京都2017年夏。

2017.07.03 Monday

2015年秋から約2年ぶりの大阪・京都。
前回は京都市美術館でマグリット展を見て、あべのハルカス美術館でトーベ・ヤンソン展を見るというアートな一日。
最近もはや、関西を訪れるのは、名古屋飛ばしをされた展示を見るためにだけと言う感じ。
(その前は、吉井ライブ、そのまた前はティム・バートン展)
このところ、まったく寺を見ていない。
最後に寺めぐりをしたのは、2009年春ごろの鎌倉かな。結構前ですな。

この画像は初日に食べたもの。
170703-4_kyoto_eating2s.jpg170703-4_kyoto_memorial.jpg
→この画像は今回の旅行ダイジェスト。
 クリックして拡大すると、旅の臨場感を
 そのままに味わえます〜

9:46の新幹線で京都へ。そこから在来線で新大阪へ。
今回の京都行は、大阪での打合せの後の全くの観光。

大阪での打合せは終始爆笑に次ぐ爆笑のうちに終了。
いろいろ面白い話や興味深い話も聞けた。
関西は以前住んでいこともあるのだけど
当時(20年前)と比べて本当にこぎれいになった。

昔はアジア的な面白さが残る街だったので
面白味と言う意味では半減したんだけど
街が成熟するというのはそういうことなのだろう。

「昔は動物園の辺りに、派手な衣装きて
花笠音頭躍る世界一明るい浮浪者がいましたよね」
「おったおった」
「5年くらい前にあの辺りに行ったら何もなくて
つまらんかったです」
「ほやなぁ。きれいになってしもたもんなぁ」

お昼はカレーうどんが名物の店で、夫は
カレーうどんにソースかけて(これが大阪流)
私はウナギ玉丼とざるそばのセットを頼んだ。
ウナギが思ったよりたくさん入ってて驚く。
やっぱり、東京みたいにちょろっと
申し訳程度に入れたんでは、大阪人には
許されへんのやろうな、と思う。

打合せした相手にパワーを吸い取られたのか、新大阪に戻ったらメッチャ疲れて小一時間お茶。

駅ビルのカフェと舐めていたら、カボチャのプリンがめちゃ美味しかった。
ランチも安くてよさげ。ここまた来よう。

ホテルは五条にある「アランヴェールホテル京都」
京都駅からお隣五条駅近くのホテルまで歩く途中に、一瞬だけ東本願寺に立ち寄る。
長々お茶し過ぎて、すでに17時を過ぎていて、門を閉められそうになり、焦って退場。
おかげで京都らしい写真が撮れた。

夜は京都らしいものを満喫。
ホテルのロビーにあった四条〜河原町近辺のクーポン付ガイドブックで良さげな店を見つける。
京都と言えば、おばんざい、生麩、湯葉だよねー。ってことで、町家づくりでおばんざいの食べられる居酒屋に決定。
しかしガイドの雑な造りのせいで、目印のローソンの位置が一個間違ってて、ちょっと道に迷う。
また、途中で気になる店にも出会うが、初志貫徹して、最初に気に入った店へどうにか辿り着く。
街のメインはお隣四条なので、五条からだとちょっと歩くのね。でもいい運動になってエエワ。

大好きな生麩や湯葉やマグロの生ハム、京漬物、京都のお豆腐、どれもおいしい!
京都の地ビール、伏見の酒(これ、味見させてくれたんです。太っ腹なお店!)も全部美味しくて
お店の若い人たちも頑張ってて感じよくてリーズナブル!
私たちの席はいちばん奥だったにもかかわらず、わざわざ出口まで見送りに来てくれました。
私たちの見たガイドブックは京都っぽさを全面に出していましたが、この店の売りは厚切りベーコン。
普通に地元の人に愛されて、若いお客さんがふらっと自転車なんかで来店するような気軽な店。
(↑ホンマはあかんねんけどな!)いいお店です。

京都酒場「AKAMARU」 https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260201/26021711/
https://retty.me/area/PRE26/ARE108/SUB10901/100000835081/
↑Retty「久しぶりに来ました」って言う男子が三連ちゃん。久しぶりじゃないし。
 てか、彼の中では久しぶりなんだな。それだけ好きなんだな。でもわかるわー。

さて、ホテルに戻ってお風呂タイム。
このホテルは今回発宿泊。屋上に大浴場があるというのが決めて。
しかしながら、2015年末に東京で泊まったアワーズイン阪急くらいのレベルを期待するとやや拍子抜け。

たぶんココのお風呂は外国人向けで、大浴場そのものが初めての外国人にはこれで十分満足なんでしょう。
しかしアンケートに思わずサウナがあるとうれしいと書いてしまいましたが。。。無理よねやっぱ。。。

それ以外は、部屋は清潔で、空調もちょうど良く、何の問題もない及第点なホテルでした。
そうそう、一枚目の画像の右はじのイラストですが、ホテルの従業員の方たちの手書きらしいガイドなんです。
部屋に据置のファイルにたくさん挟み込んでありました。なんかこういうのいいねー。
しかし、皆さんけっこうお上手で焦りますわ。

この画像は二日間で食べたモノダイジェスト。
画像、FBでの投稿に合わせて作ったものをそのまま載せてるので、見づらくてすみません。
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2017.07.04 Tuesday

朝もお風呂に入ろうと思っていたのですが、オットは眠いとパスし、どうしようかなーとぐずっていたら
気付けば9時を回っていて、仕事先からの電話で覚醒。打合せの日程が決まる。
何だかんだで10時になってしまい、入り損ねるが、朝からお風呂はいるのって、気持ちいいけど
ドッと疲れも出そうでちょっと危険な気もして躊躇してしまう。

チェックアウトギリギリに部屋を出て、11時京都の街へ。暑い!!
昨日の冊子を手に、食べる場所を探す。とはいえ第一候補は、冊子には載ってないけど昨夜見つけたお店。
しかし、11時と言う中途半端な時間でまだ閉店前。30分ここで待つのは無理!ってことで、四条方面へ歩く。

京都、いいですね。ちゃんと街並みを守ろうと町ぐるみで努力してるのが分かる。
古い趣ある建物には「修徳まちなみ文化財」と言う四角い印がバーンと張られてました。
新しいマンションも京都らしい建築にこだわって建てられているようで、マンション名?も「○○助の館」って。
こだわりすぎ?

しかし、チェーン店の「なか卯」の看板が、赤でなく茶色で統一されてる横で
地元のはんこ屋さんが真っ赤な看板掲げてて、笑ってしまったりと言うこともアリ。
もう大通りの商業地なら、多少派手でもかまへんちゃう?思うんだが、そこは京都。
銀行もちゃんと京都なんである。
170704_MG_8718.jpg
ちょっといいなぁと思う店はどこも11時半からで、サクサク進んで行くといつのまにか錦市場に突入。

あまりの暑さに入ってすぐのお豆の店で豆乳バニラのソフトを食べる。
豆乳味で美味しかったけど、写真とあまりに違いません?
ソフトなんだからさ、もうちょっと巻いてくれんとがっかりやわ。看板に偽りありやわ、と軽く晒す(笑)

それからしばらく行くと、おばんざいの店ランチ850円と言うのを見つけるが、何と本日休み!
思わず膝から崩れそうになるが、他にもあるよねこういう店、と気を取りなおして歩くも
行きあう店はみんなこんな「スヌーピーの店」とか、完全に外国人ぼったくりの異常に高いうどんの店とか
甘いもんしか置いてない店とか、そんなんばっか。

冊子の中の市場内のお店に希望を託すも、でもそろそろお腹が空き過ぎて心が折れそうになった時
ふと目に留まった鱧寿司の文字。
「これ食べたい!買わない?」と言うとオットも賛成。お店のおばちゃんが、店内で食べられるという。
鱧の天丼やカツ丼もあるというので、天丼もオーダー。これがめちゃうまい!(画像は少し上)
(画像は上のほうの小さい写真が一杯の画像)テレビ番組でも取り上げられて、何とサンドイッチマンの
伊達ちゃんと一緒に写ったポラロイドまである!

奈良に二年住んだことのある私は鱧食べたことあるけど、実は今まで美味しいって思ったことなかったのね。
んでもこのてんぷらは本当に美味しかった!鱧初体験の道産子のオットも大喜び。
店の人たちも、私たちが美味しい美味しいって食べてたらうれしそうで、いい時間でした。

お腹も膨れて、満足したらドッと疲れが出て、でもちょうど12時過ぎのお昼時だったので
こんな時間にお茶だけ出は入れるのはここしかないと、入ったのは大通りのドトール。
しばらく休憩して、外に出ると雨が降りだす。どんどんひどくなる。
あと少しで会場の京都文化博物館と言うところで土砂降りに。
ふと横に目をやると、目的のパリマグナム展のポスターが貼ってある。
よく読むと、前売りがまだあるという。なんてラッキー!
二枚購入し400円浮いたわーとホクホクすると、雨も気にならなくなり(現金すぎ)会場到着。

展覧会の内容は、「世界最高の写真家集団マグナム・フォト創立70周年 パリ・マグナム写真展」でどうぞ。

京都文化博物館の別館は、重要文化財の 旧日本銀行京都支店なのですが、この喫茶室は金庫室だったんだそう!
会場の京都文化博物館は6年ぶり。前に来たのは名古屋に引っ越してすぐの2011年10月。
      
今回、近所のマンガミュージアムでは山岸涼子さんの日出処の天子の原画が見られるというので
ぜひ行きたかったのですが、写真展を真剣に見過ぎて疲れたのと、暑さにやられ
文博の常設展も面白そうだったので、時間までじっくり堪能。

山岸涼子は残念だったけど、京都は満喫できてよかったー。
京都文化博物館、少し前は名古屋で行き損ねたネコ展やってたんだなー(広重と国芳)。
猫のマステをお土産に買いました。ふふふ。

20:08の新幹線で名古屋へ。


                  


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肝心の打合せは新しい本の話なんですが、ハードル上げられすぎて、ホンマに描けるんかいな、と懐疑的な私に
相変わらずニコニコ「大丈夫ですよ」と言う夫。私たちってよいコンビだわ。
    
    
前のアトピー本の後に、編集サイドから二つ企画があって

ひとつはかなり原稿も書き進んでいたんですが
企画の立案者である編集さんが産休に入って別の方に交代したあたりから雲行きが怪しくなりまして。。。

何度か方向転換があって、その度に一から書きなおし、ゴールに向けて調整しながら描き進めるうちに
いったい誰のための本なのかわからなくなり、誰も幸せにしない本なんじゃないかと思えてきて、描くのを中断。
また描きたくなったら声かけて下さいというありがたいお言葉に涙。。。しつつそこから一年。

もう一つの企画も、必要としている人は確かにいるのだろうけれど
本当に自分の書くべき本なのかどうかわからなくなってきて
構成案の提出をひたすら待たせた一年。。。

まったく別のところから、みんなを幸せにする本の話がやってきまして。
ああそれなら描きたいなと思いまして。でもハードルがホンマに高くて。
もしかしたら周りの方々にご協力求めるかもしれません。
どうぞよろしくお願い致します〜


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