本の備忘録 vol.3 Jul.13〜 Jul.16「タイトル決定・カバー用イラスト描きおろし・粛々と原稿書き進行中」

2020.07.13 Monday
最近しみじみ学んだことは「相手が当然そのことをわかっている(理解している)前提で話してはいけない」
ということなんだけど、いろいろムズカシイ。
ちゃんと説明しようとすると、メッセージはとっても長くなってしまい、
それはそれで、忙しい中読むのも大変だろうし、結局読み飛ばされて伝わらない。

それでも試行錯誤してだんだんより伝わる方法を模索するしかないのだろうな。
あと、そんなに言わなくてもすぐに理解してくれる相手もいるので、
やっぱりね、相性があるのだともしみじみ感じる。

自分はイタコのようなもので、相手の熱量やお互いの共感が高いほど、
上手く憑依して何かに「書かされる」ように原稿が仕上がって行く。
この快感たるや、他では味わえない。


                  


2020.07.14 Tuesday
いよいよタイトル決め。
メインタイトルは編集さんも私もこれしかない!で決まり。
サブで悩む。
   
この本は全部が取材記事でできている訳ではなく
私がナゴヤの魅力について持論を展開するページやサブカルの紹介や名古屋めし、名所案内などもある。
名所はナゴヤ本なのに名古屋城もテレビ塔も東山動物園も登場しないので
まぁ割とマイナーな場所を扱っていると思う。
     
しかし、名古屋めしってやっぱりベタなものしかないよね。
唯一名古屋めしの見どころは、ある方のご協力で
私が文章にタッチしていないページが3ページあって、それはかなりレアなのだ。ふふふ。
そこは私はイラストだけを入れるんだけど、素敵なエッセイのイラストを担当した気分でうれしい♡


                  


2020.07.15 Wednesday
現在も怒涛の原稿書きは続いている。
集中しているときは周りの音も何も気にならないので、テレビはつけっぱなし。
深夜再放送してた「Spec」を久々に見て(見たいものは手を止めて見る)改めて思うのは、
このドラマの成功の何割かはやっぱ加瀬亮の容貌によるところが大きいんではないか。
何度見てもやっぱ「日本兵」「軍人」にしか見えない。そして惚れる♡

先日、「半沢直樹」の再放送の後半部分だけ見て、何とか今までの物語を理解した。
放送していた2013年当時は牢獄に住んでいたので、連続ドラマなんかひとつも見られなかったもんな。
そしてキャストの演技の迫力に改めて感動。
2はガラッとメンバー変わるけど、どーなるのかな。個人的には賀来賢人が楽しみなのだ。


                  


2020.07.15 Wednesday
まだまだ怒涛の原稿書きは進行中。
でも大きいのは残り3本!それと細々した食べ物や名所ネタが数本残すのみ。
頑張ってるわ私(笑)
(とはいえ、何度も書いてるけど、この後イラストを100枚以上は描かねばならない、たぶん)
    
取材の時点でサーーーッと道筋ができていて、書き出したら一気に書き終わるようなことも今回本当に多く、
そういう原稿は、修正もほとんどなくて、快感この上ない。
(しかも3年前に取材して、ひどい字で書かれた単語の羅列みたいなメモを見るだけでも
ちゃんとその時の情景が浮かぶものなのね)

でももちろん、そんなにうまいこと行く場合ばかりではなく
取材の際に誤解が生じることもあれば、原稿の種類によっては周囲への配慮が必要で
日本語の「てにをは」ひとつにまで微調整せねばならないモノもあって、ああホント、日々勉強なのである。
   
それはいいとして、問題は編集さんから
「許可取りのために完成原稿が必要なので、先にここにイラスト入れてもらえますか」と言われた途端
急速にやる気をなくすのは何故なんだ。私はイラストレーターのはずなのに。

自己分析してみると、文章は自分でいいかどうかよくわかんないけど、あかんかったら校正も入るし
どうにかなるだろうと思っている。
でもイラストは、最後まで自分でどうにかするしかないし
周りの私に対するイラストへの期待値が文章より高いのもわかるし。

あとは、この本の中で私のイラストの占める割合が割と大きくて
「イラストの魅力」も本の価値に入れられているから。
そのプレッシャーにくじけそうになるんだな、きっと。


                  


2020.07.15 Wednesday
2018年はやたらコンペの話が来た年で、私にしては結構な数の月2〜3本は来ていたように思うけど
全滅なのでまったく意味はない。
そのとき何度も話を下さったデザイン会社から2年ぶりに連絡が来て、またもやコンペの話。
もうこいつ無理!とあきれられてなくてよかった。
コンペといっても作品を作る必要はなく、過去の実績で数人から選ぶものに名前を入れてよいかという話。
それなら大丈夫だー。(今は作品を作る余裕はない)
    
では今度こそ通って祝・初コンペを目指すぞ!と思っていて、あれ?と思い出す。
そだ、昨年の夏に私は一度コンペに通っているのだ。
去年の8月、知らない人からメールが来て(これ自体は普通のこと)、
知らない間にコンペのメンバーに入っていて選ばれたので、打ち合わせをしたいという。
クライアント名とテーマだけが書かれていて、点数もギャラも納期も何もないのに、打合せ?
どう判断すればいいの?こちらには断る権利もないってこと?(笑)
    
最初、若い不慣れな人なのかと思いながら名前をググったら、私より年上の超ベテラン。
しかし悪い人ではないようだった。打ち合わせもうちの近所まで来てくれるという。
    
とりあえず、点数とギャラと納期はメールで確認して、条件の交渉までしてから、
うちから二番目に近い喫茶店で会った。普通に話しは進んだ。
仕事的にも悪い話ではなく、むしろいい仕事だった。
でも進行が最初のメールのごとく唐突だったけど(笑)
     
で、今日来たメールを見て改めて、
そうだよね、普通コンペのメンバーに入れる前に許可取るよね、と思う。

そしてコンペって、やっぱ先に知らされるから通った時にうれしいのであって、
いきなり通ったって言われても、イマイチ感動できないものなんだねー(笑)


                  


2020.07.16 Thursday
昨日は1日、本に載せるための食べ物の絵を描いていた。
自分はわかりやすく、仕事から逃避したい時はFBの投稿も多め&長めになる。

食べ物イラストは好きだといわれることが多く、自分の強みでもあるのだけど、
いざ「ここに美味しそうなのをお願いします」とか言われると逃げたくなる。(逃げないけど)
食べ物は2年くらい毎日描いていて、食べ物にも得意なものとそうでもないものがあることにも気づいた。
昨日描いていたのはその苦手な方の奴。
    
文章もいよいよ大詰め。
取材記事の残り3つも取材自体は10日ほど前に済んでいたのだけど、
その後入稿のための準備で数日かかったり、イラストの仕事が入ったりで、
すっかり遅くなってしまった。(これはちょっと言い訳です。すんません)

残り3つの取材記事、ラストスパート。
どの記事もこの本の企画立ち上げから書きたいと思っていて、
何度か諦めたりしながらも書くことになったので、気持ちだけは溢れている。でもいつもビビる。
本当にこれを私が世に伝えるべきか。Yesだと思ったものしか本には残さなかったつもり。
    
でもね、まだまだ書きたかったこと、自分だから書けることはたくさんある。
ナゴヤって凄い。もし2が出せたらあれもこれも書くのに。
と、まだ1ができあがってもいないのにツラツラ思う。


                  


◇見に行きたい展覧会メモ◇ →展覧会記録■



  •   このエントリーをはてなブックマークに追加  

<< 本の備忘録 vol.2 の中で結婚記念日 Jul.1〜 Jul.12「取材と原稿半分終了」 戻る 本の備忘録 vol.4 Jul.17〜 Jul.20「許可取りって大変・取材原稿山場越え残り一本・三浦春馬さんの死」 >>