本の備忘録 vol.17 Sep.8〜 Sep.11 見本届く&ナゴヤ本こぼれ話

200909_IMG_6371.jpg2020.09.09 Wednesday
9/12発売「ナゴヤ愛 地元民も知らないスゴイ魅力」(秀和システム)、見本が届きました。半年以上かけて作ってきた本、こうしてできあがると、じわじわ感動が押し寄せてきます。
これは見本の著者献本で、取材等でお世話になった皆様には来週お届けの予定です。少々お待ちくださいませ。

今回取材対象への謝礼献本だけで、なんと出版社既定の新刊1冊当たりの献本冊数を超えてしまいまして。超えたら当然自腹を切るつもりでいたのですが、編集さんが頑張って下さって、無事編集部からお送りできることになりました。ありがたや。改めて、多くのかたにご協力いただいたのだなぁ、と思います。

発売日は9/12ですが、実際に店頭に並び始めるのは月曜あたりが確実とのこと。店頭に飾る色紙も無事送ったので、名古屋市内の書店で是非見つけてやって下さい。


                  


宮田の投稿

見本誌到着!
この夏、二人して引きこもりまくってどうにか刊行にたどり着いた『ナゴヤ愛 地元民も知らないスゴイ魅力』。秀和システムさんより09月12日(土)、ようやく発売!(定価 1,500円+税)
本書の大半はひよ子が書いてますが、(一応)共著で、陽菜ひよ子(著/文 | イラスト)と宮田雄平(写真)の本となります。
ベタな名古屋めし推し推しのグルメ本ではないし、歴女にゴマスリスリすり寄って刀剣や合戦場や旧跡だけを並べた観光ガイド本でもありません。
「実はナゴヤって凄いんだぜ、知ってる?」って言いたいだけの、ある意味、極々私的な本(笑)ですが、秀和さんの営業さんや書店さんはかなり応援してくれております。感謝。。。
あとは、、、実際に売れて期待に応えられるかどうか……まぁその辺はコレを読んでいるみんなにかかっている訳ですな(笑)。発売初日に書店に行くも良し、今この瞬間に予約するも良し、SNSでアレしてゴニョゴニョするも良し。
そうなるとみんなのチカラで素晴らしいスタートダッシュを切れる訳ですな。詳しくは知りませんが、初動って何か大事みたいですよ??
取材等でご協力頂きました方々には来週お届けできると思いますので、慌てて予約や購入はしないでおくんなまし!(保管用に2冊目、と言うのであれば止めませんが笑)
ちなみに、12日(土)発売予定ではありますが台風や豪雨等の影響で遅れる可能性もあるので、、、14日(月)には確実に書店に並んでいると思います。いくつかの店頭用にプチ色紙も送りましたので、愛知県内や名古屋市内などの書店で見かけたら、是非ぜひ応援よろしくお願い致します。。。


                  


200803costume-play_illust_mono.jpg【ナゴヤ本こぼれ話】みそカツコスプレのナゴヤちゃんの絵とナゴヤ人DNAのお話。
7月頃ある原稿内にラフでこのイラストを入れていたら、デザイナーさんが気に入って「カバー用の候補にしたいから、この絵を先に描きおろして欲しい」と頼まれました。その際に「この旗の中って何ですか?」と尋ねられました。
この時点で制作チームに私以外ナゴヤ人がいなかったので、「これはナゴヤの人ならすぐにわかるマークで〜」と説明しました。
このマークについては、本文やイラストで3回登場します。ナゴヤに10年近く住んでいる宮田ですら「初めて知った」と言いますから、編集さんやデザイナーさんが知らないのも無理はないでしょう。
本文内では「ナゴヤと言えば8に決まっとるがね」という言葉だけが登場する箇所もあります。そう書きつつ、これは本当にナゴヤ人なら誰でもわかるのだろうか?と不安に思ったりもしたのですが。。。ナゴヤ出身の校正者さんから「ここ、名古屋市の市章を画像で入れないと(県外の人には)わかりづらいかも」と注釈が付き、ああ、ナゴヤ人ならちゃんとわかってくれる!とちょっと感動した瞬間でした。
ところで、このみそカツコスプレのナゴヤちゃんの絵は、カラーとモノクロで持ってる旗の絵柄が違います。
カバーにこの丸八マークを入れるとコテコテすぎると思い、ハートに変えたんですが、結局、カバーには使用されませんでした。本の中にはモノクロしか出てきません。せっかく作ったので、私が本をシェアするために作った画像に登場させています。


                  


2020.09.08 Tuesday
今回の本で取材をお願いしたり執筆したりという中から、しみじみ「相手がわかっているという前提で話をしてはいけない」という教訓を得たんだけど、先日の取材相手からの確認用の原稿を読んで、その考えをさらに強くした。
言葉って何て簡単に誤解を生むんだろうか。相手も良い方で、悪意のある内容ではまったくないのだけど、自分が話した(つもりの)こととは異なることが並び、申し訳ないけれど、不本意にも修正を入れざるを得なかった。

問題は、中にはキチンと話したにもかかわらず生まれた誤解もあるけれど、多くは「ああ確かに、何も知らない人にああ話せばこう誤解されるかもね」と思えるようなものだったということ。
たとえば、今回の本は表紙に私の担当は「文・イラスト・漫画」となっているので、「文章を主体にした本」だということは、当然伝わると思っていた。
けれど、キチンと前著を読んで来て下さった方ならなおさら、今回も「コミックエッセイ」なのだと勘違いするのも無理はない。
自分がいかに普段、相手に誤解を与えるような話し方をしていたか、不用意に言葉を選んでいるかを痛感させられた。

これが取材で、相手が自分の聞いた(つもりの)ことを書いて知らせてくれたから、誤解が生じたことに気づけたけれど、通常の会話の中であれば、誤解は誤解のままだ。
私の本が文章かコミックエッセイかなんて、基本どうでもいいことだけど、どうでも良くないことで誤解されないように、もっと言葉を大事に話さねばならないなぁと肝に銘じたのだった。


                  


2020年9月発売の新刊です。
どうぞよろしくお願い致します♡


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