実践装画塾NAGOYA修了

171009_IMG_8225.JPG2017.10.09 Monday
マンションの踊り場から。
我が家はまったくハロウィン色ないので、大家さんのお陰で、季節を感じることができてシアワセ。

新しいお仕事をいただいた編集さんと話してたら、その雑誌の編集長が、以前に私が本の企画を持ち込んで、ダメだった編集者さん(書籍編集部から雑誌へ転属になられた)だそうで。

私を選んで下さったのはたぶん、偶然だけど、編集長が、縁が繋がってよかったと、喜んでくださってるとのことで、よかった。
全然ダメな奴って見放されてる訳じゃないって分かって、うれしかったです。
このご縁を大事に頑張ろうと思います。


                  


170929_1015IMG_7978.jpg2017.10.13 Friday
約一か月3回の「実践装画塾NAGOYA」の最終日。

ちょっと、いやかなり、ショックなことが。
初回の課題から二回目にブラッシュアップして、今回仕上げで、ひとまず完成するはずが、私だけ、まったくここから違うものを描くことに。

先生は私の描いたものを「アリ」として、もう少しこうすると良くなるという点を挙げながら、でも仕事とするのは難しいとおっしゃる。
そして「◯◯のほうがひよ子はいいと思うよ」と言われ、それってこれですか?と別のイラストを見せると「そうそう、これがいいよ。これならいい絵になるから」

正直、自分の絵を否定された気分にもなりつつ、なぜ今までこのタッチが仕事になってこなかったのかも理解出来た瞬間でした。かといってこれが全く駄目なわけでなく、もっと描きこんでこなれることが必要なんだそうで。なるほどー。
やっぱり「数稽古」なんですね。

わざわざここから書きなおすのは、私以上に先生が大変なはずなので、それでも直そうと言って下さったことに感謝。

そんなわけで、私の絵はここにある画とは全く違ったものになりそうです。
(と言ってもどれが私の絵かわからないかな(笑))

それから先生に言われて、一番腑に落ちたのが「ひよ子は、自分のことに集約して、上手くまとめようとし過ぎてしまう」と言う言葉。これ、自分でもうっすらと気づいていて、でもどうしたら打開できるのか、悩んでいたことだったのです!
3月までのブラッシュアップで、絵と真摯に向き合い、先生のお力を借りて、ぜひ打開し、形にして行けたらと思います。

そしてそして、それが出来たら、私はずっと願っていた「本当に自分のタッチ」を見つけることが出来るのかも。二冊目の本のキャラクターやコミックも、同じタッチで行くことになったので。

今までは「子供向けのタッチはこれ」「カットはこれ」「一枚絵はこれ」「漫画はこれ」とバラバラのタッチで描いてきましたが、それらをすべて統一できることになりそう。それはすごくうれしいことです!!

ただ先生からは、ちゃんと個性あるし、私のタッチってすぐわかるとのこと。そうなんだー。そういえば、数日前に東京のイラスト仲間のC.TさんからもTwitterでそう言われたな。これも本当にうれしかったー。

171013_2636_o.jpgみんなで打ち上げ。

7月にメンバーが揃った時には、ほとんど知らない人ばかりだったのですが、いろいろあって、本当の仲間と言う感じになって、最後にはこのメンバーでこの塾が出来てホントよかったな、と心から思えました。
みなさま、本当にありがとう。

印象的だったのは、男性イラストレーターTさんが、「最初の課題でお弁当を描いたとき、イラストの仕事をしてる人は、ちゃんとお弁当をキッチリ描いたけど、そうじゃない人は、別の小物を描いてた」とおっしゃったこと。

それでハタと思ったのです。
そか、イラストレーターとしては、キッチリとクライアントの意向に沿う事が求められるけど、装画を描く場合には、それがかえって邪魔をしてしまうこともあるんじゃないかって。

それが「カット」と「装画」の違いなんじゃないかって。

「オファーに対するアンサー」は必要だけれど、それはそのまま描くことではなくて「テキストに寄り添いつつ離れる距離感」が必要。
昔、根本先生の小説講座の時と同じで、言葉にすると難しい授業はまるで、禅問答みたい。

    
今回、まとめ役をやって、まだまだ伝え方に工夫や配慮が必要で、日々勉強だなーと感じました。

でも、イラスト以外の部分でも、自分がやりたい方向へ、確実に行けてる手ごたえみたいなのがあって、他の仕事面も含めて、ものすごく自分が成長できた数か月だったと思います。
この年齢になっても、まだまだ成長できる自分ってすごいな、まだ伸びしろあるなぁ、と、そこも嬉しく思いました。
助言や学びを素直に真摯に受け入れる姿勢があれば、人はいつまででも成長し続けて行ける。いくつになっても、そういう人でありたいです。

そして時間が本当に足りないけれど、そんな中で、少しでも水彩やアクリルでの一枚絵にも挑戦していきたいです。「つまらないこと」に「あえて挑戦」しながら。


                  


9月半ばから後半。引き続きバタバタしていて、すっかり日記もお留守になっていました。
スイーツ系にイモ栗が増えて、秋を感じますね〜
170926_IMG_7931.jpg


                  


2015年10月発売の実話エッセイ。アトピーって痒いだけの病気じゃないんです。

アトピーの夫と暮らしています

新品価格
¥1,296から




←感想・お問い合わせ・執筆やイベントなどのご依頼はこちらからどうぞ

151027fbpage_atopi.jpg『アトピーの夫と暮らしています』FBページです。



#「アトピーの夫と暮らしています」の感想


リンク「アトピーの夫と暮らしています」
読書メーター
クチコミ.jp
ブクレコ


  •   このエントリーをはてなブックマークに追加  

<< 書く毎日。 戻る 『半田市制80周年記念 鈴木靖将絵本原画展〜命と愛、そして祈り〜』 >>