装苑70周年イベントに思う

060828so_en2.jpg060828so_en_tsumori2web.jpg05it-11-1-42.jpg雑誌「装苑」が創刊70周年という事で、記念イベントがラフォーレ原宿で行われている。70周年と一口に言うが、昭和11年創刊だそうである。戦前である。その年に生まれた人がおそらく半分以上(もっと?)亡くなってる事を思えば、スゴい事だ。人生は短いが、芸術は長いってことね(ふっ)などと、言い尽くされた台詞をアンニュイにつぶやいてみる。

渋谷新宿などの主要な本屋さんでは、もれなく今月号の装苑にmina perhonenの皆川さんデザインのトートバッグがついてくるらしい。しかも期間中の何日かにラフォーレで買うと、総苑オリジナル 70周年記念バンダナもついて来る。黄色いしおりは、もれなくついて来るのかな?よくわからん(^^;(1枚目写真)

デザイナーの津森千里さん(こういう字を書くのですねっ)デザインの「ケーキな私」では、みんなお約束の首を出して記念撮影。会社帰りでひとりだった私は、顔なしで撮って帰り、自宅で加工してみた。

その他会場では、アーティストの手作り作品などを売っていて、結構ツボにはまって欲しくなったりした・・・・クルミボタンは同じ感じに布が出てるのが3個見つかったら間違いなく買ってたなぁ。アクセサリーも革のバッグもなかなかステキでしたよぉ。

さて、肝心の装苑の中身ですが、やっぱり素敵。装苑を買うのはもしかしたら15年ぶりくらいかもしれない。昔はオリーブ少女だった私は、こっち方向に行っていたのに、途中で保守路線(男受けする服とも言う)に乗り替えてしまい、最近に至っていたのであった。

とはいえ、保守的だった頃にも、JJとかCancamなどのいわゆる「赤文字系」雑誌には、何の魅力も感じなかったのだけど、それでもananを見るとやっぱり「何か違うよね、これ」なんて思っていた。不思議なあの頃の私。minaのお洋服は高くて一生買えそうにないけど、絶対いつか買いたいと思っているのが鳥バッグ。これね、¥70000近くするのですよ。でもねでもね、このパープルの実物、白金台の本店で、
見てしまったのです!もう泣きそうになったよ。あまりにかわいくて。(写真3枚目・どっかからもらってきた画像・・・すみまそん)

ちなみにこのスカートもめっちゃくちゃかわいかったが、これも鳥バッグと同じくらいの値段で引いてしまった・・・

私は去年あたりから、セールをしない「ロイスクレヨン」にはまっているのだけど、最近今さらながらはまっているのが、ロリータブランドのジェーンマープル。
今月号の装苑は、ジェーンマープルの特集も組まれていた。やっぱかわいいのだ☆
それにしてもブランド名ジェーンマープルで社名が、セントメアリミードってのが笑える。ジェーンマープルさんは、おばあさんなのに!なぜロリータブランドの名前に???


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麻布でヒヨコ

206420215_34.jpg 206420215_207.jpg金曜日、他県に住んでる社長(女性)が東京にいらして、夜は女性ばかり4人で食事会。リッチなお店で、今まで食べた事もないような料理を食べる。
麻布十番なんてとこも、生まれて初めて行ったのだった。

カクテルをリクエストしようと言う事になって、それぞれテーマを言ったのだけど、地球とか宇宙とか壮大な言葉の中、私は「ヒヨコ」 。意外にみんなバカにせず、どんなのが出て来るか期待していたら、ウォッカベースにオレンジとレモン味で、おいしかった。赤いのはクチバシのつもりらしい。

もともとミモザと言うカクテルが好きで、ミモザの花自体ひよこっぽいし、それとの差別化をどうするのかしらん、なんて興味があったので、おもしろかった。次に来た時もまたカクテルを頼もう、次は何にする?とみんなで盛り上がった時に「次もヒヨコ。前回とは違うヒヨコで。毎回ヒヨコ」と私が言うと、「それおもしろいかも!」おもしろいかもしれないが、バーテンダーさんからすれば、ほとんどいぢめかもしれない(笑)

社長は食事もごちそうしてくれたのだが、おみやげに自宅近所のお店のケーキを持ってきてくれて、 会社でみんなで食べる。ふわっふわでめちゃうまいっ! 普段粗食なので、お腹がいきなりおいしいものを食べて、びっくりするのではなかろうか、と言う一日だった。ああでもしあわせ。


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姫君/山田 詠美


2004 文芸春秋 山田 詠美

短編集。せつない詠美節がうなる。ただ自分的に傑作だと思う「風味絶佳」の直後に読んだので、少し物足りなさが残る。

好きじゃない話もあったけど(「MENU」「フィエスタ」) 「検温」「姫君」は大好きな話。 「ただちょっとだけ好きで、一緒にいるだけで楽しい」 程度の恋は楽しい。けれど相手を失いたくない、と感じた時、恋は苦しみになる。しかもその苦しみは、実に甘美で麻薬のような中毒性を持つ。その甘美な苦しみをギリギリまで味わうために必要な事は 「死を隠し持った女」になること。そんな女に、わたしもなりたい。


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会社について軽く語ってみる

204391618_247.jpg060824mibun_shoumei.jpg現在のバイト先の社員食堂1の寿司。上寿司¥770 。並は¥440で鉄火がカッパ巻きになる。寿司屋のようにガラスケースにネタが並んでいて、何とその場で板さんが握ってくれる。そのため待たされるのが難点。(しかしこれ、社員以外に取っては、本当にどうでもいい話ですね、すまんです)

身分証明書がないと入館できない。それにしてもこのでかい写真はどうよ?警備員さんが年配の人が多いため、見やすくないと、ダメなのだそうだ・・・微妙・・・・ 最初に撮った写真の全体部分に顔だけが入る大きさに自分でフォトショップで加工。この写真は実は二年前のもの(前の会社の面接時に使用)で、今よりかなり太っている。(※証明書部分の色は意図的に変えてあります)

名古屋時代の友達で、麦ちゃんと言うかなり天然な子がいて、「会社の門番さんが」とよく会話の中に登場したのだが、そのたびにクールな友達に「守衛さんとか警備員さんでしょ」と突っ込まれていたのだけど、今の会社の警備のオジサンは、
何となく門番さんと呼びたくなる風情。

余談だが、その麦ちゃんは、麦○さんという名字だったのだが、のちに結婚して稲○さんになった。上で突っ込んでるクールで酒飲みな友達は「ビールが日本酒になったわけね」と突っ込んでいた。さすがというかなんというか。


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チーズはどこへ消えた?/スペンサー ジョンソン


2000
扶桑社 スペンサー ジョンソン, Spencer Johnson, 門田 美鈴

今さらながら読んでみたが、すぐに読めて面白かった。今まさに、迷路の中を新しいチーズを求めてさまよいだした、と言える自分は、まさしくホー。最近までは、迷路をさまよう不安感ばかりが 、募るようになっていたけれど、この本を読んで、
もっと早く決断していたら、とあらためて思うようになった。 けれど、物事に遅すぎると言う事はないはずだと思いたい。

とても前向きにさせてくれる一冊。

けれど後半部分のディスカッションで、「新しいチーズを求める事は、単に新しいものや人を求めるという事だけでなく、それまでの関係性を見直すということでもある」 というのに、考えさせられた。以前の古いチーズに固執していた時点でこの本を読んでいたら、今のような事態に思い切って飛び出そうとしたか、それとも、自分自身の行動を見直そうとしたか。それはわからない。ただその時点でこの本とは出会わなかっただけ。それも運命と呼ぶべきなのか。

どちらにしろ自分はもう新しいチーズを求めて、飛び出してしまったのだ。それは絶対にその場に留まっていたよりはよかったはず。

今この本に出会えて本当によかった。


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IKEA船橋

203306288_87.jpg昨日友達と行ってきた。スゴく楽しかった。相変わらずマイペースな二人は、お店を見てる時間より、座ってしゃべってる時間の方が長かったけど。

ねえ、昨日話した話の中には、よく考えればかなり、深刻な内容もあったのに、どうしてあんなに笑えちゃうんだろう?会うといつも、悩んでた事が馬鹿らしくなって元気をもらえます。本当にいつもいつもありがとう。

   
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心の目

古書店に入ったら、春に近代美術館で行われていた藤田嗣治の展覧会の図録が¥980で売られていたので、即買い。東京も京都も行き損ねて、広島は遠いし日程的に無理なので、諦めたところでの出会いでうれしい☆フジタの原画はかなりの数見ているハズなのでそれを思い出しながら、心の目で見なくては☆

そういえば、この展覧会について、西洋と和の融合みたいな事をさかんに言われていたのだけど、私の中でフジタは、パリのエスプリとイコールで結ばれていて、彼の絵にほとんど和を感じないのだけど、先日ある大御所が、同じようなことを言っていて、なんかウレシかった。

フジタの和って、たとえばフランス料理に和の食材をちょっと使ってみたけど、ソースも盛りつけも根本的にはフレンチってことと同じなのではないかと思う。(なんてえらそうに)

今は久しぶりに植物の絵を描いているいつも描いていた植物画と違って、モノクロなのだけど、これが意外に難しい。カラーだと葉っぱは、表は若干青みがかったテールベルト系、裏は黄色っぽいグリーンと分けて変化を出せるのだけど、それを濃淡だけで描き表すわけなのだ。でもそれを工夫するのがまた楽しい。私は根っから植物を描くのが好きなのだな、と思う。これも心の目で植物を見なくては☆


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今年の花火

198065533_38.jpg 198065533_1.jpg昨年、10年ぶりくらいに花火を見に行った時には、ものすごく感動して、泣きそうになった。 これからは毎年、花火を見に行けるような生活がしたい。それが私のこの一年の全ての原動力だったように思う。花火じゃなくても、映画でもライブでも、何でもいい。貪欲に何かを楽しめる自分でいたいと思った。

先週は調布までライブに出かけた。10年以上ぶりに見た、私のアイドル、私のカリスマは「最後に夢を見ている奴らに贈るぜ!」と変わらずに歌ってくれる。去年花火を見上げていた私より、今年の私は幸せだと思う。来年はもっともっと幸せになれると信じて生きていきたい。お金はないけど、夢と希望だけはたっぷり。ステキな毎日。

同じ場所で同時に歓声を上げながら花火を見つめるひととき。求めていたものは、ここにあったのだと思う。一緒にステキな時間を過ごしてくれて、本当にありがとう。




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部屋を片付けていたら

こんな事が書かれた紙が出てきた。一体いつどこで入手したのか全くの不明。

1.高いつもりで低いのは・・・・・・教養
 低いつもりで高いのは・・・・・・気位

2.深いつもりで浅いのは・・・・・・知識
 浅いつもりで深いのは・・・・・・欲望

3.厚いつもりで薄いのは・・・・・・人情
 薄いつもりで厚いのは・・・・・・面の皮

4.強いつもりで弱いのは・・・・・・根性
 弱いつもりで強いのは・・・・・・我

5.多いつもりで少ないのは・・・・・分別
 少ないつもりで多いのは・・・・・無駄

○長いようで短いのは一生、いつ死んでもよし、いつまでも生きてもよし

ここに書き移したら捨てようかとも思ったけど、読み返すとしみじみ考えさせられるものがある。特にお気に入りは「薄いつもりで厚いのは、面の皮」 きっと思う所あって、取っておいたんだろうな>過去の私。そういえば、お気に入りの焼き肉屋さんのトイレに飾ってあった格言を、わざわざ携帯で撮った事もあったのを思い出した。 それは「自分が変わればやがて人生が変わる」という内容だった。きっとこう言うのが元々好きなんだなぁと思う。

ただ、よく考えると、教養がなくても気位が高くても、知識が浅くても別にいいんじゃないかと思う。分別だって、あんまり多いとつまんない人になりそう。(この格言は、自分が思うより多い少ないと言ってるのであって、いいとか悪いとは言ってないのかもしれないけど)

でも人情は厚い方がいいし、根性は強い方がいい。 そんな私はきっと欲望が多すぎるのだろう。


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ベルバラぬり絵に思う

196890811_116.jpg今朝の朝日新聞の朝刊に、写仏ぬり絵が紹介されていると、編集S氏の日記で読んで、早速買いに行きました。おお、載ってる!しかも、一緒に紹介されているのは、何とベルバラぬり絵。私ってば、池田理代子さんと並んで名前が載ってるよ(感涙)

「ベルバラ」は、リアルタイムで読んだ世代ではないけど、何度も何度も読んで、その世代ごとに違う感想を持った、大切なマンガのひとつ。フェルゼンを愛し、やがてアンドレを愛するようになったオスカルの苦しみが理解できるようになった自分を、大人になったなぁ、と感じたものでした。


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