今日はMARUZEN名古屋本店さんの丸善ゼミナールvol.57「雑誌『大人の名古屋』ができるまで」に伺った。すごく楽しかった。スタンプカードもいただいたので、これから丸ゼミ、どんどん参加しようと思う♪
「大人の名古屋」最新号は「名古屋最新案内」。名古屋近郊の人だけでなく、東京や他の地方の人が読んでも面白い雑誌を目指したそうなので、名古屋の新しい魅力に出会えること必至!ぜひみなさま、ご覧になって下さいませ♡
かぶりつきで見ていたら、店長の坂本さんが私に話を振って下さり「陽菜さんはイラストレーターさんなんですよ」とご紹介くださったので、終了後にお話したら、尾崎編集長が私の本を「買って読みましたよ」とおっしゃって、本当にビックリ!!こんなことってあるんだなぁ。。。感激!!!
尾崎編集長はずっと「Pen」の編集長をされていたそうで、今も「大人の名古屋」と並行して「Pen+」の編集長も兼任されていて、ネオパブリシティの篠田さんも「Pen+」の編集もされてるそう。「Pen」は好きな雑誌ベスト3に入るくらい大好きな雑誌だけど、それを作ってる方たちもとても素敵な方たちで、うれしかった。ちなみに、ネオパブリシティは名古屋の編集プロダクションで、ぴあから出た戸田恵子さんの名古屋本でお世話になった会社なのだった。
東京時代の友人の素敵な紅茶屋さん「TEA-MODE」(名古屋市名東区)が移転して再オープンとのことで、伺ってきました。良質な最高級な茶葉を取り揃えてます。名古屋市内の有名レストランでもたくさん使われてます。
「TEA-MODE」http://tm-tea.com/
彼女はイラストレーターになる前の私を知る数少ない友人。2003〜4年頃に東京から名古屋にUターンしてしまい、そのまま会ってなかったのに、私の結婚の際には、立派なファーストフラッシュのダージリンをお祝いに下さって、大感激♡私がこちらに戻ってからも、お互い忙しくてなかなか会えなかったのですが、彼女が一昨年の私の本の丸善でのサイン会にサプライズで来てくれて感激の再会。
一社駅って初めて降りたかも!私はずっと名古屋の西側に住んでいて、名古屋は街の中心部が発達しているので、その反対側ってなかなか行かないのかも。下町な西側と違って、山の手な東側(東京とは反対ですね)は素敵なお店が多くて、彼女の弟さんのお店もとっても素敵なお店でした。お近くの方もそうでない方も是非どうぞー♡
最近よく食べるチョコに合う紅茶ということで、ショコラとオレンジの紅茶。チョコのすごーく良い香りなのに、飲むと普通の美味しい紅茶で、楽しい♡オープン記念に頂いた紅茶も楽しみ♪
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2015年10月発売の実話エッセイ。アトピーって痒いだけの病気じゃないんです。
#「アトピーの夫と暮らしています」の感想
リンク「アトピーの夫と暮らしています」
読書メーター
クチコミ.jp
ブクレコ
マルゼミとティー・モード
『アドルフ・ヴェルフリ 2萬5千頁の王国』(名古屋市美術館)
名古屋市美術館で開催中の『アドルフ・ヴェルフリ 2萬5千頁の王国』に行ってきました。
実はSNSで周りの人の画像を見て、何の予備知識もなしに行ったのですが
いわゆる「アウトサイダー・アート」なんですね。
以前にヘンリー・ダーガーのことをテレビで見たことがあって
その際にアロイーズ・コルバスの特徴的な青い目の絵のことも紹介していて
その二人の絵は、いかにもな壊れっぷりが異様で、ゾッとして
見てはいけないものを見たような、常人の心の底にもある暗部を見せられたような感じで
あまり積極的に見たくないなぁ、と思ったのですが
アドルフ・ヴェルフリの絵は、そういった狂気の人の発する禍々しい感じが
あまり無く、とても見やすい、とっつきやすさがあるように思いました。
それでも、同じものを憑りつかれた繰り返し反復して描く様子などは、いかにも
精神を病んだ人のそれで、草間彌生さんの水玉や男根などのモチーフを思い出したり。
一番感じたのは彼の幼少時代があまりに不幸だったということ。
母が病に倒れ、幼い彼が働かなくてはいけなかったこと。さらには母の死。
そんな不幸な生い立ちを覆い尽くすように描かれたのが「揺り籠から墓場まで」でした。
主人公の冒険を通じて、彼は自分の悲惨な記憶を書き変えたのだということ。
こんな半生を送ったらおかしくなってしまうかもしれません。
成人後も、恋愛を反対されて引き裂かれたり、思うように生きられず、ついには
幼女暴行事件を何度も引き起こしたことがきっかけで、精神病院に入院させられ
死ぬまで外に出ることはありませんでした。
初期のモノクロの絵も好きでしたが、途中色遣いで微妙な段階を経て描かれたカラー作品は素晴らしく
この色遣いの軽快さが、おどろおどろしさを軽減してるのかな、と思ったり。
それにしても、楽譜やら計算式やらをこうして絵と一体化してアートとして見せるのはすごい才能。
この楽譜を演奏した音楽家もいたそうで。でも自分が音楽かだったら興味深いなー。
アドルフ自身は、自分を王だといい、紙で出来たラッパを吹き鳴らして歩き回っていたそうですが。。。
目の周りを黒く塗りつぶした人物は彼自身と言うことですが、なぜか可愛く感じられ、不気味さはあまりなかったのですが
それでも彼自身が絵に込めた迫ってくるようなパワーに圧倒されて、何だかとても疲れてしまいました。。。
ジャン・デュビュッフェに見いだされ、アール・ブリュットの画家として
人気を博してからは、販売用の小品を描いていますが
こちらは、淡々と描いていたのか、憑りつかれたように描いた
作品群と違って毒がなく、色彩の美しい作品となっていて
これなら部屋に飾れる、と思いました。
あと、彼の絵の中に繰り返し現れるモチーフに鳥があって
正直「鳥?」と言う感じでもあるんですが、やっぱりかわゆす、なんです。
ところで、同時代の、アール・ブリュットの画家たちについても調べてみたら
生い立ちに共通点が感じられたりして、興味深い点について比べて一覧にしてみました。
一概に精神障害と言ってもいろいろありますね。
ヴェルフリ、アロイーズ=統合失調症
ダーガー=知的障害
ミュラー=鬱病
ゾンネンシュターン=サイコパス?
幼少時に何かしら精神的な負荷がかかったり、抑圧された環境にあると
もともと素因のあった人は発症してしまうのかもしれません。
この中でどの絵が好きかと言われたら、アウトサイダー・アートと言うよりは
シュルリアリスムに分類されることも多いゾンネンシュターンですかね。
シュルリアリスムの作品は不気味なものが多いので、あまり違和感がないですよね。
正気と狂気の境界って何でしょう。
絵を描くというのはなかなかに根気の必要な作業で、ある程度大作ですと、それこそ神がかり的な
何かに憑りつかれたような勢いでもって、ようやく完成に導かれるものもあります。
そんな時の画家は、常人であっても、まさに正気と狂気のはざまにいるのかもしれません。
アドルフ・ヴェルフリ 二萬五千頁の王国
会期:2017年3月7日(火)〜4月16日(日)
開館時間:午前9時30分〜午後5時、金曜日は午後8時まで
(いずれも入場は閉館30分前まで)
休館日:月曜日
主催:名古屋市美術館、中日新聞社
企画協力:ベルン美術館アドルフ・ヴェルフリ財団後援スイス大使館、愛知県・岐阜県各教育委員会、
名古屋市立小中学校PTA協議会協力スイス インターナショナル エアラインズ、名古屋市交通局
観覧料:
区分
一般 当日1,300円 前売・団体1,100円
高大生 当日800円 前売・団体600円
中学生以下 当日無料 前売・団体無料
団体割引料金は20名以上に適用
◇見に行きたい展覧会メモ◇
花森安治の仕事 −デザインする手、編集長の眼
2017年4月18日(火)〜5月21日(日)碧南市藤井達吉現代美術館
http://www.city.hekinan.aichi.jp/tatsukichimuseum/temporary/hanamoriyasuji.html
フィンランド独立100周年記念 フィンランド・デザイン展
2017年4月7日(金)〜5月28日(日)愛知県美術館
http://finnish-design2017.exhn.jp/index.html
http://www-art.aac.pref.aichi.jp/exhibition/index.html
マリメッコ展 ─ デザイン、ファブリック、ライフスタイル
2017年3月4日(土)〜6月11日(日)新潟県立万代島美術館
http://banbi.pref.niigata.lg.jp/exhibition/open/
ビアトリクス・ポター™生誕150周年 ピーターラビット™展
2017年9月16日(土)〜11月5日(日) 名古屋市博物館
http://www.peterrabbit2016-17.com/
http://www.museum.city.nagoya.jp/exhibition/special/lineup/index.html
【絵日記は去年の話】
FBのお知らせで、去年もおととしも今頃に風邪を引いていたことが分かり、調べてみたら
2011年夏に名古屋に戻ってから、4月に寝込まなかったのは、2013年だけだということがわかった。
冬は元気なのに、なぜかほぼ毎年4月に寝込む私。
2014年は仕事がハードすぎて、不整脈が出たし、2012年は熱を出して、医者にかからず3日寝て直した記憶が。
今年はありがたいことにまったく風邪知らずでピンピンしている。ちょっと太っているけど、体調は万全。
そか、考えてみると、2013年も結構太っていたんだ。やっぱちょいデブくらいが、健康には良いのかもしれないなぁ。
(という言い訳がしたかっただけ(笑))
そういえば、今年も4/2はオットは撮影で留守でした。日曜ですが。
2015年10月発売の実話エッセイ。アトピーって痒いだけの病気じゃないんです。
#「アトピーの夫と暮らしています」の感想
リンク「アトピーの夫と暮らしています」
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クチコミ.jp
ブクレコ
実はSNSで周りの人の画像を見て、何の予備知識もなしに行ったのですが
いわゆる「アウトサイダー・アート」なんですね。
以前にヘンリー・ダーガーのことをテレビで見たことがあって
その際にアロイーズ・コルバスの特徴的な青い目の絵のことも紹介していて
その二人の絵は、いかにもな壊れっぷりが異様で、ゾッとして
見てはいけないものを見たような、常人の心の底にもある暗部を見せられたような感じで
あまり積極的に見たくないなぁ、と思ったのですが
アドルフ・ヴェルフリの絵は、そういった狂気の人の発する禍々しい感じが
あまり無く、とても見やすい、とっつきやすさがあるように思いました。
それでも、同じものを憑りつかれた繰り返し反復して描く様子などは、いかにも
精神を病んだ人のそれで、草間彌生さんの水玉や男根などのモチーフを思い出したり。
一番感じたのは彼の幼少時代があまりに不幸だったということ。
母が病に倒れ、幼い彼が働かなくてはいけなかったこと。さらには母の死。
そんな不幸な生い立ちを覆い尽くすように描かれたのが「揺り籠から墓場まで」でした。
主人公の冒険を通じて、彼は自分の悲惨な記憶を書き変えたのだということ。
こんな半生を送ったらおかしくなってしまうかもしれません。
成人後も、恋愛を反対されて引き裂かれたり、思うように生きられず、ついには
幼女暴行事件を何度も引き起こしたことがきっかけで、精神病院に入院させられ
死ぬまで外に出ることはありませんでした。
初期のモノクロの絵も好きでしたが、途中色遣いで微妙な段階を経て描かれたカラー作品は素晴らしく
この色遣いの軽快さが、おどろおどろしさを軽減してるのかな、と思ったり。
それにしても、楽譜やら計算式やらをこうして絵と一体化してアートとして見せるのはすごい才能。
この楽譜を演奏した音楽家もいたそうで。でも自分が音楽かだったら興味深いなー。
アドルフ自身は、自分を王だといい、紙で出来たラッパを吹き鳴らして歩き回っていたそうですが。。。
目の周りを黒く塗りつぶした人物は彼自身と言うことですが、なぜか可愛く感じられ、不気味さはあまりなかったのですが
それでも彼自身が絵に込めた迫ってくるようなパワーに圧倒されて、何だかとても疲れてしまいました。。。
ジャン・デュビュッフェに見いだされ、アール・ブリュットの画家として
人気を博してからは、販売用の小品を描いていますが
こちらは、淡々と描いていたのか、憑りつかれたように描いた
作品群と違って毒がなく、色彩の美しい作品となっていて
これなら部屋に飾れる、と思いました。
あと、彼の絵の中に繰り返し現れるモチーフに鳥があって
正直「鳥?」と言う感じでもあるんですが、やっぱりかわゆす、なんです。
ところで、同時代の、アール・ブリュットの画家たちについても調べてみたら
生い立ちに共通点が感じられたりして、興味深い点について比べて一覧にしてみました。
一概に精神障害と言ってもいろいろありますね。
ヴェルフリ、アロイーズ=統合失調症
ダーガー=知的障害
ミュラー=鬱病
ゾンネンシュターン=サイコパス?
幼少時に何かしら精神的な負荷がかかったり、抑圧された環境にあると
もともと素因のあった人は発症してしまうのかもしれません。
この中でどの絵が好きかと言われたら、アウトサイダー・アートと言うよりは
シュルリアリスムに分類されることも多いゾンネンシュターンですかね。
シュルリアリスムの作品は不気味なものが多いので、あまり違和感がないですよね。
正気と狂気の境界って何でしょう。
絵を描くというのはなかなかに根気の必要な作業で、ある程度大作ですと、それこそ神がかり的な
何かに憑りつかれたような勢いでもって、ようやく完成に導かれるものもあります。
そんな時の画家は、常人であっても、まさに正気と狂気のはざまにいるのかもしれません。
アドルフ・ヴェルフリ 二萬五千頁の王国
会期:2017年3月7日(火)〜4月16日(日)
開館時間:午前9時30分〜午後5時、金曜日は午後8時まで
(いずれも入場は閉館30分前まで)
休館日:月曜日
主催:名古屋市美術館、中日新聞社
企画協力:ベルン美術館アドルフ・ヴェルフリ財団後援スイス大使館、愛知県・岐阜県各教育委員会、
名古屋市立小中学校PTA協議会協力スイス インターナショナル エアラインズ、名古屋市交通局
観覧料:
区分
一般 当日1,300円 前売・団体1,100円
高大生 当日800円 前売・団体600円
中学生以下 当日無料 前売・団体無料
団体割引料金は20名以上に適用
◇見に行きたい展覧会メモ◇
花森安治の仕事 −デザインする手、編集長の眼
2017年4月18日(火)〜5月21日(日)碧南市藤井達吉現代美術館
http://www.city.hekinan.aichi.jp/tatsukichimuseum/temporary/hanamoriyasuji.html
フィンランド独立100周年記念 フィンランド・デザイン展
2017年4月7日(金)〜5月28日(日)愛知県美術館
http://finnish-design2017.exhn.jp/index.html
http://www-art.aac.pref.aichi.jp/exhibition/index.html
マリメッコ展 ─ デザイン、ファブリック、ライフスタイル
2017年3月4日(土)〜6月11日(日)新潟県立万代島美術館
http://banbi.pref.niigata.lg.jp/exhibition/open/
ビアトリクス・ポター™生誕150周年 ピーターラビット™展
2017年9月16日(土)〜11月5日(日) 名古屋市博物館
http://www.peterrabbit2016-17.com/
http://www.museum.city.nagoya.jp/exhibition/special/lineup/index.html
【絵日記は去年の話】
FBのお知らせで、去年もおととしも今頃に風邪を引いていたことが分かり、調べてみたら
2011年夏に名古屋に戻ってから、4月に寝込まなかったのは、2013年だけだということがわかった。
冬は元気なのに、なぜかほぼ毎年4月に寝込む私。
2014年は仕事がハードすぎて、不整脈が出たし、2012年は熱を出して、医者にかからず3日寝て直した記憶が。
今年はありがたいことにまったく風邪知らずでピンピンしている。ちょっと太っているけど、体調は万全。
そか、考えてみると、2013年も結構太っていたんだ。やっぱちょいデブくらいが、健康には良いのかもしれないなぁ。
(という言い訳がしたかっただけ(笑))
そういえば、今年も4/2はオットは撮影で留守でした。日曜ですが。
2015年10月発売の実話エッセイ。アトピーって痒いだけの病気じゃないんです。
#「アトピーの夫と暮らしています」の感想
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