昨日は、朝から打合せ、ランチ、取材と撮影、と来て、夕方からは、今年から始まった仕事のメンバーと初ミーティングでそのまま飲み。一日詰め込み過ぎてくたびれて、帰宅後パソコンの前で寝落ちしかかりベッドに移動。珍しく早く眠ったので、今日はすごく快調です♡
ランチは、これにデザートとドリンクバーがついて1,000円ってビックリ。味もすごくよくてお店の雰囲気も、ジャズがかかってイイ感じ。これにお刺身が付くと1,500円、さらにローストビーフが付くと2,000円でどれもコスパよし。しかも、ドリンクバーに無造作にジノリのカップが〜〜〜。以前はイタリア料理のお店だったそうで。なんて贅沢な!今度夜に女子会したいなぁ。
そこからさらに上前津に移動して、取材と撮影をこなし、どうしても、最後の中日ビルでお茶したくて、サンモリッツへ。めちゃくちゃ混んでたけど、ケーキ美味しかったし、年配のグループが楽しんでいるのを見るのがほほえましくて、すごく楽しい気持ちになった。この場所がなくなるってやっぱり寂しいなぁ。中日ビルでは、大正村のボールペンスケッチや写真(中村玉緒・竹下景子・阿川佐和子)などの展示や、中日劇場の宣伝用ポスターの展示も見られて、しみじみ楽しめた。最後に天井画もじっくり見られてよかった。
打ちわせもミーティングもイイ感じで終了してありがたい。久しぶりに石井ゆかりさんの占いを見たら(Twitterで毎日流れてきてはいるのだ)牡羊座は「大遠征、すごいチーム、大チャンス」。水瓶座は「友愛、楽観、今の自分だから望めること」。何だか当たってる気がする。
宮田は相変わらず、営業しなくても順調に仕事が入ってきてるんだけど、さらに上を目指して、ガンガン営業もかけて行こうと思う。私はそろそろ、クライアントとの関係を見なおして、自分の中で納得できない仕事はしない、もっと主体的に自分が動ける仕事の身をして行こうと思う。
知多の情報誌の表紙イラストを担当して見本誌が届いたので、SNSなどで告知。その後、知多の公共施設で発見とご報告が!年配の方が「なんて柔らかな絵だ」と褒めながらご覧になられてましたよーとのことで、思いがけず生の読者の声が聴けてうれしかったです。
一番左が実際の表紙。
真ん中はボツイラスト、一番右はラフを仮表紙に当てたもの。
先日30年来の友人たちに1年半ぶりくらいに会った。そのうちの一人が、3月の私の個展に足を運んでくれたんだけど、彼女は、私のカラフルな絵は好きだけど、赤と黒の絵は好きではないという。自分は私のことを誰よりもよく分かっている一人だという自負が彼女にはあるのだろう。赤と黒の絵は辞めろと言わんばかりの勢いなのには、やや苦笑しつつ、彼女の気持ちがうれしい部分もあり。
ホント絵の好みなんて人それぞれなんで、あの絵がいいと言う人も当然いる。あの個展はそもそも、あの店の店主が、私がインスタに挙げている猫と女の子の赤黒の絵を気に入ってくれて、あの感じで是非、という話が来て決まったことだ。彼女がどう思おうと、そこに一人、あの絵がすごくいいと言う人がいるのだ。
また、店主の言う通りにしたら、ちゃんと絵が一枚売れた。それまで、私の絵は商業向きであって、タブローの絵が売れると思ってなかったので驚いたし、ホントうれしかった。けど、それも、個性の強いあの画風だったからこそだと思う。
それに、私にしても、あの画風を確立するまでにはそれなりに紆余曲折あり、自分なりに考えてやってきたことなので、そう言われたからと、はいそうですか、と、赤と黒の絵をやめるなんてことはない。
自分ではどっちの絵がイイなんてことはわからないし、逆に言えば、明らかにダメな絵はあるけど、誰にとってもいい絵なんてないのだと思っている。20世紀美術界の巨人・ピカソの絵だって万人に好かれると言う訳ではないように、ファンがいるほど、アンチもいると言っても過言ではない。
よく「絵が上手いですね」とも言われるんだけど、プロの絵描きにとって「絵が上手い」と言うのは褒め言葉ではない。何故なら「当たり前」だから。例えて言えば、イチローに向かって「野球うまいですね」とか、ミシュラン☆3つのフレンチのシェフに「お料理上手ですね」とは、わざわざ言わないだろう。それと同じように、絵描きは「絵が上手い」のなんて、当然のことなのだ。
その先にあるものを見なくてはいけないのがプロだ。上手い絵の先にある、味わいや個性や、人を惹きつける何か。
さらに、商業イラストレーションは、使われる媒体によっては、インパクト重視だったり、ある程度のどぎつさや、強烈さを求められることもある。絵だけを見てよさ悪さを判断するというより、使われてこそナンボの世界だったりもする。
誰もに好かれるような、キレイだったり、かわいらしかったりするものだけの需要がある訳ではないのだ。
また、個性はあって当然だけど、強すぎては使われる媒体が狭まってしまう。「いい絵」「個性のある絵」「使いやすい絵」はどれも同じであるとは限らない。教材や書籍のカットなどは、あまり個性が強くなく、当たり障りのないようなタッチが好まれる。そういった仕事は数はたくさんあるけれど、単価は安い。それでも、定期的に仕事が来て、安定収入が見込めるという点では、ありがたい。
逆に、個性の強い絵は、本のカバーや広告など、目立つ場所に使われることが多い。そういった仕事は単価も高く、イラストレーターとして名誉にも繋がるので、誰しもやりたい。元々多くないうえにパイの奪い合いなので、かなり大変だけど、ここで売れっ子になれば、一流イラストレーターの仲間入りだ。
ここを目指すためには、アンチが増えるのも覚悟で、イバラの道を行くしかないのだ。でもそのイバラの道は、素敵な道でもあるんだよね。求められるだけで、自分では納得いかないものではなく、本当に自分の好きな絵だけを描いて生きて行くんだから。
(とはいえ、カラフルな絵が自分で嫌いなわけではないです)
#仕事の流儀 #イラストレーターの仕事
1/19(土)〜1/21(月)
簡単でいい、うちで作る、がモットー。
2015年10月発売の実話エッセイ。アトピーって痒いだけの病気じゃないんです。
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読書メーター
◇見に行きたい展覧会メモ◇ →展覧会記録■
◆東京◆
民藝 MINGEI -Another Kind of Art展
2018年11月2日(金)〜2019年2月24日(日) 21_21 DESIGN SIGHT
http://www.2121designsight.jp/program/mingei/
岡上淑子 フォトコラージュ 沈黙の奇蹟
2019年1月26日(土)〜4月7日(日) 東京都庭園美術館
https://www.teien-art-museum.ne.jp/exhibition/190126-0407_okanoue.html
テーマ:ユーモア
2019年3月15日 (金) - 2019年6月30日 (日) 21_21 DESIGN SIGHT
クマのプーさん展
2019年2月9日(土)〜4月14日(日) Bunkamura ザ・ミュージアム
2019年4月27日(土)〜6月30日(日)あべのハルカス美術館
https://wp2019.jp/
ヒグチユウコ展 CIRCUS(サーカス)
2019年1月19日(土)〜3月31日(日)世田谷文学館
ほか、全国巡回予定。
https://higuchiyuko-circus.jp/
バスキア展
2019年9月21日(土)〜11月17日(日)森アーツセンターギャラリー
◆名古屋◆
創刊40周年記念 ムー展〜名古屋版〜
2019年2月1日(金)〜2月17日(日)パルコギャラリー
https://jouhou.nagoya/mu-ex/?fbclid=IwAR3Bxs2ec4eCV7zsKmb6SVMA-frKBaRDUcIRZFNQuyubTMvXyR_klNK7G2g
日本・スウェーデン外交樹立150周年記念
長くつ下のピッピの世界展 〜リンドグレーンが描く北欧の暮らしと子どもたち〜
2019年4月27日(土)〜6月16日(日)松坂屋美術館
クリムト展 ウィーンと日本1900
2019年7月23日(火)〜10月14日(月・祝)豊田市美術館
https://klimt2019.jp/
ムーミン展
2019年12月7日〜2020年1月末 松坂屋美術館
サラ・ベルナールの世界展
2018年11月23日(金・祝)〜2019年3月3日(日)堺 アルフォンス・ミュシャ館
2020年1月頃まで、全国巡回予定。
https://www.sunm.co.jp/sarah/
◆大阪◆
不思議の国のアリス展
2019年3月16日(土)〜5月26日(日)兵庫県立美術館
http://www.alice2019-20.jp/
名古屋は6番目に巡回予定。