本の備忘録 vol.7 Jul.27〜 Jul.29「サブタイトル決定(愛はアイかラブか?)・NHK担当デスク交代で寂しい」

2020.07.27 Monday
ほぼ原稿が出揃って、改めて台割(本の設計図のようなもの)を見ると、企画書とだいぶ内容が変わっている。
特に取材記事。コロナ禍で取材できなくなったり、最初の予定の原稿量では足りなかったりして
7月になってからラインナップに加わえ、急きょお会いして取材したのが数本ある。

もうギリギリのタイミングだったので、編集さんに確認することもなく進めてしまったものもあるんだけど
取材決定後にタイトルと概要だけ聞いて、何も言わずに書かせてくださった。これは本当にありがたい。
私自身、イラストレーターとしての歴はそこそこ長くなったけど、文章を書く作家としてはほとんど実績がないのに
こんな本を書かせてもらえること自体、本当に幸せなことだと思う。

それは前著も同じで、漫画家としての実績はほぼないのに本が出せた。
前回も今回も、担当編集さんは私のことをなぜかすごく信頼してくれているのを感じる。
だからこそ、いろいろ無茶ぶりをされても頑張れるというのはある(笑)。
あと一息、いや三息くらいかな。頑張ろう。


                  


2020.07.27 Monday
【ご意見求む→結論でました】タイトルが決まった。
「ナゴヤ愛 + サブタイトル」

ナゴヤ愛の「愛」は、当然「あい」と読み、編集さんもそう思っていたそうだけど
デザイナーさんから「愛は”あい”ですか、”ラヴ”ですか」と確認されたそうで。
「今は"ラヴ”が普通なんでしょうか」と相談された。

そういわれると「なごやらぶ」も悪くない。(けど、ちょっと気恥ずかしい。。。)
愛は「あい」?「ラヴ」?どっちが普通?
→愛知県本なのでは、やはり「あい」にします💕ご意見くださった方々、ありがとうございました❣️


                  


2020.07.28 Tuesday
寂しい。
今日NHKに納品した分で、今まで2年間担当して下さっていたプロデューサーさんが産休に入ることになったのだ。
秋になると丸6年となるこの仕事の中では、2年って短かったけど、マンガ談議に花が咲き
彼女が担当になった時にはすでに電子書籍しかなかったアトピー本をすぐに購入してくださったり。楽しかったなぁ。

また、最初の3年半は画面に登場していたイラストが、放送形式が変わったためにWebのみの使用となっていたのを
一生懸命画面に映そうと頑張って下さって。
8月は私のイラスト、テレビ画面に何度か登場するそうです。うれしいな。

担当PやMCが何度も変わっても引き続き使用していただけるのは、ありがたいとしか言いようがないよねぇ。
その分寂しいことがあるのも仕方ないのかもなぁ。


                  


2020.07.29 Wednesday
起きてノートPCに向かったら画面が真っ暗なのでスリープになってると思って
いつものように軽く電源に触れてもカタカタンッと音がするだけで電源が入らない。
それを何度か繰り返して「うわっ壊れたか!」と焦ってオットを起こし、パソコンの前に戻った途端、謎が解けた。
「ごめん、電源抜いてたわ」
    
それにしてももうこのPCも6年選手で、いつ壊れてもおかしくない。全然調子が悪くはないのだけど
それだけに急に逝きそうで怖い。
なので、毎晩寝る前にその日制作したものを全部バックアップ取ることに抜かりはない。
と思ったら、NHKの納品分、忘れてた〜。危ない危ない。
(まぁデータは送ってあるし原画もあるのでいいのだけどね)
    
今はPCを選んでる時間もないので、この仕事が落ち着いたらサクッと選んで新しいのを買おう。
持続化給付金、これが一番有意義に使う方法だ。PCがなければ、何もできないのが私たちの仕事なんだもんね。


                  


◇見に行きたい展覧会メモ◇ →展覧会記録■

◆名古屋◆
原田治展 「かわいい」の発見 Osamu Harada : Finding "KAWAII"
2020年7月4日(土)〜8月30日(日)10:00〜19:00 (入館は18:30まで)清須市はるひ美術館
http://www.museum-kiyosu.jp/exhibition_info/2020/haradaosamu/
harada_title.jpg
1970年代後半から90年代にかけて、女子中高生を中心に爆発的な人気を博した「OSAMU GOODS(オサムグッズ)」の生みの親、原田治(1946-2016)。50-60年代のアメリカのコミックやTVアニメ、ポップアートなどから影響を受けたイラストレーション――とりわけ、簡潔な描線と爽やかな色彩で描かれたキャラクターたちは、その後の日本の“かわいい”文化に多大な影響を与えました。
 没後初の全国巡回展となる本展では、イラストレーターとして活動する端緒となった、1970年代「an・an」の仕事をはじめとして、広告・出版・各種グッズなど他分野にわたる作品を中心に、幼少期から20代前半の初期資料や、エッセイ集『ぼくの美術帖』関連資料も交えて展示し、時代を越えて愛される、原田治の全貌に迫ります。



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本の備忘録 vol.6 Jul.24〜 Jul.26「原稿は残り少し・イラスト着手・サブタイトルとカバーコピーに悩む・編集さんにほめられた件」

2020.07.24 Friday
今朝ほど「トリ」の原稿が終わった、と書いたので
まるで本作りが終わったみたいに感じられたかもしれないけど
全然そうではなくて、まだ小さな原稿が5本残っており
そのあとは100点以上イラストを描くという現実は変わっていないので
まだまだ当分引きこもります。お盆明けには楽になりたい。


                  


2020.07.24 Friday
担当編集さんとの相性とはなんぞや、と風呂の中で考える。
この本は、昔から(2007年頃)の知り合いの営業部長が編集さんを付けてくれて企画を通したので
担当編集さんとは今年の初めに東京で一度会っただけ。
   
編集さんとは感性は合うようで、原稿を見せると、そうそう、そこを見て欲しかったの!と感じるツボを
キチンとほめてくれる。これは書き手としてすごくウレシイ。
   
しかし、編集さんは老獪なのか天然なのかは不明だが、気付くといろいろやらされている。
台割も最初から最後まで私が作って修正・管理し、現在最終形。
原稿はワードとそのまま組版に落とせる程度の型と両方つくるというハードワーク。
営業さんとのやり取りまでそこに加わる。
しかも編集さんはけっこう忘れちゃってることも多いので、先週はいろいろ問題が起きて
キーーーッとなっていた。
  
でもやっぱりほめ上手なので、ほめられるとすべて忘れてしまう。
それにしても、こうして感性の合う編集さんにほめられっぱなしで進めていいのだろうか
と思わなくもないけれど、どうせ本なんて感性の合う人しか面白いとは思えないものだ。
    
果たして私と感性の合う人がこの世界にどれくらいいるのか、というのが問題なのだけど
たまたま当たった編集さんと合うのだから、きっと他にも合う人がいるに違いない。
そう思うことは書き続ける上ですごく勇気をくれる。だから多くは望むまい。


                  


2020.07.25 Saturday
そんなわけでまだ原稿は完成していないのだけど、編集さんに頼まれたイラストに取り掛かる。
カバー用に先にイラストが何点か必要なのと、なにやら出版社ではないところがポスターを作って
キャンペーンをしてくれるらしい。まだ7月だし本自体完成していないのに、ありがたい話である。
     
最近またまた絵が描きたくなぁ〜い病にかかっているのだけど、いざ描きだすと呼吸するみたいに描ける。
上手い下手は置いておいて、締め切りに対してもさほどプレッシャーを感じないので
やっぱ慣れてるって強いなと思う。
    
でも実は、NHKの仕事だけは5年やってても慣れなくて、毎回緊張で描きたくなくてうだうだしてしまう。
そしてそれも今月中に1枚送らなくてはいけない。
実は6枚来てたんだけど、残りはギリギリ8月後半まで待ってもらえることになった。よかった。。。


                  


2020.07.26 Sunday
本の話。タイトルは決まったものの、まだサブタイトルと帯カバーが決まらず
うんうんうなる編集さんと我々夫婦。
昨日からうれしいことがいっぱいあったのだけど、あんまり書くと自慢にしかならないので書かない(笑)

もちろん、このコロナ禍でいいことばかりなはずはなく、今は本作りでぜえぜえ言ってるけど
これ終わったら路頭に迷うかもという不安は普段の年より明らかに大きい。
まぁ何とかなるさ。何とかするさ。


                  


自慢にしかならないので書かないとFBには書いたけど、ここには書いちゃえ。

最後の渾身の取材原稿を編集さんに送ったら
「まるで「噂の東京マガジン」でも見ているような、ドキュメンタリータッチな面白い内容です。
陽菜さんの文章は、非常に才能があります。私が手を入れる余地はまったくありません。
本当にルビを振るぐらいのものです。きちんと取材をしているから
これだけ上手にまとめられるのでしょうね。
ジャーナリストをやってもきっと成功しますよ。」
と返事が来た。えへ。勝手に書いちゃった(笑)

該当記事、自分の中では「プロジェクトX」風だったのだけど、いずれにしろ、光栄である。

私は以前、とある出版社でWeb連載をしていたことがあるのだけど
そのときにも担当編集さんから全然赤が入らなくて、なぜだろう?と思い
「どうして赤を入れてくれないんですか?」と聞いたら
「入れるところがないからです」とコントのような即答をされたことがある。

実はライターとしてもぽつぽつ仕事をしているのだけど
Webなどの編集者(と呼んでいいかもわからないような人)たちからは
「表記ゆれが多い」「ラフな表現が多い」など叱られる。

お堅いお堅いビジネス文書に向いてないということもあるだろうけれど
スキルの低い編集者(と呼んではいけないかもしれないけど)は
レギュレーションに合っているかどうかでしか文章を量れないのだな。

ちゃんとした編集さんからの評価は高いのでよかった。


                  


うれしかったこと、もうひとつは、本に登場する作家さんのおひとりが
今度執筆するエッセイでこの本をご紹介下さるという。う、うれしい〜
楽しみだなー。ワクワク♡

夜は半沢直樹を大コーフンして見る。
もう飽き飽きという人もいるようだけど、2013年度版を見逃し
先日ダイジェスト版をようやく見た我が家は、ただ今絶好調にブーム。
しかし、実生活の中では「倍返し」じゃなくて「持ちつ持たれつ」で行きたいものだ。



                  


◇見に行きたい展覧会メモ◇ →展覧会記録■

◆名古屋◆
原田治展 「かわいい」の発見 Osamu Harada : Finding "KAWAII"
2020年7月4日(土)〜8月30日(日)10:00〜19:00 (入館は18:30まで)清須市はるひ美術館
http://www.museum-kiyosu.jp/exhibition_info/2020/haradaosamu/
harada_title.jpg
1970年代後半から90年代にかけて、女子中高生を中心に爆発的な人気を博した「OSAMU GOODS(オサムグッズ)」の生みの親、原田治(1946-2016)。50-60年代のアメリカのコミックやTVアニメ、ポップアートなどから影響を受けたイラストレーション――とりわけ、簡潔な描線と爽やかな色彩で描かれたキャラクターたちは、その後の日本の“かわいい”文化に多大な影響を与えました。
 没後初の全国巡回展となる本展では、イラストレーターとして活動する端緒となった、1970年代「an・an」の仕事をはじめとして、広告・出版・各種グッズなど他分野にわたる作品を中心に、幼少期から20代前半の初期資料や、エッセイ集『ぼくの美術帖』関連資料も交えて展示し、時代を越えて愛される、原田治の全貌に迫ります。



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本の備忘録 vol.5 Jul.21〜 Jul.24「取材原稿終了・トラブル続きで怒・「せかほし」で癒され「半沢」で溜飲を下げる」

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2020.07.21 Tuesday
「世界はほしいモノにあふれてる」再放送を泣きながら見る。
木曜の本放送でなく、ウチのように火曜深夜の再放送を楽しみにしている人も結構いることを
Twitterのたくさんのコメントで知る。
大好きな番組。この番組毎週見てたし、彼のこと好きだったけど、どこかにそれを書いたこともなかった。
もっと書けば良かった。たとえ届かなくていいから。


                  


2020.07.21 Tuesday
昨日ちらりと書いたけれど、この本でぜひ見ていただきたいのは、宮田の写真。
140ページ程度の本文中カラーにできるのは50ページ程度で、これが悩ましくて。

食べ物イラストはカラ―で行きましょう、はすぐに決まったんだけど、
それ以外の私のイラストなんかモノクロでいいから、とにかく写真はカラ―で!
いやもうイラストなんかどうでもいいから全部写真で行きたいくらいなんだけど、
なかなかそういうわけにもいかず。コロナ禍でなかなか撮影にも行けず、
またイラストならOKだけど、写真にしたら許可取りが必要になるとか、
いろいろ面倒なことがあるのですね。

本文が長くなるとイラストも写真も小さめになるけど、短くまとめられたり、
写真で魅力を伝えたい場合、ドドーンとページ全体に断ち落としで写真を入れたりして。

しかし、構成上どうしてもカラーに出来ないページで、写真をどさっと載せることになって、
そしたら編集さんも「写真が素晴らしい。モノクロなのが本当に惜しい」って。
本当にそうだ。私の食べ物なんかモノクロでもいいからここカラ―にしたい。
と葛藤しながら、本作りは進んで行くのだ。


                  


2020.07.22 Wednesday
最近で割とショックだったことの一つが、レギュラーでやっている仕事の担当者さんが
産休に入ることになったこと。
イラストって意思の疎通って結構大事で、せっかくいい感じで進めていたのに。
また一からやり直しなんだな、と思う。

例えメールのやり取りでも、相手が自分に好意を抱いてるか、尊重してくれているかどうかって、
ちゃんと伝わるものだ。
今の担当さんは特に、すごく大事にしてくれているのを感じていたので、すごくすごく残念。寂しい。
きっと産休が明けたら親会社に戻ってしまい、一緒に仕事をすることはないんだろうな。
それもまた寂しい。

今まで、産休がきっかけに仕事がポシャった経験もあるけど、助けられたこともある。
すでに二人の子を持つお母さん、また元気な子が生まれますように。寂しいけどね!


                  


2020.07.22 Wednesday
精神的にちょっとしんどいことがあった。期待したから、がっかりするんよね。
でも最後の原稿は、たぶんこの原稿を私が書くことをこの世の誰よりも喜んでくれるだろう人の話。
そういう人のために私は頑張ろう。
私の書くものを喜んでくれない人のために頑張らなくてもいいのだ、と思おう。


                  


2020.07.22 Wednesday
ダメだ。どーっと疲れるできごとが、ドドドドッと三段階くらいで押し寄せてきた。
ずっと怒りたくて我慢していたことが、小出しに爆発している感じ。
ここまでやっていても、まだこれなのか。こういうことになるのか。そして今さら何言ってるの?的な。
これ以上怒りたくないから、爆発する前に何もかも捨てて逃げたい。


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2020.07.24 Friday
ようやく取材ありの大きな原稿を全部書き終えた。
どの原稿にも私自身は自分なりに思い入れがあるけれど、トリを飾った最後の原稿(本の中では最後ではない)は、
たぶん取材した方はこの本に載ることを、誰よりも喜んでくださっている方。
それは間違いない。だから本当にうれしい。

ずっとこの方の話を書きたいと思っていたけれど、本当に本にできる話なのか?と思うと
気軽にお願いできず、最後の最後にようやく取材が実現した。
想像以上のお話が聞けた。これは絶対いい記事になると確信した。

どの方もそれは同じで、お話を伺うと、予想以上に濃い素晴らしお話が聞けて、
ただそれを私は料理するだけ。
素材が良いのだからたとえ三流シェフだって美味しい料理になるのは当たり前。
お話を聞かせて下さったすべての皆さまに感謝。


                  


2020.07.24 Friday
本を書くのに忙しくて、コロナ禍における自分の仕事の状況についてあまり気にしてなかったけど
昨日あることに気づいてビビる。
iCloudの容量がもうじきいっぱいになると警告があったので、写真やいらないメールを消しまくっていて
去年やおととしのメールを見ていたら、結構問い合わせがあったのだね。
    
仕事って、話が来たものがすべて受注できるわけじゃなくて
問い合わせの途中で急に連絡来なくなることもあるし、見積りの結果ポシャることもあるし
コンペには落ちることがほとんど。
って考えると、問い合わせが来て実際の仕事まで繋がるのは半分以下かもしれない。
で、今年は本当にその「問い合わせ」すらほとんどない。これがコロナの恐ろしさ。
本が出たあとのこと、真剣に考えないとなぁ。
一番いいのは、本が売れることと、この本が営業ツールとなって仕事が発生すること。だな。


                  


◇見に行きたい展覧会メモ◇ →展覧会記録■

◆名古屋◆
原田治展 「かわいい」の発見 Osamu Harada : Finding "KAWAII"
2020年7月4日(土)〜8月30日(日)10:00〜19:00 (入館は18:30まで)清須市はるひ美術館
http://www.museum-kiyosu.jp/exhibition_info/2020/haradaosamu/
harada_title.jpg
1970年代後半から90年代にかけて、女子中高生を中心に爆発的な人気を博した「OSAMU GOODS(オサムグッズ)」の生みの親、原田治(1946-2016)。50-60年代のアメリカのコミックやTVアニメ、ポップアートなどから影響を受けたイラストレーション――とりわけ、簡潔な描線と爽やかな色彩で描かれたキャラクターたちは、その後の日本の“かわいい”文化に多大な影響を与えました。
 没後初の全国巡回展となる本展では、イラストレーターとして活動する端緒となった、1970年代「an・an」の仕事をはじめとして、広告・出版・各種グッズなど他分野にわたる作品を中心に、幼少期から20代前半の初期資料や、エッセイ集『ぼくの美術帖』関連資料も交えて展示し、時代を越えて愛される、原田治の全貌に迫ります。



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本の備忘録 vol.4 Jul.17〜 Jul.20「許可取りって大変・取材原稿山場越え残り一本・三浦春馬さんの死」

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2020.07.17 Friday


                  


2020.07.18 Saturday
昨夜、今回の原稿で一番苦労したもの(今のところ)が完成し、2人の取材相手に送った。
ひとりからは即答、もうひとりからはあさイチで「非の打ちどころがありません」と連絡があり、修正ゼロ。
伝えたいことが複雑で、どう書いたら一番伝わるか、ことばを選んでは読み返し、一度完成するも、
「やっぱり違う」と大幅に書きなおし。。。その結果の「修正ゼロ」。
うれしすぎて、朝から力が抜けた(笑)


                  


2020.07.18 Saturday
まだ原稿が完成していないというのに、営業さんや書店さんからの注文状況の連絡なども入る。
恐れ多い数字に、ビビりつつも、ますます「いい本作らなくちゃ」と身が引き締まる。
9月が楽しみ過ぎて鼻血が出そうだ。県内の皆さま、お買い上げはぜひ書店でお願いします。


                  


2020.07.18 Saturday
三浦春馬の死にショック。世界は欲しいモノ、も毎週楽しみに見てたのに。。。
まだ30歳なんて、何でもできるのに!


                  


2020.07.19 Sunday
原稿をひたすら書いていると、パタッと全く書けなくなるときがある。PCすら見るのが嫌で。
そういうときは単純に体が疲弊している。そりゃ毎日休まずに書いていればそうなるよね。

そんなわけで、昨日の夜は首の後ろをゴリゴリマッサージしながら、三浦春馬に没頭していた。
圧倒的なイケメン。恋愛詐欺師も最高だった。ああ残念。自分でも思いがけずショックで驚く。
でもどこかに影があって、何となく納得するような気持ちもどこかにある。
有名になるってしんどいんだろうな。
自分ももっと売れてもっと上を目指したい気持ちもあるけど、名が売れるって、
特に今は精神的に強くないとやっていけない。
昨日の映画の続編も、誹謗中傷で言うなら東出なんかすごいこと言われてるんだろうけど、
平気(なのかどうかは知らんけど)な顔で出てきている訳で、そういう強靭な精神がないと無理だね。
さて、とりあえず今はいい本を作ることだけ考えます。


                  


2020.07.19 Sunday
三浦春馬の死がショック過ぎて、自分でも驚く。ファンだから、とかそういうんではなくて。
もちろん好きだったけど。自分よりずっと若い人が死を選ぶのはやり切れないものだ。
彼の選択を否定はしたくないけど悲しい。。。


                  


2020.07.19 Sunday
なんか知らないギャラリーから展示のお誘いが届いて(お誘い自体はしょちゅうある)
「ゲスト枠として」出展して欲しいという。ゲストと一緒に展示することで新人の励みになるとかなんとか。
で、他に声かけているゲストが、ほとんど知らない人だけど、中に本当に大物もいて(絶対断ると思うけど)、
ええっ私この人と同じ枠?と一瞬浮かれた。でも気のせいだからね。
それにしても読みづらい文で、読まれるメールの書き方をコンサルしてやりたくなった。
(そんなん知らんけど(笑))


                  


2020.07.20 Monday
大きな原稿は残り一本となり、とってもめでたいが(後細々が数点)、ここへきてえらいことに。
他の進行中の原稿の修整に追われ、編集さんが許可取りしてくれている先からも
修正依頼がポンポン入ってきてパニくりそうになる上、
営業さんからも注文冊数の情報などがガシガシ入ってきて
(この数字自体はとても良いのでめっちゃテンション上がるけど)、
それ全部に対応していると、もはや自分は著者なのか何のか、よくわからなくなる。
キャパオーバーだ。

とりあえず、どうしても入れたい写真を宮田が昨日と今日で何とか撮影できたので(私は当然お留守番)
よかった。しかし、いつになったらイラストにたどり着けるのか。。。
そんな中、取材相手から褒められたり優しいメールが届くと泣きそうになる。


                  


◇見に行きたい展覧会メモ◇ →展覧会記録■



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本の備忘録 vol.3 Jul.13〜 Jul.16「タイトル決定・カバー用イラスト描きおろし・粛々と原稿書き進行中」

2020.07.13 Monday
最近しみじみ学んだことは「相手が当然そのことをわかっている(理解している)前提で話してはいけない」
ということなんだけど、いろいろムズカシイ。
ちゃんと説明しようとすると、メッセージはとっても長くなってしまい、
それはそれで、忙しい中読むのも大変だろうし、結局読み飛ばされて伝わらない。

それでも試行錯誤してだんだんより伝わる方法を模索するしかないのだろうな。
あと、そんなに言わなくてもすぐに理解してくれる相手もいるので、
やっぱりね、相性があるのだともしみじみ感じる。

自分はイタコのようなもので、相手の熱量やお互いの共感が高いほど、
上手く憑依して何かに「書かされる」ように原稿が仕上がって行く。
この快感たるや、他では味わえない。


                  


2020.07.14 Tuesday
いよいよタイトル決め。
メインタイトルは編集さんも私もこれしかない!で決まり。
サブで悩む。
   
この本は全部が取材記事でできている訳ではなく
私がナゴヤの魅力について持論を展開するページやサブカルの紹介や名古屋めし、名所案内などもある。
名所はナゴヤ本なのに名古屋城もテレビ塔も東山動物園も登場しないので
まぁ割とマイナーな場所を扱っていると思う。
     
しかし、名古屋めしってやっぱりベタなものしかないよね。
唯一名古屋めしの見どころは、ある方のご協力で
私が文章にタッチしていないページが3ページあって、それはかなりレアなのだ。ふふふ。
そこは私はイラストだけを入れるんだけど、素敵なエッセイのイラストを担当した気分でうれしい♡


                  


2020.07.15 Wednesday
現在も怒涛の原稿書きは続いている。
集中しているときは周りの音も何も気にならないので、テレビはつけっぱなし。
深夜再放送してた「Spec」を久々に見て(見たいものは手を止めて見る)改めて思うのは、
このドラマの成功の何割かはやっぱ加瀬亮の容貌によるところが大きいんではないか。
何度見てもやっぱ「日本兵」「軍人」にしか見えない。そして惚れる♡

先日、「半沢直樹」の再放送の後半部分だけ見て、何とか今までの物語を理解した。
放送していた2013年当時は牢獄に住んでいたので、連続ドラマなんかひとつも見られなかったもんな。
そしてキャストの演技の迫力に改めて感動。
2はガラッとメンバー変わるけど、どーなるのかな。個人的には賀来賢人が楽しみなのだ。


                  


2020.07.15 Wednesday
まだまだ怒涛の原稿書きは進行中。
でも大きいのは残り3本!それと細々した食べ物や名所ネタが数本残すのみ。
頑張ってるわ私(笑)
(とはいえ、何度も書いてるけど、この後イラストを100枚以上は描かねばならない、たぶん)
    
取材の時点でサーーーッと道筋ができていて、書き出したら一気に書き終わるようなことも今回本当に多く、
そういう原稿は、修正もほとんどなくて、快感この上ない。
(しかも3年前に取材して、ひどい字で書かれた単語の羅列みたいなメモを見るだけでも
ちゃんとその時の情景が浮かぶものなのね)

でももちろん、そんなにうまいこと行く場合ばかりではなく
取材の際に誤解が生じることもあれば、原稿の種類によっては周囲への配慮が必要で
日本語の「てにをは」ひとつにまで微調整せねばならないモノもあって、ああホント、日々勉強なのである。
   
それはいいとして、問題は編集さんから
「許可取りのために完成原稿が必要なので、先にここにイラスト入れてもらえますか」と言われた途端
急速にやる気をなくすのは何故なんだ。私はイラストレーターのはずなのに。

自己分析してみると、文章は自分でいいかどうかよくわかんないけど、あかんかったら校正も入るし
どうにかなるだろうと思っている。
でもイラストは、最後まで自分でどうにかするしかないし
周りの私に対するイラストへの期待値が文章より高いのもわかるし。

あとは、この本の中で私のイラストの占める割合が割と大きくて
「イラストの魅力」も本の価値に入れられているから。
そのプレッシャーにくじけそうになるんだな、きっと。


                  


2020.07.15 Wednesday
2018年はやたらコンペの話が来た年で、私にしては結構な数の月2〜3本は来ていたように思うけど
全滅なのでまったく意味はない。
そのとき何度も話を下さったデザイン会社から2年ぶりに連絡が来て、またもやコンペの話。
もうこいつ無理!とあきれられてなくてよかった。
コンペといっても作品を作る必要はなく、過去の実績で数人から選ぶものに名前を入れてよいかという話。
それなら大丈夫だー。(今は作品を作る余裕はない)
    
では今度こそ通って祝・初コンペを目指すぞ!と思っていて、あれ?と思い出す。
そだ、昨年の夏に私は一度コンペに通っているのだ。
去年の8月、知らない人からメールが来て(これ自体は普通のこと)、
知らない間にコンペのメンバーに入っていて選ばれたので、打ち合わせをしたいという。
クライアント名とテーマだけが書かれていて、点数もギャラも納期も何もないのに、打合せ?
どう判断すればいいの?こちらには断る権利もないってこと?(笑)
    
最初、若い不慣れな人なのかと思いながら名前をググったら、私より年上の超ベテラン。
しかし悪い人ではないようだった。打ち合わせもうちの近所まで来てくれるという。
    
とりあえず、点数とギャラと納期はメールで確認して、条件の交渉までしてから、
うちから二番目に近い喫茶店で会った。普通に話しは進んだ。
仕事的にも悪い話ではなく、むしろいい仕事だった。
でも進行が最初のメールのごとく唐突だったけど(笑)
     
で、今日来たメールを見て改めて、
そうだよね、普通コンペのメンバーに入れる前に許可取るよね、と思う。

そしてコンペって、やっぱ先に知らされるから通った時にうれしいのであって、
いきなり通ったって言われても、イマイチ感動できないものなんだねー(笑)


                  


2020.07.16 Thursday
昨日は1日、本に載せるための食べ物の絵を描いていた。
自分はわかりやすく、仕事から逃避したい時はFBの投稿も多め&長めになる。

食べ物イラストは好きだといわれることが多く、自分の強みでもあるのだけど、
いざ「ここに美味しそうなのをお願いします」とか言われると逃げたくなる。(逃げないけど)
食べ物は2年くらい毎日描いていて、食べ物にも得意なものとそうでもないものがあることにも気づいた。
昨日描いていたのはその苦手な方の奴。
    
文章もいよいよ大詰め。
取材記事の残り3つも取材自体は10日ほど前に済んでいたのだけど、
その後入稿のための準備で数日かかったり、イラストの仕事が入ったりで、
すっかり遅くなってしまった。(これはちょっと言い訳です。すんません)

残り3つの取材記事、ラストスパート。
どの記事もこの本の企画立ち上げから書きたいと思っていて、
何度か諦めたりしながらも書くことになったので、気持ちだけは溢れている。でもいつもビビる。
本当にこれを私が世に伝えるべきか。Yesだと思ったものしか本には残さなかったつもり。
    
でもね、まだまだ書きたかったこと、自分だから書けることはたくさんある。
ナゴヤって凄い。もし2が出せたらあれもこれも書くのに。
と、まだ1ができあがってもいないのにツラツラ思う。


                  


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本の備忘録 vol.2 の中で結婚記念日 Jul.1〜 Jul.12「取材と原稿半分終了」

IMG_3981.JPGIMG_3916.JPG2020.07.07 Tuesday
今日は結婚記念日。無事12年経ちました。すごく我が家っぽい一角をパチリ。

200702_IMG_3671.jpg
2020.07.02 Thursday
取材相手はほとんどが個人なのだが、企業に取材したら、やっぱり勝手が違って勉強になった。即答はできないため、宿題として資料をまとめていただくことになった。簡単な箇条書きのメモ程度のものかと思っていたら、すごく立派な資料(wordの手づくり)が届いて、ありがたいやら申し訳ないやら。もともと好きな会社だけど、もっと力入れて応援しようと思った。

2020.07.03 Friday
今日はこちらにお邪魔しました。✳︎出演はしてません(笑)


                  


2020.07.05 Sunday
今日から明後日にかけての締切でお願いしていたことが多いので、ドサドサドサッといろいろ送られてきて、一気に人気者気分に(勘違い)。私は電話が超絶苦手なんだけど、今日は電話で元気出た日だった。古い友達とそのお母さんと朝から盛り上がり。(これも取材相手)
夕方、別の取材相手に「陽菜ですが」とかけたら、最初怪訝な声で「もしかして、ひよ子さん?ああ、なんだ、わからんかった」と急に声が明るくなって。私と認識した途端、声が明るくなるってホッとするよね。逆じゃなくて良かったわー。


                  


2020.07.06 Monday
この週末と今日で合計25本の原稿を入稿できる状態にしてひとまず送った。その時点でチェック待ちが4本。
その後1本書き上げ、30本書き上げたことになるのね。
んでも残り22本。頑張らねば―。
編集さんから「改めて全部通して読んで、本当に面白いです。特に”人”が描かれていると、この本の魅力がより伝わります」と返答が来て、よっしゃー!とガッツポーズをする。そうよそうなのよ!「人」なのよ!
でもこれって名古屋でしかウケない話かもしれないという不安もあったんだけど、名古屋にゆかりのない編集さんが読んで面白いなら、きっとある程度の人には響くはず。
モノを書く人なら皆同じだと思うけど「私って天才!」と浮かれる日もあれば、「こんなん読んで誰が面白いの?」どん底まで落ち込む日もあって。
そんな中「最初の読者」編集さんの言葉ってホント神の言葉にも等しい。

                  


2020.07.08 Wednesday
昨日は私事にたくさんのお祝いのお言葉をいただいた。ありがとうございます。
しかし、あまりお祝い気分でもなく、ひたすら原稿と格闘しております(笑)
【進捗状況メモ】
記事の本数としては、完成(未チェックも含む)が31本で手つかずが20本で、まだまだ先が長い感じなのですが
ページ数で行くと、完成が95ページで手つかずが51ページ。ほぼ2/3は終わった!今週くらいで山場を超えそう。
しかも、文字数が2000文字位の長いのはだいぶ終わって、あとは絵や写真多めの文字数600文字位の軽いものが大半なので、だいぶ気が楽。
まぁ、それはそれで、次のイラストの段に大変ですが、イラストの修羅場は慣れているので、結構気が楽です(笑)
あと、撮影に行けるようになったので、宮田の写真をだいぶ入れられそうで、それもホッとしてます。
さて、続き頑張ろう。。。


                  


2020.07.10 Friday
今日も怒涛の1日だった。6年前に一度名刺交換しただけの方にメールをしたら、ちゃんと覚えていて下さって、今は部署を移動になっているにもかかわらず、ちゃんと該当部署につないでくださり。ありがたくて泣けてきそうになる。あー、ホント生きるって無駄なことはひとつもないよねー!


                  


2020.07.12 Sunday
終わりが見えてきた。(と入力して「尾張が」と出てくるあたり、ナゴヤ本に浸食されているMy PC。)
残りの原稿は11本。6日に22本だったので、1週間程度で半分になった。ちゅー事はあと1週間で終わるのか。
(いやいやまだ、怒涛のイラスト&4コマ漫画が待っているのだけど)
    
週末でも編集さんから原稿の感想が届いたり、営業さんから仕入れ部数に必要な内容確認をされたそうで、慌てて返事をしたり、いよいよ「書く」から「売る」へと進んで行く。来週早々にはタイトルも決まる。
   
ここでちょっとイラストの仕事をしなくてはと取り掛かる。レギュラーがひとつと、先日「陽菜ひよ子さんらしさが重要」と言っていたアレ。実はアレは「いい話」でも何でもなく、そういうことを言ってくる人って大抵あとで「思ってたのと違う」と言いがちなので、要注意案件なのだ。
そんなわけでその後「あなたの思う『私らしさ』と私の思う『私らしさ』は違うので、もっと具体的にお願いします」と伝えたら「思ってたのと多少違っても構いません。むしろそれくらいパワーがある方がいい」だって。ええんかしら。
    
長く仕事していると、最初のメールを読んだだけで「これヤバイ奴だ」とわかるようになる。仕事内容がブラックなわけではなく、担当者のコミュニケーション能力に難があることが多い。今回もそういう意味ではアラートは鳴りっぱなしなのだけど、まぁ今までお金を貰えなかったことはないので、何とかなるだろう。


                  


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