6月のおまとめ

すっごく自己満足な記事ですが・・・

5月に、こんな目標を立てました。(集計・5/20〜6/20)

1.月に絵本を200冊読む → 【結果】150冊
2.月に映画を5本見る → 【結果】10本
3.月に二つ展覧会を見に行く → 【結果】4つ
4.月に帽子を4つ作る → 【結果】1つと作りかけふたつ
5.毎日絵を描く → 【結果】ラフ10数枚、ペンタブ4〜5枚、アナログ彩色5枚
6.週にひとつ絵本のプロットを考える → 【結果】一ヶ月でふたつ

結果は、このブログで感想などを載せています。
リンクで各テーマに飛べます。

それにしても、この目標、とってもとっても厳しいです〜〜
けっこう頑張ったつもりだけど、達成できてないのも多い〜〜

そんなわけで、改めて今月からの目標。

1.月に絵本を100冊読む
2.月に映画を10本見る
3.月に展覧会を2つ見に行く
4.月に帽子を5個作る
5.毎日絵を描く(これはもっと頑張らねばっ)
6.月にふたつ絵本のプロットを考える

絵本関連を少し緩くして
帽子を厳しくしてみました。
映画は、これでも余裕でクリアできそう・・・

本当に自己満足な記事でございました☆


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【映画】『メメント』


さてさてやっぱり、この手の映画は夫のおススメ。面白かったです。

時系列に見れば、なんということのない話ですが、物語を逆回しで見せることで、謎が明らかになって行くと言う斬新なアイデアの光る作品。

主人公は、妻を強姦&殺された時の衝撃で、10分前の記憶が消えてしまう障害を抱えるようになります。なので、この映画はまず、結末から入って、10分分逆回しにして、それから、さらに10分前に戻り、主人公がすでに忘れている10分前の出来事を、観客も一緒に体験することができ、だんだんと謎が明らかになって行くと言う仕掛け。

普通の人にとっては謎でも何でもないのですが、主人公は記憶が消えているので、過去の出来事は主人公にとっては、すべて謎で、手掛かりは自分の残したメモと、体中の入れ墨だけ。

途中にはモノクロの部分が挿入されていて、主人公はサミーと言う記憶障害の男について電話で淡々と語ります。
これは、結末よりも過去の話で、時系列順に言えば、最後からどんどん時間をさかのぼって行くカラーシーンと、一番古い過去から時系列に沿って進むモノクロシーンが、ラストシーンで、結びつくようになっているわけです。

これはまぁ、映画の技法について話していますが、ストーリーについては、ネタばれになるので言及しません。

難しい映画です。私もまだ一回しか見ていませんが、もう一回くらい見ないと、理解できないかもしれないです。いろんな人が語っていますが、主人公は障害があるけれど、どんな人も、多かれ少なかれ、自分で造り変えた記憶を正しい記憶と信じて生きているものなのでしょう。
そんな記憶のあいまいさや、不確かさが、この映画でのテーマなのかな、と思います。

たとえば、この映画を私は面白いと思いましたが、このブログに「面白くなかった」と書いたとしたら、長い年月ののちには、「ああ、自分はこの映画は面白くなかったんだ」と思うでしょう。それが「本当のこと」となるわけです。


主人公と、主要人物のテディとナタリーが全員うまくて、見ているときも、見終わってからも、いったい誰が正しくて、何が真実か、やっぱりわかりません。
一応、こういうことなんだな、と自分なりの解釈はしましたが、それが正しいかどうかは謎。


「それでいい」映画なんでしょうね。


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【映画】『CUBE』


ちょっと久しぶりの映画。この手のは、オットのおススメ。

おもしろかった!!ドキドキして、どうなるかわからなくて、最後まで気を抜けなかった。
人生もこのキューブのようなものだよなぁ、なんて、ありきたりなことを思った。

忘れているけれど、我々のこの世界だって、一寸先は闇かもしれないのだ。
だけど、そんなことは忘れていないと、怖くて、身がすくんで、動けなくなる。


キューブもそう。
未来に希望を見出せないものは生き残れない。
あるいは・・・


この先はネタばれになるので自粛。


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絵本作り

最近、本当にブログがお留守になっています。

「ひよこだがね」心待ちにしていてくださってる方には
(いらっしゃるかしら??ww)本当に申し訳ないです。

ネタが尽きたわけではないのですが、なかなか
描く時間がとれずにいます。


            


今はワークショップでの定期的な講評に向けて
絵本のラフをああでもないこうでもないと考えたり

イラストエッセイっぽいものを描きたくて
イラストを描き殴ったり

ありがたいことに、帽子のオーダーをいただいたり

と言う合間に、展覧会を見たり、写真を撮ったり
映画を見たり、絵本を読みあさったりしています。


            


一番大切な活動の「絵本のラフ」
まだ色も入っていない
文章と、簡単な下絵だけのものをそう呼びます。

ちなみに、それを何度か推敲して、ある程度形にして
絵も完成形に近い形で描いたものが
えーほん展に展示したものです。

絵本の原画展は、シーンごとの絵を切り取って展示するので
絵本の内容がわかったほうが、より楽しめるので
本の形に近いものを展示するのですが
それを「ダミー」と呼びます。


            


えーほん展では、ダミーの評判がよくて
先日、アンケート結果を見たら
(ご協力ありがとうございましt!!)

「販売してほしい」
と言う意見もいっぱいあったんですが
申し訳ないのですが、それは難しいのです〜〜〜。

まずは、ダミーはあくまでもダミー。
まだまだ完成形ではないのです。

そして、我々は、同人活動をしているのではなく
あくまでも商業出版を目指しているので
自費出版したり、自分たちで製本して売る
ということは考えられないのです。


製本は大変な作業です。
それに割く時間があったら、別の作品を考えたり
今あるダミーをさらにいいものにしたり
絵に手を加えたり・・・

やらなくてはいけないことは
いくらでもあって、みんな時間が足りないんです。


(絵本作家を目指しながら、普段は会社員したり
ほかの仕事をしている方も多いですし)


でもでも、いつか、商業出版が果たせたら
絶対に、そのときには、展示しているダミーの数倍
素敵な作品に仕上がっているに違いないのです。


なので、いつか来るその日を信じて
待っていてくださるとうれしいです。


            


最近は、ひよこ以外の絵本を考えています。

今まで、いくつか絵本のラフは考えたのですが
人間や、動物やモノが主役のものがいくつか・・・で
ほとんどはひよこが主人公。

ひよこまるけですww


さすがに、飽きてきたというか
たぶん、ひよこを主人公にしようとこだわることで
自分が表現したい世界を狭めているんだろうな
と素直に思うので、ちょっと封印しようかと。

あ、『ひよこだがね』を更新していないのは
それとは関係ないので、誤解しないでくださいね(笑)


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イタリアン

100622italian.jpg昨日は、大事な答えを聞きに
大事な方に会いに行った。

ラブレターの返事を聞くような
そんなドキドキ。

てっきり、もうダメかと思ったら
今のところは、両思い(?)らしい。


何がどうつながるかなんて
本当にわからないもの。
縁は、いつも以外なところからやってくる。

だから、やっぱり、引きこもってないで
いろんなご縁をつなげて
深めていくことは大事なんだなぁと実感。


抽象的ですが、いつか、イイカタチで
発表できるといいな、とおもいます。

ホッとして、うれしくて
みんなで飲んで、酔っ払って。

ああ、幸せだ、と思った。


神様、私の周りにいてくださる皆様
(このブログをご覧になってる方含めて)
本当に本当にありがとう。


生まれて初めて「バーニャカウダ」というものを
食べました。おいしかった!!


iPhoneからの投稿


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【展覧会】ロトチェンコ+ステパーノワ ロシア構成主義のまなざし

100623_1760203.jpgいろいろなところで、とっても評判がよかったので、最終日ぎりぎりに見てきました。

おもしろかったです。ロシア革命後の、フランスが印象派だった時代に、こんなステキデザインを作り出すロシア人カップルがいたとはっ。
ロトチェンコは、絵画よりデザインの人だと思った。最初のほうの油彩とか、コンパスを使ったアートより、ポスターやロゴデザインのほうが、数倍魅力的だし、写真もよかった。

ステパーノワは、ロトチェンコがコンパスでガリガリ書いてたときに、手書きの暖かみのあるものを描いていて、こっちのほうに惹かれるものがあった。
やっぱりアナログが好きだなぁ。

ポスターも、キチンと原画が展示されていて、あたりまえだけど、キチンとレタリングも手書きだし、色も手で塗られていて、なんだか、今なんかパソコン使えば一瞬で出来ちゃうようなものだけど、当時はだれにでもできるものじゃなかった。
いい時代のいい仕事だなぁ、なんてぼんやり思った。

あとね、なぜかロシアの言葉にひかれる。ロシア語なんて覚えたって、何の役にも立たなそうだけど、あの文字とか独特の雰囲気とか。
たまらなく好きなのだ。

100623_1760202.jpg
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ショクのショク人(「食&植」物専門職人)?!

今日は夏至。
1年で一番昼の時間が長い日ですね。

今日は、自分の潜在意識がオープンになって
いつもは心の奥底にしまってある潜在意識が流れ出てきて
自分と向かい合える一日なんだそうです。

今日は、実はちょっとドキドキすることがある日。
いや、ちょっとどころじゃないな。

自分の潜在意識のパワーを信じて、頑張ろうと思います。


            


100621IMG_2586ps.jpgこの週末は、頭も体も
目まぐるしく動いた数日。

たくさん考えて たくさん絵を描いて
たくさん写真を撮って たくさん絵を見て
たくさんおしゃべりして たくさん笑って

そんな数日でした。

100621IMG_2586ps3.jpg私は写真のセンスはないなぁ、と
よく思うんですが

オット曰く
「花と食べ物だけは、ひよこちゃんにはかなわない」
のだそうです。

それは、執着が半端じゃないからだよ。

と、私は思ったのですが、どうやら
ショク(食&植)の職人のようですww

ああ、色の職人でもありたいなぁ。


            


100621kappa.jpgかっぱ と ひよこ

月に一度行く集まりに
かっぱ好きな人が、なぜか
たくさん現れる。

私がひよこのものなら
つい買ってしまうように
かっぱには、惜しげもなく
お金を使ってしまうそうだ。


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『ひよこのすごい帽子』

100620ehon.jpg絵本と言うものは、一回書いて
「おお、いいですね。じゃ、出版しましょう」
となることは、まずなくて

何度も何度も書き直して、やっと企画が通り
そこからも、さらに何度も何度も直して

・・・という長い道のりが必要で
その間数年ということも普通で

絵本と言うやわらかいイメージからは
想像もつかないほど、過酷な世界なのであるわけですが


そんなわけで、GWの展示の絵本を
さくっと修正したのがこれ。
はい、もうほとんど別の作品です。

まだまだ変化していきます。
一年もたつ頃には、今年の展示のときに出したものとは
全く別のものになっているかも。


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20代×40代×エイジレス女子

IMG_2553.jpg

最近、周りの人たちから
「帽子をオーダーしたい」
と言われることが、とっても多くて
ありがたい気持ちになっている。


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【展覧会】ノーマン・ロックウェル展 オールディーズ、その愛しき素顔たち

100618_1781442.jpg週末に、府中市美術館に、ノーマン・ロックウェル展を見に行ってきました。


100618_1781443.jpg100618_1781444.jpg
例えばこんな風に、ポスターのイラストには、家出少年とカフェで話し込む警官が登場しますが、この画の横には、リヴォーリのこんな写真が並べられていました。事故にあって運ばれる母を見つめる少年を「大丈夫」と励ます警官です。

ロックウェルの絵は、アメリカを体現してるとも、どこにも存在しない夢の中のアメリカ社会を描いているとも言われているそうですが、ロックウェルの描いた50年代〜70年代の「古き良き時代のアメリカ」と、リヴァーリの切り取った現代のアメリカ。
そこには、全く隔たりなど感じられません。

ロックウェル自身は「どこにも存在しないアメリカ」という批判に対して、「誰も気づかなかったアメリカを描いている」と言っていたそうですが

絵にしろ写真にしろ、テクニックも大切ですが
どこをどう切り取るか
何をどう描くか
それが何より大切なのに違いありません。

晩年には、社会的な作品も多く残しているロックウェルですが、彼の絵が、それ一色に染まってしまったら、アメリカ社会は、なんと夢のない社会になってしまったでしょう。

彼のユーモアあふれる絵が飾られた表紙を見るたびに、アメリカ国民は、ささやかながらも、きっと自分たちの幸せを、実感できたに違いありません。

ところで、ロックウェルは、ニューヨーク出身ですが、夏休みを田舎で過ごして、牧歌的な風景に心奪われ、画家になる決心をしたそうです。
彼は都会よりは田舎を好んだのだそうです。

このくだりを読んで、生涯故郷から離れることなく、すばらしい作品を書き続けた、アメリカを代表する画家・アンドリュー・ワイエスを思い出したりしたのでした。
自然は偉大ですね。


100618_1781445.jpg100618_1781446.jpg上/ピカソやレンブラント、ゴッホなどの自画像も混ざってるところがステキ。

下/上部手前の文字が、ガラスに書いてあると瞬時に分かってしまうのがすごすぎる!!

ところで、彼の作品にしばしば登場するコロタイプ、というのが、いまだによく意味がわかっていません。写真を使った印刷技術のようですが、元は油彩なのでしょうか?
彼の作品は、ほとんどが油彩と版画(シルクスクリーン??)で、油彩と言うのが、とっても意外な感じでした。


コロタイプ [collotype]
平版印刷の一種。厚いガラス板に塗布したゼラチン感光層を版画とした写真印刷法。写真・絵画などの精巧な複製に適するが、大量印刷には適さない。玻璃(はり)版。アートタイプ。


ノーマン・ロックウェル オールディーズ、その愛しき素顔たち

ノーマン・ロックウェルは、アメリカで最もよく売れた雑誌「サタデー・イブニング・ポスト」の表紙を、47年間もの間、毎週のように描き続け、大変な人気とともに「アメリカに愛された国民的イラストレーター」と評されています。

ロックウェルは、物語や表紙のイラストに、徹底した制作態度でのぞみました。

制作の一例を紹介すると、まずモデルを使い、ラフデデッサンを行う。たくさん写真を撮り、再び木炭によるデッサンを行う。
これに彩色すれば仕上がる。が、しかし、突如作品が写真に縛られているように感じると、締切間際の苛立ちの中でも、妥協することなく、下絵とは全く違った構図の作品を一気に完成させたことも、しばしばありました。

彼のマンガのように誇張されたユーモラスな作品は、徹底した下絵づくりと最終的に彼の柔らかなイマジネーションによって、どの絵にも独特の「おかしみ」と「やさしさ」がたたみ込まれていったのでした。

貧しくとも心やさしいアメリカ国民の実生活を、あらためて写真で切りとったカメラマン、ケヴィン・リヴォーリの写真作品も交えて展示いたします。カメラマン、リヴォーリが追ったロックウェルの世界もこの展覧会の見どころの一つとなっています。


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