ずっと名古屋に住むということ。

180505_DJIO9618.jpg2018.05.05 Saturday
バラは美しいのに、名前に華がない。。。

イマイチ絵にならない。。。のは、なぜ?
ヨコハマとかコーベとかさ、ズルいよね。

FBで反応して下さった方々によると、演歌すら少ないそうです。。。
え、演歌。。。ビミョー。とーぜん、ポップスも小説も少ないのですわ。


                  


「ずっと名古屋 」(吉川トリコ)    ◇読書記録◇

ずっと名古屋に住んでいる訳ではありませんが
ずっと微妙なところに住み続けているのですわ。

生まれ育った名古屋もそうだけど
次に住んだ奈良も、古都なのに、ずいぶんと京都とは扱いが違うんじゃないの?という感じだったし。

次に住んだ千葉なんかもう言うに及ばず。
今でこそ、ふなっしーとか有名だけど(すでに終わった感あるが)、私が住んでた頃はナシしかなかったし。
しかも千葉で一番のヒット作って言ったら「木更津キャッツアイ」?木更津に負けてるし。

次に住んだ池袋は東側で、「池袋ウエストゲートパーク」って思いっきり西側だし。惜しい!!
最近マツコが池袋押ししてくれてるせいか、随分扱いが良くなったと思うけどね。

常に神戸とか京都とか横浜とか札幌とかさ、イケてる街とは縁のない人生なのよ。

そんなわけで、名古屋。

やばい、ほろっとする話で、電車の中で何回も泣かされた。
トリコさんとは、実は名古屋の作家や書店員さんの会でのお仲間で
その人柄も存じ上げているので、読ん出てニヤニヤしちゃう。

明らかに私小説でしょって感じの2本とか
書店員さんが主役になってるお話のモデルになってる方とか
それ以上に、これこそ、トリコさんのお話でしょって思える話とか。

なんだかすごくいとおしい。
名古屋悪くないじゃんって思う。

最近思うのは、名古屋のいい所って、特に何もないところ。
何か声を上げて「すげー!!」ってところなんか、ないんだよ。

何を言ったって東京や京都にはかなわない。
でも絶対住みやすさでは一番。最近ではそう思う。

文庫: 315ページ
出版社: ポプラ社 (2017/8/4)
言語: 日本語
ISBN-10: 4591155684
ISBN-13: 978-4591155684
発売日: 2017/8/4
梱包サイズ: 15 x 10.6 x 1.5 cm

ドラゴンズもSKE48も名古屋めしもあるのに、行きたくない街No.1!? ナゴヤドームで再会する父と娘、SKE48に憧れてストリートで踊る少女、運転免許試験場でサンタクロースと出会った女性、実直な書店員の一日――名古屋にある16の区を舞台に悲喜こもごものドラマを描く「名古屋16話」、東海・中部の都市が舞台の「8の旅」を収録。“素顔の名古屋”が見えてくる珠玉のショートストーリー集。

著者プロフィール
吉川トリコ(よしかわ・とりこ)
1977年静岡県浜松市生まれ。以後、愛知県に移住。名東区、長久手市、犬山市、東区、千種区と渡り歩く。好きな名古屋名物は台湾ラーメン。好きな名古屋弁は「でらわやだが」。好きな名古屋の公園は平和公園。好きな名古屋の通りは名古屋高速の「白川」から「四谷」にかけて。名古屋を舞台にした小説に、映画化された『グッモーエビアン!』ほか、『ぶらりぶらこの恋』『ミドリのミ』『光の庭』などがある。

内容(「BOOK」データベースより)
ナゴヤドームで再会する父と娘、SKE48に憧れてストリートで踊る少女、運転免許試験場でサンタクロースと出会った女性、実直な書店員の一日―名古屋にある16の区を舞台に悲喜こもごものドラマを描く「名古屋16話」、東海・中部の都市が舞台の「8の旅」を収録した短編集。
                  


名古屋ボストン美術館が今秋で閉館される。ただでさえ少ない名古屋の美術館がまた減ってしまう。。。というだけでなく、実はこの美術館には思い入れが大きい。
    
もう四半世紀前のことだけど、某大手ゼネコンでCADオペをしていて、この「金山南ビル(仮称)プロジェクト」(通称KBP)の図面も描いていたのだ。担当はホテル棟だったので、あの独特のフォルムが印象的だった。当時、米国ボストン美術館側とも揉めて、開館まで予定より大幅に遅れたんだったよねー。だから、オープンした頃には私は名古屋に住んでいなくて、東京からわざわざ帰省して駆けつけたのだった。懐かしい〜
    
ところで、閉館後、ここはどうなってしまうんだろう。せっかくだから、名古屋にない「現代美術館」を作ったらいいんではなかろうか。かねてから、名古屋にはビッグネーム以外の展覧会が来ない「名古屋飛ばし」が言われているけれども、箱がないというのも問題なのでは?東京のような、前衛アートやイラストレーション、インスタレーションを展示するような美術館がないのだ。その分、豊田市美術館や刈谷市美術館が頑張ってるけど、名古屋に無いのは寂しい。
   
正直、アートを目指す人にとっては、もう巨匠の作品なんてお腹いっぱいで、もっと見るべきもの、感性を刺激するものが必要なのだ。3月にワタリウム美術館で見た展覧会がすごく面白くて、こういうものは、名古屋では見られないな、やっぱり、定期的に東京には行かなくては、としみじみ思った。それって、当たり前みたいにみんな思ってるけど、本当にそれでいいの?
   
東京レベルは無理でも、せめて、大阪や京都と同レベルで展覧会を呼べるようであってほしい。ソール・ライターだって、名古屋に呼んで欲しかったよ。
    
なんて、えらそーに思った日曜の昼下がり。


                  


ちょっと色パキッとし過ぎたか。GW後半。真面目に家で作っております〜。
しかもずっと掃除とか仕事とかしてたんだぜ。えらいわ。
180502_180504_IMG_9532.JPG


                  


◇見に行きたい展覧会メモ◇ →展覧会記録■

◆東京◆
千代田区×東京ステーションギャラリー「夢二繚乱」
2018年5月19日(土)− 7月1日(日)東京ステーションギャラリー
http://www.ejrcf.or.jp/gallery/exhibition/201805_yumeji.html

くまのパディントン展
2018年4月28日(土)- 2018年6月25日(月)Bunkamura ザ・ミュージアム
http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/18_paddington/

六本木ヒルズ・森美術館15周年記念展 建築の日本展:その遺伝子のもたらすもの
2018.4.25(水)〜 9.17(月)森美術館
http://www.mori.art.museum/jp/exhibitions/japaninarchitecture/

TOPコレクション たのしむ、まなぶ イントゥ・ザ・ピクチャーズ
2018.5.12(土)—8.5(日)東京都写真美術館
http://topmuseum.jp/contents/exhibition/index-3050.html

内藤正敏 異界出現
2018.5.12(土)—7.16(月・祝)東京都写真美術館
http://topmuseum.jp/contents/exhibition/index-3052.html


◆名古屋◆
クエイ兄弟 ファントム・ミュージアム
2018年4月7日(土)- 2018年5月20日(日)岡崎市美術博物館
http://www.city.okazaki.lg.jp/museum/exhibition/openexhibition/p022419.html

ぼくと わたしと みんなの tupera tupera 絵本の世界展
2018年3月17日(土)〜6月10日(日) 三重県立美術館
http://www.bunka.pref.mie.lg.jp/art-museum/000211092.htm

驚異の超絶技巧! -明治工芸から現代アートへ-

サヴィニャック パリにかけたポスターの魔法
2018年6月30日(土)〜2018年9月2日(日) 三重県立美術館

スヌーピー×おもしろサイエンスアート展「SNOOPY FANTARATION」
2018年8月15日(水)〜8月27日(月) JRタカシマヤ
https://sn-fantaration.snoopy.co.jp/


◆大阪◆
ニューヨークが生んだ伝説 写真家 ソール・ライター展
2018年4月7日(土)〜5月20日(日)伊丹市立美術館
http://artmuseum-itami.jp/jp/wp-content/uploads/2018/02/2018slitami_press.pdf

ジャック=アンリ・ラルティーグ写真展 永遠の少年、ラルティーグ ―写真は魔法だ!―
2018年4月21日(土)〜6月3日(日)細見美術館(京都)
(English information available)
http://www.contact-tokyo.com/information/jacqueshenrilartigue-hosomi/

ダイアン・クライスコレクション アンティーク・レース展
2018年5月18日(金)〜2018年6月3日(日) 美術館「えき」KYOTO
https://www.walkerplus.com/event/ar0726e217515/

チャペック兄弟と子どもの世界〜20世紀はじめ、チェコのマルチアーティスト
2018年7月1日(日)〜9月9日(日) 芦屋市立美術博物館

おさるのジョージ展
2018年8月4日(土)〜9月2日(日)美術館「えき」KYOTO

生誕100年 いわさきちひろ、絵描きです。
2018年11月16日(金)〜12月25日(火)美術館「えき」KYOTO


                  


2015年10月発売の実話エッセイ。アトピーって痒いだけの病気じゃないんです。

アトピーの夫と暮らしています

新品価格
¥1,296から




←感想・お問い合わせ・執筆やイベントなどのご依頼はこちらからどうぞ

151027fbpage_atopi.jpg『アトピーの夫と暮らしています』FBページです。



#「アトピーの夫と暮らしています」の感想


リンク「アトピーの夫と暮らしています」
読書メーター
クチコミ.jp
ブクレコ


  •   このエントリーをはてなブックマークに追加  

<< ニューヨークが生んだ伝説 写真家 ソール・ライター展 戻る うれしいお仕事 >>