ミナ ペルホネン/皆川明 つづく

200123_IMG_5644.jpg200123mina_2.jpg東京2日目は朝から現代美術館に皆川さんの「つづく」を見に。これが見たくて今回の上京を決めたほど。でありながら、行くまでは若干展示に懐疑的だった。意識高い女子が喜びそうな可愛い洋服を並べて、撮影可にしてSNS映えを狙う、最近増えて辟易しているタイプの展示である可能性もあったからだ。けれどそんなのは杞憂だった。とても深みのある見応えある展示で、それには箱が現美だったというのが大きいだろう。

展示は皆川さんの作品だけでなく、創作の過程や思考の元、それぞれの服に込められたストーリーやここまでのミナペルホネンの活動を余すことなく伝え、さらにその先に目指すモノを提示していた。それが展示名「つづく」と言う意味なのだなーと思ったら、静かな感動がじわじわ迫ってきた。人の手を経て人に渡る温かさに包まれた、素敵な空間だった。
   
皆川さんはデザイナーなので、もちろんデザイン画や挿画(めちゃくちゃちっちゃくて細かい!)もイラストレーター的には興味深かったけど、その場にいると、帽子を作っていた頃のモノ作りをする私に戻っていた。手仕事バンザイ。

私は実の母と折り合いが悪いのだけど、子供の頃は母の手作りの服が大好きだった。自分は子を持つことも服を作ることもないけれど、子がいたら帽子は作ってあげられたなぁ、と考えたら、気持ちが温かくなった。そして久しぶりに鳥好きを意識した。鳥のバッジを買ったら、テープにつづく。つづくって大切で貴重でムズカシイ。
    
いつもは清澄白河から行くことが多く、今回は新宿から都営新宿線に乗り菊川で初めて降りた。帰りは木場に出て、東西線で某出版社に行き打ち合わせ。これが今回のメインイベント。成果は上々。頑張らねば。
https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/minagawa-akira-tsuzuku/
Outline
TOKYO VENUE
展覧会会期     :2019年11月16日(土) - 2020年2月16日(日)
会場        :東京都現代美術館企画展示室3F
休館日       :月曜日(2020年1月13日は開館)、2019年12月28日—2020年1月1日、1月14日
開館時間      :10:00—18:00 ※展示室入場は閉館の30分前まで
主催        :公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都現代美術館、朝日新聞社
展示デザイン    :田根剛 (Atelier Tsuyoshi Tane Architects)
グラフィックデザイン:葛西薫
TICKETS
一般当日券             :1500円
大学生・専門学校生・65歳以上当日券 :1000円
中高生当日券            :600円

HYOGO VENUE
2020年6月27日(土)—8月16日(日)
兵庫県立美術館

ミナ ペルホネンは、デザイナーの皆川明(1967-)が設立し、ファッション・テキスタイルを中心に、且つデザインの領域にとらわれない活動をしています。
皆川がミナ ペルホネンの前身となる「ミナ」を立ち上げたのは 1995 年。一過性の流行ではない普遍的な価値を持つ「特別な日常服」をコンセプトとし、日本各地の生地産地と深いコミュニケーションを重ねながらものづくりをつづけてきました。
ファッションからスタートした活動は、その後、インテリアや食器、空間デザインなど次第にその領域を生活全般へと拡げ、デザインを通して私たちの日常の様々な場面に「喜び」をもたらす提案を重ねてきました。その歩みは本展覧会の会期中の 2020年に、25周年を迎えます。
タイトルに付した「つづく」という言葉は、「せめて100年つづけたい」との思いから始めたブランドが、その4分の1を迎えようとしている今現在も、常に今から 100年後を見つめ続けるミナ ペルホネンの時間的な継続性を想起させるものですが、それだけでなく、つながる・重ねる・循環するなど、ものごとが連鎖し何かを生みだしていく様を予感させる言葉でもあります。本展覧会では、多義的な意味をもつ「つづく」をキーワードに、ミナ ペルホネンの独自の理念や世界観を紹介するとともに、現代におけるものづくりの意味や、デザインの社会における役割を考察します。
https://mina-tsuzuku.jp/exhibition/
デザイナーの皆川明(1967−)が設立したブランド、ミナペルホネン。流行に左右されず、長年着用できる普遍的な価値を持つ「特別な日常服」をコンセプトとし、日本各地の生地産地と深い関係性を紡ぎながら、オリジナルの生地からプロダクトを生み出す独自のものづくりを続けてきました。

皆川がミナペルホネンの前身となる「ミナ」を立ち上げたのは1995年。「せめて100年つづくブランドに」という思いでファッションからスタートした活動は、その後、インテリアや食器など次第に生活全般へと広がり、現在ではデザインの領域を超えてホスピタリティを基盤にした分野へと拡張しています。そのたゆまぬ歩みは、展覧会の会期中である2020年に25周年を迎えます。

本展覧会の「つづく」というタイトルは、文字通りブランドの時間的な継続性を示すものですが、それだけでなく、つながる・連なる・手を組む・循環するなど、モノや人が連鎖し何かを生み出していく生成のエネルギーを想起させる言葉でもあります。

多義的な意味をもつ「つづく」をキーワードに、本展覧会では、生地や衣服、インテリア、食器等のプロダクトに加えて、デザインの原画、映像、印刷物、皆川明の挿絵など創作の背景を浮き彫りにする作品群や資料も併せて展示いたします。ミナ ペルホネンと皆川明のものづくりとその思考をこれまでにない規模で紹介する本展覧会は、私たちの日常生活やその先にある社会の仕組みについて新たな視点と示唆をもたらすことでしょう。

展示構成:田根剛(Atelier Tsuyoshi Tane Architects)
展示構成補助:阿部真理子(aabbé)
グラフィック・デザイン:葛西薫(sun-ad)
はじまり おわり すすみ もどる 心(こころ)と象(かたち)のつくるとつづく
Beginning, End, Forward, Return Continuing with the creation of hearts and forms
200123mina_1.jpg

200123_mina01.jpg



                  


◇見に行きたい展覧会メモ◇ →展覧会記録■

◆東京◆
ミナ ペルホネン/皆川明 つづく
2019年11月16日(土)〜2020年02月16日(日)10:00−18:00 東京都現代美術館
https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/minagawa-akira-tsuzuku/
https://mina-tsuzuku.jp/

ニューヨークが生んだ伝説の写真家 永遠のソール・ライター
2020年1月9日(木)〜3月8日(日)10:00−18:00 Bunkamura ザ・ミュージアム
https://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/20_saulleiter/

奈良原一高のスペイン――約束の旅
2019年11月23日(土・祝)〜2020年1月26日(日)10:00〜18:00 世田谷美術館
https://www.setagayaartmuseum.or.jp/exhibition/special/detail.php?id=sp00196

◎六本木
㊙展 めったに見られないデザイナー達の原画
2019年11月22日(金)- 2020年3月8日(日)10:00 - 19:00 21_21 DESIGN SIGHT
http://www.2121designsight.jp/program/inspiration/

未来と芸術展:AI、ロボット、都市、生命――人は明日どう生きるのか
2019年11月19日(火)〜 2020年3月29日(日)会期中無休 10:00〜22:00 森美術館
https://www.mori.art.museum/jp/exhibitions/future_art/index.html

特別展 天空ノ鉄道物語
2019年12月3日(火)〜 2020年3月22日(日)10:00〜20:00 森アーツセンターギャラリー&スカイギャラリー
https://macg.roppongihills.com/jp/exhibitions/tentetsuten/index.html
https://tentetsuten.com/

◎恵比寿
中野正貴写真展「東京」
2019.11.23(土・祝)—2020.1.26(日)B1F http://topmuseum.jp/contents/exhibition/index-3612.html
山沢栄子 私の現代
2019.11.12(火)—2020.1.26(日)3F http://topmuseum.jp/contents/exhibition/index-3445.html
至近距離の宇宙 日本の新進作家 vol.16
2019.11.30(土)—2020.1.26(日)2F http://topmuseum.jp/contents/exhibition/index-3447.html
10:00〜18:00(木・金曜は20:00まで) 東京都写真美術館

◎東京駅・銀座
坂田一男 捲土重来(けんどちょうらい)
2019年12月7日(土)−2020年1月26日(日)10:00 - 18:00 東京ステーションギャラリー
http://www.ejrcf.or.jp/gallery/exhibition/201912_sakata.html

モダンデザインが結ぶ暮らしの夢
2020年1月11日(土) - 3月22日(日)10:00 - 18:00 水曜休 パナソニック汐留美術館
https://panasonic.co.jp/ls/museum/exhibition/20/200111/

窓展:窓をめぐるアートと建築の旅
2019年11月1日(金)〜2020年2月2日(日)10:00-17:00 東京国立近代美術館
https://www.momat.go.jp/am/exhibition/windows/

◎上野
内藤コレクション展「ゴシック写本の小宇宙――文字に棲まう絵、言葉を超えてゆく絵」
2019年10月19日(土)〜2020年1月26日(日)9:30〜17:30 国立西洋美術館 版画素描展示室
https://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/2019gothic_manuscripts.html

企画展「絵本でめぐる生命の旅」
2019年12月17日(火)〜2020年3月1日(日)9:00〜17:00 国立科学博物館 日本館1階 企画展示室
https://www.kahaku.go.jp/event/2019/12picturebook/index.html

ハマスホイとデンマーク絵画
2020年1月21日(火)〜3月26日(木)9:30〜17:30 東京都美術館
https://www.tobikan.jp/exhibition/2019_hammershoi.html

◎その他
ドレス・コード?―― 着る人たちのゲーム
2020年4月11日(土)〜6月21日(日) 東京オペラシティ アートギャラリー 11:00〜19:00 
https://www.kci.or.jp/special/exhibitions2019/

千田泰広 ―イメージからの解放―
2020年1月11日(土)〜2020年2月23日(日)10:00〜19:30 吉祥寺美術館
http://www.musashino-culture.or.jp/a_museum/exhibitioninfo/index.html

小さなデザイン 駒形克己展
2019年11月23日(土・祝)〜2020年1月13日(月・祝)9:30〜17:00 板橋区立美術館
http://www.itabashiartmuseum.jp/exhibition/ex191123/
■巡回情報(いずれも予定)
三菱地所アルティアム(福岡)2020年3月14日〜5月10日
岩手県立美術館 2020年9月5日〜11月3日
足利市立美術館 2020年11月14日〜2021年1月10日

◆名古屋◆
特別展 チームラボ 学ぶ!未来の遊園地と、花と共に生きる動物達
2019年11月30日(土)〜2020年2月16日(日) 9時30分〜17時 名古屋市科学館
http://www.ncsm.city.nagoya.jp/visit/attraction/special_exhibition/post_69.html
https://futurepark.teamlab.art/places/ncsm

特別展 やなせたかし生誕100周年記念 やなせたかしとアンパンマン展
2020年1月25日(土)〜3月29日(日) 9時30分〜17時 名古屋市博物館
http://www.museum.city.nagoya.jp/exhibition/special/past/tenji191122.html
https://www.ctv.co.jp/event/yanasetakashi/

竹中大工道具館巡回展「木組」― 分解してみました ー
2020年1月11日(土)〜4月5日(日)9時30分〜17時 トヨタ産業技術記念館
http://www.tcmit.org/information/news/2019/11/34397

不思議の国のアリス展
2020年4月18日(土)−6月14日(日)9時30分〜17時 名古屋市博物館
http://www.alice2019-20.jp/

◆大阪◆
アニメ化30周年記念企画 ちびまる子ちゃん展
2020.2.7 FRI−3.2 MON http://kyoto.wjr-isetan.co.jp/museum/exhibition_2003.html
午前10時〜午後8時 美術館「えき」KYOTO

特別展 生誕90年 田中一光 未来を照らすデザイン
2020年1月25日(土)〜3月15日(日)午前9時〜午後5時 奈良県立美術館
http://www.pref.nara.jp/52796.htm



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