川越百万灯祭り

187886693_157.jpg187886693_247.jpg 川越と言えば芋! 紅芋ソフトから始まり、紅芋まんじゅう、お芋ドーナツ、お芋ビールにお芋コーヒー。 芋づくしの一日。 百万灯、このカラフルな提灯がホントかわいくてステキでした。 センスいいなぁ。

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アオザイを着ていた(左からふたり目)のですが、時代着物の店で、よく合う羽織を¥1000で購入。これでこのアオザイは真夏以外でも着られそう♪アオザイに合わせて、タッセル付のイヤリングを作りたかったのに なかなか小さなタッセルが売ってなくて、ちょうどいいのが羽織を買ったお店に売ってる扇子についてたので、いくらか尋ねたら 「それは見つけた方に差し上げます」とのことで、何といただいてしまいました。扇子自体もかわいいので、このまま使わせてもらおう。何か申し訳なくてタッセルを切り離せなくなっちゃいました。

今週末からはまた、仕事が忙しくなりそうです。その前に、ちょっとだけひと休止入れられて、ホントよかった。一度は行く事を諦めたのですが、思い切って行ってよかったです。同行してくれた皆さん、ステキな一日を本当にありがとう。


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風味絶佳/山田 詠美


2005 文藝春秋 山田 詠美

大好きな作家だけに期待度も大きいのだけど、その期待を裏切らないどころか、ただただ、感嘆させられてしまう作品集。さすがだ。 表題作の「風味絶佳」に出て来る粋なおばあさんが、いつも森永のキャラメルを舐めている事から、装丁がキャラメルのパッケージ風になってるのもかわいい。

私が一番好きなのは「夕餉」この作品の主人公の恋人の職業はゴミの収集作業員。
これを読んでいたら、きちんと料理を作って、きちんとゴミを出して、きちんと生活したくなった。登場する男性の職業が全て、ブルーカラーで、人からは蔑まれがちな仕事ばかりだというのが、この作品集のひとつの軸になっている。

ゴミを出したり、水を下水に流したり、死んだら骨になったり、人が人として生きていくために一番大切な部分を、ケアする職業はなぜか、汚れているかのように、後ろ指を指されるものだということに、あらためて気づいて唖然とする。作品の中に流れる何ともいえない無常観はいつも通り。けれど愛があるから、だから救われる。誰かをきちんと愛して、きちんと生きて、きちんと死んでゆきたい。そんな気もちになる一冊。


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魅力的なりんご

060715apple.jpg絵を描いたり遊んだり、相変わらず、あわただしく生活しています。ひよこ日記は、もうアレはフィクションですので、実際はあんなにまったり生活ではなくて、結構タイトに生活しています。

書きたいネタはたくさんあるのですが、ネタに沿った4コマを必ず描くことを自分に課してしまい、自分で自分の首を絞めてしまったようです(^^;イラストだけだったり、ルポめいたものも書いたり、もうちょっとゆるい感じでの更新に移行していけたら、と考えています。方向転換できるのも、ブログのいいところ。

よいイラストレーションとは、りんご一個を描いても魅力的なものだ、とある大御所から伺って以来、魅力的なりんごを目指して、日々精進中です。


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人のセックスを笑うな/山崎 ナオコーラ


2000 河出書房新社 山崎 ナオコーラ

すうっと読めてしまったが、単純な話ではなく、言葉の合間に、行間や含みを持たせていて 、余韻を残しながら読み進む感じ。もしかしたら若い人には、主人公の気持ちはわかっても、ユリの気持はさっぱりわからないかもしれないが 、ユリに近い年齢の読者に取っては、書かれていない 、ユリの気持にも、十分感情移入できる。 それをまだ20代の著者が書けるのはスゴいと思う。

この種の小説は、感じるもので、物語の筋は あまり重きを持たないものなのだと思うが それにしても、あらすじを言ってしまえば、 一行でたりそうなのに、この後を引く感覚。 今度はこの人の書く女性視点のものも是非読んでみたい。


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プライスコレクション「若冲と江戸絵画」展

060726_jyakucyu01.jpg060726_jyakucyu02.jpg060726jyakuchu1.jpg上野の国立博物館で開催中の「若沖と江戸絵画展」に行ってきました。

かれこれ2年ほど前になりますが、2004年早春に日本橋高島屋で開催された「若冲と琳派〜きらめく日本の美〜」とその夏の国立博物館の「世紀の祭典・万国博覧会の美術」、そして秋の「琳派 RIMPA展」の三つの展覧会によって、私の中に若冲ブームが巻き起こったのでした。とりわけ、最初に見た「若冲と琳派〜きらめく日本の美〜」の印象は鮮烈で、私の中に今まであった日本画の意識を根底から覆すほどのものすごい影響力でした。

今回の展示の特徴は、プライス氏の「江戸時代にガラスケースはなかった」という考えから、間にガラスを挟まずに絵画を鑑賞することができたこと、そして、実際の絵画は、差し込む陽の光に影響されて、一日のうちで、その表情を変えたはず、との想いから、特殊な光の効果によって、一日を再現できたことが挙げられます。特に光の効果は素晴らしく、感動しました。プライス氏、万歳!!

【展覧会概要】
■会  期  2006年7月4日(火)〜8月27日(日)
■会  場  東京国立博物館 平成館 (上野公園)
■開館時間  9:30〜17:00 (毎週金曜日は20:00まで、
       土・日・祝日は18:00まで開館。入館は閉館の30分前まで)
       ※時間帯ごとの会場状況についてはこちら
■休 館 日  月曜日(ただし2006年7月17日(月・祝)・8月14日(月)は開館、
       7月18日(火)は休館。)
■観覧料金  一般1300円(1100円/1000円)、
       大学生・高校生900円(700円/600円)、中学生以下無料
■交  通  JR上野駅公園口・鶯谷駅より徒歩10分
       東京メトロ銀座線・日比谷線 上野駅 、千代田線 根津駅
       京成電鉄京成上野駅より徒歩15分
■主  催  東京国立博物館、日本経済新聞社
■特別協力  財団 心遠館
■後  援  アメリカ大使館、南カリフォルニア日米協会
■協  賛  NEC、日本興亜損害保険
■協  力  ロサンゼルス・カウンティ美術館、日本航空、ファースト・デザイン・システム
■お問い合わせ  03-5777-8600 (ハローダイヤル)
◆展覧会サイト  http://www.jakuchu.jp/ (オフィシャルサイト)
         http://d.hatena.ne.jp/jakuchu/ (オフィシャルブログ)
■巡回スケジュール  2006/7/4〜8/27  東京国立博物館
          2006/9/23〜11/5  京都国立近代美術館
          2007/1/1〜3/11  九州国立博物館
          2007/4/13〜6/10  愛知県美術館


060726jyakuchu.jpg特集記事につられて買いました☆プライス氏、スポーツカーを買おうと思って貯めていたお金で、若冲を買い占めちゃったそうです。今は車にはまったく興味がないとか。まさに人生を変える出会いだったんですね。


プライスコレクション「若冲と江戸絵画」展
アメリカ・カリフォルニアのプライスコレクションは、魅力に満ちた江戸絵画のコレクションとして世界的に知られています。東京国立博物館では、2006年 7月4日(火)から8月27日(日)まで、プライスコレクション「若冲と江戸絵画」展を開催します。

ジョー・プライス氏は、半世紀前に当時美術史家にも見過ごされていた江戸時代の個性的な画家たちの作品に目を奪われ、収集を始めました。プライス氏のコレクションおよび財団の名前として用いられている「心遠館(しんえんかん)」が、近年人気を高めている、伊藤若冲(いとうじゃくちゅう) の堂号「心遠館」に由来していることからもわかるように、コレクションの中心は、若冲の作品です。また、長沢芦雪 (ながさわろせつ)、森狙仙(もりそせん)を中心とした上方の画家や、酒井抱一(さかいほういつ)、鈴木其一(すずききいつ)などの江戸琳派の画家たち、あるいは肉筆浮世絵など、近年になって、美術愛好家が大きな関心を寄せるようになったジャンルのすぐれた作品が数多くコレクションされています。

展覧会では、プライスコレクションの約600点の作品の中から、プライス氏と東京国立博物館が共同で選んだ101点を展示いたします。作品は画家の系統別に5章に分けて構成されますが、本展の特徴として、ガラスケースを用いず、光の効果に工夫を凝らした展示室を1室設けました。「江戸時代にガラスケースはなかった」というプライス氏の鑑賞態度に、よるものです。本展は、江戸絵画のすばらしさを見直して、楽しんで欲しいという、プライス氏から日本の人々へのプレゼントとして、実現したものです。会場に並ぶ個性的で魅力に満ちた作品を、理屈抜きにお楽しみください。

なお、プライスコレクションの8点の作品を展示し、鑑賞ツールやわかりやすい解説を用いて日本絵画の鑑賞を楽しむ《親と子のギャラリー「プライスコレクション 若冲と江戸絵画」−あなたならどう見る? ジャパニーズ・アート−》も併せて開催いたします。

プライス氏のメッセージ
プライスコレクションの作品は、宗教や知識、あるいは様式のしがらみとはまったく無縁のものです。作品は自然の本質と深く結びついており、地位や職業に関係なく、あらゆる人々にアピールするものです。オクラホマ出身の一エンジニアである私が江戸美術を深く愛するようになった理由は、これでおわかりいただけることでしょう。

私がコレクションを始めたのは、ただ江戸時代の絵画から受ける視覚的なアピールが素晴らしかったからです。その美しさと線の正確さが、私の心を捉えた作品の圧倒的で共通した特徴でした。私は誰の指図も受けることなく、言い換えれば、人に言われて買うのではなく、自分が欲しいと思ったものを収集してきました。このとき、日本語の読み書きができないことは私にとってメリットとなりました。

なぜなら落款や印章ではなく、画家の腕だけを頼りに屏風や掛軸を選ぶことができたからです。今でも、絵を見つけたときに作者の名前を尋ねることはめったにありません。作品は質が素晴らしければ、それは偉大な画家が描いたものと言えるからです。彼ら江戸時代の画家たちは、細部にこだわる並々ならぬ訓練を受けており、その技能、能力および業績に、誇りをもっています。その筆遣いには凡人の能力を超越した何かが感じられるはずです。作品が大家と言われる画家の手によるものか、落款を確かめる必要はないのです。

趣味から始まったものが今や、私にとってとても大きな意味をもつように、なっています。コレクションは私の人生に新たな目的を与えてくれました。そして数々の作品によって私が味わった多くの楽しみを皆さんにも是非体験して欲しいと願うようになったのです。私の願いは、皆さんにこのコレクションはただの掛軸や屏風の集まりではないということを感じていただくことです。このコレクションはそれぞれの作品をただ眺めるためのものではなく、アルバムのように互いに比較しながら
味わうもので、そこから学ぶこともできます。巨匠、その才能豊かな弟子たち、そして彼らの作品から学んだ絵師たちの間にはどのような違いがあるのか、存分に確かめてください。プライスコレクションは、単なるコレクションとして見られることを目指してはいません。見る人それぞれが体験するものであって欲しいと願っているのです。


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巨大ダンジョンでの戦い

先週から行きはじめた会社は、今まで勤めた会社の中で、一番大きな建物で、面接の日も含めると5回も行ったのに、毎回どこかで迷っている。 本館とか西館とか東館とかが全然西や東になくて、わかりにくいのは、まるで柏高島屋みたいなのだ。(たとえはもっとわかりにくいよっ!)

でも私の働く部屋は、前の会社に引き続き、なぜか小部屋で、働くメンバーは、5人。 女子4人と、先週まで南国のどこかに旅をしておられた黒一点のIさん。 一歩出れば、ものすごい書類の山に埋もれた人たちが、一刻を争ってバタバタ働いているんだけど、私のいる小部屋は平和そのもの。 先週など、ときどき、パソ関係の社内ヘルプのIさんに、質問しようと訪れては、留守だと知り、がっかりして去って行く人がいるくらい。

そのIさん、面倒見がいいとは聞いてたけど、失礼ながら、結構地味なおじさんを想像していた私は、今日初対面して、ほーんとびびび、びっくりした。かっこいいのだ!! だだ、だ、だって、福山に似てない?いや、押尾学か?? しかも、本当に面倒見がいい!

私の会社で使ってるパソはウインドウズで、拡張子が、表示されていなかったのだけど、マックユーザーの私は、やり方をすっかり忘れていて、他の女子もわかんなくて、あーだこーだ言い合ってたら、外に出ていたはずのI氏、入って来るなり 「格調子の出し方はね・・・」 と教えてくれるではないか。あんたは「山さん」かっっ!!と思いましたさ。 (というか、柳沢慎吾のやる「山さん』?)それにしても、Iさん、かっこいい!かっこよすごる!! と思ったら、南の島へは当然奥方連れだったようだ。 チェッ。

あったりまえよねー。こんないい男を、世間が放っておきはせんわよね。ひよこ、あっという間に失恋した一日。あうあうあう。 なーんてね(本気にしないでね)←念のため。 (あ、かっこいいのは本当)

それはさておき、お仕事すっごく楽しいのです。今日はイラレでアイコン作り&デザインのイメージを考えたり。もう「イラレの使えないイラストレーター」とは誰にも呼ばせないわっっ。そんなわけで、ちょっと萌えているひよこなのでした。
(字がちゃうし(もえ))


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週末の出来事

金曜は会社の送別会で、居酒屋で飲んだあとカラオケへ。

ひとりの男子は、ウチには寝に帰るだけで、本も読まねば音楽も聴かない、という、普段は周りにいないタイプで、「オレ音楽って、カラオケで人が歌うの聞いて覚えるの」
と真っ黒な顔でニコニコ。お互いに相手に歌わせようと曲を入れていたのだが、タイトルがわからないらしく、「この曲知らねー」と言いつつも、聴くと思い出してちゃんと歌えてしまうと言う、なんか面白い特技の持ち主だった。 この人物と一緒にいると、100%素が出せるので、本当に楽だ。だがお互い男女としては全く見られないのだろうな、と思う。


           


土曜はある講義を聴きに行ったのだけど、あまりに退屈で、途中で抜けて、昨年行ってた文章系講座の「同窓会」に合流。最初から参加していれば、うまい寿司が堪能できたのに、実に残念。    
   
汐留のブルガリア料理の店で、薔薇のヨーグルトなどと言う優雅なものを食しつつ、女子5人で実に濃い話題に終始する。1人の女子の書いてきた作品をサカナに、私はすっかり、萌え萌えになりつつ、ガールズトーク炸裂。みんなの話を聞いてるうちはよかったのであるが、自分の話になったら、何だか感情的になってしまい、とっても後悔&反省の私なのではあるが。

だがこの人たちは、大抵の話は受け入れてくれる。それは何でもネタにしてしまえる貪欲さ、でもあり、きちんと物事の本質を見極められる才能、でもあり。感情の高ぶった私は、4時間のトークでも話足らず、ダブルSさんを誘って、新橋のコーヒーショップでさらに語る。それでもまだきっと、熱は冷めていなかったのだろう。千葉方面に向かうSさんと有楽町で別れてから、うっかり乗換駅を乗り過ごしてしまい、0時を回っていて焦ったが、ひとつ戻って、何とか無事帰って来る事が出来た。ホッ。  


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