弐代目・青い日記帳のTakさんにチケットをいただいたので、松屋銀座で開催中の「ゲゲゲ展」(すごいタイトルだ)に行ってきた。
Takさんにいただいたのは、一枚だったのだけど、入口でもう一枚、親子連れの方にいただいてしまった。結局無料で見られてしまった。なんてラッキー。
さて、そんなゲゲゲですが、想像以上によかった。Takさんのブログでは、激混みとあったので、ちょっと行く気持ちがひるんでいたのですが、Twitterで、イラストレーターの方が「ゲゲゲ、絵うますぎ、やばい」とツイートしてるのを見て、これは行かねば!!と思ったのです。
確かに激混みでした。昨年の手塚治虫展も混んでましたが、漫画の原画を展示は、原稿を読むので、絵を見るだけの展示に比べて時間がかかるので仕方がないにしても、この混み方はすごいっ。やっぱ朝ドラ効果か、ゲゲゲの潜在的人気のせいか。
ホント、絵うますぎです。特に洞窟とか山とか岩とか、生い茂った植物とか。点描とか点描とか点描とか・・・・圧巻です。
超多忙な連載の合間に、妖怪図鑑的なのを1000枚以上描かれてて、それのモノクロとカラーと両方の展示が素晴らしい〜
カラーは、水色とグリーンの中間みたいな色が多用されてて、ちょっと珍しいし、そのさわやかな色合いのせいで、妖怪のおどろな雰囲気が緩和されているのかも、と思う。
この展覧会、水木氏の画業60周年ということで、彼の代表作である「鬼太郎」「かっぱの三平」「悪魔くん」の3つに焦点を当てているんだけど、この3つ、制作時期が集中していて、全部1960年代後半〜1970年代にかけて描かれている。
それも、週刊少年マガジンなどの週刊連載だったんですね〜
当時のマガジンは黄金期と呼べるもので、同時期に掲載されていたのが、「巨人の星」「あしたのジョー」「天才バカボン」豪華すぎるラインナップ。
上のものとは時期はずれますが、この時期のマガジン掲載の漫画にはほかに「仮面ライダー」「サイボーグ009」「ウルトラマン」す、すごすぎるっっ。
最後に出ていた水木氏の年表でも、この時期を「超多忙期」と呼んでいる。この頃活躍された漫画家の多くは、この週刊誌連載で無理をして短命の方が多いと聞く。
そんな中で、米寿を迎えられた水木氏は、素晴らしい。さすが、妖怪?!
年表では、70歳過ぎの水木氏のことを「妖怪期」と呼んでいて笑ってしまった。人気の妖怪アンケートをとると、必ず水木自身も入ると言う。(ちなみに、美輪明宏さんもはいるらしい)
そんな水木氏のモットーは、仕事が大事、仕事をするには健康が大事。健康のためには睡眠が大事。
2時間半しか寝ないで出かけた私は痛く反省。昨晩はぐっすり眠りました。
鬼太郎茶屋で食べた鬼太郎ソフト。ちゃんちゃんこの色と同じです。お味はチョコバナナ!!ネコ娘クッキーもグー。
紙芝居作家としてスタートしてる水木氏。就職しては何度もクビになり、学校は退学になり、そんな彼も、絵の情熱だけは誰にも負けなかったんですね。
私も頑張ろう、と思いました。
水木しげる米寿記念 ゲゲゲ展
8月23日(月)明日まで!!
開催期間:8月11日(水)〜23日(月)
開場時間:午前10時〜午後8時(入場は閉場の30分前まで、最終日は午後5時に閉場)
場所:東京・松屋銀座8階大催場
入場料:一般1000円・高大生700円・中学生以下無料
前売り券:一般700円・高大生400円