
久しぶりに半田の南吉記念館へ。
学芸員の遠山さんは相変わらずの爽やかさ&イケメン。すごく楽しい話を伺った後は、鈴木靖将さんの素晴らしい原画展を見ました。
南吉のごんぎつねといえば、黒井健さんの幻想的な挿絵が有名ですが、鈴木さんのユーモア溢れるカラフルな日本画も本当に魅力的です。南吉さんと鈴木さんの意外な共通点には、涙なしでは見られません。。。。凄く良いものを見せていただきました!
さて、この日に感じたのは
「物事は片方からだけ見てはいけない」という話。
遠山さんからの教科書についてのお話で、一度教科書に載っても、問題が起きて、載らなくなってしまうことがあるそうですね。
たとえば、「最後の授業」は昔は定番でしたが、今は掲載されていないそうです。その理由は小説の背景がわかったからだそうです。
「最後の授業」のあらすじをざっと説明すると
普仏戦争でフランスが負けて、アルザス・ロレーヌ地方は、プロイセン領(現在のドイツ)になることが決まり、これが「最後のフランス語の授業」だというお話。
ドイツ語という「外国語」を押し付けられても、「フランス人」である誇りを忘れずにいよう、という話です。
でも、そもそも、この辺りはドイツ語圏で、エルザス=ロートリンゲンと呼ばれた地域だったのだそうで。
で、ドイツが神聖ローマ帝国の一部だったころに、フランスとの緩衝地帯として、これ以上攻めてこないようにと、フランスに譲渡した地域だったのですね。*注1)
なので、この辺りの人たちは普段はドイツ語を話し、フランス語は学校で勉強しないと話せないという状況だったのです。
公用語はドイツ語の一方言であるアルザス語で、フランス語を学習したため、フランス語の語彙が多いというのが特徴なのだそう。
フランス語化政策には反発も多く、フランス政府も、この地にフランス語を定着させるのは諦めたという話もあり。
問題は、そういった時代背景を語らず、フランス人の視点だけからこの出来事を描いていること。まるで、ドイツと言う憎むべき敵国から、「外国語」としてドイツ語を強制されていると言わんばかりの描写がなされていること。そういった点が問題視され、今後日本の教科書に復活することは難しいんだそう。
ただ、アルザスはドイツ語圏ではあるものの、「ドイツ人」ではなくあくまでも「アルザス人」という認識だそうで、現在は民族的な独自性が尊重されているとのこと。
思わぬところで勉強になりました。陸続きの国は、いろいろとややこしいですね。


カフェでまったり権ブレンド。このカフェ、本当に落ち着きます~~

それが、先月「ひよ子は巻き込みタイプだね」と初めて言われて、もんのすごく驚いた。ええ?そうだっけ?
その人が言うには、私は人を巻き込んで、表に出ていろいろ言っても許されるんだそう。
「スター性がある」って、ホンマでっか?
ものすごく意外な発言に驚き
言って下さった方が、とても尊敬する方なので、ものすごくうれしかったのですが。。。
私は自分で求めて人を動かしたことってそんなになくて、むしろ、人に求められるままに動いてる気がするんだけど
と言ったら、また別の人から
「人に求められるように、人に動いてもらうように、巻き込んでるんじゃないのかな」
と言われた。
なんだその心理作戦とか技みたいなんは!(笑)
でも、そういえば、先日の打ち上げでも、メンバーから、何よりM先生を動かしたのがスゴイと言われたっけ。
今の本に関しては全く持って皆を巻き込んでるし。
そんな策士じゃないぞワタシは。と思うけど、やっぱちょっとうれしい。

「月曜日から夜更かし」の心理テスト
鬼退治に連れて行きたい動物を二つ上げて
「連れて行きたい理由」と「弱点」を答える
マツコ
①ネコ 「かわいいから」「弱い」
②ゾウ 「大きいから」「?」
村上くん
①ゾウ 「重いものを運べるから」「遅い」
②チンパンジー 「しゃべれそう」「小さい」
これ
①「自分がどう思われたいか」「自分がこう思われたらいやだと恐れていること」
②「パートナーを選ぶ理由」「パートナーに持ちやすい不満」
だそうです。
どーでもいいですが
私
①ネコ「かわいいから」「役に立たない」
②ひよこ「かわいいから」「役に立たない」
と言うのはウソで
①戦闘能力の高い犬「強いけどなついてくれる」「ちょっとバカ」
②乗れる動物・馬とかロバ「疲れたら乗れるし、いろいろ役に立つ」「戦闘力はない」
オット
①ネコ「癒し」「弱い」
②ライオン「強い」「手なづけられない」
何かけっこう当たってるかも?わたしってひどい。



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#「アトピーの夫と暮らしています」の感想
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*注1)諸説あるのか、オーストリアのマリア・テレジアとロートリンゲン公フランツ3世の結婚にフランスが反対したので
仕方なく譲ったという記述もあり。
そか、だからこの2人の娘であるマリー・アントワネットの名前には、ロートリンゲン、とつくのだ、と納得。
(ハプスブルク=ロートリンゲン朝だからですな)
フランス語名はマリー=アントワネット=ジョゼフ=ジャンヌ・ド・アブスブール=ロレーヌ・ドートリシュ
(Marie-Antoinette-Josèphe-Jeanne de Habsbourg-Lorraine d'Autriche)
ドイツ語名はマリア・アントーニア・ヨーゼファ・ヨハンナ・フォン・ハプスブルク=ロートリンゲン
(Maria Antonia Josepha Johanna von Habsburg-Lothringen)
d'Autriche ドードリッシュはドイツ語では von Österreich フォン・エスターライヒで
オーストリアの、という意味かな?
マリー・アントワネットはフランス語ではMarie-Antoinette d'Autriche
もしくは Marie-Antoinette de Habsbourg-Lorraineのようだ。
ドイツ語ではMaria Antonia von Österreich という記載もある。
マリー・アントワネット・ド・フランス ではないのね。