(金)〜 6月27日(日)※予定 10:00〜18:00 愛知県美術館(愛知芸術文化センター10階)

岩合光昭写真展 どうぶつ家族/ねこ科
2021年4月3日(土)〜5月16日(日)(予定)10:00〜17:00 岡崎市美術博物館
https://www.city.okazaki.lg.jp/museum/exhibition/openexhibition/p026571.html


◆大阪◆
時間〜TIME BOWIE×KYOTO×SUKITA 鋤田正義写真展
2021年4月3日(土)〜5月5日(水・祝)※会期中無休 10:00〜19:30 
美術館「えき」KYOTO
https://kyoto.wjr-isetan.co.jp/museum/exhibition_2104.html

ミケル・バルセロ展
2021年3月20日(土・祝)−5月30日(日)10:00〜17:00 国立国際美術館
https://www.nmao.go.jp/exhibition/2021/post_miquel.html

おちょやんの役者魂 – 浪花千栄子出演映画特集
2021年1月19日(火) - 2021年2月5日(金) 10:00−19:30 京都文化博物館 3階 フィルムシアター
https://www.bunpaku.or.jp/exhi_film_post/20210119-20210205/
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映画「SAW」と「フォーン・ブース」に見る”生きている価値”とは何か

このところ連続して映画を見ているが、中には「ヒーローになりたかった繋がり」の前回のように、不思議な共通項で繋がれた映画を連続で見ることもある。金曜日に見た「SAW(ソウ)」と土曜日の一本目「フォーン・ブース」にもある共通項があったので、まとめて感想を書いてみる。

210122saw01.jpg2021.01.22 Friday
映画「SAW]を見た。超のつく有名映画だけどホラーが苦手で、ずっと食わず嫌いしていたが、面白かった。何より無駄に怖がらせることもないし、物語が整然としていて、すべてのシーンにちゃんと意味があり、無駄がない。よくできたお話。当然「こいつが犯人か?」と思わせたところでの「まさかの展開」は読めず。

(ここから先ネタバレあり。)

この映画の犯人・ジグソウは、「自分の命をおろそかにしている人」「生きていることに感謝しない人」を捕まえて、自分が作った『死のゲーム』に強制参加させる。今回のゲーム参加者は、外科医のゴードンと若い男性アダム。現場にゴードンのペンライトが落ちていたことから、ゴードンはタップ刑事たちに容疑者として連行されていたため、事件に詳しい。

◎今までにわかっている被害者
・自殺未遂者の46歳の小太りの男性・ポール
・放火魔の青年・マイク
・薬物中毒の女性・アマンダ

アマンダだけは唯一生き残り、タップ刑事たちに自分のおぞましい体験を話す。ポールの現場でタップに事件の概要を解説する際の「犯人は最前列で見物するのが趣味」だというケリー刑事の言葉が実は重要なヒントとなっている。

途中、仲の良かった同僚のシン刑事の殉職により精神的におかしくなって自分も退職したタップ元刑事の怪しい言動など挟みつつ。でもこれはミスリードバレバレ。(いやきっとミスリードの振りしたミスミスリードなのだと思う)

ゴードンの罪は患者を名で呼ばず、冷酷に死の宣告をしていること。美しい妻と可愛い娘がいる幸せに感謝せずに秘書と浮気をしていること。患者を記号で呼ぶゴードンに「その人はジョンさんです」(だっけ?)と声をかけるスタッフがいかにも怪しげ。と思ったら、やはりそいつ・ゼップが犯人で、ゴードンの自宅に入り込み、妻と子を縛り上げる。

そして妻の口から電話でゴードンに「アダムを信じてはダメ」と告げられる。実はアダムは人を盗撮して金を稼ぐカメラマンで、タップ元刑事に頼まれてここ数週間、ゴードンの監視をしていたのだ。人の生活をのぞき見する「下世話な仕事」がアダムの罪。

最終的に、二人で連携して犯人ゼップを倒し、自分の足をのこぎりで切断したゴードン医師は助けを求めに外に向かうが、ここで驚愕の事実が。。。

(ここで犯人についてネタバレ)

犯人はゼップではなく、ゼップが「この人はジョンさんですよ」とゴードン医師に声をかけた時の患者・ジョン・クレイマーその人だった。そしてその犯人は、やはり「最前列で見ていた」。ゴードン医師とアダムの真ん中に横たわっていた「死体」。それこそが、犯人・ジグソウだったのだ。まさかの結末にお口あんぐり。

ジグソウは「ゴードン先生は時間切れだ」と言い、アダムには「カギは浴槽の中だ」とだけ告げて「Game Over」の言葉とともにドアを閉める。アダムは映画の最初に浴槽の水を抜いたときに光りながら流れていった何かがカギだったのだ、と気づくと絶望感に叫ぶ「死にたくない!」と。

ゴードン医師が助かったかどうかは確かではないけれど、アダムはこのままこのトイレで誰にも気づかれることなく死ぬ運命なのだった。

特にこれで疑問を抱いてはいなかったけれど、アダムとジグソウの関係について、ここに面白い考察がされていた。


                


最初やかましいと思わせてだんだん味のある人物となるアダム役のリー・ワネルは脚本家・映画監督でもあり、今作も脚本を担当。多彩なのね。今回何より驚いたのは、ゴードン医師役のケイリー・エルウィスが高校生の頃に見た「アナザーカントリー」でルパート・エヴェレットのゲイの相手役だったこと!

wikiってすごいな。超便利。でもケイリーさんって当時も「目が落ちくぼみ過ぎやろ」と思って好みの顔じゃなかったけど、今も同じ。んでも超エリート学校の美青年という役柄にピッタリな顔なんだろうな。ジ・アングロ・サクソン的な。優雅にポロなんかしちゃうのが似合う。エリート医師に適役でしたわ。
ソウ SAW
監督      ジェームズ・ワン
脚本      リー・ワネル
製作      マーク・バーグ、グレッグ・ホフマン、オーレン・クールズ
製作総指揮   ピーター・ブロック、ジェイソン・コンスタンティン、ステイシー・テストロ
出演者     ◎ゲーム参加者・・・朽化したバスルームに監禁されている
         ケイリー・エルウィス・・・ローレンス・ゴードン:老外科医。脱出の方法を模索。
         リー・ワネル・・・アダム・フォークナー:若者。最初はパニックになる。
        ◎警察・・・猟奇殺人鬼「ジグソウ」を追う
         ダニー・グローヴァー・・・デイビッド・タップ:黒人の元刑事。ゴードンを疑う。
         ケン・レオン・・・スティーブン・シン:若い刑事。ジグソウのトラップにより死亡。
         ディナ・メイヤー・・・アリソン・ケリー:女性刑事。
        ◎ゴードンの家族・友人・・・夫婦はしばしば家庭内で揉める
         モニカ・ポッター・・・アリソン・ゴードン:ローレンスの妻。
         マッケンジー・ヴェガ・・・ダイアナ・ゴードン:ゴードンに溺愛される娘。
         ベニート・マルティネス・・・ブレット:ゴードンの弁護士、友人。
        ◎ジグソウによる別のゲーム参加者・・・アマンダ以外死亡
         ショウニー・スミス・・・アマンダ・ヤング:薬物中毒の女性。ゲームの事を話す。
         マイク・バターズ・・・ポール・Leahy:自傷癖のある中年男性。
         ポール・ガトレクト・・・マーク・ウィリソン:放火魔・盗癖。
         ネッド・ベラミー・・・ジェフ・ライデンアワー:ジグソウにとらわれていた男性。
        ◎ゴードンの病院関係者・・・ゴードンは患者を名で呼ばず秘書と不倫
         マイケル・エマーソン・・・ゼップ・ヒンドル:ゴードンの病院の雑役係。
         アレクサンダー・チュン・・・カーラ:ゴードンの不倫相手。
         トビン・ベル・・・ジョン・クレイマー:ゴードンに癌の診断を下された患者。    
音楽      チャーリー・クロウザー
撮影      デヴィッド・A・アームストロング
編集      ケヴィン・グルタート
製作会社    エボリューション・エンターテイメント、ツイステッド・ピクチャーズ
配給      アメリカ合衆国 ライオンズゲート
        日本 アスミック・エース
公開      アメリカ合衆国 2004年1月19日 (サンダンス)
        アメリカ合衆国 2004年10月29日
        日本 2004年10月30日
上映時間    111分
製作国     アメリカ合衆国
言語      英語
製作費     $1,200,000
興行収入    $103,096,345
次作      ソウ2

                


141128_01.jpg2021.01.23 Saturday
「なぜ、電話が鳴ると自分宛ではなくても人は出てしまうのか」かなり明るい冒頭から始まるこの物語。実はとっても後を引く怖い話。

短くスッキリまとまってて面白かった。なんか書くとすぐにネタバレになっちゃいそうなんで、ひとまずは詳しくは書かないけど。主役のコリン・ファレルは、前に「マイノリティ・リポート」でもそこそこ重要な役どころだった人だけど、じっくり演技見たの初めてでよかったと思う。映画の舞台がほぼ一つの通りだけで完結する映画。見事だと思う。

この映画、マスコミの宣伝屋をしている主人公が、普段はケータイで商談の話をしているのに、なぜか新人女優のパムにかけるときだけ公衆電話を利用する習慣が元で始まる話。

この映画の舞台は2002年。ケータイが普及し、公衆電話は米国では破壊や盗難の問題もあり、どんどん取り壊されていき、彼の利用する電話ボックスはこの通りに残された最後の一台となり、彼はその電話を利用する最後の人となった、というナレーションから始まる。

(ここから先はネタバレ)

「自称やり手」の主人公は、利用できる人にはすり寄るが、利用できない人間にはぞんざいに接する。公衆電話で電話する彼の元へピザを届けた配達人や電話ボックスで待つ娼婦やその用心棒など、社会で力を持たない人には見下すような態度を取ってしまうことから、相手の怒りを買い、事件へと発展していく。

パムへの電話を切った直後に公衆電話が鳴る。つい取ってしまうが、本当に自分宛の電話で、相手は自分の個人情報を知っている。しかも電話を切ると殺すという。なんという恐怖!

犯人の目的は、公開処刑。「SAW」は「自分の命を大事にしない人間」がターゲットだったけれど、今回は「卑怯者」かな?犯人がそれまでに殺してきたのは、株の暴落を知りつつ自分だけ売り逃げた奴とかドイツのポルノ王。

犯人は上手く主人公を翻弄し、主人公以外に奥さんやパムや刑事を殺すと言って脅す。主人公が本当に卑怯なろくでなしなら、奥さんやパムはともかく、刑事の命まで守ろうとするんだから、悪い奴ではない。

駆け付けた奥さんに他の女(パム)を口説こうとしていたことを謝罪し、自分は利用できない人間を見下し、若い助手をただ働きさせた最低の人間だと告白させられる。そうすれば開放すると言いながら「気が変わった」と言ってその要求はエスカレート。

最初は駆け付けた警察も、用心棒を殺したのが主人公だと思い込み、何とか説得しようとするが、ここで味のある黒人のレイミー警部と型通りの判断しかできない白人のネゴシエイターが争ったりと人間ドラマが描かれ(のちには共に共闘する)、黒人警部が彼が誰かに脅されているのでは?と疑い始め、主人公の機転をきっかけに、犯人は追いつめられる。

そして捕まった犯人はまさかのピザ屋!あの時馬鹿にされてそんなに腹がたったのか、と一瞬思うけれど、あの直後に犯行を思いついたとは思えぬほど犯行は計画的すぎないか?ともやっとする。。。

その後、主人公は鎮静剤を打たれ、救急車でまどろむ。周りを忙しく立ち回る警察やマスコミなどの人々。ああ何か嫌な感じ。。。何か起こるぞ、と見ていると通りかかる「本物の犯人」が「ピザ屋は気の毒だった。君の誠実さが続かないようだったらまた電話する」と言って去っていく。こわー!!

81分と短い映画ですが、すごく緊張感があるのでちょどよい長さかも。これ以上長いと疲れそう。でもすごくスリリングで最後まで面白かった。自分も自分の人生に感謝したり、人への態度とか改めたり、いろいろちゃんとしようと思った。


                


フォーン・ブース Phone Booth
監督      ジョエル・シュマッカー
脚本      ラリー・コーエン
製作      ギル・ネッター、デヴィッド・ザッカー
製作総指揮   テッド・カーディラ
出演者     コリン・ファレル・・・スチュワート・シェパード(スチュ):自称やり手のメディア・コンサルタント
        フォレスト・ウィテカー・・・エド・レイミー警部
        ラダ・ミッチェル・・・ケリー・シェパード(スチュの妻)
        ケイティ・ホームズ・・・パメラ・マクファーデン(パム)
        キーファー・サザーランド・・・電話の主
音楽      ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ
撮影      マシュー・リバティーク
編集      マーク・スティーヴンス
配給      20世紀フォックス
公開      アメリカ合衆国 2003年4月4日
        日本 2003年11月22日
上映時間    81分
製作国     アメリカ合衆国
言語      英語
製作費     $13,000,000
興行収入    $97,837,138

「生きてる価値」とは何か。
この2本の映画では、第三者によって「おまえは生きる価値がない」とされてしまった者たちが否応なしに引きずり込まれる「ゲーム」が主軸となっている。

「生きてる価値」とは基本は自分自身で決めるもの。
「自分にとって」この世は生きる価値があるかどうかで図るものであるはず。
と書くと、自分で自分の命を絶つことも自由であるということとなり、問題があるかもしれないけれど。
少なくとも、人には人の命の選別をする権利はない。

「フォーン・ブース」のスチュが助かったのは、自分が生きたいと願う想い以上に、愛する人を救いたいという想いがあったから。彼は愛する人以外の人々も救おうとしていたから。

犯人はスチュに様々な要求をして、応えても応えても許してはくれなかったが、もしかするとスチュが妻や警部やパムを見殺しにするような発言をしたら、スチュ自身が殺されていたのかもしれない。犯人はスチュを試したのかもしれない。犯人自身は勝手に命を選別しておきながら、スチュには許さない。勝手だなぁ。


                


最近Twitterに食べ物の中でもサンドイッチのイラストを載せている。
なかなか好評のようだ。現状Twitterは平和だ。FBは人を不幸にするけれど。

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2020年9月発売の新刊です。
どうぞよろしくお願い致します♡



                  


◇見に行きたい展覧会メモ◇ →展覧会記録■

◆東京◆
河鍋暁斎の底力
11月28日(土) - 2021年2月7日(日) 10:00 - 18:00 東京ステーションギャラリー
http://www.ejrcf.or.jp/gallery/exhibition/202011_kawanabe.html

生きている東京展
2020年9月5日(土)→ 2021年1月31日(日) 11:00〜19:00 ワタリウム美術館
⟨アーティスト⟩島袋道浩/ジャン・ホワン(張洹)/寺山修司/齋藤陽道/JR(ジェイアール)/オラフ・ニコライ/デイヴィッド・ハモンズ/ファブリス・イベール/ナウィン・ラワンチャイクン/バリー・マッギー/マリオ・ボッタ/ナムジュン・パイク
⟨ゲストアーティスト⟩会田誠/渡辺克巳/SIDE CORE
http://www.watarium.co.jp/jp/exhibition/202009/

佐藤可士和展
2021年2月3日(水)〜5月10日(月)10:00〜18:00 国立新美術館 企画展示室1E
https://www.nact.jp/exhibition_special/2020/kashiwasato2020/
https://kashiwasato2020.com/

トランスレーションズ展 −『わかりあえなさ』をわかりあおう
2020年10月16日(金) - 2021年3月7日(日) 11:00〜17:30 21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー1&2
http://www.2121designsight.jp/program/translations/

20世紀のポスター[図像と文字の風景]――ビジュアルコミュニケーションは可能か?
2021年1月30日(土)−4月11日(日) 10:00〜18:00 東京都庭園美術館(本館+新館)
https://www.teien-art-museum.ne.jp/exhibition/210130-0411_ConstructivePostersOfThe20th.html


◆名古屋◆
ショック・オブ・ダリ ― サルバドール・ダリと日本の前衛
2021年1月9日(土)―3月28日(日) 9:30〜17:00 三重県立美術館
https://www.bunka.pref.mie.lg.jp/art-museum/000244842.htm

GENKYO 横尾忠則 原郷から幻境へ、そして現況は? GENKYO YOKOO TADANORI
2021年1月15日(金)〜4月11日(日) 10:00〜18:00 愛知県美術館(愛知芸術文化センター10階)
https://www-art.aac.pref.aichi.jp/exhibition/000273.html
https://genkyo-tadanoriyokoo.exhibit.jp/

バンクシー展 天才か反逆者か
2021年2月3日(水)〜5月31日(月)10:00〜20:00 旧名古屋ボストン美術館(金山南ビル)
https://banksyexhibition.jp/

「写真の都」物語 ―名古屋写真運動史:1911-1972―
2021年2月6日(土)〜3月28日(日) 9:30〜17:00 名古屋市美術館
http://www.art-museum.city.nagoya.jp/photography

トライアローグ
2021年4月23日(金)〜 6月27日(日)※予定 10:00〜18:00 愛知県美術館(愛知芸術文化センター10階)

岩合光昭写真展 どうぶつ家族/ねこ科
2021年4月3日(土)〜5月16日(日)(予定)10:00〜17:00 岡崎市美術博物館
https://www.city.okazaki.lg.jp/museum/exhibition/openexhibition/p026571.html


◆大阪◆
時間〜TIME BOWIE×KYOTO×SUKITA 鋤田正義写真展
2021年4月3日(土)〜5月5日(水・祝)※会期中無休 10:00〜19:30 
美術館「えき」KYOTO
https://kyoto.wjr-isetan.co.jp/museum/exhibition_2104.html

ミケル・バルセロ展
2021年3月20日(土・祝)−5月30日(日)10:00〜17:00 国立国際美術館
https://www.nmao.go.jp/exhibition/2021/post_miquel.html

おちょやんの役者魂 – 浪花千栄子出演映画特集
2021年1月19日(火) - 2021年2月5日(金) 10:00−19:30 京都文化博物館 3階 フィルムシアター
https://www.bunpaku.or.jp/exhi_film_post/20210119-20210205/
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映画「ピエロがお前を嘲笑う」と「キック・アス」に見る”スーパーヒーローになりたい少年”の明暗

200122_piero01.jpg200122_piero02.jpg200122_piero05.jpg200122_piero06.jpg2021.01.21 Thursday
映画「ピエロがお前を嘲笑う」を見た。ドイツ映画はテクノ!らしく「テクノな音楽最高!」という感想を見かけるけど、物語に引き込まれ過ぎて音楽なんて覚えてない(ダメじゃん)。それにしても面白かった。まさかの展開。どんでん返しに次ぐどんでん返し。構成が重厚な点がドイツっぽいイメージ。

前日に「スーパーヒーローにあこがれる映画(後半に描く「キックアス」)」を見たばかりなので、主人公・ベンヤミンの供述に「透明人間みたいな自分を変えたくて、スーパーヒーローになりたかった」というのが出て来て既視感を覚えた(笑)。

ひょんなことでハッカーグループCLAY(=clown laughs at you(ピエロがお前を嘲笑う))を組むことになる3人組もいい味出してる。ベンヤミンを仲間に入れたマックスはお調子者だけどカリスマ性のある野心家。全身刺青のシュテファンは陽気でマックス以上にお調子者だけど、いざというときにはさっさと逃げ出そうとする薄情者。最初なかなかベンヤミンを仲間として認めようとしないパウルは、仲間だと認めたら最後まで「仲間を見捨てたりしない」と言ってくれるいい奴。そんなキャラもはっきりと描かれている。

驚いたのが、みんな以外と年食っていること。
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2014年の公開時の彼らの年齢は以下の通り。
ベンヤミン: トム・シリング(1982年2月10日生まれ) - 32歳
マックス: エリアス・ムバレク(1982年5月29日生まれ) - 32歳
シュテファン: ヴォータン・ヴィルケ・メーリング(1967年5月23日生まれ) - 47歳
パウル: アントニオ・モノー・Jr(1975年6月22日生まれ) - 39歳
マリ: ハンナー・ヘルツシュプルンク(1981年9月7日生まれ) - 33歳

ヒロインの女の子は女子大生役だったのに、撮影当時32〜3歳くらいだったのね。無理なく女子大生に見えたのがスゴイ。

主人公とリーダーのマックス役の人が同じ年ってのも驚きだけど、全身刺青のシュテファンは全員30代の中でも一人年上のアラフォーで、Wikiの写真がめっちゃまじめで笑える。


            


あんまりネタバレになるとアレなんで書けないけど、本作のどんでん返しはハリウッド映画のあるカルト作品にちょい似てるなと思ったらやっぱ影響を受けているらしい。

とはいえ、たぶんフツーに見たらこのラストのオチは読めない。そしてラストまで見たところで、ふいにこの邦題の意味がわかる。この邦題のセンスの良さだけで50点くらい上げたい。映画も80点はつけられるので私的には130点くらいの映画。もう一度テクノ音楽を味わいながらじっくり細部まで見たい。

ヨーロッパの映画は映像がオシャレだ、なんて言い切るほどヨーロッパ映画見てないけど、でもやっぱダークウェブを表す地下鉄のシーンや、ピエロの扮装で4人が歩いていくシーンなど、オシャレで絵になる映像が満載で、ハリウッドでそれをどこまで再現できるか?いや別物にするのか?

スタイリッシュさと豪華さは両立しないことが多い。低予算映画が時にスタイリッシュにまとまるのは、クールさとはシンプルさに直結するから。予算掛け過ぎて大げさにしてしまうと、それはなくなるよねぇ。

ドイツ映画と言えば数年前に見た「ラン・ローラ・ラン」もすごく面白かった。こっちは映画の構成上バックに流れるテクノ音楽もバッチリ覚えてる。いいなドイツ映画。「ピエロ」は2015年にハリウッドリメイクが決定したらしいんだけど、まだかなー。ラストがわかってても楽しめるといいのだけど。

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ピエロがお前を嘲笑う Who Am I - Kein System ist sicher
監督      バラン・ボー・オダー
脚本      バラン・ボー・オダー、ヤンチェ・フリーセ
製作      クイリン・ベルク、マックス・ヴィーデマン
出演者     トム・シリング・・・ベンヤミン: 主人公で天才ハッカー。学校ではいじめられっこ。
        エリアス・ムバレク・・・マックス: 野心家のハッカー。ベンヤミンと「クレイ」を結成。
        ヴォータン・ヴィルケ・メーリング・・・シュテファン: 弱点探索の得意なハッカー。無謀。
        アントニオ・モノー・Jr・・・パウル: ハードウェア寄りのハッカー。慎重。
        ハンナー・ヘルツシュプルンク・・・マリ: ベンヤミンの中学時代の同級生。
        シュテファン・カンプヴィルト・・・マルティン・ボーマー: 捜査官。
        トリーヌ・ディルホム・・・ハンネ・リンドベルク: ユーロポールの捜査官。
音楽      ミヒャエル・カム
撮影      ニコラウス・スメラー
編集      ロバート・ジェサチュ
製作会社    ヴィーデマン&ベルク・フィルムプロダクション、Seven Pictures、
        Deutsche Columbia Pictures Film Produktion
配給      ドイツ Sony Pictures Releasing
        日本 ファントム・フィルム
公開      ドイツ 2014年9月25日
        日本 2015年9月12日
上映時間    106分
製作国     ドイツ
言語      ドイツ語
                

155246_01.jpg2021.01.20 Wednesday
映画キック・アス視聴。
主役のアーロン・テイラー=ジョンソン、非モテ役だけど十分カッコええのに〜と思って見てたら、TENETの最後の方に出て来るイケメンだということがわかった。
ニコラス・ケイジが老け役?なのかゲイリー・オールドマンに似てる。ニコラスは「ビッグダディ」としてバットマンの扮装をするのだが、ゲイリー演じるゴードン警部がバットマンになるみたいで面白い。

でもこの映画の見どころはやっぱり”ヒットガール”クロエ・グレース・モレッツちゃんでしょう。めちゃくちゃかわいいし、できる子!
アクション激しいし、人がバタバタ死んで行くけど、グロくないし爽快感があってスカッとする映画。悪役のギャングもどこかコミカルで憎めないし。元気の出る良い映画!

2015032115110839d.jpg155246_02.jpg


                
キック・アス Kick-Ass
監督      マシュー・ヴォーン
脚本      ジェーン・ゴールドマン、マシュー・ヴォーン
原作      マーク・ミラー、ジョン・ロミータ・Jr『キック・アス』
製作      マシュー・ヴォーン、ブラッド・ピット
製作総指揮   マーク・ミラー、ジョン・ロミータ・Jr
出演者     アーロン・ジョンソン・・・デイヴ・リズースキー / キック・アス
        クリストファー・ミンツ=プラッセ・・・クリス・ダミーコ / レッド・ミスト
        クロエ・グレース・モレッツ・・・ミンディ・マクレイディ / ヒット・ガール
        ニコラス・ケイジ・・・デイモン・マクレイディ / ビッグ・ダディ
        マーク・ストロング・・・フランク・ダミーコ
        リンジー・フォンセカ・・・ケイティ・ドーマ
音楽      ジョン・マーフィ、ヘンリー・ジャックマン
撮影      ベン・デイヴィス
編集      ピエトロ・スカリア、ジョン・ハリス、エディ・ハミルトン
製作会社    マーヴ・フィルムズ、プランBエンターテインメント
配給      アメリカ合衆国 ライオンズゲート
        日本 カルチュア・パブリッシャーズ
公開      イギリス 2010年3月26日
        アメリカ合衆国 2010年4月16日
        日本 2010年12月18日
上映時間    117分
製作国     アメリカ合衆国、イギリス
言語      英語
製作費     $30,000,000
興行収入    $96,188,903 世界の旗
        $48,071,303 アメリカ合衆国 カナダ
次作      キック・アス/ジャスティス・フォーエバー

2021.01.26 Tuesday
この二つの映画を見て感じたのは「どちらも”スーパーヒーロー”にあこがれたけど、『キック・アス』は本物のヒーローになり、「ピエロ」はダークサイドに堕ちていく。その対比だ。

これは「愛する人の有無」が大きいのではないか。「キック・アス」の主人公は、母親はいないけど気にかけてくれる父親がいて、いい友人もいる。そして学園一の美少女だってゲットする。
けれど「ピエロ」の主人公は孤独だ。アルツハイマーの祖母と暮らし、友人もいない。唯一できた仲間がダークサイドの人間だったのだ。なんてことを感じたのは、他の映画もいろいろ見た結果。映画は本当に興味深い。


                


210114_IMG_2320.jpg2021.01.20 Wednesday
ふり幅大きすぎな雑誌2冊。
「BRUTUSのカスタード」と 「歴史人の苗字と家紋」。
仕事の合間にパラパラめくってるけど、どっちもめっちゃ楽しい。

なんとオット宮田さんの家紋とオット母の旧姓の家紋がまったく同じでビックリ。義両親はベストマッチングだったのね♡などと二人でしみじみ。


                




                


2020年9月発売の新刊です。
どうぞよろしくお願い致します♡



                  


◇見に行きたい展覧会メモ◇ →展覧会記録■

◆東京◆
河鍋暁斎の底力
11月28日(土) - 2021年2月7日(日) 10:00 - 18:00 東京ステーションギャラリー
http://www.ejrcf.or.jp/gallery/exhibition/202011_kawanabe.html

生きている東京展
2020年9月5日(土)→ 2021年1月31日(日) 11:00〜19:00 ワタリウム美術館
⟨アーティスト⟩島袋道浩/ジャン・ホワン(張洹)/寺山修司/齋藤陽道/JR(ジェイアール)/オラフ・ニコライ/デイヴィッド・ハモンズ/ファブリス・イベール/ナウィン・ラワンチャイクン/バリー・マッギー/マリオ・ボッタ/ナムジュン・パイク
⟨ゲストアーティスト⟩会田誠/渡辺克巳/SIDE CORE
http://www.watarium.co.jp/jp/exhibition/202009/

佐藤可士和展
2021年2月3日(水)〜5月10日(月)10:00〜18:00 国立新美術館 企画展示室1E
https://www.nact.jp/exhibition_special/2020/kashiwasato2020/
https://kashiwasato2020.com/

トランスレーションズ展 −『わかりあえなさ』をわかりあおう
2020年10月16日(金) - 2021年3月7日(日) 11:00〜17:30 21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー1&2
http://www.2121designsight.jp/program/translations/

20世紀のポスター[図像と文字の風景]――ビジュアルコミュニケーションは可能か?
2021年1月30日(土)−4月11日(日) 10:00〜18:00 東京都庭園美術館(本館+新館)
https://www.teien-art-museum.ne.jp/exhibition/210130-0411_ConstructivePostersOfThe20th.html


◆名古屋◆
ショック・オブ・ダリ ― サルバドール・ダリと日本の前衛
2021年1月9日(土)―3月28日(日) 9:30〜17:00 三重県立美術館
https://www.bunka.pref.mie.lg.jp/art-museum/000244842.htm

GENKYO 横尾忠則 原郷から幻境へ、そして現況は? GENKYO YOKOO TADANORI
2021年1月15日(金)〜4月11日(日) 10:00〜18:00 愛知県美術館(愛知芸術文化センター10階)
https://www-art.aac.pref.aichi.jp/exhibition/000273.html
https://genkyo-tadanoriyokoo.exhibit.jp/

バンクシー展 天才か反逆者か
2021年2月3日(水)〜5月31日(月)10:00〜20:00 旧名古屋ボストン美術館(金山南ビル)
https://banksyexhibition.jp/

「写真の都」物語 ―名古屋写真運動史:1911-1972―
2021年2月6日(土)〜3月28日(日) 9:30〜17:00 名古屋市美術館
http://www.art-museum.city.nagoya.jp/photography

トライアローグ
2021年4月23日(金)〜 6月27日(日)※予定 10:00〜18:00 愛知県美術館(愛知芸術文化センター10階)

岩合光昭写真展 どうぶつ家族/ねこ科
2021年4月3日(土)〜5月16日(日)(予定)10:00〜17:00 岡崎市美術博物館
https://www.city.okazaki.lg.jp/museum/exhibition/openexhibition/p026571.html


◆大阪◆
時間〜TIME BOWIE×KYOTO×SUKITA 鋤田正義写真展
2021年4月3日(土)〜5月5日(水・祝)※会期中無休 10:00〜19:30 
美術館「えき」KYOTO
https://kyoto.wjr-isetan.co.jp/museum/exhibition_2104.html

ミケル・バルセロ展
2021年3月20日(土・祝)−5月30日(日)10:00〜17:00 国立国際美術館
https://www.nmao.go.jp/exhibition/2021/post_miquel.html

おちょやんの役者魂 – 浪花千栄子出演映画特集
2021年1月19日(火) - 2021年2月5日(金) 10:00−19:30 京都文化博物館 3階 フィルムシアター
https://www.bunpaku.or.jp/exhi_film_post/20210119-20210205/
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映画「TENET」と「イグジステンズ eXistenZ」

TENET_V1_.jpgTENET_4e6b3.jpgTENET-UK-Poster.jpgNorway_TENET_Mask.jpg2021.01.20 Wednesday
最近忘れないように映画を見るとつぶやくようにしてるんだけど、せっかくのノーラン監督 の最新作「TENET」についてつぶやくのを忘れていた。10月初めに見たのに。確かに面白い。だけど難解過ぎて素直にすぐ感想を書きたいとは思えず。他の方の投稿を読んで主人公に名前がなかったことにも気づいた。

同じ頃にテレビで久しぶりに「メメント」を見て、やはりシンプルに面白いと思った。あんな映画はそうそう作れはしないだろうけれど、凝ったアイデアを形にしていくうちにどんどん複雑で難解になって行く。最近ついていけてない。「プレステージ」「インセプション」辺りまでは素直に面白い!と思えたのだけど。

個人的にノーラン監督の魅力は「時間軸」をテーマにしたSFで斬新なアイデアを盛り込みつつ、切ない人間ドラマがあることがポイント。ややテーマは異なるが「インソムニア」も切ない。「ダークナイト・トリロジー」なんて切なさの極みだ。最近の作品は「せつなさ」が足りない気がする。そこが物足りない。

それにしてもノーラン作品、結構見てるな。数えたら15本中10本見てた。

            
TENET テネット Tenet
ウクライナ・キエフのオペラハウスにおいてテロ事件が発生。しかしこれは「プルトニウム241」を奪取したCIAのスパイを暗殺するための偽装だった。彼を救出するため、ロシア人の協力のもと、CIA工作員の主人公(ジョン・デヴィッド・ワシントン)は特殊部隊に混ざってオペラハウスに突入し、スパイの救出には成功するが、直後ロシア人たちに捕らえられてしまう。

主人公はロシア人から拷問を受け、自決用の毒薬を飲む。しかしそれは実は睡眠薬であり、目を覚ますと見知らぬ船にいた。そこでフェイ(マーティン・ドノヴァン)という男から、先の作戦は主人公の適性をはかるテストだったことを明かされる。洋上の風力発電所に潜伏して休息した主人公は、ある研究室へと案内される。そこで彼は、弾痕から拳銃の中へと「逆行する弾丸」の存在を目の当たりにする。通常兵器が未来を変えるのに対して、未来からもたらされた「逆行する兵器」は過去を変えるのだという。

弾丸の成分からインドの武器商人の関与を疑った主人公はムンバイに赴き、協力者であるニール(ロバート・パティンソン)と共に武器商人サンジェイ・シンを襲って口を割らせようとするが、妻のプリヤこそが黒幕であった。プリヤから、在英ロシア人の武器商人アンドレイ・セイター(ケネス・ブラナー)が弾丸を「逆行」させるなど未来人と関与していることを知らされ、セイターの妻であるキャット(エリザベス・デビッキ)と接触を図る。

キャットは贋作師アレポの描いたゴヤの贋作の件で、セイターから脅されていた。セイターは脅迫のネタとして、贋作と分かっていながらそれを落札していたのだった。その絵はオスロの空港の中にあるフリーポートの貴重品庫に保管されていた。主人公はニールやマヒアとともに、ジャンボジェット機を倉庫に衝突させ、その大騒ぎのすきに警備を突破し、贋作を処分することを計画する。フリーポートの一番奥へと侵入した主人公とニールは、銃撃戦の跡が残るガラスで隔てられた二つの部屋へとたどり着く。その先には左右二つの部屋をつなぐ回転ドアがあったが、中には誰もいなかった。しかし回転ドアが動きだすと、無人だった筈のところから防護マスクで覆面した特殊部隊スーツの敵が2人同時に現れる。主人公と敵は格闘を繰り広げるが、ニール側の敵は一目散に逃げていく。主人公は戦いの中でドアから出現した敵は逆行状態で、敵が所有していた拳銃の弾丸は逆行しガラスにあった銃撃跡が消えていることに気づく。何とか敵を追い詰め、お前は何者だと尋問するもすんでのところで逃してしまう。

監督      クリストファー・ノーラン
脚本      クリストファー・ノーラン
製作      エマ・トーマス、クリストファー・ノーラン
製作総指揮   トーマス・ヘイスリップ
出演者     ジョン・デヴィッド・ワシントン
        ロバート・パティンソン
        エリザベス・デビッキ
        ディンプル・カパディア
        マイケル・ケイン
        ケネス・ブラナー
音楽      ルドウィグ・ゴランソン
撮影      ホイテ・ヴァン・ホイテマ
製作会社    シンコピー・フィルムズ
配給      ワーナー・ブラザース映画
公開      イギリス 2020年8月26日
        アメリカ合衆国 2020年9月3日
        日本 2020年9月18日
上映時間    151分
製作国     アメリカ合衆国 イギリス
言語      英語
製作費     $225,000,000
興行収入    世界 $363,129,000
                


134692_01.jpg2021.01.19 Tuesday
映画「イグジステンズ」を見た。先日の「13F」に続いて1999年制作の仮想世界もの。最近「ゾンビ」か「ヴァーチャル」かどっちかだな。

鬼才クローネンバーグの映画で80年代の自作の現代版だそう。面白かった。たとえつまんなくてもジュード・ロウの美しく青い目とイケメンぶりを見られるだけで50点くらいあげたい。

あまりにリアルな仮想空間に入り込むと、出てきたときに「まだヴァーチャル世界にいるのではないか」と現実とヴァーチャルの世界の区別がつかなくなるというのが定番。それをうまく描いているのがノーラン監督の「インセプション」かなと思う。ラストが特に秀逸だ。こう来たか!という洒落た演出。

「イグジステンズ」に話を戻すと、この映画、ほぼラスト近くまで見たところで、全くどう落とすつもりか見当もつかなかった。まだ仮想空間で何一つ解決していなかったし何が正解かもわからなくて。それがそこから怒涛の展開となり、何度もひっくり返っての結末。全く予想できなかった私は新鮮に驚いた。

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pc.jpgrectangle_large_.jpgExistenz-1.jpg
未来。誰もが脊髄にバイオポートなる穴を開け、そこにゲームポッド(=コントローラー)を接続して仮想現実ゲームを楽しんでいた。
新作ゲーム「イグジステンズ」の発表会場で、カリスマ的な天才ゲームデザイナー、アレグラ(ジェニファー・ジェイソン・リー)が突然銃撃され、警備員のテッド(ジュード・ロウ)は彼女を連れて逃亡。事件の背後には会社もからんだ陰謀があるらしい。

真相を探るべく、アレグラの友人ビヌカー(イアン・ホルム)の助けを受けてゲームのなかに身を投じるふたり。いかがわしいゲームショップ、ニジマスの養殖場を利用したゲームポッド工場、突然変異した両生類が出される中華料理店等々、各所をめぐるたび、ふたりの前に「反イグジステンズ主義者」が現れる。誰が敵か味方か分からない混乱の果て、ゴールで思いがけない真相にふたりは直面するが、これら全てはゲームの中の世界で起こったこと。
現実世界に戻っても、彼らの戦いはまだ終わらないのであった──。
クローネンバーグ=悪趣味、らしく、結構グロいとのことで、おやつを食べ終わってから見た。
でも私はそれほどグロいとは思わなかったな。ただ、途中双頭の両生類が出て来て、それが結構かわいいのだ。
そいつが料理になって出て来て、ジュードが食べるシーンはちょっと嫌だった。
しかも食べ終わった骨や皮からあるものが出来上がるのも、本当はキモイシーンなのかもしれないけど
なぜか「おお!」って感動してしまった。。。グロよりうまい仕掛けのほうが心に響くらしい。

ただ、脊髄にバイオポートという穴をあけて管やら注射やら差し込むのは、どうも「肛門」と「浣腸」にしか見えず。
最初の方でジュードがバイオポートに割と抵抗するんだけど「なぜ感染しないのか」という彼の疑問はごもっともだし
彼女が「御冗談を」と笑って大口を開けるシーンは「口だって内臓まで穴が開いてるじゃない」という意味なんだろうけど
でもやっぱ「口」というより「肛門」だよ、これは。

ポットと呼ばれるゲーム機は、突然変異した両生類の有精卵からできているってことで
それ本体も気持ち悪いし、それが死にそうになると必死で治療するゲームクリエイターも気持ち悪い。
両生類から卵を取り出す工場のシーンはグチャグチャのグログロで、なんだか公害まみれの某国の工場みたいだし。


抵抗を感じるジュードを普通だと思っている自分は正常、ってことで正しいよね?などと心で確認を取りながら(誰に?)
これはきっと「現実から逃避することへの警告」と捉えるのがよいのだろうと思う。
そしてゲームはリアル過ぎてはいけない。「今自分がゲームをしている」とはっきりわかるレベルでないと。
ヴャーチャルの世界がどんどん進化していくのは恐ろしいよね。

この映画は1982年制作のクローネンバーグ監督の代表作品『ヴィデオドローム』のセルフリメイク作品。
『ヴィデオドローム』は、あまりに難解なため製作費の半分も回収できなかったそうだ。
しかし、その後、ビデオ化されてカルト映画として人気に火がついたいわくつき作品。

イグジステンズ(Existenz)とはドイツ語で「存在」という意味だそうな。
ドイツ語にはもうひとつ、ダーザイン(Dasein)という「存在」意味する言葉があり、太宰治のペンネームは
ここからきているという。トリビアだわ!



                
イグジステンズ eXistenZ
この世界では脊髄にバイオポートという穴を開け、生体ケーブルを挿しこみゲームポッド(ゲーム機本体で突然変異した両生類の有精卵からできている)と人体を直接つないでプレイするヴァーチャルリアリティーゲームが人々の娯楽となっていた。

ある教会でアンテナ社が開発した新作ゲーム『イグジステンズ』の発表イベントが行われている。一般の参加者が天才ゲームデザイナーのアレグラ・ゲラー(ジェニファー・ジェイソン・リー)とこのゲームを体験できるのだ。ゲームが始まった直後、遅れてやって来た青年の隠し持っていた奇妙な銃で、責任者の男とゲーム中のアレグラが撃たれてしまう。ゲームの開発者や販売会社は、現実主義者(リアリスト)から敵視されているのだ。警備員のテッド・パイクル(ジュード・ロウ)は、負傷したアレグラを連れて逃げた。

アレグラは、襲撃された時に傷ついたオリジナル(原本)のゲームポッドが正常か確かめるために、テッドと共にゲームを始めた。ルールもゴールも分からないまま、現実並にリアルなゲーム世界のキャラクターになるテッド。自意識はあるが、必要なセリフは勝手に口をついて出る。殺人も犯しながらステージをクリアして行くが、現実の世界に戻っても殺人は続いた。彼らが戻った世界は、果たして現実なのだろうか。

監督      デヴィッド・クローネンバーグ
脚本      デヴィッド・クローネンバーグ
製作      デヴィッド・クローネンバーグ、ロバート・ラントス、アンドラス・ハモリ
出演者     ジュード・ロウ・・・テッド・パイクル / ラリー・アーシェン
        ジェニファー・ジェイソン・リー・・・アレグラ・ゲラー/ バーブ・ブレッケン
        イアン・ホルム・・・キリ・ビヌカー(アレグラの古い友人)
        サラ・ポーリー・・・メルル
        ウィレム・デフォー・・・ガス
        クリス・レムシュ・・・ノエル・ディクター
        クリストファー・エクルストン・・・ウィトルド・レヴィ
        カラム・キース・レニー・・・ヒューゴ・カーロー
        ドン・マッケラー・・・イェフゲニー・ノリッシュ
        ロバート・A・シルヴァーマン・・・ダルシー・ネイダー
        オスカー・スー・・・中国人のウェイター
音楽      ハワード・ショア
撮影      ピーター・サシツキー
編集      ロナルド・サンダース
製作会社    Canadian Television Fund、ディメンション・フィルムズ
        Harold Greenberg Fund、The Movie Network、ナチュラル・ナイロン
        Téléfilm Canada、Serendipity Point Films、UGC
配給      カナダ アメリカ合衆国 ミラマックス
        日本 ギャガ
公開      カナダ アメリカ合衆国 1999年4月23日
        日本 2000年4月29日
上映時間    97分
製作国     カナダ イギリス
言語      英語
製作費     CAD 31,000,000
興行収入    US$2,856,712

                


210117hd_mm01.jpg2021.01.17 Sunday
インスタで
「茶トラは英国ではマーマレードキャット」
というのを読んで
「なんて素敵♡」と思って早速制作♡

しかしマーマレードとミントの組み合わせってイケるんだろうか?

もう一つのパターンはやっぱりネコと言えば。。。
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2021.01.17 Sunday
文章の作家さんが「漫画じゃないんですね」「コミカライズされたら読みます」「アニメ化されたら見ます」とたびたび言われると切れておられるのを読んで。すごい時代になったなぁと思う。私は前著がコミックエッセイで漫画家でもあるし、もちろん漫画は好きだ。でも普段はほぼ文章の本しか読まない。

世代的なものだろうか。いい年した大人が「漫画しか読みません」というのは恥ずかしいと思う。漫画家を目指す人ならなおさら、漫画だけを読んで漫画家になれると思うなよ、というのがこの業界の常識だと思ってきた。漫画は面白いし、絵柄が好きだと世界にグッと入り込める。いいところはたくさんある。

けれど想像力を育むという意味では、やはり文章の本にはかなわないのではないだろうか。特に良い文章は、情景描写だけで多くのことを伝えてくれる。そのような文章に幼少時から触れることで感性は磨かれる。もし自分が人より1歩も2歩も抜きん出たいともうならなおさら、人とは違うことをした方がいい。

まわりが漫画やアニメしか見たい人であるなら余計に、違うものにどんどん触れた方が、人とは違うものが生み出せると思う。「漫画しか読みません」は恥ずかしいし「漫画しか読まない人」はいい漫画家にはなれないということは肝に銘じた方がいい。いい作り手は皆、最高の映画や文学に触れているものだ。

通っていたスクールでは、良いイラストレーターになるにはいい映画と名画をたくさん見ろと言われたし、よい文章を書く人の多くは子どもの頃から名著を読んできた人である(何事も例外はある)。自分はプロの作り手になるつもりはないという人も、教養は人生を豊かにしてくれる。興味ないならいいけど。


                




2020年9月発売の新刊です。
どうぞよろしくお願い致します♡


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ジャンルー・シーフ 没後20年展 と 私の文体

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210114_IMG_2266-1.jpg210114_IMG_2266-2.jpg2021.01.15 Friday
昨日まで栄・久屋大通セントラルギャラリー で開催していた「ジャンルー・シーフ 没後20年展」に滑り込み!ジャーナリストとしてキャリアを開始し22歳でELLEの専属となり、パリマグナムにも参加した写真家。広角レンズを使ったユニークな構図に惹かれました。エロティックなポートレイトももちろん素敵!

左2枚は特に気に入った作品。上はおそらくどこかのホテルの屋上で、お茶を飲みながらネイルのお手入れをするマダム。髪のセットもすでに済んでおり、全身のメンテに余念がない。その姿をお茶を持つギャルソン(というかコンシェルジュ?)越しに広角レンズで囲むように切り取った構図は今見ても斬新!
下は、一瞬2人いるように見えるトリックアートのような作品。タイトルも「Femme avec」二人の女性という意味?これ面白い!こういうのがやっぱり好きだな。
くまざわ書店の文字が写り込んでるのはご愛敬w

1995年にセントラルパークのショップ店員さんの中からシーフが1人選んでパリでポートレイト撮影する企画があったそう。まるで夢のような企画!うらやまし〜〜。時代が時代だから、選ばれた柴田敏李さんはその後静かに暮らしているのかと思ったら、モデルやフードなどのお仕事で活躍中とのこと。としみさんって読むのね!
「具象を越える線 - ジャンルー・シーフ 没後20年展 - 」
フランスを代表する写真家であり、気品と厳格な構図による力強い画面と、耽美的な世界観で日本国内でも根強い人気を集めるジャンルー・シーフは、今年没後20年を迎えます。
50年を越えるキャリアの中から、ヌード、ポートレート、ファッションを中心に、作家の生前から長きにわたり、日本国内でのエージェント活動を続けてきたG.I.P. Tokyoの膨大なコレクションの中から、厳選したオリジナルプリント約30点を展示販売します。
作品の選出は、2000年東京写真文化館における追悼・ジャンルー・シーフ展の際に構成を手がけた、ルーニィのオーナーディレクター篠原俊之が、20年ぶりにシーフのオリジナルプリントと向き合いながら、その魅力を余すことなく皆様にお伝えいたします。
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2021.01.17 Sunday
このページを見ていたら出てきた文章診断ロゴーンってのをやってみた。
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結果は以下に張り付けておく。今回診断してみた文章は新しい順にこんな感じ。
2011中日新聞「ほんの裏ばなし」
2007ナゴヤ愛「やっとかめ文化祭」
2007ナゴヤ愛「瀬戸本業窯」
2003誰にでもあるたったひとつの才能
2003何度だってやり直せるし決断することで人生は開ける
1909プチ起業がいずれ本気のあなたの首を絞める
1908表現の自由と不自由について


私がこの中で一番気に入っているのは、意外にも「2003誰にでもあるたったひとつの才能」なのだけど
これは「文章が柔らかい」とのことで、近い文体がなんと「川端康成」「有島武郎」「森鴎外」!
文豪ぞろいじゃん。有島武郎さんは読んだことないけど。

しかしルポとしてよくかけたと自負している「2007ナゴヤ愛『やっとかめ文化祭』」では
川端先生はワーストの方に入っており、ジャーナリストの大宅壮一さんがベストに。
「読み物」として書いたものは文豪に、ルポがジャーナリストに近いということは、
意識してるのかどうかはわからんけど、書き分けができているということか。

またひとつおもしろいのは、私のnote史上というかネット史上一番バズったんではないか?
いやむしろ唯一のバズといえる「1909プチ起業がいずれ本気のあなたの首を絞める」は読みやすい(B)けど、
表現としてはすべてCで平凡な出来。
多くの人に受け入れられる文とは、実は個性なんか必要ないってことなのかもしれない。


それから、ライターとしての文体はほぼ仕上がってきたと言える一昨年夏に書き殴った
「1908バラ色の日々をきみと探しているのさ」が、元のページ(2013年10月)に載せている
「1310【ひとコママンガ】『鍼(ハリ)って本当に効くの?』」とほぼ同じ結果となったことは興味深い。

私が好きに書いた「素」の文体は、こういう結果になるのかも。
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それでは、ここから結果!

2011中日新聞「ほんの裏ばなし」
現状の私のベストといえる文章でこの評価は嬉しい。
どうやら私は素でも頑張って書いても浅田次郎に近く、岡倉天心に遠いらしい
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平均文長・・・一文の平均文字数(単位:文字)
平均句読点間隔・・・句読点と句読点の間の平均文字数(単位:文字)
特殊語出現率・・・文章に占める特殊語の割合(単位:%)
名詞出現率・・・文章に占める名詞の割合(単位:%)
動詞出現率・・・文章に占める動詞の割合(単位:%)
助詞出現率・・・文章に占める助詞の割合(単位:%)
助動詞出現率・・・文章に占める助動詞の割合(単位:%)
ひらがな出現率・・・文章に占めるひらがなの割合(単位:%)
カタカナ出現率・・・文章に占めるカタカナの割合(単位:%)
異なり形態素比率・・・文章中で一度しか出ていない形態素の割合(単位:%)


                


2007ナゴヤ愛「やっとかめ文化祭」
この文章については本を買っていただかないと読めないのだが、渾身のルポだと思っていただければ。
それがノンフィクションルポライターとして著名なジャーナリストの大宅壮一さん(大宅壮一ノンフィクション賞の元となった方)がベストマッチングに入っているとは素直にうれしい。
210117文体診断6_2007ナゴヤ愛-やっとかめ文化祭-1.jpg210117文体診断6_2007ナゴヤ愛-やっとかめ文化祭-2.jpg210117文体診断6_2007ナゴヤ愛-やっとかめ文化祭-3.jpg


                


2007ナゴヤ愛「瀬戸本業窯」
「やっとかめ文化祭」と同じくルポルタージュ風に書いたもの。
担当編集さんから「陽菜さんはジャーナリストとしても大成する」と言われたことがとにかくうれしく。
特にこの文章は上手く落としどころを見つけられたことで大満足の出来栄え(自画自賛)
しかし松たか子に続いて松本幸四郎って。お父さんじゃなくお兄さんの方?どんな文章なのか気になる。
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2003誰にでもあるたったひとつの才能
どうやら私の文章はあまり文学的ではなさそうと思っていたが、これは違った。
この文章は論理が破綻することなく、自分の書きたいことを余すことなく表現できたと思う。
それでいて読みやすい。自画自賛であるが、やっぱりこれが一番好き。私は結局純文が好きなのだろう。
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2003何度だってやり直せるし決断することで人生は開ける
上のとほぼ同じ頃に書いたのだけど、若干文章が固く、論理が危ういような気がしている。
その分表現の幅も狭くなっているかもしれない。そうした意味でこの評価には納得。
海野十三さんはSF作家、推理作家なのね。阿刀田高さんも推理作家だし、推理小説っぽい?
坂口安吾さんは随筆家であり評論家。でも純文も推理小説も書いてる多彩な人。めっちゃうれしいやん。
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1909プチ起業がいずれ本気のあなたの首を絞める
上記坂口安吾の代わりに江戸川乱歩が入り、ALL推理作家。しかも怪奇作家も加わったという。
畳みかけるような感じを狙ったのだけど、それが功を奏したのかな。
理屈としてわかりにくいことを書いているので、とにかくわかりやすくしようと平易な表現にもこだわった。
それが多くの人に受け入れられた要因だともいえるのだろう。
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1908表現の自由と不自由について
これ最初は文章が「やや硬い」という評価だったのだけど、引用部を削除したら評価が変わった。
やっぱり私の文章は「適切」〜「やや柔らかい」くらいのあたりにあるようだ。
大宅壮一、浅田次郎の2大ベストマッチングと安定のワースト・岡倉天心。
いい意味でも悪い意味でも「これが私の文章」といえるのだろう。
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210116_120116_kimono1.jpg2021.01.16 Saturday
こんなこと書いてるけど、今の今まですっかり忘れてた。声かけてくれた人って、一体誰なんだろう?
ああ、9年の歳月よ。もう着物の着方忘れそう。
        

2021.01.16 Saturday
持続化給付金は6月に早々に申し込んだけど、家賃の方は結構面倒らしくて延び延びに。15日までということで先週オットがめっちゃ頑張ってくれて、毎日「入稿完了」「不備メール届いた」「あと口座の確認のみ」「どうやら申請通った」実況中継がここまでで1/13。なんと翌14日には入金済み!ありがたや!
        

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2021.01.16 Saturday
ペンギンが南半球にしかいない、という事実を本日知った。鳥好きにあるまじき失態。


                


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映画「13F」視聴と「『孤独のグルメ』のススメ」

134098_01.jpg2021.01.10 Sunday
古き良き時代のクラシカルな映画かと思って見始めたら、映画のジャンルはSFだという。いわゆる宇宙ものではない、人間つくり出した仮想現実が主題のSF。仮想現実といえば、有名どころは「マトリックス」だけど、この作品はなんとマトリックスと同年制作の作品。

ほぼ同じテーマでありながら片方のヒットにもう片方が隠れてしまったという点では「アルマゲドン」と「ディープインパクト」の関係に似ている。
ただ、ディープインパクトは興行成績は振るわなかったが、学術的にはアルマゲドンより正しく、専門家の支持は高いのに対して、この「13F」は映画評論家からの評価は低いという。(Rotten Tomatoesにおける63件の評論のうち、高評価は29%にあたる18件にとどまり、平均して10点満点中4.47点)

しかし一般視聴者からの支持は高い。(Rotten Tomatoesにおける3万を超える一般観客からの支持率は64%)日本では「【TSUTAYA発掘良品】100人の映画通が選んだ本当に面白い映画。」の1本に選ばれ、WOWOWで解説付きで放映されたという。

前置きが長くなったけど、私もこの映画、面白かった。評論家からの評価は低いがカルト的人気を誇る作品。最後まで落としどころがわからずに楽しく見られてよかった。

(ここからネタバレあり)

オットは途中でタネがわかったと言ったけど、私は全然わからなかった。彼も最後どうなるかまでは想像できなかったらしい。まさかのハッピーエンドだけど、最初を見た限りでは全く想像できなかった展開。すごくわかりやすくてよかった。

なによりすごいのは、この映画、異なる3つの世界観の中を行き来するので、主要人物は2つの人格を演じ分け、主人公に至っては3つの人格を演じなくてはいけない。目の中に青い炎が宿ったら、人格が切り替わるんだけど、それが見事に表情が変わるのだ。同じ服装なのに「あ、変わったな」ってわかる。みんなすごい演技派。知らない俳優さんばっかだけど、いい俳優さんってまだまだいるもんなんだなと思う。

そうした細かい点ではすごくすぐれた映画なのに、映像自体が地味なのが致命傷となったのだろう。「マトリックス」 とほぼ同時期にほぼ同じテーマである仮想現実を描いた作品として埋もれてしまった感があるが、正直、マトリックスは映像の斬新さの勝利という気もする。もちろん内容的にも面白かったけどね。

大抵の映画がそうであるようにマトリックスも続編が冗長だったように思う。映画に限らず、創作作品って無理に結論までもっていかず、想像の余地を残すくらいで辞めといた方がいい。絵も手を入れ過ぎて台無しになることも多い。「物足りない」のはよくないけど。「ちょうどいい」所で辞めるのは難しい。

「インデペンデンス・デイ」のローランド・エメリッヒ製作によるSFスリラー。コンピュータ・ソフトの開発者ホールは、ヴァーチャル・リアリティの技術を使ってコンピュータ内に1937年のロサンゼルスを再現しようとしていた。だが上司が何者かに殺される事件が起こり、ホールが容疑者となってしまった。アリバイが無いどころか、犯行時間の記憶自体失っているホールは、突然の事態にパニックとなる。やがて彼は、研究の過程で1937年の仮想世界と現実世界を行き来していたことを知る。その鍵を握るのは“13階”……。

◆あらすじ◆
1999年。バーチャルリアリティの研究をしているダグラスは、コンピュータ内に1937年のロサンゼルスを再現しようとしていた。ある朝、彼が目覚めると手元に血まみれのシャツがあり、自身の記憶も曖昧になってしまっていた。そこへ彼の上司であるフラーが、何者かによって殺害されたという報せが入る。しかも、アリバイがなかったダグラスは、その容疑者になってしまうのだった。

身の潔白を証明しようと、事件について調べるダグラスだったが、そこでフラーがコンピューター上の1937年の仮想世界と現実とを行き来していた事実を知る。

13F  The Thirteenth Floor
監督     ジョセフ・ラスナック
脚本     ジョセフ・ラスナック ラヴェル・センテノ=ロドリゲス
原作     ダニエル・ガロイ『Simulacron-3』
製作     ローランド・エメリッヒ ウテ・エメリッヒ マルコ・ウェバー
出演者    クレイグ・ビアーコ・・・ダグラス・ホール/ジョン・ファーガソン/デヴィッド
       アーミン・ミューラー=スタール・・・ハンノン・フラー/グリアソン
       グレッチェン・モル・・・ジェイン・フラー/ナターシャ・モリナーロ/デヴィッドの妻
       ヴィンセント・ドノフリオ・・・ジェイソン・ホイットニー/ジェリー・アシュトン
       デニス・ヘイスバート・・・ラリー・マクベイン刑事
       スティーヴン・スカブ・・・ゼヴ・バーンスタイン刑事
       ジェレミー・ロバーツ・・・トム・ジョーンズ
       シリ・アップルビー・・・ブリジット・マニーラ
音楽     ハラルド・クローサー
撮影     ウェディゴ・フォン・シュルツェンドーフ
編集     ヘンリー・リチャードソン
製作会社   セントロポリス・エンタテインメント
配給     アメリカ合衆国 コロンビア映画
       日本 SPE
公開     アメリカ合衆国 1999年5月28日
       ドイツ 1999年11月25日
       日本 2000年2月
上映時間   100分
製作国    アメリカ合衆国 ドイツ
言語     英語
製作費    $16,000,000
興行収入   世界 $18,564,088
       アメリカ合衆国・カナダ $11,916,661

                


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2021.01.09 Saturday
干支イラスト続き。安定のヒツジ。ひつじのショーンは大好きだけど、いざ自分が描くと顔の白い子になるね。
やっぱりかわいい系の動物が得意だなぁと感じる。
お気に入りはサルで、描いてて思いのほか楽しかった。ゴリラもオラウータンも可愛いね。
トリは自分の干支で大好きな酉年(ダジャレ?)。PIEブックスの「Niwatori」見ながら、いろんな鶏を描く。
チャボや烏骨鶏、外国の不思議な風貌の鶏など。いつも可愛くなり過ぎるけど、まぁまぁ渋く描けた。

                


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2021.01.11 Monday
次に始めたのが童話の世界。次の目標である絵本制作向かって、作品世界に一番ふさわしい絵の雰囲気を模索中。
「赤ずきん」は子どもの頃、よく「ごっこ遊び」をした懐かしい物語。一緒に遊んだ幼馴染は元気でいるだろうか。
「人魚姫」は大好きで、人魚の絵をよく描きました。尾ひれに真珠の飾りをつけるのがお気に入り。


                


210109instagram_ns.jpg2021.01.09 Saturday
あまりに笑い過ぎ、笑っただけなのに酸欠で体調が悪くなってひと休み。
気づくと何に笑っていたのかすら忘れてる。そんな平和な1日。

         

2021.01.12 Tuesday
コロナ禍で厳しい状況ではあるけれど、年賀状のやり取りの中で「今年もまた一緒にお仕事したい」「今年こそ一緒にお仕事したい」というコメントが書かれている方が何人かいて下さる限り、何とかやって行けるだろう、と思う。ただ待つのではなく、自分から何かを生み出すことが生き残りのためには重要。

同時に自分も発信する立場となり、人から売り込まれるようになってみると見えて来るものもある。書き方ひとつで受け取る側の感情はこうも違うものなのだなと、ある同じような立場の3人の方からのメールを見ていて思う。とりあえず自分のことだけ語るのはやめよう。相手にどれだけ寄り添えるかが大事。


                


2021.01.12 Tuesday
鬼畜のような点検詐欺は高齢者に限らず誰の家にも来ると知り、マジで護身術習おうかと考えるがこのご時世外に出られない。実はオット宮田は少林寺拳法の黒帯。相手の体重を利用して投げ飛ばすような技を教えてもらうことに。ひとまず運動だ!ということで日頃からやってるスクワットからスタート。

次にボクササイズ。誰かの顔を思い浮かべて、と言われるけど、殴りたい人なんて思いつかん。(なんて幸せな私)しかしよく考えると、N町辺りにはようけおるわ!いすぎるわ!!いろいろな顔を思い浮かべて風船のようになったのに向かって腕を振り上げるといいパンチ!いい運動になるわー。この調子!


                


2021.01.13 Wednesday
これ本当にその通りだわ!ゴロー!ゴロー!イ・ノ・カ・シ・ラ!
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2019年日韓映画対決?「パラサイト 半地下の家族」と「記憶にございません!」

このところ、映画を結構見ているが、「泣ける映画」を全く見ていない。
それどころか、さかのぼってみると、昨年一年間もほぼ見ていないことに気付いて愕然とする。
ちょっと泣けたといえば「こんな夜更けにバナナかよ」くらいだけど、これは映画に泣けたというより
三浦春馬さんが出て来るたびに泣けたという感じだし。
昨年観た映画で唯一泣いたのは「LOOPER」だけど、これは2014年の再視聴。
(さらにさかのぼったら2018年「人生フルーツ」までなかった。。。)

しかし強く思うね、泣ける映画だけが名画じゃない。

(あ、どーでもいいけど、ドラマは見てよく泣いてるなぁ。「おちょやん」とか「ディア ペイシェント」とか)

main.jpg2021.01.08 Friday
2021年2本目の映画は、一昨年カンヌ国際映画祭で最高賞のパルム・ドールを受賞したうえ、アジア映画ではじめてアカデミー賞作品賞を受賞したことで話題をさらった「パラサイト 半地下の家族」。
同じ年度ということと同時期に見たので「記憶に〜」と比較してるけど、本来比較すべきは前年の「万引き家族」なのだろうなぁ。しかし「万引き家族」はパルム・ドールこそ受賞しているけれど、アカデミー賞は外国語映画賞のノミネートにとどまる。

両者の違いは何だろう?と考えてみると。。。

「パラサイト」のほうがコメディ要素が強いことと、純粋な驚きがあったのではないか、と感じる。欧米人からすると、子どもに盗みをさせる親がいることはそれほど驚きはないかも知れないが、あのような半地下に住む家族がいることは、にわかには信じられないだろう。

ハッピーエンドかどうかというのも評価が分かれるところなのかもしれない。日本においては純文学とは解決しない、ハッピーエンドにはなりえない作品だという。そういう意味で、バッドエンドとも言え、結論付けない終わり方をしている「パラサイト」に軍配が上がるのかもしれない。「万引き家族」は「たとえ世間からずれていても、血がつながってなくても家族らしい」というメッセージが強すぎて、最後無理に「いい話」にまとめようとしたところが、ちょっとひっかかる。

いやだからと言って「パラサイト」のほうがいいというつもりはないけど、欧米での高評価の理由について考えてみた。


                


肝心の「パラサイト」自体の感想は、単純に面白かった!(以下ネタバレ)
コミカルに始まり、どんどん家族を富豪の家に送り込んでいく展開は軽快で、まさかあそこまでの展開になるとは予想もしていなかったので、目が離せなかった。

雨の中階段を延々と降りて帰宅するシーンが象徴的。
貧しいということは下層下層へと降りていくこと。彼らの家の中も層に分かれている。
富豪の家は家族だけが階上に住み、地下には家政婦の夫が住む。半地下ではトイレが居室の上にある。

徹底的なまでの富裕層と貧困層の格差。
どんなに取り繕ってみせても隠せない「臭い」を通じて、格差を見せつけられた時。父の気持ちがすごくよく伝わった。

それにしても、役名と俳優名を見ていても、韓国名って同じような名前ばかりで区別がつかなくて困るぅ。
ほぼ「金(キム)」さんと「朴(パク)」さんと「李(リー)」3ばっかのように感じる。
金   キム     Kim
明   ミョン    Myung
朴   パク(ボク) Park
孫   ソン     Sohn
李   イ      Lee
そしてキム家の兄妹は、どちらもサギ名をケビンとジェシカという西洋名にしてるけど、これ怪しまれないのか?
韓国だと西洋名にしてる人、多いのだろうか・・・

パラサイト 半地下の家族 
기생충 
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監督     ポン・ジュノ
脚本     ポン・ジュノ ハン・ジンウォン
製作     クァク・シネ ムン・ヤングォン 
       ポン・ジュノ チャン・ヨンファン
出演者    ソン・ガンホ・・・キム・ギテク(半地下に住む一家の父親)
       イ・ソンギュン・・・パク・ドンイク(一家に寄生される富豪でIT会社の社長) 
       チョ・ヨジョン・・・ヨンギョ(パクの美しく若い妻。騙されやすく能天気な性格)
 
       チェ・ウシク・・・キム・ギウ(半地下に住むキムの息子。パク家に家庭教師として潜入)
       パク・ソダム・・・キム・ギジョン(半地下に住むキムの娘。美大を目指す)

       イ・ジョンウン・・・ムングァン(パク家の家政婦。桃アレルギー)
       チャン・ヘジン・・・チュンスク(半地下に住むキムの妻。元ハンマー投げのメダリスト)
       チョン・ジソ・・・パク・ダヘ(パク家の令嬢。ギウの生徒で恋愛関係になる)
       パク・ソジュン(特別出演)・・・ミニョク(家庭教師の職を紹介してくれたギウの友人)
       チョン・ヒョンジュン・・・パク・ダソン(パク家の子息。天然で天才のふりをしている)
       パク・ミョンフン・・・オ・グンセ(パク家の地下にかくまわれていた家政婦の夫)
音楽     チョン・ジェイル
撮影     ホン・ギョンピョ
編集     ヤン・ジンモ
製作会社   パルンソンE&A
配給     大韓民国 CJエンタテインメント
       日本 ビターズ・エンド
       アメリカ合衆国 NEON
公開     フランス 2019年5月21日 (カンヌ国際映画祭)
       大韓民国 2019年5月30日
       カナダ 2019年9月 (トロント国際映画祭)
       日本 2019年12月27日 (限定公開)
       日本 2020年1月10日
上映時間   132分
製作国    大韓民国
言語     韓国語
製作費    135億ウォン
興行収入   47.4億円
テレビ放送  2021年1月8日に日本テレビ系『金曜ロードSHOW!』にて地上波初放送(当番組用の吹替版)
                


320.jpg2021.01.09 Saturday
翌日もやはり地上波初放送となる「記憶にございません!」
間違いない三谷幸喜のコメディ作品。面白いに決まってる。
しかし、これ2019年だからみんな笑って見ていられたんだよね。
今は笑って見られない。

思わず、石をもって官邸に行きたいと思った人は多いのではないか。
ある意味タイムリーというか。
公開当時2019年は平和だったなー。この映画をこんなに身につまされる想いで見ることになろうとは。

それにしても興味深いシーンがいろいろ。官房長官が総理よりえばっていたり、秘書が勝手に
献金を受け付けたりなんてことも、ありうるんだなとも思うが、それはこの映画みたいに特殊な場合。
基本「秘書がやりました」は嘘なのだろう。

全然関係ないけど、昔から秘書が責任を取らされることには疑問を感じていて
なんでこんな目に遭うのに秘書になるんだろう?と思っていた。
つまり博打なんだよね。
基本そういった事件に遭うことはなく、普通に秘書官の仕事をこなして行けば大臣の椅子が待っている。
事件に当たってしまったら運が悪いってことで。
生涯かけて博打やるようなもんなんだろうな、政治家になるってことは。
大事なのは運と時流に乗ること。本当にそれでいいのか?

三谷幸喜らしい「徹底的な娯楽作品」という意味でよくできた映画。
主演の中井貴一をはじめ、出演者は皆芸達者ばかり。
個人的にはゆりちゃんが可愛くて、小池栄子がやっぱ好き。
佐藤浩市と寺島進がピッタリの役でよかったわー。
ディーンは「危険なヴィーナス」でもここでも「一見悪役?」かと思いきやいい奴じゃん、という役どころ。
イケメンだしおいしすぎやろ。
有働さん途中まで気づかんかった!そして、ROLLYを仲本工事だと思ってた。。。ギター上手いし!

ところで、総理はいったいどこから記憶が戻っていたのだろう?
どこかにホントがあるのかな?もう一度見て確認したいところだ。


                


記憶にございません!
監督     三谷幸喜
脚本     三谷幸喜
製作     石原隆、市川南
出演者    中井貴一・・・黒田啓介(第127代内閣総理大臣。憲政史上最悪の内閣支持率2.3%を記録)
       ディーン・フジオカ・・・井坂(首相秘書官。記憶を失っている啓介を補佐)
       石田ゆり子・・・黒田聡子(啓介の妻。夫の秘書官である井坂と不倫井坂と不倫)
       小池栄子・・・番場のぞみ(事務秘書官。首相秘書官の井坂とともに啓介を支える)
       斉藤由貴・・・寿賀さん(首相官邸料理人。何事にもマイペース)
       吉田羊・・・山西あかね(野党第二党の党首。啓介とは初当選同期で不倫関係)
       木村佳乃・・・スーザン・セントジェームス・ナリカワ(米国初の日系女性大統領)
       山口崇・・・柳友一郎(啓介の小学時代の恩師。啓介に請われ政治を教える)
       草刈正雄・・・鶴丸大悟(内閣官房長官。国民人気が高く「影の総理」と呼ばれる)
       佐藤浩市・・・古郡祐(裏社会に通じるフリーライター。元は情熱に燃える政治記者)
       田中圭・・・大関平太郎(職務熱心な警察官。啓介にセキュリティポリスに任命される)
       寺島進・・・南条実(現役の中年大工。啓介に投石し、記憶喪失を招いた実行犯)
       濱田龍臣・・・黒田篤彦(啓介の一人息子。嫌われ者の父に呆れ問題行動を起こす)
       有働由美子・・・近藤ボニータ(夜のニュースキャスター。啓介の行動をこき下ろす)
       ROLLY・・・鱒淵影虎(衆議院議員。聡子の兄で啓介の義兄。実父は総理大臣)
       梶原善・・・小野田治(小野田建設社長。啓介の小学校からの幼なじみ)
       後藤淳平(ジャルジャル)・・・八代(鶴丸官房長官の秘書官。父親は八百屋)
       宮澤エマ・・・ジェット・和田(ナリカワ米国大統領に同行する通訳)
       山寺宏一・・・さまざまな声
音楽     荻野清子
撮影     山本英夫
編集     上野聡一
配給     東宝
公開     2019年9月13日
上映時間   127分
製作国     本
言語     日本語
興行収入   36.4億円
興行成績   2019年9月13日に公開後、土日2日間の全国映画動員ランキングで3週連続1位を獲得
テレビ放送  2021年1月9日フジテレビの土曜プレミアムで地上波初放送
                


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正月風物詩

210105instagram_ns.jpg2021.01.05 Tuesday
ほとんどゲームをしない私ですが、運動不足解消のためにはじめたドラクエウォーク。その中に昔の「たまごっち」みたいに歩くとスライムが育成される「あるくんですw」というのがあるんだけど、年末年始歩かないでいたら、スライムまで太ってしまった。
こやつは「明日からダイエットするもーん」と昨日も言っていたそうだ。。。しかも黄色い。まんま私じゃん。

9月頃に書店巡りして毎日2万歩くらい歩いていた頃は「キングスライム」になったのに〜〜〜。てきめんだわ。でもゲーム的にはスライムをコンプリート出来ておいしいという。。。いつもたくさん歩いている人は永遠になれないのね、こいつに(笑)

2021.01.10 Sunday追記
なんて言っていたら、1ヶ月ごとに開催されるスライムコンテストが行われ、なんと初めての予選落ち!
210110_IMG_2016.jpg200110_IMG_2017.jpg


                


2021.01.06 Wednesday
年賀状を見た友人から本を買ったよというメールが届いてうれしい。
「〇〇ちゃん(私の本名)、昔から絵が上手かったもんね」と、小学時代6年間同じクラスだった彼。
当時からすごく性格が良く、変わらず人柄の良い彼の言葉にほっこり和み、寒さも緩む朝、でした。


                


2021.01.06 Wednesday
最近おしゃれという文字とは無縁の生活で、ホント着飾って出かけてないわーと思う。
そもそもナゴヤに来てからはかなり気合薄目ではある。思えば東京時代はいつも気合入った服装していたなぁ。
帽子の学校で「あなた芸能人?」と聞かれて驚いたこともある。

特に銀座や青山などは別格だよね、と話す。
宮田は中野で私は池袋で一人暮らししていたので「新宿や池袋はそんなに気合入らないけどね」というと
宮田が「そういえばおしゃれカップルって言われたね」と言い出して、閃光のように言葉がよみがえる。

そだ、1年前歌舞伎町を歩いてたら、若い女子二人組に「おしゃれカップル」と指さされたんだった。
歌舞伎町と言ってもだいぶ奥の場末っぽい場所で、酔っ払いに褒められても何の自慢にもならんけど
東京でもまだ通用するのか!とちょっと安心するとともに二人で爆笑。

またおしゃれして東京に行きたいな。
住むのはナゴヤがいいけど。気合い入れて勝負するのは東京。
たまに行くくらいでちょうどいい、今の私にとっては。


                


2021.01.06 Wednesday
#あさイチ の、GLAYファンが函館にふるさと納税してくれている #推し活 を見て、ありがたい気持ちになる函館出身のオットとその妻(わたし)。すごいなGLAY。ちなみにオット宮田は函館を歩いているときにTeruと間違えられたことがあるそうだ。当時の写真を見ると手を広げてるPVにそっくり、後姿が。


                


2021.01.06 Wednesday
ここ何年か持ち続けているドロドロした感情について、ようやく整理がついてきた。
noteに載せようとコツコツ書いていたら、めっちゃ長くなってきて、半分に分けることにした。
でも半分でも5000文字超えてるの。
こんなん誰が読むんだ?と思いつつ、読む人を選ぶだけに載せてみようと思う。。。


                


200102_IMG_1789.jpg2021.01.05 Tuesday
【レトルトカレー日記2】名店のWカレー対決。
新宿中村屋の芳醇リッチと濃厚リッチは奇をてらわず万人向けで間違いない味。
中野ハイチはドライ、チキンカレー共に本格的。ドライカレーは辛いけど、チキンカレーはかなり好み(同じ中辛ってウソでしょ)。
レトルトのレベルの高さに感激。


                


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