好きなことだけして生きて行く。

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昨日は、朝から打合せ、ランチ、取材と撮影、と来て、夕方からは、今年から始まった仕事のメンバーと初ミーティングでそのまま飲み。一日詰め込み過ぎてくたびれて、帰宅後パソコンの前で寝落ちしかかりベッドに移動。珍しく早く眠ったので、今日はすごく快調です♡

ランチは、これにデザートとドリンクバーがついて1,000円ってビックリ。味もすごくよくてお店の雰囲気も、ジャズがかかってイイ感じ。これにお刺身が付くと1,500円、さらにローストビーフが付くと2,000円でどれもコスパよし。しかも、ドリンクバーに無造作にジノリのカップが〜〜〜。以前はイタリア料理のお店だったそうで。なんて贅沢な!今度夜に女子会したいなぁ。

そこからさらに上前津に移動して、取材と撮影をこなし、どうしても、最後の中日ビルでお茶したくて、サンモリッツへ。めちゃくちゃ混んでたけど、ケーキ美味しかったし、年配のグループが楽しんでいるのを見るのがほほえましくて、すごく楽しい気持ちになった。この場所がなくなるってやっぱり寂しいなぁ。中日ビルでは、大正村のボールペンスケッチや写真(中村玉緒・竹下景子・阿川佐和子)などの展示や、中日劇場の宣伝用ポスターの展示も見られて、しみじみ楽しめた。最後に天井画もじっくり見られてよかった。

打ちわせもミーティングもイイ感じで終了してありがたい。久しぶりに石井ゆかりさんの占いを見たら(Twitterで毎日流れてきてはいるのだ)牡羊座は「大遠征、すごいチーム、大チャンス」。水瓶座は「友愛、楽観、今の自分だから望めること」。何だか当たってる気がする。

宮田は相変わらず、営業しなくても順調に仕事が入ってきてるんだけど、さらに上を目指して、ガンガン営業もかけて行こうと思う。私はそろそろ、クライアントとの関係を見なおして、自分の中で納得できない仕事はしない、もっと主体的に自分が動ける仕事の身をして行こうと思う。


                  


知多の情報誌の表紙イラストを担当して見本誌が届いたので、SNSなどで告知。その後、知多の公共施設で発見とご報告が!年配の方が「なんて柔らかな絵だ」と褒めながらご覧になられてましたよーとのことで、思いがけず生の読者の声が聴けてうれしかったです。
   
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一番左が実際の表紙。
真ん中はボツイラスト、一番右はラフを仮表紙に当てたもの。


                  


先日30年来の友人たちに1年半ぶりくらいに会った。そのうちの一人が、3月の私の個展に足を運んでくれたんだけど、彼女は、私のカラフルな絵は好きだけど、赤と黒の絵は好きではないという。自分は私のことを誰よりもよく分かっている一人だという自負が彼女にはあるのだろう。赤と黒の絵は辞めろと言わんばかりの勢いなのには、やや苦笑しつつ、彼女の気持ちがうれしい部分もあり。

ホント絵の好みなんて人それぞれなんで、あの絵がいいと言う人も当然いる。あの個展はそもそも、あの店の店主が、私がインスタに挙げている猫と女の子の赤黒の絵を気に入ってくれて、あの感じで是非、という話が来て決まったことだ。彼女がどう思おうと、そこに一人、あの絵がすごくいいと言う人がいるのだ。

また、店主の言う通りにしたら、ちゃんと絵が一枚売れた。それまで、私の絵は商業向きであって、タブローの絵が売れると思ってなかったので驚いたし、ホントうれしかった。けど、それも、個性の強いあの画風だったからこそだと思う。

それに、私にしても、あの画風を確立するまでにはそれなりに紆余曲折あり、自分なりに考えてやってきたことなので、そう言われたからと、はいそうですか、と、赤と黒の絵をやめるなんてことはない。

自分ではどっちの絵がイイなんてことはわからないし、逆に言えば、明らかにダメな絵はあるけど、誰にとってもいい絵なんてないのだと思っている。20世紀美術界の巨人・ピカソの絵だって万人に好かれると言う訳ではないように、ファンがいるほど、アンチもいると言っても過言ではない。

よく「絵が上手いですね」とも言われるんだけど、プロの絵描きにとって「絵が上手い」と言うのは褒め言葉ではない。何故なら「当たり前」だから。例えて言えば、イチローに向かって「野球うまいですね」とか、ミシュラン☆3つのフレンチのシェフに「お料理上手ですね」とは、わざわざ言わないだろう。それと同じように、絵描きは「絵が上手い」のなんて、当然のことなのだ。

その先にあるものを見なくてはいけないのがプロだ。上手い絵の先にある、味わいや個性や、人を惹きつける何か。

さらに、商業イラストレーションは、使われる媒体によっては、インパクト重視だったり、ある程度のどぎつさや、強烈さを求められることもある。絵だけを見てよさ悪さを判断するというより、使われてこそナンボの世界だったりもする。

誰もに好かれるような、キレイだったり、かわいらしかったりするものだけの需要がある訳ではないのだ。

また、個性はあって当然だけど、強すぎては使われる媒体が狭まってしまう。「いい絵」「個性のある絵」「使いやすい絵」はどれも同じであるとは限らない。教材や書籍のカットなどは、あまり個性が強くなく、当たり障りのないようなタッチが好まれる。そういった仕事は数はたくさんあるけれど、単価は安い。それでも、定期的に仕事が来て、安定収入が見込めるという点では、ありがたい。

逆に、個性の強い絵は、本のカバーや広告など、目立つ場所に使われることが多い。そういった仕事は単価も高く、イラストレーターとして名誉にも繋がるので、誰しもやりたい。元々多くないうえにパイの奪い合いなので、かなり大変だけど、ここで売れっ子になれば、一流イラストレーターの仲間入りだ。

ここを目指すためには、アンチが増えるのも覚悟で、イバラの道を行くしかないのだ。でもそのイバラの道は、素敵な道でもあるんだよね。求められるだけで、自分では納得いかないものではなく、本当に自分の好きな絵だけを描いて生きて行くんだから。

(とはいえ、カラフルな絵が自分で嫌いなわけではないです)

#仕事の流儀 #イラストレーターの仕事


                  


1/19(土)〜1/21(月)
簡単でいい、うちで作る、がモットー。
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2015年10月発売の実話エッセイ。アトピーって痒いだけの病気じゃないんです。

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イロイロ活動中。

190123_IMG_9829.jpg今年から、新しい仕事がいくつか始まった。
当たり前だけど、最初は何でも時間がかかるし効率悪いし、今までやってた仕事みたいな訳には行かないけれど、その不合理さを補って余りある楽しさとワクワク感で毎日が過ぎて行っている。

年をとると新しいことを始めることがだんだん億劫になるというし、私自身、例えば見知らぬ場所に引っ越して、一から人間関係をスタートさせるのは、正直きついかもな、と思うことはある。仕事にしたって、今さら全く違う仕事をするのは難しいけれど、イラストやライティングなど想定内の範囲と言うか、既にある程度の経験値が合って、その中で今までとは違ったことをしてみるというのは、ワクワクする。

幾つになってもワクワクするのはいいことだ。

すでにわかっていたつもりの事で、新しい発見があるのも新鮮だ。最近では、写真+文章+イラストと言う仕事を始めることになり、またそこではカメラマンの夫・宮田が先輩なので、一緒に行って写真をレクチャーしてもらっているのだ。しかしわかってたけど、写真は難しい!

そこの仕事は社長の感性とフィーリングでスタッフを選んでいて、みんな一芸に秀でた人ばかり。宮田は写真がウリなのは当然、文章がウリの女性Sさんもいて、私はイラストがウリ。内部スタッフも、デザイナーさんで、実家はこの会社と同業なのでそっちの経験値も高いMさんや、20年くらいバッグのブランドに勤務してた敏腕店長Zちゃんなどが昨年加わった。

そんなわけで、イラストがウリとは言え、私の本職の一つはライターでもあるので、そこはまぁいいのだけど、写真もあまりヘタでは、イラストレーターとしてのセンスも疑われそうで、ちょいと頑張らねば、という感じ。



                  


190113instagram_n1s.jpg2019.01.28 Monday
昨年から絵本の自主グループに久しぶりに参加していて、来年は活動20周年と言うことで、冊子を作ることになった。東京のみんなは集まって編集部も発足して楽しそう〜〜〜。何やらなかなかに立派なものになりそうで、みんなすごいわ!

編集会議には残念ながら参加できないので、企画で参加しようと思ってイロイロ提案。まずは「4コマ漫画など」と書かれていたので、呼ばれました?と声を挙げてみた。もうひとつは、この秋に知り合った方に取材をするというもので、どっちかと言うとこっちがやりたいと思っていたら、代表のT氏にも是非やって欲しいと言われる。

やりたいと思っていることには呼ばれるものなのだなぁ。今は漫画より取材したりする方が、断然興味がある。なんか意外とやってみると、なんでもやれそうだし。50を前にして、どんどん自由に、どんどん積極的になってる自分がいて、結構うれしい。


                  


2019.01.27 Sunday
昨夜は、かまってちゃん的な、ものすごく面倒くさい女性について、オットと語っていたら、二人とも眠れなくなってしまった。会わなくて済む人だったら放っておけばいいんだけど、仕事上や付き合いで関わらない訳に行かない場合、どうすればいいんだろうか。とにかく、怒りのパワーがすさまじいので、相手を怒らせないようにするしかない。やっぱりできる限り距離を置くしかないんだろうなぁ。深くかかわったら、地雷を踏まないで済む自信がない。。。。(私は今のところ、その人を好きでも嫌いでもない)


                  


1/15(火)〜1/19(土)
風邪が良くなってきて、ようやくキチンとご飯作れるようになってきた頃。久しぶりにトマトなど買ってみたけど、生野菜って寒い。。。ベビーリーフも夏は柔らかいのに、何だか硬いので、温かくなるまでお休み。
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若い頃とか子供の頃に好き過ぎて、ヘビロテし過ぎたものって、もう一生いいかなって感じで、嫌いじゃないけどあえて選ばない。ハーゲンダッツのクッキー&クリームってそんな感じ。食べればおいしいけど、イマイチ感動がない。セットに入ってたから食べるけどね。まさか、クッキー&クリームのことをそんな風に思う日が来るなんてねー。
そう言えば、私は昔、イチゴアイスが甘ったるくて苦手だったんだけど、ハーゲンダッツだけは食べられる。むしろ、ハーゲンダッツのストロベリーは大好き。これは全然飽きない。あ、子供のころ食べてないからか!

そういえば、今年はやっぱり暖冬なのだなぁ。赤いのや魚(にしん)が入ったガラスの器のは、義母特製の漬物なんだけど、数回食卓に出すとすぐにカビが生えてしまう・・・三種類あって、味噌漬けは割と足が早かったんだけど、それにしても、最初から一個(大根一個ごとが数個届く)食べられないって初めて。
ニシン漬けもついにカビ生えたし。

せっかく作って下さったのを思うと、申し訳なくて、どうしたらよいものかと思う。しかし、夫実家の環境も昨年から変わって、以前より機密性の高い家になったので、漬物を漬ける環境がよくなり、あまり寒くないのかもしれない。。。皮肉だけど。以前の家の極寒な納戸は、漬物を漬けたり、食料を保存するには最高だったんだろうなぁ(寒いけど)。


                  


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ここ数年のよかった美術展まとめ。

今年の初め(1/3(木))からコツコツ書き続けてきたこの記事。随分壮大になってしまった(笑)

職業柄というより、ほぼ趣味で、美術展にはよく足を運ぶ方だと思う。
年々美術展の趣味が、アングラだったり、現代アートや写真やイラストレーションよりになってきているので
現在住んでいる名古屋にはなかなか来てくれないのが悩みの種なのだ。

2011年夏までは東京に住んでいて、本当にいろいろ見に行った。
今も仕事で東京に出かける際には、できるだけ展覧会は見るようにしているし
東京に行けそうにない時は、わざわざ大阪や京都まで足を運ぶ。

海を超えてくる作品との出会いは一期一会だし、大きな企画展はそうそうあるモノではないので、見逃すと本当に痛い。
今も行けなくて後悔しているのは、2010年頃の山本容子さんと、2016年のダリ。
ダリは2006年にも見てるんだけど、オットと一緒にどうしてももう一度行きたかった。
気付いたらすでに京都は終わっていて、東京にはどーしても行けなくて。。。ああまた10年待ちかぁ。
2006年にはフジタの回顧展も見逃してたんだけど、それは2016年に名古屋に来てくれたので、後悔はなくなった。
逆に、2年前に見たばっかりで、また去年から今年にかけて大きな展示が幾つもあって、本の展示は見たけど
もうそんなにフジタばっか、お腹いっぱいだよと思う。フェルメールもね。

そんなわけで、夫と一緒に展覧会を見るようになった11年前2007年からの、よかった展示をまとめてみた。
あくまでも個人的視点だけど、これ見ると、私の好みがわかってもらえると思う。


                  


年別に良かった展示を挙げてみます。()内数字は、その年に見た展示の総数。

180515_saulleiter01.jpg2018年(22)
ニューヨークが生んだ伝説 写真家 ソール・ライター展(2018.5.15)
マイク・ケリー展 デイ・イズ・ダーン 〜自由のための見世物小屋〜(2018.3.20)
ぼくと わたしと みんなの tupera tupera 絵本の世界展(2018.6.7)
サヴィニャック パリにかけたポスターの魔法(2018.8.29)

昨年は我が家に取って、展覧会の当たり年だったと思う。特にソール・ライターは伊丹まで見に行って本当によかった。ソール・ライターは写真家だけど、もともと画家を目指していただけあって、写真も絵画的で、絵もものすごく上手くてセンスもあって、もうホント、やられた、という感じ。オットは写真家なので、この展覧会が10年で一番というくらい感動したらしい。何だか私たちにとっては、夫の写真への一つの答えを得たような、まぁジャクソン・ポロック的に言えば、先にやられてたというべきかもしれないけど。でもこれはやっぱり面白いんだ、と自信を得たような、そんな展覧会。

マイク・ケリー展は、東京でなければ見られない刺激的な展覧会。青山にあるワタリウム美術館に雨の降る寒い中たどり着き、食い入るように動画に見入った。女性三人のダンスは、10か月近く経っても、未だに踊ってしまう。中毒性がある展示。tupera tupera展は、三重県立美術館のロケーションも良くて、すごく楽しかった。夫婦での共同作業の様子にひどく感銘を受けた。今後の自分たちの活動に一つの答えを得たような、これは先にやられたというより、自分たちなりの方法が模索できそうな、そんな気持ちになれた。どちらも行って本当によかったと思う。


170430hanamori1.jpg2017年(26)
花森安治の仕事 −デザインする手、編集長の眼(2017.4.30)
ルーヴルNo.9 〜漫画、9番目の芸術〜(2017.8.9)
奈良美智 for better or worse(2017.9.9)
市制120周年記念 特別展 エドワード・ゴーリーの優雅な秘密(2017.6.3)
サザエさん生誕70年記念 よりぬき長谷川町子展(2017.5.9)

花森安治の仕事は、私にとってここ10年の中でも1〜2位を争う面白い展示だった。花森さんの生き方とか仕事とかが、ホント理想。編集とかデザインとか全部自分の思い通りの理想の雑誌を作って、そこへチャチャッと、そこいらの画家より上手くて粋な絵を描いちゃうんだから、なんてかっこいいのだ。私も全部自分の手で、雑誌とか書籍を作り上げてみたいものだと思う。それが最終的な目標かなぁ。

展覧会も10年以上いろいろ見ていると、ただ絵が上手いというくらいじゃ感動しなくなってきて、今まで知らなかった世界を「開眼」させてくれるような出会いを求めてしまうのだけど、ルーヴルNo.9はまさにそんな展示。マンガではなく第9のアートとしての「バンドデシネ」の素晴らしさ。JOJOとの出会い(今更ですが)は、今までの価値観とは違った世界を見せてくれた。奈良さんは、原画と印刷物とのあまりの違いに驚いて、足を運んでよかったと思えた展示。あと、長谷川町子さんも、サザエさんだけでなく、本当に絵が上手くて、先入観抜きで見ることって大事だなぁとしみじみ。


00086489.jpg2016年(5)
藤田展 2016 名古屋 生誕130年記念 藤田嗣治展-東と西を結ぶ絵画-展(2016.7.2)

上にも書いたけど、2006年にフジタの生誕120年記念の大回顧展を東京で見損ねてから、悔しくて悔しくてたまらなかったんだけど、この年に見られて、やっとつき物が取れたような感じで、ホッと一息つけた。そうは言っても、2008年の没後40年 レオナール・フジタ展も見たりしてたんだけど。わかっているのは、フジタのこの乳白色と息が詰まりそうに細い線は、他の誰にも真似できない世界だということ。2008年の展示の方が、フジタの生涯についてはよく分かったような記憶があるけど、それはもう毎晩毎晩乱痴気騒ぎをしていたそうだけど、フジタは帰宅後に、毎日キッチリと絵を描いたんだそうで。すごいよね。酔っ払って騒いだら、フツーそのまんま寝ちゃうでしょう。そのフツーじゃないところが、藤田をフツーの画家以上に至らしめたってことなんだろうね。反省。毎回思うんだけどねぇ。


1504_tim_1.jpg2015年(10)
ティム・バートンの世界(2015.4.15)
生誕100周年 トーベ・ヤンソン展〜ムーミンと生きる〜(2015.9.16)
錯覚体験ふしぎワールド(2015.8.31)

六本木に行き損ねたので、大阪(梅田)まで出かけたティム・バートン。すごく寒い日で、他に何も出来なかったけど、この展示だけでオナカイッパイな一日だった。もちろん映画監督として著名なバートンさんだけど、映画の絵コンテ?デザイン画?も、絵画としての完成度もめちゃくちゃ高くて、見ていて本当に飽きなくて、映画を全部は見てなくてもこんなに楽しいのだから、私が未視聴の「ナイトメア」も見ていたらさぞかしもっと楽しかろうという感じ。

同じく大阪のあべのハルカスまで見に行ったトーベ・ヤンソン。こちらはムーミンだけの人じゃなくて、タブロー画家としての実力も見せつけた圧巻な展示。あとひとつは、名古屋市科学館での科学の展示。これは面白かった。自分の心臓の音なんか聴く機会、フツーないもんね?


1405_takeitakeo.jpg2014年(14)
武井武雄の世界展 〜こどもの国の魔法使い〜(2014.5.16)
現代美術のハードコアはじつは世界の宝である展〜ヤゲオ財団コレクションより(2014.10.24)

この年は、見た数はそこそこだけど、あまりこれ!最高!!という感じの展示は無かった記憶。その中で、ヒットだったのは、京都まで見に行った武井武雄さん。この頃、自分でも、宮沢賢治や浜田広介、新美南吉などの展示をやっていて、児童画に興味が傾倒していたのもあり。でも着目すべきは、刊行本と呼ばれる贅沢な私家本。ほぼ手づくりでものすごく手の込んだ作りだったと言えば、その贅沢さが伝わるかなぁ。いい時代だったんだろうなぁ、と思うけど、今も大量生産の本は売れないけど、この世に一冊だけというライブ感伝わるモノは売れている。Zineなんかもそんな流れでしょう。

ヤゲオ財団コレクションは、自分で絵画に値段を付けるというのが新鮮で楽しかった。こういう展示、またやってくれないかなぁ。
久しぶりにザオ・ウーキーが見られて、やっぱりすごくよかったのを再確認。


1301_aida_m1.jpg2013年(16)
会田誠 天才でごめんなさい(2013.2.23)
ネコライオン(2013.9.4)
瀬戸内芸術祭『男木島』(2013.8.17)

この世に見たい展示があり過ぎるので、まず2回同じ展示に足を運ぶことはないし、それどころか、数年前に個展や回顧展を見た画家の展示は、どんなに話題になっていても見に行かない。だから今年もムンクもフェルメールも行かなかったし。そんな私が何故か二回足を運んだのが会田誠さん。これはガツンっとやられた。その後、まさに男木島行きの船で会田さんに偶然会って、インタビューなどを読んでからもすっかりファンになったわたくし。二回目にオットと一緒に足を運んだ際に、制作物と向き合う会田さんをお見かけしたのも思い出した。

夫が写真を始めてから、恵比寿への出没が増えたんだけど、岩合さんのネコライオンは圧巻だった。これは何気なく作られたように見えて、ものすごい数稽古をこなしてきたからこそできるということを、見せつけられた感じがする。もうそれこそ恐ろしい数撮ってるからこそ、ネコとライオンが同じポーズを撮った写真なんてのがゴロゴロ見つかるのだよ。数百枚撮ったくらいで、同じこと出来ると思うなよ?岩合さんのそんな声が聞こえそうな気がした。

瀬戸内のトリエンナーレは、旅としてもすごく楽しかった。いろいろカルチャーショックを受けた。特に男木島は、展示も島の風景も魅力的だった。途中船の中で会田誠さんに会えたのも忘れられない想い出。


120309_ben_shahn01.jpg2012年(15)
ベン・シャーン クロスメディア・アーティスト-写真・絵画・グラフィックアート-(2012.3.9)
ブラスティラヴァ国際絵本原画展(2012.12.18)
特撮博物館(2012.8.30)
アーヴィング・ペンと三宅一生 Visual Dialogue展(2012.1.19)

ベン・シャーンは絵が上手いというタイプの画家ではなく、本当に社会派。常に社会的弱者の視点に立って描くことを貫いた姿勢に心打たれた。この展示を見るまで、日本人でありながら、第五福竜丸のことなど全く知らなかった自分を恥じ入る。

絵本の展示と言えば、イタリア北部の都市ボローニャ絵本国際見本市で開催されるコンテストの入賞作品を展示する「イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」が有名だけど、新人や無名の作家の登竜門であるボローニャに対して、すでに商業出版されている絵本作品に対して贈られるのが「ブラスティラヴァ国際絵本原画展」。
それはわかっていたのだけど、実際に行ってみて、こう言っては何だけど、ボローニャとのあまりのレベルの違いに驚いた。すでに認められているというのはこういうことなんだなぁ。そして悔しいけど、お隣韓国のレベルが高くて。1位の馬の絵本の原画が素晴らしすぎて、未だに忘れられない。。。
かわら美術館では、四日市美術館と一年おきにボローニャを展示して、ボローニャが四日市に行く年には、ブラスティブラヴァを展示して、東海地方の絵本文化に貢献し続けてくれたんだけど、2017年を最後にボローニャの展示は辞めてしまうそうで、非常に残念。毎年秋に、刈谷アタリとハシゴをするのが楽しみだったのになぁ。

特撮博物館は、現代ではCGになってしまったけれど、かつて一つ一つセットを組んで壊して撮影していた、かつての「特撮」を楽しめる展示。これは楽しかった。この展示のために作られた短編の特撮映画もすごく面白かったし。古き良き時代というか、今ってCGならほぼ不可能ってなくなってしまった感じがあって、ほとんどのことでは驚かなくなってきて、昔はもっと「どうやってるんだろう〜」って想像できるような夢が特撮映画にあったのに、という気がしてしまう。

アーヴィング・ペンは、デザイナー三宅一生のブランドのポスターを撮り続けたカメラマン。お互いに信頼しあって、撮影現場に一生は一度も立ち合わなかったけれど、常に最高のインスピレーションに満ちた作品を作り続けたという話が素敵すぎて、感激した展示。そういう仕事相手って簡単には出会えないけれど、出会えたら、奇跡と思って大切にしなくては、だよね。


111014svankmajer1.jpg2011年(12)
ヤン&エヴァ シュヴァンクマイエル展〜映画とその周辺〜(2011.10.14)
豊田自働織布工場100周年特別展(2011.9.27)
生誕100年 岡本太郎展(2011.5.8)
シュルリアリスム展(2011.5.5)

ここから名古屋で、グッと展覧会を見る数が減ったのだ。シュバンクマイエル展は、初めて京都まで遠征してみた展示。会場の文化博物館の古い建物もよかったし、すごく刺激的な展示だった。2018年に見た「マイク・ケリー展」に通づるような刺激。ケリーさんはシュールさが際立ってたけど、シュバンクマイエルはほぼほぼエロス。会場に入った途端にあえぎ声が聞こえて、私たちは夫婦だからよいけど、つき合い始めのカップルとか、家族で行ったら気まずいよね。。。w

豊田自働織布工場100周年特別展は、名古屋に引っ越して最初に見た展示。不覚にも泣いてしまった。トヨタは同族企業だけど、創業者も二代目も素晴らしすぎる。人生を織機と日本の発展にささげた初代と、さらに車の世界に乗り出して行った二代目。いいものを作るという自分のポリシーに反すれば、パトロンを失くしても反抗する。それでもトヨタは行き残った。ホント素晴らしいとしか言いようがない。

岡本太郎は、東京の近代美術館で見た。実は正直、作品のことは覚えてなくて、三角くじみたいなのを引いて、もらえたお言葉が忘れられない。何と二人とも一緒だったのだ。「評価されるなんて、いっさい必要なし!」人のことなんか気にするな!自分の好きな道を行け!太郎に後押しされている気がした。それでもずっと私は人の評価を気にしているような気はしているけれど。気にしないのってムズカシイ。

100826_1792809.jpg2010年(27)
マン・レイ展(2010.8.26)
山本容子の劇場 鏡の国(2010.9.26)
梅佳代写真展・ウメップ(2010.8.15)
ロトチェンコ+ステパーノワ ロシア構成主義のまなざし(2010.6.20)
ノーマン・ロックウェル - オールディーズ、その愛しき素顔たち(2010.6.12)
挿絵本の世界〜本と版画の素敵な関係(2010.5.22)
束芋〜断面の世代〜(2010.8.27)
横尾忠則全ポスター(2010.8.27)
水木しげる米寿記念 ゲゲゲ展(2010.8.21)

東京最後の年は、総数は27本とそんなにたくさん見ている訳ではないのに、すごく粒ぞろいの一年だった。この前の年までは、絵画の展示が多かったのが、この年辺りから、写真や版画などの興味が移って行ったような。恐らく、チケットを譲っていただいたことも多い、ありがたい年だった記憶が。。。夏ごろに集中して見たので、展示の詳細がほとんど残されていないのが残念。

マン・レイと翌年のシュールリアリスムは、動画が面白かった。モノクロなせいかテーマのせいか、不穏な感じのものや、イッちゃってる感じのものが多くて、しばらく真似して遊んだなぁ。眼球にすうーーーーっと刃物を当てるシーンがあって、思い出す度ギャーーーッてなったり。豚の目玉らしいんだけど。わかっててもギャー――だし、ブタだとしてもギャー――だよね。(意味不明)

山本容子さんは版画家だけど、油彩画もすごくよかった。何と言っても大好きなアリス。こわかわいい感じがたまらない。特にチェスがモチーフの鏡の国に軸足を置いた展示だったので、ワクワクが止まらなかった。デパートの展示とは思えない質の高さ。

ウメップとロトチェンコ×ステパーノワは、どちらも写真の展示。正直、こんなに写真の展示が面白いとは思わなかった。メカラウロコが落ちた。

ノーマン・ロックウェルは、この年見た展示の中では、一番純粋に「絵」の良さを楽しんだ展示だったかも。好きな感じの絵をただじっと味わうのは至福の時間だった。

挿絵本の世界は、町田の版画美術館まで足を運んで、本気で銅版画やりたくなったくらいはまった。横浜在住の友人・Aちゃんはバイクで通ってるって言ってたもんな。うらやましい。帽子のクラスのあとに、池袋のサンマルクカフェでひとりでお茶してたら、銅板の機械が邪魔だけどどうしようなんて話してる年配の男女の話が聞こえてきて、うちが広かったら、私にくださいって言いたいって思ったくらい。それにしても、興味を持ってると話が聞こえてくるものなんだなーと思った瞬間だった。

束芋さんと横尾さんは、どちらも酷暑の大阪で。この名前を見ただけで、暑さを思い出す。千本ノックみたいな大量の横尾さんポスターのあとは、シュールで不気味だけど、なんか落ち着く束芋さん。どちらもモダンアート。そのおもしろさがジワジワわかってきたのが、2010年だったのかもしれない。

ゲゲゲ展は、あまり考えたことなかった水木先生の偉大さが身に染みた展示。絵もめちゃくちゃお上手だし(特に湿地とか沼や草むらなどの背景が素晴らしい)一度に何本も週刊誌連載されてたなんて、ホント妖怪並みの体力だよね。


090930_1851982.jpg2009年(8)
メアリー・ブレア展(2009.9.27)
生誕80周年記念特別展・手塚治虫展(2009.6)
動物画の奇才・薮内正幸の世界展(2009.5.17)

この10年くらいに見た展示の中で、一番影響を受けたと言っても過言ではないのが、この「メアリー・ブレア展」。流れで行くと、2006年の「ディズニー・アート展」でメアリー・ブレアに感動したところから始まっているのだけど。デフォルメと色彩センスに関しては、もうホントこれよこれ!って感じだった。メアリーみたいな仕事ができたら死んでもいいなぁ。

そして日本の漫画の父とも言うべき手塚治虫展。生原稿にはひたすら感動。デジタルがなかった時代に、こんなにきれいにキャラクターを正確な比率で描けるって、なんてすごいんだ!原田治さんの展示でも同じようなことを感じたけど、アナログの時代の人はやっぱり絵が上手いなぁと思う。

上記2人がアニメや漫画の世界の達人だとしたら、薮内さんは細密画の達人。鳥や動物の素晴らしさに、ただただ感動。武蔵野市吉祥寺美術館、これを100円で見せてくれるなんて、サービスよすぎ。最近はどんな展覧会やってたのかなぁ、と調べてみたら、見たかったのがいっぱい。「心をつなぐあたたかな色 柿本幸造の絵本の世界」(2018)「夏だ!だるまだ!まねきねこだ!! 高畠那生のなつやすみ展」(2017)「萩尾望都SF原画展 宇宙にあそび、異世界にはばたく」(2016)「デビュー20周年記念 どいかや展 チリとチリリ」(2016)「永沢まこと都市画展 街の今を描く、ヒトを描く。」(2015)「森山大道 モノクローム」(2013)「草間彌生展 ワタシというナニモノかへの問い」(2010)「原研哉デザイン展「本」」(2008)
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080601yokoo1.jpg2008年(41)
冒険王・横尾忠則 初公開!60年代未公開作品から最新絵画まで(2008.6.1)
ジョン・バーニンガム絵本原画展(2008.2.16)
永井荷風のシングル・シンプルライフ(2008.3.23)
ゴス展(2008.3.2)
花の詩画と書の世界。星野富弘・相田みつを展(2008.2.17)

この年は久しぶりにぐるっとパスなんて買ったので、特に前半は結構たくさん見に行った。夫と結婚する前は、とにかく二人で展示を見るのが楽しくて。選んだ展示は、結構バラバラ。

横尾さんは、アンリ・ルソーが大好きで、リスペクトしてると言いつつ、わざわざルソーの絵と並べて、正しい縮尺の絵を展示したりしてて。ご存じだとは思うけど、ルソーは中年になるまで普通にサラリーマンをしていて、まったく絵の勉強をしないで画家になり、ピカソなどに認められて画壇に出てきちゃった奇跡の人。失礼でしかないんだけど、これが横尾流のリスペクトなんだろうねぇ。愛ゆえ。縮尺なんて正しくなくても、ルソーの絵は魅力的だということも言いたいんでしょう。そして、横尾さんのお気に入りモチーフの三叉路の絵が繰り返し繰り返し展示され、少年探偵団的イラストもオナカイッパイ胸いっぱいな感じの愉快な展示。

ジョン・バーニンガムさんは絵本自体もすごく好きで、原画を見てホント感動した。ガンピ―さんの動画とか、バーニンガムさん自身のインタビューで、絵本で僕は予言をしてしまった。だんだんガンピ―さんと同じ髪型(つまり◯ゲ)になって行っているというユーモアあふれる言葉とか、絵だけでない絵本の世界にとっぷり浸れた。

永井荷風は、お金持ちの何不自由ない育ちだったから実現できた優雅なシングルシンプルライフをやや斜めから鑑賞。ただ、もっとみにくい放蕩っぷりをさらけ出すこともできるのに、清々しく生きた感じは、参考にしたいと思った。

ゴス展は、面白かった。今だったら興味なかったかもしれないけど、この時この年齢この場所だから楽しめた、そんな感じ。ゴスという言葉自体も誤解してたけど、その本質に近づけて、よかったと思う。

この年見た展示で、しみじみ何度も思いだしてしまうのは、星野富弘×相田みつを展。よろこびが集まったより、悲しみが集まった方が幸せに近い気がする。。。。しみじみ、年をとるほど、そんな言葉が心にしみるのだ。


071124chagall.jpg2007年(9)
生誕120年記念・色彩のファンタジー・シャガール展(2007.11.24)
ムンク展(2007.12.15)
フェルメール『牛乳を注ぐ女』とオランダ風俗画展(2007.11.30)
フィラデルフィア美術館展(2007.11.24)

オットと初めて一緒に行った記念すべき展覧会がシャガール。特にシャガールの版画に重点を置いた展示で、版画、意外とものすごくよくて感動した。図録を買わなかったことを、これほど後悔した展示はない。

フィラデルフィアは、想像よりすごくよかった。逆に、がっかりしたのがフェルメール。だって本物は一点だけ!なんだもん。それでも激混みなんだからすごい。今も日本初公開の一枚を見るために、みんな並んでるよね。

ムンク展も、この時はそんなに混んでなかったのに、この秋冬の展示はめちゃくちゃ混んでたよね。どこかでチラ見したけど、「叫び」が日本初公開だったの?この時は見なかったんだっけ?覚えてないくらいなんだから、どっちでもいいんだろうね。私にとって展示は、その人をざっくりと掴めればいいので、この絵は絶対みたいとか、全部コンプリートしたいという欲はまったくない。


                  


1/8(火)〜1/14(月)
前半は結構元気だったけど、10日前後からめっちゃ寒くなって、風邪引いて寝込んだ。
カボチャがゆ、自分で言うのも何だけどうまかった♡
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荒木飛呂彦原画展 JOJO ―冒険の波紋―

190107_jojo01.jpg190107_jojo02.jpg190107_jojo05.jpg190107_jojo06.jpg2019.01.07 Monday
先日の大阪行きのメインイベントはこれ!
この日たくさんの絵を見たけど、荒木先生の絵の上手さには感動した!(進歩という意味でもすごい。)そして、私が一番欲しいグッズはことごとく売り切れで(酒井駒子さんのバッジと承太郎さんのファイル)、自分の好みがメチャ王道なのを改めて思い知る。
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海遊館(JOJO会場は海遊館の隣)に行く途中、看板が一つも立ってなくて、あれかな?と思ったら、なぜかスナック寿。。。最寄りの大阪港駅にも近隣にもどこにもJOJOのJの字もなくて、本当にやってるのか、ものすごーく不安になったけど、会場内は平日なのにものすごく混んでた(休日は指定券持ってないと入れないらしい)。

さて、DIO様に誘われ中に入ると。。。

「ジョジョクロニクル」
第1部の主人公であるジョナサンから第8部「ジョジョリオン」の主人公である東方定助までの主要キャラとあらすじが展示。『ジョジョ』30周年をふり返ることができます。う〜〜ん。実質3と4しか読んでないので、わかんないの多し。

「宿命の星 因縁の血」
直筆原画のゾーン。ココがめちゃくちゃ混んでて、もうモノクロは近くで見るのあきらめた。カラーだけ飛ばしてみると、もう、年代によって絵が全然違って!最初は失礼だが笑ってしまう、というか、センスが今と全然違う。ホント80年代の少年漫画!!という感じで、今は女性向けに近いというかイラストレーション的だから余計に!ホント今は素晴らしい〜〜〜

「ジョジョリロン」
荒木飛呂彦先生の「創作秘話」に迫る部屋!これよこれ!思わず真剣に見てしまった〜メモ取らなかったのを後悔。これマジでここまで公開していいの?ってくらい、創作の秘密に迫ってました!!特に「面白い漫画の共通点」を書かれてましたが、漫画に限らず、面白い作品を書くためには、ここに書いてあることって全部有効だなって感じました。うふふ、実践してみようっと。

荒木先生のすごいところは、キャラを作中で矛盾のないように動かせるよう「将来の夢」「尊敬する人」「口癖」「恐怖」「趣味」など60近くの項目からなる「キャラクター身上調査書」を全キャラで作成するんだそーだ。実際に荒木先生が書き込んだ「キャラクター身上調査書」も展示されてて、思わずじっくり。これって、リンゴの見えない部分、だよねー。

壁に書かれてた言葉
「最も読者が共感するのは、何かに立ち向かって行く「勇気」だと思います」
ええ言葉やわ〜〜〜!!

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荒木飛呂彦原画展 JOJO ―冒険の波紋―
2018年11月25日(日)〜2019年1月14日(月)大阪文化館・天保山(海遊館となり)
http://jojoex-2018.com/
展覧会概要
漫画家・荒木飛呂彦氏による『ジョジョの奇妙な冒険』は、1987年に「週刊少年ジャンプ」で連載を開始し、2017年には誕生30周年を迎えました。今回開催される展覧会では、『ジョジョの奇妙な冒険』が時を経ることで、作品そのものはもちろんのこと、その世界観や影響力が波紋のように拡がっていく様を、最大規模の原画枚数、関係資料をもとに、多角的かつ斬新な手法を取り入れた展示で展開します。
これまで開催してきた同作品の展覧会においても、まさに集大成と言える、史上空前のJOJOの祭典となります。

会期:2018年11月25日(日)~2019年1月14日(月)[51日間]※会期中無休
★プレビューデイ2018年11月23日(金・祝)、11月24日(土)

開館時間:10:00〜20:00※最終入場は閉館の30分前まで
会場:大阪文化館・天保山(海遊館となり)
主催:集英社
                  


1/6(日)〜1/8(火)あら、まさにこの展覧会の日も入ってますね。
しかし、これほど自分で作ったものが載ってない数日も珍しい。。。
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東京国立博物館・フィラデルフィア美術館交流企画特別展「マルセル・デュシャンと日本美術」

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東京での2日目は、トーハクへ。
この時期の上野と言えば都美のムンク展と上野の森のフェルメール展が二強のようですが、あえてトーハク。
デュシャンです。最終日でした!
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デュシャン(Marcel Duchamp、1887年 - 1968年)

一緒くたにしては叱られそうだけれども、難解なんです、デュシャン。ダダ自体がよーわからんのですが、作風がシュルリアリスムではっきりしてるマン・レイとかマックス・エルンストはまだわかりやすい。でも印象派やキュビズムなんかはもっと分かりやすい。絵画の様式で語れる芸術って、実はけっこう分かりやすい。そこを否定するところから始まっているのがデュシャン=ダダイズムだったりするのです。

もちろん若い頃は、デュシャンも絵を描いております。それこそ、印象派やフォーヴィズムなど。キュビズムの絵や大ガラスの作品の習作なんてすごく素敵です。彼は普通に画家として活動しても、それなりに名を成したことでしょう。

しかし彼の偉大はところは、それをしなかったこと。むしろ、否定したことにあるのです。デュシャンが画家だったのはほんの若い25歳頃までのことでした。(そこからはチェスばっかやってたらしい)そしてこの展覧会は、デュシャンがその芸術活動の中で否定しながら表現したものに、日本美術との共通点を見出します。

平成館ははじめてかも?森鴎外室長室があったの????日曜で最終日なのになんでこんなに空いてるの〜??(涙)
ええ声(麒麟・川島)の音声ガイド借りれば良かった〜(笑)
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デュシャンは、画家の時代から、時間に対する一風変わった概念を持ち、その作品の中に、時間を封じ込めました。時間の経過や動きを一枚の絵で表現したのです。それが、日本画の中の一枚の絵巻物の中の時間の概念と通じるものがあるとしています。何度も同じ人が登場する、時間の経過を一枚で表現した絵巻物の世界は確かにデュシャンの感覚と似ているかもしれません。

また、美術は特別で美しいものであるということを否定しました。
チラシにも使われた「泉」は、レディメイド(日用品)として特に有名な作品ですが、ただの便器ですし、他にも自転車の車輪そのままの「車輪」など。また、未完成のまま放棄され割れてしまった『彼女の独身者たちによって裸にされた花嫁、さえも』(通称《大ガラス》)(1915-23)(複製)(←左)
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この、既存の芸術のように、芸術として作られた「作品」ではなく、日用品に「美」を見出すダダイズムの感性が、やがてはネオダダからポップアート(大衆芸術)に影響を与え、ウォーホールの「キャンベルスープ」へ行きつくわけなのですね。

そして、この「日用品の美」というのはまさに、日本の茶の湯などの「用の美」に通ずるのです。素晴らしい!

それから女装した写真作品も「既存の概念」をぶち破っているんですね。今ではファッションや女装も自己表現の一つとみなされますが、当時はとんでもないことだったんでしょう。ここにマン・レイが登場します。(会場内はほとんど写真OKでしたが、マン・レイの写真だけ、著作権の問題か写真撮影不可でした)

ローズ・セラヴィ (Rrose Sélavy)
1921年、マン・レイ撮影による一連のデュシャンの女装写真に登場して以来、1920年代を通して、マン・レイとデュシャンは、さらにセラヴィの写真を作り続けました。
RroseSelavy.jpgLabel_for_the_Belle_Haleine_cropped.png
左)マン・レイ撮影のポートレイト「Rrose Sélavy」、1921年。アート・ディレクションはマルセル・デュシャン。ゼラチン・シルバープリント 5-7/8" x 3-7/8"。フィラデルフィア美術館蔵。
右)「Belle Haleine」の香水瓶のラベルに仕立てられたマン・レイ撮影のポートレイト、1921年。

それにしても、同時代のほどんと画家がせっせと自分のスタイルを追求し、絵を描き続けても売れなくて苦労した中で、サッサと絵に見きりをつけて、その後は自分の感性や概念だけで、若い頃から芸術家としての地位を極めたデュシャン、カッコよすぎです!!

ところで、Wikiにこんな気になる記述が。
2006年、パリのポンピドゥー・センターの企画展ギャラリーで行われた「ダダ展」で、従来よりポンピドゥー・センター内の国立近代美術館で普段はガラスケース内に展示されていた『泉』が、この企画展に移されケース無しで展示されていた。企画展終了の数日前、一人の男がこの『泉』をハンマーでたたき、国立近現代美術館所有の『泉』は破損した。警察発表によればこの男は「自分のやった事は芸術的パフォーマンスであり、デュシャンも理解したはずだ」と述べたという。
確かに、壊れた「泉」を前に、デュシャンなら大笑いして「それならこれは『壊れた泉』だ」と言いそうです。

マルセル・デュシャン(Marcel Duchamp、1887年7月28日 - 1968年10月2日)(81歳没)
フランス生まれの美術家。20世紀美術に決定的な影響を残した。画家として出発したが、油彩画の制作は1910年代前半に放棄した。チェスの名手としても知られた。ニューヨーク・ダダの中心的人物と見なされ、20世紀の美術に最も影響を与えた作家の一人と言われる。コンセプチュアル・アート、オプ・アートなど現代美術の先駆けとも見なされる作品を手がけた。

マン・レイ(Man Ray, 本名:エマニュエル・ラドニツキー Emmanuel Radnitsky, Эммануэль Рудзицкий, 1890年8月27日 - 1976年11月18日)(86歳没)
アメリカ合衆国の画家、彫刻家、写真家。ダダイストまたはシュルレアリストとして、多数のオブジェを制作したことでも知られる。レイヨグラフ、ソラリゼーションなど、さまざまな技法を駆使し、一方でストレートなポートレート(特に同時代の芸術家のポートレート)も得意とし、ファッション写真と呼べるような作品もあったりと、多種多様な写真作品群を残している。

マックス・エルンスト(Max Ernst, 1891年4月2日 - 1976年4月1日)(84歳没)
20世紀のドイツ人画家・彫刻家。ドイツのケルン近郊のブリュールに生まれ、のちフランスに帰化した。ダダイスムを経ての超現実主義(シュルレアリスム)の代表的な画家の1人である。作風は多岐にわたり、フロッタージュ(こすり出し)、コラージュ、デカルコマニーなどの技法を駆使している。

◇両者の関係◇
デュシャンとマン・レイは親友同士で、1921年「ニューヨーク・ダダ」誌を共同で創刊する。
1946年、マックス・エルンストとドロテア・タニング、マン・レイとジュリエット・ブラウナーが合同で結婚式を挙げた。

マルセル・デュシャンと日本美術
10月2日(火)〜12月9日(日)東京国立博物館
フィラデルフィア美術館の所蔵品により、西洋芸術の価値観を大きく揺るがしたマルセル・デュシャンの創作の軌跡を追い、「日本美術」と対置した展覧会です。もともと西洋とは異なった社会環境の中で作られた日本の美術の意味や価値観を浮かび上がらせて、日本の美の楽しみ方を新たに提案します。

開催概要

会 期
2018年10月2日(火)〜12月9日(日)

会 場
東京国立博物館(上野公園) 
平成館 特別展示室 第1室・第2室

開館時間
9:30〜17:00(入館は閉館の30分前まで)
(ただし、金曜・土曜、10月31日(水)、11月1日(木)は21:00まで開館)

休館日
月曜日(ただし10月8日(月・祝)は開館)、10月9日(火)

観覧料金
一般1200円(1000円/900円)、大学生900円(700円/600円)、高校生700円(500円/400円)
中学生以下無料
*( )内は前売り/20名以上の団体料金                   

交 通
JR上野駅公園口・鶯谷駅南口より徒歩10分
東京メトロ銀座線・日比谷線上野駅、千代田線根津駅、京成電鉄京成上野駅より徒歩15分

主 催
東京国立博物館、フィラデルフィア美術館

特別協力
キヤノン株式会社

協 力
日本写真印刷コミュニケーションズ株式会社、ミネベアミツミ株式会社

後 援
J-WAVE、TBSラジオ

カタログ・音声プログラムアプリ 展覧会カタログ(第1部:日本語版/英語版 各3000円、第2部:1500円)は、平成館会場内、およびミュージアムショップにて販売しています。
※不良本に関するお詫びとお知らせ

スマートフォン専用 音声プログラムアプリ(日本語のみ)をダウンロードしてご利用いただけます。(ダウンロードと一部のコンテンツは無料)

お問合せ
03-5777-8600 (ハローダイヤル)

展覧会公式サイト
http://www.duchamp2018.jp/
展覧会公式サイトは会期終了時をもって終了いたしました。
                  


1/3(水)〜1/6(日)おせちの残りがちらほらと。品数多目でうれしい食卓。
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六本木ヒルズ・森美術館15周年記念展 カタストロフと美術のちから展

181208_22081053web1.jpg181208_IMG_9421.JPG2018.12.08 Saturday
東京での一日目は、森美術館へ。
この時期の美術展は上野が熱く、都美のムンク展と上野の森のフェルメール展が二強のようですが、あえて六本木へ。しかもこっちもアニメの展示ばかりが熱気を帯びておりましたが、あえてカタストロフ展。会場に入ると、突然、何らかの災害で崩れ落ちた街並みが現れる。
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阪神大震災で崩れ落ちた建物を心象風景としてカラフルに描くドローイングは、粗削りだけど印象深かった。
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平川恒太 《ブラックカラータイマー》これは108 個の電波時計に東日本大震災後に福島第一原発に従事した作業員の肖像が描かれているもの。

オノ・ヨーコの《色を加えるペインティング(難民船)》は、参加型のインスタレーション。入り口で青と白のチョークを渡されて、私たちも参加。汚さないように注意を受け、実は一張羅を着ていたワタクシ、ドキドキ。
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オット(左)は、「素晴らしい未来を」、私(右)は、「好きな人と好きなことを!」

街頭でランダムに選んだ人に、今の気持ちを聞いて髪に描いてもらったと言う写真作品では、立派な身なりをして幸福そうに見える男性が「絶望的」、美しく優雅な女性が「自分の人生をつかみきれない」などと書いていて、誰もが何かしら悲しみや悲劇的なことを人生に抱えているのを改めて感じられて、興味深かった。

他に、家族の食事風景を描いているのに、なんとも不穏な気配漂う油彩画や、原発事故の立ち入り禁止区域に入ったドキュメンタリー映像や、夫の死後、仕事も辞め、すべてを「どうでもいい」と無気力になってしまった祖母がドローイングを通じて興味を取り戻すというプロジェクト、カテジナ・シェダー《どうでもいいことだ》など。
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以上のように、この展示のテーマは、ズバリ「カタストロフ[仏・catastrophe](大惨事、破滅、悲劇的な結末などの意)=[英・カタストロフィ=catastrophe]」。大災害などの悲劇的な出来事の前で、人は何を感じるのか、また、そういった出来事の前で、アートは何ができるのか、というのが大きなテーマ。

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モナ・ハトゥム 《ミスバー(ランプ)》

なかなか興味深い展覧会でした。この展覧会を見なければ、恐らく見ることはなかった作家や作風に触れることが出来た。それだけでも見た甲斐があった。それにしても気付けばもう一か月以上経つのね〜はやっ

六本木ヒルズ・森美術館15周年記念展 カタストロフと美術のちから展
2018.10.6(土)〜 2019.1.20(日)会期中無休 森美術館
https://www.mori.art.museum/jp/exhibitions/catastrophe/

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六本木ヒルズ・森美術館15周年記念展
カタストロフと美術のちから展

会期 
2018.10.6(土)〜 2019.1.20(日) 会期中無休
開館時間 10:00〜22:00(最終入館 21:30)※火曜日のみ17:00まで(最終入館 16:30)
※ただし12月25日(火)、2019年1月1日(火・祝)は22:00まで(最終入館 21:30)

会場 
森美術館(六本木ヒルズ森タワー53階)

料金
一般  1,800円
学生(高校・大学生)1,200円
子供(4歳〜中学生)600円
シニア(65歳以上)1,500円

前売りチケット 一般  1,500円
販売期間:発売中〜2019.1.20(日)
ご購入先:チケットぴあ [Pコード:769-255]

主催 
森美術館

助成 
アダム・ミツキェヴィッチ・インスティテュート / culture.pl 在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本
オーストリア大使館/オーストリア文化フォーラム ブリティッシュ・カウンシル
ゲーテ・インスティトゥート 東京ドイツ文化センター 台湾文化部 モンドリアン財団 公益財団法人野村財団
スイス・プロ・ヘルヴェティア文化財団 グレイトブリテン・ササカワ財団
 
協賛 
株式会社大林組 トヨタ自動車株式会社 あいおいニッセイ同和損害保険株式会社 アスクル株式会社
ヤマトホールディングス株式会社 株式会社四電工

協力
全日本空輸株式会社 日本貨物航空株式会社 シャンパーニュ ポメリー

企画
近藤健一(森美術館キュレーター) 

                  


2019年1月1日(火)〜3日(木)
お正月なんですが、年末の一番豪華な写真が抜けているようで、結構地味。
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展示と風邪と仕事と。

190115_9yearsago_yuhei1.jpg190113_IMG_9683.JPG2019.01.15 Tuesday
9年前の宮田センセ。まだバリバリSEだった頃。私もバリバリ帽子作ってた頃。若いのう。Chapeaux de Poussin ってのは、帽子ブランドの名前でシャポードプーサン、ひよこの帽子、という意味。


        


2019.01.13 Sunday
いつものことなんですが、ギリギリまで展示の準備に追われて、何とか送ったら、ホッとしたのか、風邪引いた(´⊙ω⊙`)
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それはさておき、15日(火)から外苑前DAZZLEさんにて、毎年恒例のカルタ展に出展しております。在廊予定はありませんが、よかったら、見にいらしてくださいませ!

2人して風邪気味ですが、今日は友人の新築祝いに出かける。すごく楽しみにしてたのに、体調万全でなく残念。悪化しませんように。


        


2019.01.14 Monday
一体何時間寝てるんだろう。
結局、昨日は友人からの大事にした方がよいという助言で、新居訪問をあきらめ、2人してひたすら眠り、起きたら夜の9時。そこでかぼちゃ雑炊とアイスを食べて、また夜中に布団に入る。起きたら夕方。

風邪はだいぶよくなりました。発熱してたっぽい宮田も熱は下がった模様。お腹すいた。。。


                


わざわざ住所を聞いて年賀状を出したのに、あて先不明で戻ってしまい、ご本人に確認しても住所あってるし、ということで、郵便局に問い合わせる。

その相手は、今の住所に引っ越したばかりではないかとか、途中どこかに一時的に移転しなかったかとかいろいろ聞かれた。そういうことはないです、と答えると、ひとまずもう一度だしておきますが、さっきお伝えしたような場合は、もう一度戻ってくるかもしれません、と言われた。親切な言い方ではあるが、こっちに非がある前提。

そのまま再度送ったら、今度はあっさり届いた。

先日郵便局の人も「こちらのミスという可能性もありますがね」と言っていたが、そのまんま郵便局のミスだったようだ。。。って、これ、怖くない?今回はたまたま、わざわざ住所聞いた相手だったからおかしいと思って問い合わせたけど、普通にあて先不明で戻って来ちゃったら、ああ引っ越しちゃったのか、で終わりになっちゃいそう。


                  


月曜日から夜更かしでやってた心理テスト。我が家はこんな感じ。右が私で左がオット。あんまり当たってて笑ったわ。
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2019.01.12 Saturday
ポケベルって直接文字入れられないんだ!とか、文字は電話から数字で入れてたなんてこともはじめて知る平成最後の年。#平成ネット史

当時は便利だったのだろうけど、今となってはそんな不便なもの、まだサービスがあること自体がビックリ。


                  


年末。年末は私たちにしてはたくさん忘年会にも出て、散財しちゃったので、お正月は大人し目に。
忘年会も全体的に楽しかった。だから、よしとしよう。元気でいればいろいろ何とかなる。
いただき物だけで結構豪華に済んじゃった感のあるお正月はまた次回。
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今年のおみくじ(2019年)

今年はバタバタと忙しく、9日になってやっと、打合せのついでに初詣に行けました。
今日(11日)もうんうん言いながら、展示のイラスト描いておりました。明日には送らねば〜。

私の今年のおみくじは、ずばり「末吉」。と聞くと、アカン感じですが、書いてあることは意外とよかった。

第15番「末吉」

心配ごともなくなり以前のままに真面目に働けば幸福になります。家のなかも楽しくなりましょう。

「言」
言葉の怒をまもれ。
言葉を制御せよ。
言葉の悪行をすてて
言葉の如行(善行)をおさめよ。

◯願事 他人とともに望むことがよく、わがままをしなければかなうでしょう。
◯待人 来ますが、おどろくことがあるかもしれません。
◯失物 近いところから出るでしょう。
◯旅行 遠い方がよいでしょう。盗難に注意することです。
◯商売 買うのは、よろしいでしょう。
◯学問 あぶないです。全力をつくしなさい。

◯方向 北の方ならなにをしてもよいでしょう。
◯争事 勝つことは勝ちますが難があります。
◯求人 その人でよろしいでしょう。
◯転居 はやく所を変えるのもよいでしょう。
◯お産 安心しなさい。
◯病気 なおります。
◯縁談 人にたのめば早くまとまります。ひそかにしている事です。

教え
善を語れば悪を忘れ 悪を語れば善を忘れる

天のみこえ
いそのかみ古きためしをたづねつつ
新しき世のこともさだめむ

対してオットは「小吉」。

第33番「小吉」

ものごとを控え目にしさき走るようなことはいけません。悪い人に邪魔されたり、間違いをおこすことがあります。人との交際などに気をつける事です。

「言」
氏らが三千丈愁に縁って箇(かく)の如く長し。
知らず明鏡の裏、何処よりか秋霜を得たる。

◯願事 邪魔をされてうまく行きません。進むことはよくないでしょう。
◯待人 おそくなりますが来ます。
◯失物 出るのはむずかしいでしょう。
◯旅行 盗難に用心しなさい。
◯商売 余り感心しません。利益はすくない様です。
◯学問 困難です。勉強する事です。

◯方向 南の山に近いところがよいでしょう。
◯争事 名のある人にまかせる事です。
◯求人 気質を知らないといけません。
◯転居 早い方がよいでしょう。
◯お産 産後に気をつける事です。
◯病気 療養の場所を変えて見るのもよいでしょう。
◯縁談 なにかとだまされて苦しみますが末はまとまるでしょう。

教え
自分の力を過信する心には失敗の因がひそんでいる

天のみこえ
すすみゆく世に生まれたるうなるゐにも
昔のことは教へおかなむ

小吉の方が良いはずなのに、書いてあることは末吉の方がいいって不思議。
しかしどちらもイマイチなので、また今度リベンジしたいものです。

それにしても、旅行は北と南、どっちに行けばいいの〜?そして盗難に遭うかも??

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2019.01.07 Monday
今朝の投稿で思ったけど、東京の人はきっと、名古屋って東京と大阪の中間にあるんだと思ってるんだよね。でも実際には、名古屋と大阪(関西)は近くて、特に京都なんか新幹線のぞみで35分、こだま50分で着いちゃうんだよね。
       
若い頃はひかりの自由席で40分くらいだから、座れなくても立ったまま行ったりしていたもんなー。懐かしい。あと大阪でも難波だと近鉄でノンストップでめっちゃ速い電車があるのだ。しかも安い。


                  


今までのおみくじ
2003年(大吉)2004年(大吉)(船橋大神宮)
2005年・なし(浅草寺)→大吉?
2006年(吉)(船橋大神宮)
2007年(小吉)(浅草寺)
2008年(ひ・大凶→凶→凶→大吉/ゆ・凶→大吉)(1月4日(金)千代保稲荷神社)(1月6日(日)浅草寺)おちょぼさんの大凶
2009年1月4日(日)(ひ・凶→中吉/ゆ・大吉)(深川不動尊)(富岡八幡宮)
2010年(ひ・大吉/ゆ・?)(1月1日(金)函館護国神社)(1月4日(月)深川不動尊・おみくじなし)
2011年1月9日(日)(ひ・大吉)(高尾山薬王院)
2012年1月4日(水)・なし(大須観音)
2013年(ひ・末吉→吉/ゆ・末吉→末小吉→末吉)(1月2日(水)熱田神宮)(1月3日(木)大須観音)
2014年1月1日(水)(ひ・中吉/ゆ・?)(浅間神社)
2014年8月21日(木)(ひ・大吉/ゆ・?)(熊野大社)
2015年・初詣に行っていない→(ひ・大吉?)
2016年1月3日(日)(ひ・中吉/ゆ・大吉)(浅間神社)→2014年とまったく同じ
2017年1月2日(月)(ひ・大吉/ゆ・末吉)(大須観音)
2018年1月2日(火)(ひ・末吉/ゆ・凶)(大須観音)
2018年1月14日(日)(ひ・吉/ゆ・半吉)(熱田神宮)
2019年1月9日(木)(ひ・末吉/ゆ・小吉)(大須観音)
2019年2月16日(土)(ひ・末吉/ゆ・小吉)(浅間神社)
2019年5月12日(日)(ひ&ゆ・吉)(豊川稲荷)


                  


12/26(水)〜12/27(木)忘年会シーズン。
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2015年10月発売の実話エッセイ。アトピーって痒いだけの病気じゃないんです。

アトピーの夫と暮らしています



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MOE40th Anniversary 島田ゆか・酒井駒子・ヒグチユウコ・ヨシタケシンスケ・なかやみわ5人展

190107_IMG_9583.JPG190107_umeda1.jpg180418moe40thanniversary8es_img01.jpg180418moe40thanniversary8es_img03.jpg2019.01.07 Monday
最終日に滑り込みで、MOEの5人展に行ってきました。
絵本作家さんの展示は割と良く足を運ぶ方だと思いますが、現在活躍中の(絵本の中では)若手の部類に入る作家さんの展示はなかなか見る機会が少ないかも。で、今回はすごく発見が多かったです。

現代のイラストレーターで好きな人を挙げろと言われたら、絶対に外せないのが酒井駒子さん。私の母校・パレットクラブの先生でもあり、13年ほど前に教室で初対面した時の感激と言ったら!トムズボックスの土井さんと一緒に登場した酒井さんの少女のようなたたずまいに、感涙。

実は私とそんなに年齢は変わらないのですが(今回展示されてた作家さんはほぼ同世代の方ばかり)私が対面した13年前には、酒井さんはすでに不動の地位を築いておられて、その場で本を買うとサインがもらえるのですが、ほとんど取り合いで、私も何とか一冊ゲットして、「ひよこさんへ」とサインしていただきましたが、その時の酒井さんの「はて?ひよこ?」という不思議そうな様子が忘れられません。

その酒井さんの原画はやっぱり素晴らしく。確か原画を観たのは、東京時代に見た酒井駒子原画展─絵本『くまとやまねこ』の世界(2008.9.29)以来。ほぼ10年ぶりですね。今回の発見は、画材です。酒井さんが主にアクリルガッシュで描かれているのは知っていましたし、パステルや色鉛筆などを使うのは想像の範疇でしたが、まさか、ボールペンが使われているとは!じっくりどこに使われているのか、真剣に見入ってしまいました。

「よるくま」は酒井さんの中では好きな作風ではないのですが、見ているとよるくまがどんどんかわいく見えてきます。でもやっぱり圧巻は「ロンパーちゃん」白が基調の画面に、色は風船の黄色とほんの少しの赤と水色。それだけなのに、なんて豊かな絵なんでしょう。グッズも、このロンパーちゃんのバッジだけは売り切れで、悔しかった!そして大好きな「BとIとRとD」の原画に、もうただただため息。これはホントアートです。個人的にはこれのアクセサリーが欲しかったなぁ。。。やっぱり鳥LOVE。

作家さんの画材などの持ち物や影響を受けたもの、コメントが所々に展示されていて、それも楽しかった。酒井さんの感想は率直でとてもかわいくて、ご本人らしい感じがしました。また、ご本人自ら描かれた黒板の直筆画は、見られてよかった!!

島田ゆかさんは、今まではカワイイと思えなかったんですが、原画を見ていると、キャラクターに愛着が出てきました。とにかく絵が細かい!それにこれ、水彩ガッシュで描かれてるんですね〜〜〜。ガッシュはなかなかに厄介な画材なので、これでここまで描けるってホントとてつもない画力だと思います。重ね塗りが基本できないので、色は一発で決める必要があり、絵本を書くときに全ての小物の色を作った見本帳を作ったりされていて、その几帳面さに恐れ入りました。これぞプロ。

コメントもすごく真面目な方なんだなーと言う感じが伝わってきました。でも、とにかくあらゆる小物が細かくキャラクターになっていて、子供が見たら楽しいんだろうなぁというのを感じました。絵本ならではですね。でも一生懸命見過ぎて(大人なのに加減ができない)私はくたくたになってしまいました。。。

なかやみわさんは、元々キャラクター作家さんで、消耗品として扱われるキャラクターの世界に疲れてしまい、絵本作家に転向されたそう。どうも周りで、広告系で消耗して絵本作家になった人が多いのですが、やはりここにも。キャラクターはすごく作りこんでおられて、とってもかわいいし、色もきれいで、子供にはこういう世界に触れてすくすく育ってほしいという、見本のような絵本です。

この方は作品によって画材を変えることが多いようで、主な画材は水彩絵の具(と描かれていましたが、パキッとした色合いなので、ガッシュなのかな?)ですが、やぱり線を強調したいところはボールペンを使ってる作品もあって、参考になりました。

ヒグチユウコさんは、何となくこの中では毛色が違うというか、絵本作家というよりは「画家」という感じがするのですが、ご本人も「私は絵本作家なの?」と描かれていて、それまでの3人のメンバーが文字の印刷なのに、手描きで絵も添えて描かれてる物が多くて、なんか和みました。

実は猫の絵を描くことしか存じ上げなかったんですが、主人公の目のしわしわの子は、ぬいぐるみなんですね。あと、猫の脚がタコだったり、ヘンテコな動物がたくさん出てくる「ギュスターヴくん」がツボ。この世界観はこの人にしか描けないわー。そういう世界を自分で見つけて、世間を納得させるって大事なことだと思いました。

ラストのヨシタケシンスケさんまで来た時点で、すでに160点ものイラストを見ているので、結構くたびれてます。しかも、ヨシタニさんって読むものがすごく多いの。それなのに、全然疲れないどころか、読めば読むほどどんどん読みたくなっちゃうところが、さすが当代随一の売れっ子作家。ここ数年出す作品出す作品大ヒットを飛ばしているのもうなずけます。

ヨシタニさんだけ色はデジタルで入れているので、ペン画のみの展示なんですが、ちゃんと文字も手で入れてあるので、作品世界に引き込まれて、退屈に感じない。最初の三人が文字のみだったコメントも、ヨシタニさんは、ヒトコマ漫画みたいにイラスト付きで面白くて、ホントサービス精神がスゴイ人なんだと思いました。

ヨシタニさん、色を入れるのが絶望的に苦手なんだそうで、一時期は自分でデジタルで色を入れてたんだけど、こりゃ駄目だってことで、今はデザイナーさんがいれてるんだって。そんなことってあるんだぁ。苦手なものがあっても、それを補って余りある才能があれば、カバーできるんだなって言うお手本みたいな話ですね。

そんなヨシタニさんは、最初自費出版で絵本?画集?を作って売っていたのだけど、なかなか売れないし、最後は邪魔になってどんどん人に上げていたら、ある人の目に留まって、画集を出すことになったんだとか。それだけ絵に魅力があったってことですが、自費出版ってヘタに売ろうとするよりも、営業と思って配るというのもアリなんだなーと思いました(てか、これを知って真似する人多そう(笑))。そしてそれがきっかけて「絵本を書いてみないか」という話が来て、今があるんだそう。

ヨシタニさんの作品って、とりとめない思い付きがひたすら続いて行くようなものが多くて、この人って子供の頃から変わってないんだろうなー、子供の頃にどんなこと考えてたか、忘れてないんだろなーって思うんですが、最初の画集でその片鱗があったのでしょうね。

そんなヨシタニさんの画材は、コピックの細いペン。コピックと言えばマーカー。こんな細いペンがあったって初めて知りました。私も使ってみようかなぁ。

そして、大阪会場だけの特別展示として、長谷川義史さんの原画が展示されていました。なんて贅沢な!室井滋さんとのトークイベントもあったんだそう。私は長谷川さんは「ぼくがラーメン食べてるとき」が大好きなんですが、それは置いてなくてガッカリ。あれは絶対読むべき本。

大満足で見終わり、グッズコーナーへ。先ほども書いたけど、一番欲しかった酒井さんのバッジは売り切れで、酒井さんが表紙のアリス特集のMOEバックナンバーと、もうマステは買わない宣言してたのに、大好きな「BとIとRとD」につい手が伸び、樋口さんのネコもかわいすぎて、ついお買い上げ。


                  


MOE40th Anniversary 島田ゆか・酒井駒子・ヒグチユウコ・ヨシタケシンスケ・なかやみわ5人展
2018年12月19日(水)〜2019年1月7日(月)[予定]阪急うめだ本店 
http://www.hankyu-dept.co.jp/honten/h/gallery_moe/


MOEは創刊40周年を迎えます。
これを記念して、5名の絵本作家の原画を約40点ずつ、
合計約200点が一堂に会する展覧会を開催します。

世界観や絵の表現方法、作風などもまったく異なる5名の絵本作家たちの「部屋」をそれぞれに設け、絵本原画とともに「大切にしているもの」を展示。さらに絵本づくりへの思いなどを作家の言葉を通して紹介し、それぞれの絵本の魅力に迫ります。またMOEの40年の歴史をたどることで、その時々の絵本の歩みを振り返る展示も。絵本の多様な魅力と、可能性をお楽しみいただく展覧会です。

さらに、阪急うめだ本店スペシャル企画として、室井滋さん、長谷川義史さんのコーナーを特設。お二人が手がけた最新絵本『すきま地蔵』の原画をこの会場限定で展示します。こちらもお見逃しなく!

MOE 40th Anniversary 5人展
島田ゆか 酒井駒子 ヒグチユウコ
ヨシタケシンスケ なかやみわ

2018年12月19日(水)〜2019年1月7日(月)
大阪・阪急うめだ本店
大阪府大阪市北区角田町8-7
TEL. 06-6361-1381
http://www.hankyu-dept.co.jp/honten/h/gallery_moe/

入場料(税込)
当日|一般800円、高校・中学生600円、小学生以下無料
前売|一般700円、高校・中学生500円
※閉場30分前までにご入場ください。
※催し最終日は午後6時閉場。
※2019年1月1日(火・祝)は休業。
                  


2018年のクリスマス。49歳のクリスマスだわ!(懐)
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2015年10月発売の実話エッセイ。アトピーって痒いだけの病気じゃないんです。

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あけましておめでとうございます。昨年の振り返りと今年の目標など。

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あけましておめでとうございます。仕事先の人はともかく、親戚は私たちの顔見たいだろうと作ったものの、いざ印刷すると、気恥ずかしくなってボツった奴を載せます(→なんで?(笑))。筆文字は宮田が書いています。2019年は、お互いの趣味の「書」と「帽子づくり」を復活させ、もう少し人と交流する時間も持ちたいです。そんな感じのわたくしたちですが、2019年もどうぞよろしくです。

190101_IMG_9380.JPG昨夜から食べっぱなしでヤバイ。年賀状、まだ半分しか書けてなくて、これもヤバイ!絶賛住所&コメント書き込み中(右下)。(昨年お仕事ご一緒したクライアント様から、ほぼほぼ全部年賀状が届き、焦りまくる年頭。)

昨年と言えば、ホントこの一年で「太ったな」というのが実感。年齢的に仕方ないのかもしれないけど、ホントマジで運動を習慣化して、せめて「引き締まったデブ」を目指したい。

先日読んで心に響いた言葉「どんなに親切にしてくれたとしても、嫌な気持ちになるなら、それはそういうこと。自分の感覚を大事に」。これ、ズズズ―んッて心に響いて、すごく楽になれた。一年前、去年の今頃にこの言葉をもらっていたら、1月に大きく体調を崩すことはなかっただろうな。もっと自分の感情を大事にしよう。


                  


もう5年ほど前になるけれど、とある出版社のWebsiteでイラストコラムの連載をすることになり、初めて担当編集さんが付いた。私は自分の書いたものが真っ赤に直されて、それをせっせと直して原稿が完成するのだろうなぁと想像していた。しかし、いざ連載が始まると、ほとんど赤が入らない。

担当編集さんは、可愛らしい女性だったので、もしかして、うんと年上の私には強く言えない人なのかな、とか、Web連載だから、そんなに厳しく見られてないのかな、と考えてもやもやしてきた。同じ媒体で連載を持ってる人に聞いたら、その人はすごく赤が入るという。

ある日思い切って、編集さんに「どうして赤が入らないんですか?」と、ど率直に尋ねてみると、編集さんは「直すところが無いからです」とあっさりとおしゃって、思わず拍子抜けしたのを覚えている。でも自分に自信の無い私はそれでも、自分の文章がいいなんて思えずにいた。

連載が終了する時に、編集さんは「私は毎週楽しみにしていたので、本当に残念です」と言って下さった。メールから編集さんが悲しんでいるのが伝わって、私も悲しかった。

その後、しばらくして編集さんはとあるWebサービスに新天地を求め、そこでめきめきと頭角を現し、ヒット連載を幾つも受け持つようになられた。今思えば、出版社にいた頃も、かわいい顔に似合わず、驚くような人材を自らスカウトするような手腕の持ち主だったのだ。そういうひとに、「直すところが無い」「毎週楽しみにしていた」と言ってもらえたのは、今思えばまんざらでもない。

その編集さんが、最近SNSで文章を発信されているのを読むと、やっぱりすごく面白くて、今さらながら、すごい人だったんだなー。もう一度担当になってもらえたら、もうものすごく頑張って絶対面白いもの書くのに!なんて悔しい気持ちでいっぱいになる。

つまりこれはひとつ目標ができたってこと。その編集さんが興味を持ってくれるような企画を立てて、面白いものを書くという。またハードル高いことだけれど、それでも目標は高く、だもんね。さて、どんな企画にしようかな。


                  


12/21(金)〜24(月)いろいろしんどい想いをかかえながら始まった12月でしたが、気持ちが落ち着いてきました。
この流れで、よい年を迎えることが出来ました。
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2015年10月発売の実話エッセイ。アトピーって痒いだけの病気じゃないんです。

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